聴きながら思い出す

夏休みは過ぎていたと思いますが、残暑が残るあくる日。
友人からやっと借りてきたファミコンのドラクエ３。（当時はお金なんかないからブームが微妙に過ぎた後に借りてくるのです）

容量不足から削られたシンプルなオープニングをよそに、「ぼうけんのしょ」は3番目を選択（そこがレンタルの場所…）。
オープニングイベントを終えて、パーティを組んでフィールドへ。そこで耳に入るBGM…
アリアハンのお城から出発して、冒険するんだなぁ～と心から思ったキモチ。

それからは数々のイベントをこなし、寝食時間を削って楽しみ、ある日曜日の午後にやっと最後のボスを倒し…エンディング。
今まで冒険したフィールドの城が表示されながらクレジットが流れるのですが、さすがに何十回と行き来したその場所を見るたびに、走馬灯のようにイベントを思い出して…そしてその音楽になぜかホロリと来て…（今考えても、マシンの性能ゆえのしょぼい仕様とはいえ秀逸な演出です…）

こんな長々としたドラクエの思い出が、今日の「題名のない音楽会」ゲーム音楽特集のドラクエの曲を聴いていて思い出されました。けっこう鮮明に。

すぎやま先生自らがタクトを振って演奏されるエンディングは秀逸。アイポットにもデータは入っているのに、今聴いているのがスゴイと思うのが不思議。
音楽の力ってすごいですね～