
2009年10月、予約してまで買った2台のEOS7D。
6月初めまで劣化度を示す3本の矢のうち2本までグリーンが点いてた。3本目が赤い矢だと気づいたのは6月4日のこと。当日には同じ型式のバッテリを入れた5D2から7Dに入れ替えて小松に持参した。
同時購入の同型カメラのリチウムイオンバッテリ、容量は1800mAHゆえRAWでの高速連写でも2千枚は撮れる。
想像するに、製造からおよそ4年。そろそろ新品に交換すべきなんだろうが、プリンタインク同様、純正消耗品だと人の足元を見るような値段にたじろぐ。まあ、商売としてはうまいやり方なんだろう。
CR-Zのメッセージボードが示すように、デジタル家電のその種の警告は恐喝まがいだと知ってからは、このバッテリの赤い矢を無視して使い続けたらどうなるか試してみたい気持ちはある。
ほとんどブラックボックスのセミ電気自動車と違ってカメラは命に及ぶこともなく、いざとなればまだ2本グリーンの5D2のやつと入れ替えれば当座はしのげる。それでもだめならスマホが緊急時には使える。
バッテリの寿命は大まかにいって、経年劣化に伴う内部抵抗の増大・容量の減少であって撮影枚数が減るだけ。バッテリの値段が下がったら買い換えるさ。
一方、アベノミクス3本の矢は2本目までは好感されたものの、3本目(成長戦略)の中身に新鮮さはなく返って株価を下げた。
大体において、昨年の11月に掲げたアベノミクスというスローガンだけで極短時間に7千円も株価が上昇するなんて、言い出した安倍氏自身も内心驚いたに違いない。
素人の私見ではあるが 、5月22日までの常軌を逸したこの急上昇は、投資先を探していたハイエナ(海外のヘッジファンドなどの短期投機筋)がアベノミクスに目を付け、コツコツと毎日数十億円から数百億円単位で特定銘柄に偏ることなく満遍に投資、多少の下げなんか意に介さずに買い続け、途中3月末~4月初めに様子を見るべく一服。買いそびれたお人好しの日本の個人投資家などが、絶好の買い時到来とばかりに銀行や証券会社に列をなし、5月23日に1千円を越える暴落に度肝を抜かれた。
何しろ相手は島国の農耕民族の子孫なんかではない上、日本の将来なんかに全く興味なんかあるはずのないいわば狩猟民族や海賊山賊の子孫であり、絶えず隣国と戦争を繰り返してきた先祖のDNAを持つ冷酷非情の民であり、捏造なんかされた教科書ではなく、幼い時から叩き込まれたのは冷徹な金銭感覚だ。Sell in May and go away という諺もあるくらいだ。彼らは諺通りに行動したに過ぎない。
そして5月23日以降、これまでの経験則をもとにした各種データを、全てリアルタイムで入力されたオンライン・コンピュータでもって超高速取引。方向感のない値動きに市場関係者と日本人投資家は慌てふためき現在に至る。金融機関は、客が損しようが得しようが儲かる仕組みになっている。つくづくいい商売だと思う。
これまた私見なのだが、一体いつになったらこの下降トレンドは止まり、その時の株価はいくらかということなのだが、今週末発表のアメリカの5月の雇用統計と失業率がひとつの節目。失業率の市場予想では7・5%なのだが、これが少しでも悪い方にブレると米ドルが大きく下落、円高株安を促すことになる。その後にも指標はいくつかあって、その都度日本株は乱高下(下落トレンド変わらず)。やや落ち着きを見せる頃の日経平均株価は1万2千円と見ている。その時期については不明だがそう遠くないと思う。
そうやって、底らしい場面が現れたとき、私は買いを入れるつもり。半年余り、買い場を逸しては、あれよあれよという間の乱高下、またひとつ勉強させてもらった。
つまり、今回の株価乱高下はアベノミクスと直接因果関係はなく、そのスローガンをハゲタカのえじきにされただけ。株みたいに実体も生産性もないものに飛びついて、一喜一憂するほどつまらんことはない。
人間、汗水たらして働くのが一番。ごくわずかの天才を除いては。
Posted at 2013/06/06 21:51:38 | |
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