
言霊(ことだま)って考え方が日本には昔からありますよね。
超ざっくり書きますと、声に出した言葉が、現実の事象に対して何らかの影響を与えるとされ、良い言葉を発すると良いことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こる・・・なんてヤツです。
なので、普段からの言葉遣いは気をつけるべきだし、ネット社会になって久しい近年では、メールやラインなんかで「文字」だけがひとり歩きして、様々な誤解を招くなんてこともあります。なので「文言(文章のいいまわし)」なども、日本人特有のスキルではないでしょうか。
スマートフォンが普及してからは、どんな時でもWebで情報のザッピング(テレビのチャンネルをホイホイ変えるような感覚)を楽しめますが、そんな中でもたまに凄い文章力、文言をみると、心打たれてしまいます。

長い前フリでしたが、そんなことを日々思う中、最近ダントツに凄かったのが・・・「リスアニ2016年12月号」なるアニメソング専門誌。
一部の方はよくご存知のとおり、私はラブライバーなので表紙のオーラ(可愛すぎる)にやられてしまって手にとったのですが・・・圧倒的な情報量と誌面から感じるパッションに、普段絶対買わない、手にも取らないアニソン専門誌をレジに持っていきました。
この号の特集は、約6年間活躍した「ラブライブ」の劇中ユニット「μ‘s(ミューズ)」のディスコグラフィと、関係者のインタビュー。本当に好きな人(わかっている人)がファン(読者)向けに書いた内容なので、その臨場感と、多彩な語彙(ボキャブラリー)で表現された解説に魂がこもっている!
特に、約150曲の楽曲解説表現が凄い。μ‘s(ミューズ)の歌、本当にいい曲ばかりなので、私もソラで歌詞を覚えるくらい聴いているのですが、言葉で音楽を表現するプロの文章は、読んでいて「そうそう、わかってんな~」という共感から「なるほど!」という気づきまで脳へ刺激を受けまくりです。
・まさにこれからに夢を見ている時期の彼女たちにぴったりなポジティブな楽曲(これからのSomeday)
・Aメロのスピーディな掛け合いなどのチームワークから、Dメロでの見せ場を活かす真姫やにこのソロ(Wonderful Rash)
・にゃんにゃんと猫手で決める振り付けや、挿入されるパジャマパーティのカットが幸せすぎる(Music S.T.A.R.T)
・誰だ、このふたりを組ませようと言い出したのは、天才か(告白日和、です!)
上記は一部文言の引用ですが、150曲全てにジャケットとともに、もっと詳細なレビューがあって、繰り返しますがこれが「プロの表現」かと唸りました・・・本当に、この号の「リスアニ」はさまざまな雑誌が飛び交う中でも、ここ数年来ジャンルを超えてダントツに読ませてくれます。
また、レビューを読んでいるとμ‘s(ミューズ)の楽曲を聴きたくなってしまうのです。サニデイソン!サニデイソン!
結構前の雑誌をなぜ今更紹介したかといいますと、実は未だに何度も読み返しているんです。ラブライバーは当然この号をフォローしていたでしょうけれど、今更ブログひとつ書いちゃうくらいの衝撃。ちなみにこの号以外のリスアニ誌は買うまで至っていないという・・・
クルマ関連の商業文章なんて、読みづらいだけで中身がないなんてザラですけど、まだまだ表現の世界は広いです・・・そうそう、サンシャイン特集も心待ちにしています。
Posted at 2017/03/24 12:48:50 | |
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