ひとつの目的を果たすため、あまたある商品の内どれが自分に最もふさわしいかを確かめる術については、ネット時代となった今、じつに選択肢が多くなった。またネット通販市場も巨大となり、プロ野球球団を保有するまでになった。
一昔前だったら、少ない情報量の中からこれと思った商品を求めて近所の実店舗に出向いては、棚に置かれた商品の箱のパッケージングの華やかさと、小さく書かれた成分表と効能書きを頼りに試し買いを繰り返すほかなく、アタリに出会う確率は極めて低かった。
ずいぶん便利な世の中となったものだ。
毎日が雨・暴風・雷では、とても究極の艶なんか求めるのは無理。ここはクリスマスイブあたりに到着するであろうBBSホイールを、一冬かけて室内でコーティングして春の来るのを待つに限る。
雑草ごときでホイールにスクラッチの入らないよう硬質ガラスコーティングを施工しようと思い立ち、あまたある商品の能書きと効能について目を通す日々を送る。
ある意味マイナーなホイールコート剤をあれこれ探っていれば、否が応でもボディコート剤にぶち当たる。否、ボディコート剤をかき分けてやっとホイールコート剤が見つかるといったほうが適切だ。
本当は、この際ボディのほうも手間のかかるワックスから簡便なコーティングにスイッチングする時期なのだろうが、何せ一生使いきれない量のワックスが7年目にしてまだ半分以上残っているのだ。いまさら、この貴重品をポイ捨てするわけにはいかない。だから硬質皮膜をホイールだけに施工するという方針は今後も変わらない。
以下に候補商品を列記する。
「洗車の王国」のホイールクリスタル
http://item.rakuten.co.jp/sensya/571291/
重ね塗りが効くのはいいが、一度空気に触れると硬化が始まるから、スピーディな作業が求められる。開封後6時間から硬化が始まり48時間で完全に硬化。その後に第2層目の施工を開始、96時間で第3層目の施工となるが、瓶内の原液も、固く密封してあっても硬化してゆくから悩ましい。ま、水を一切使わないのが理に適っており、冬場の屋内作業には向いている。今のところ最有力候補。
WONDAX
http://item.rakuten.co.jp/wondax/wondax-1-250/?scid=af_pc_etc&sc2id=238884120
ホイールコート剤に特化したものではない。太陽を味方につけるというこの製品は画期的で施工が簡単そうだが、2004年にカーケア部門賞を受賞した割には、その能書きに比して失望者のユーザーレビューが気になる。
味方につけるべき太陽がまったくお見えにならない北陸の冬仕事には向かないが、興味ある一品ではある。
SG-MAX
http://item.rakuten.co.jp/shop-sg-max/startset/?scid=af_pc_etc&sc2id=238884120
施工は至極簡単そうだが、水を介在させる点が疑問。ま、素人さん向けのそれなりの商品と見た。
ラディアス
http://item.rakuten.co.jp/radius-kawasaki/01/?scid=af_pc_etc&sc2id=238884120
みんカラで好評だったらしい。だが、2セット買うと1セットただで付いてくるつうのが怪しくもあり、
レビューもヨイショ記事が多い。
西日本ケミカル 高濃度ホイールコート剤
http://www1.enekoshop.jp/shop/pg1-direct/item_list?category_id=222782
その昔、クロスを大量に買ってからお付き合いはなく、久しぶりに見たら、この会社は最早マニアかプロ向けの会社に変遷。
本商品、湿式施工推奨の理由は重い施工性の緩和だろう。硬化時間がホイールクリスタルより短いため失敗は許されず、私のようなコーティング素人向きではない。
メーカーは、売らんかな精神爆発させてコピーに全精力を注ぐ。だが、楽天のようにユーザーレビュー掲載を義務付けていることでその効能はある程度参考にできる。何も全部自分で試す必要はないのだ。
ユーザー評価の高得点欄は参考程度。多いのは、初めて使うのに期待値で高評価を与えている点だ。何の役にも立たない。リピータの評価こそ本物だろう。文面だけだが、その評価に合理性と納得性があれば信用できる。しかし低評価にこそ真実が書かれているやもしれず必ず目を通す。が、明らかに間違った施工結果に文句をつけてるだけなら、そのユーザーが悪い。
そういったわけで、今のところ「洗車の王国」が向いているのかなと思う。まだ時間はある。
Posted at 2013/12/14 21:44:27 | |
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