
ちょっとテスト走行を兼ねたお買い物に。
競技状態に近いウェイトにしつつ、万が一調整が必要になった場合は出先で即応体制をしつつ走行開始。
出かけの準備時間が足りず、走行開始後に信号停車でオープンに。
豪快にパカッと開ける。
パキッ
ん?
ここの所幌のクリアが硬化した雰囲気があったのでまさかとは思ったけど。
出先のスーパーでテスト項目は問題なしで一安心。
しかし息子が騒ぐ。
「パパ、後ろが大変!!」
あ~~割れてるww
元々妻のビートから移植された幌。
いい加減にクリアウィンドウが硬化していたのを判っていたので、こうなったことは驚かなかったけど、現実的に修理はめんどくさいなと。
以前の幌のクリアは、割る前に通称「地球外生命体」と呼ばれているコケの様な感じに嫌気がさして、テーブルクロスで補修したことがあったので、今回は通算2回目。
正直手慣れたモノ。
このテーブルクロスの選び方は、薄くて透明度と歪みの少ないモノがお薦め。
1.25ミリ~1.5ミリくらいで選ぶと良いと思います。
2ミリは厚すぎて、折り曲げる時に渋くなりそうだし重い。
1ミリだと、リアウィンドウが車内ミラーに対して斜めになるので歪みが酷く、直角に真っ直ぐ見る分には1ミリでも問題ない透明度ですが、斜めに見越すと歪みが酷く出てしまうので実用的では無くなります。
なので1.25ミリ~1.5ミリというチョイス。
10センチで160円。
幅が90センチ、慣れているならこの90センチで充分ですが、慣れていないと厳しいです。
まあ縦に使うか横に使うかだけですが、前回横に使った経験から、万が一にも考えて横で1枚分買ったつもりでした。
まずは車体から外して、クリアになっている部分をカット
恐れず勇気を持って行きましょう!
しかし、この時に元々のビニールと幌の布部分とが接着されている部分は切らない方が良いですよ!
切っちゃうとその部分が弱くなるので、縁取り補強の意味で「クリアになっている部分だけをカット」が良いと思います。
さすがに2回目になると、幅が90センチで足らせられることが出来ることを学びますw
足らせるには、完全な位置出しと仮固定が普通に出来れば大丈夫です。
一番基準になるのはここ。
Vサインの指先にテーブルクロスの端が来てますが、透明度が凄くて判りにくいですよね。。
その先にある穴は、ボディーの幌固定ネジになる部分で、クロスの端とボディーの固定穴を左右で均等にすると、この写真の様な関係になります。
そしたらバランス見ながらマスキングテープなり養生テープで動かない様に固定しつつマジックでしるし付けて切る所をザックリ決めます。
次に穴位置。
ここを良く「純正よろしくでコーキング止め」の人が居ますが、乾燥に2日・・・・とかその間に雨降ったり、この時期だと夜露で濡れたり・・・・また割れたり、何らかでやり直しになった場合どうするのかなと思うわけです。
この穴はビス留めの穴位置。
初代のもビス留めにしてあり、見えなくなったクリアのネジだけ外して、外したクリアを型紙にコピー取れば瞬く間に治ってしまいます。
そのためのメンテ性向上でネジ止めを採用しております。
使用するのはステンレス製トラスネジ5M-10ミリ長
位置が決まったら見えない部分にある雨押さえよりはみ出している部分はカット。
そしていよいよ穴開けです。
ネジは5Mですが、下穴のキリは6mmくらいのでいきなりドンと行ってますw
場所は幌の上側に5カ所、横側には適当に2カ所ずつの合計9カ所。
幌の下側は、クリアベース幌の車体固定穴に合わせて穴を開けておきます。
つまり、クリアウィンドウを大きく切って、トランク内の幌固定ビスと共締めにする感じ。
当然ですが、クリアウィンドウのベース幌も同じ位置で、シワや曲がりなど無いように、平たい場所でやるのをお薦めするのと、決めた位置を動かさないように仮止めする工夫も必須です。
穴を開けたらネジを車体の外側に向くようにして、こんな感じに止まります。
裏側はこんな感じ
「えええ!下側どうやって防水やってんの??」
声が聞こえますよ、コーキング止めを選んだ人はその防水が気になりますよね。
テーブルクロスを幌クリアウィンドベースの下端と揃えて切り、穴を開けます。
そうすると、ベース幌下での防水は無視して所定の雨の流れ方になります。
しかも固定は純正共締め!
ねじ山位置の写真でネジが外から見えるかもと心配された方、ご安心下さい、仕上がるとこんな感じ。
車内から
前回やってから軽く7年くらい経っていたのですっかり忘れてました。
しかも前回の仕込みは他の車体に行ってしまったので今回新規でやり直し。
ちなみにこれはキャンパス幌ですが、純正でも同じ手段です。
1.5ミリ厚のテーブルクロスは耐傷性も良く、信号停止で幌をばんと開けても3年くらいは問題有りません。(これは製造しているメーカーで差が出るので、一概ではありません)
耐候性も比較的良く、初代のは3年間無メンテで後続車両の運転手の顔が判別できる程でした。
当然「幌バン」やりまくって。
前回は無知からテーブルクロスを横に使い、その記憶だけ残っていて、横用に買ったテーブルクロス。
今回は縦に使えてしまい、かなりあまったので残った分は量産してみました。
合計3枚ww
一枚あたり3年使っても9年行けます。
その前にキャンパスが終わりそうww
そんなわけで修理完了!
せっかくなので大井先生のDEV・SPEEDステッカーを貼りました。
クッキリ見えますね!
さて、量産したのはどうするかな・・・1枚使って残り2枚、3年後用に1枚は取っておくとしても、6年後は劣化しているよなw