
義理の弟ちゃんが念願かない「ポルシェ・ボクスター」のオーナーになりました。
モデルはこだわりの第三世代、981型。現行718型のパワーユニット、ダウンサイジングターボ(水平対向4気筒ターボ)ではなく自然吸気エンジン(水平対向6気筒)に乗りたい!!と数ヶ月前から探していて、なんと九州から取り寄せた個体です。
ボクスターはロードスター乗りならば、一度は意識したことがあるでしょう。漁夫の利ということで、ステアリングを握らせていただきました。

ちなみにエンジンをかけた直後、あまりの爆音ぶりにビビりましたが、回転数が安定するといい感じのスポーツサウンドを奏でます。キーレスで幌が自動的に空くのは流石です、素直にスゲー!!ってなりました。
写真に撮っていませんが、ラゲッジスペースもなかなかのもので、フロント荷室の深さはもちろん、リアにもトランクがあるのは驚きです。すなわちパワーユニットは中央に、低く存在するというパッケージングですね。

いまや世界的に希少になってしまった「青」のボディカラー、サファイヤブルーメタリックはお洒落な町並みに溶け込みます。
アルミ合金、マグネシウム合金を贅沢に使ったシャシーは笑っちゃうくらいカッチリしています。ただ、石畳を走ると(本当に)驚くくらい足回りが固くてビビります。普段ユルユルのライトウェイトに乗っているとその差に驚愕・・・ですが、まぁキャラクターの違いですね。

2.7リッター水平対向6気筒エンジンは265馬力。街乗りモードはアイドリングストップまでしてくれるそうですが、スポーツモードではいつの間にか速度が出ているのは致し方ないとして、息継ぎもなく一気に吹け上がり、しかも息継ぎなく加速します。
ちなみにこの子、7速PDK(ポルシェ・ドッペルクップルング)仕様でして、ATではなく自動変速するマニュアル(ややこしい)。速度を下げるとクラッチ切ってくれたりヒールアンドトー的な挙動をするので、勝手にブリッピングします。

曲がるに関してはいわずもがな。コーナーの途中でラフに踏むと、リアトラクションがググッとかかるのですがこりゃ危ない・・・かと思ったら、DSC的な機能からか恐ろしいほどオンザレールです。止まるに関しても安心のポルシェ仕様・・・これが世界一のブレーキですね・・・

ちなみに一定速度以上出すと、この羽が立ちます。解説によると120キロ以上で立つそうで、ロマン羽ではないですね。ダウンフォース万歳。ちなみにメーターは280キロまで刻まれていました。

インテリアに関しては、程よいタイトスペース。前方視界は左右フェンダーの盛り上がりにより良好ですが、リア視界は不安。左右のベルトラインは流石に高いので、肘掛することは出来ません。でも、嫌味のないアルミパーツは大人のスポーツカーですね。
でも、最も感激したのはコンソール中央のアナログクロック。「スポーツクロノ・パッケージ」オプションだそうですが、時計機能は当然としてこちらストップウォッチ機能も備えています。見た目もさる事ながら時計自体の完成度が高く、長針のしっとりした動きは流石プレミアムカーだと感じます。こりゃオーナシップをくすぐりますわ。
そんな訳で981ボクスターでした。このクルマでお山を走ったら楽しそうですので、後日オーナー様をそそのかそうと思います・・・
Posted at 2016/12/02 13:51:27 | |
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クルマ | 日記