2010年02月05日
今日、1杯450円のコーヒーを飲みに入った喫茶店で、ウェイトレスが「ごゆっくりどうぞ♪」とおっしゃるものだから、ここぞとばかりに並べてあった新聞を大方斜め読みすることができました。
おおくの新聞は、時系列的に事細かに事実を並べるだけで、結局なにを問題視したいのか読解力不足もあってよく分かりません。
そうするうち、私の現在の心境にかなり近い簡潔な記事を日本経済新聞に見つけたので、喫茶店で新聞を切り抜くことはせずにコンビニにてちゃんと160円で1部だけ購入してきましたので原文を転載します。カラーリングは、「競馬新聞に赤鉛筆 」のようなものであり他意はまったくありません。
本来なら、著作権侵害に当たるところですが、発売後すでに16時間ほど経過していることもあり、今回に限り無断で転載させていただきます。
権力の対決 何を残したか
政界の最高実力者と検察という強大な権力が全面対決した「政治とカネ」を巡る事件の捜査は何を残したのだろうか。
検察の捜査は異例の経過をたどった。西松建設からの不正献金授受で小沢一郎幹事長の公設秘書が昨春逮捕されて以降、1人の政治家に対する捜査としては異例ともいえる1年を費やした。最終局面では当時の秘書だった国会議員らを相次いで逮捕、任意とはいえ政権与党の小沢氏に対し、2度の事情聴取を行った。
こうした捜査経過と4日の小沢氏の不起訴処分には、これまでの特捜部の捜査手法に照らしても、大きな落差を感じる。
税金が政党交付金として政治活動に投じられている今、政治資金規正法の政治家への適用は「形式犯」「微罪」との批判にさらされながら、それでも政治家の不正を暴く重要な手立てとして多くの国民は支持してきた。
検察は説明必要
だからこそ「なぜ不起訴なのか」の理由を検察は説明する必要がある。なぜ小沢氏の共謀を立証するのが困難だったのかを明らかにすべきだ。準司法機関である検察は行政機関の一員でもある。政界最大の実力者に配慮して捜査に手心を加えたことはあり得ないことを国民に示すことが、検察への国民の信頼を保つ第一歩だろう。
今回の捜査では検察OBの間からも検察の「独善性」を指摘する声があがった。政治資金規正法の摘発基準が事件によって恣意的に運用されていないか。強制捜査の時期、対応について議論は十分だったのか。
検察は自民党政権時代は単独政権の腐敗をえぐり出す役割を果たすことで国民の信を得た。二大政党時代を迎え、さらなる「厳正公平」「「普遍不党」が求められている。
不正献金が後を絶たず、1994年に企業、団体からの献金を制限する一方で、政党交付金制度導入の中核を担ったのが小沢氏である。民主党は自民党時代の「政治とカネ」の不透明さとの決別を約束し政権を獲得した。
不正献金の一掃を政治信条としてアピールし、政権交代を主導したとして政界で大きな力をふるう小沢氏の献金疑惑の捜査だからこそ検察も長期戦にシフトした。
国民の疑問なお
捜査の過程では東北地方の公共工事の利権、ゼネコン資金の流れ、資金管理団体がかかわる巨額の不動産取引など次々と疑惑が浮上した。一方で報道批判も出たが、メディアも真相解明に努力を続ける必要がある。
小沢氏はたびたび会見を開き、「すべて説明している」と繰り返したが、多くの国民が納得したかどうかは疑問だ。日本経済新聞社の世論調査でも小沢氏の幹事長辞任を求める声は65%に上った。
権力の対立がもたらしたものが、検察と政治への不信を増幅させただけだったとすれば、勝者はいない。最大の敗者は不信を募らせる国民ではないか。
日本経済新聞社 社会部長 平岡 啓
2010年2月5日 日本経済新聞 より マニュアル・コピー
Posted at 2010/02/05 21:31:12 | |
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Enemy | 日記
2010年02月05日
希望の星、検察が敗北。
トヨタも終わり、日本経済も轟沈。
今日の日本平均株価は、おそらく10,000円(▲350)ほどに暴落のはず。
Posted at 2010/02/05 01:47:17 | |
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Fall | 日記