
さて、今回のEVdayの私側のミスと思われる事項をピックアップ。
減衰力のセットアップミス。
空気圧の設定ミス。
まずは当日の走行のすべてを無修正GoPro車載を見ていただこうか!
(長いので、スタート前とか赤旗の時は飛ばしちゃってください!、ただトライアルの時は「こうやっているよ」ってのを見たい人は30分ノーカットでお付き合いください。)
あの日の場合(路面は生き物なので日によって違うし、ダンパーの劣化でも違うし、タイヤの銘柄や劣化具合でも違う。おおよそは同じ設定で適合する場合もあるが、基本的には違うものとして扱わないと刺さって死ぬ)だと、フロントは1段強くしたのでOKで、リアは最初の設定で良かった雰囲気だが、リアの減衰を固くしたことでロール量が減り、リアの姿勢復旧待ちの時間が減るのでダンロップは楽になる。
軽量化でリアセクションが軽いので、接地面圧が足りていないゆえにスピンになる、つまりタイヤグリップを十全に生かせなかった、ゆえにカウンターが間に合わないくらいリアが飛んで行ってしまう。
けどロール剛性が下がるのでその分タイヤグリップがロールで影響出てしまうが、路面とタイヤの関係は良くなるので、その部分でどちらが良いかは実際にやってみてになる。
時間を空けて2回走行できればこの部分はクリアできるが、今回はそこまでの判断が間に合わなかった事。
不用意に走行中に減衰変えると動きそのものが変わってしまい、挙動の探り入れが最初からやり直しになるので、一発目に変えた減衰力が精いっぱい。
タイヤに熱が入っていない等の要素もあって、どうするか判断のしどころ。
もちろん冒険するのにはショップデモカーであるために、タイムは出すけどきちんと無傷で返す前提条件がある。
たとえマシン側に不備があったとしても使う間に壊したら信用を失うので、テスト中なら兎も角、本気アタック始めたらそのままで行くしかない。
減衰力はグリップの要なので、簡単に戻すのは勇気と技術が必要なる。
他の手段としてはリアのバネレート下げたり、フロントの車高を上げるのもあるが、アタック時間20分で、すでに赤旗出た状況では如何ともしがたい。
切り札はどんどん走行時間の時間経過で失われていく。
希望的にはフロントのキャンバー角がもう少しあると良かったけど、キャンバーも車高も、触ればアライメントが必ず狂うので、これらはもっと早い段階での調整になるので、当日合わせの範疇を超えてしまう。
当日ポン乗りのドライバーにできるのは空気圧と減衰調整だけ。
って、知っておくと良いですよ(#^^#)
ジムカーナでぶっつけ本番前に車高を10ミリ変えて上手く行ったのは15年間で1度だけでしたw
今なら絶対にやらないですけど、やらない代わりにやれる場合は走る前にやっておく。
「当日やらないで良いようにしておく」
のが正解と思ってます。
それがセットアップ合わないのが当日現場で分かったとしても、それを対策するのは次回の本番までのお話。
次に空気圧。
このポテンザ71Rってタイヤを使った事が
(高価だった為)無いので、美味しい空気圧が分からない。
第一走の時に2.3kgにして、良さげだったのと、今回は周回では無くトライアルのつもりで臨んだため、1走の走行後空気圧が2.7キロだったため、走行3周~4周でアタックするために2.4キロで調整しました。
あまり空気圧が低いとグニュグニュして感触悪いし、走行抵抗が増えるし。
結局2.8キロを超える内圧だと発熱で結構な温度になってきてグデグデになるのと、タイヤの温度が低いとグデグデなので、程よい温感で2.4~2.7キロ辺りが実用範囲。
この日は晴れて結構な気温で高い路温になっていたので、ベストな空気圧はタイヤの個性を知っていないと厳しい感じでした。
ウチはモニターで2.7キロ超えたらピットで空気抜き、今回も息子をピットクルーにして、公式タイムの読み上げと状況の管理の監督をお願いし、出来る戦法でした。
息子にピットでモニターを見せてくれたロードスターカップの参加チームさんに感謝します、ご協力ありがとうございましたm(_ _)m
で、話し戻すと、2.7キロで最初から高圧スタートとも作戦的に悪くなかったかなと反省要素。
タイヤ温度低くて高圧だと面圧取れるので、インラップ>アタック>終了でルーティンすればそういうアタックもアリかなと。
経年劣化があるタイヤだったので、美味しい所が長く続かない感触だったから、そういった手もあったかな・・・・
こういう所が難しいですね。(;^ω^)
アタックもタラレバベストが1分15秒2だったので、混走だと1秒落ちはやむを得ない、ベストタイムは遠いですね。。。
今回も色々勉強しつつ、やれる所はすべて出した感じです。
インちょろもアウトにはされてませんでしたし、頑張って色々走った結果楽しい走行になりました!(#^^#)
色々考えながらアタックを変えてアプローチする、その事が勉強になり、集中して走行する中で充実した時間を得られます。
デモカーを貸して頂けたcosmo speedさんには感謝感謝です!!!
次は6月11日に筑波2000でTC-2 2時間耐久レースにチームモスクワさんから走ります!
この間優勝したレースの第3戦、次もマシン壊さないように頑張ります!!
やっぱ筑波2000は楽しいし、好きだな!!(#^^#)
11月はcosmo speedさんでEVカーのレースを企画されてますので、よろしければご検討ください!
http://www.cosmoauto.com/