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三重大学自動車部のブログ一覧

2022年02月06日 イイね!

CR22S アルトワークス シンクロ交換 デフ調整 後編

CR22S アルトワークス シンクロ交換 デフ調整 後編後編です.

 次はデフのイニシャルトルク調整です.ミッションを下ろす前に車載状態でイニシャルを測ると1kgf・mちょっと.メーカー不明ですが仮にスズキスポーツ製とすると,出荷時のイニシャルは最低でも2.5kgf・m.
 普段乗っているときも運転しやすく空転もしなかったのでそれはそれでよかったですが間違いなくへたっているのでこの機会に調整します.

 ばらしてフリクションプレートの厚みを測っても,新品の厚みの1.6mmで摩耗は無かった(ノギスで計測.今思えばマイクロメータを使うべきでした.)のでへたりの原因はスプリングプレートにあるのかなと思います.ヤフオクで使えそうなプレートを探してもよかったのですが,ちょうど金属ゴミにMoty’sの4Lオイル缶(板厚0.2mm)があったので切ってシムをこしらえ,スプリングプレートの外側に入れました.






 どの程度イニシャルが上がったのか気になるのでデフにドラシャを差し,片方を万力で固定,もう片方をトルクレンチで回してイニシャルを測った結果がこちらになります.





        シムなし:1.5kgf・m
      片側に1枚:12kgf・m
   両側に1枚ずつ:14kgf・m以上♡

 たった0.2mm違うだけでこんなに滑らなくなるものなんですね.両側に1枚ずつ(+0.4mm)の場合は単純計算で22kgf・m前後でしょうか,まったく滑る気配がなかったです.ちょっと高い気もしますが試しに片側にシム1枚で組みました.






 やろうと思えばカムの向きを逆に組めるので間違えないように注意です.






 デフケース内のプレートの打痕はプレートの動きを阻害するようなのでリューターでならしておきます.

 余談ですがレリーズベアリングがピンによって押されるところ(下写真)が割れていました.強化クラッチの弊害でしょうか?JBウェルドという強力接着剤でくっつけときました.






 あとは組み立てて載せるだけです.液ガス塗ってケース閉じた後にねじロックを塗り忘れてることに気づいてもう一度ケースを開けたり,5速のスナップリングがなぜか嵌まらなくなったりしながら






 組みました.

 慣らしもそこそこにモーターランド鈴鹿行ってきたので軽く感想を.コーナー旋回中にアクセルを踏むほど内側に入っていくようになり車の動きが大きく変わりました.以前は前後ZⅢだとケツが流れることはまず無かったのですが,コーナーのクリップあたりでアクセルを一定量以上開けるとオーバーが出るほどです.これはアクセル操作で任意にケツを出せるということ.面白い!
 進入でアンダーが出ることはなかったですが,ハンドルが重くなったので筋トレしないと長時間は厳しいです.ようやくデフ入りの重ステFFというものをはっきり体験できました.チャタリングもなくギアの入りもOK!

 駄文が続きましたが,見ていただきありがとうございました.

池田
Posted at 2022/08/08 23:10:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年02月05日 イイね!

CR22S アルトワークス シンクロ交換 デフ調整 前編

CR22S アルトワークス シンクロ交換 デフ調整 前編 池田です.この前のSSRメッシュ組み換えと同時進行で,ミッションの1,2速のシンクロ交換,デフのイニシャルトルク調整をしていました.その記録を書いとこうと思います.

 もとのオープンデフの純正ミッションから現在のデフ入りHA21Sのミッションに乗せ換える際,シール類の交換のために一度ばらしているのでその時にシンクロやデフも見ておけばよかったのですが….二度手間です!

 まずミッションを下ろします.CR22Sのミッションはスペース的な問題からエンジンごと下ろせ,と整備書にも指示があるのですがエンジンをミッションが下になるように傾けると普通に下ろせて載せれます.ラジエーターは外さなくても下りるようですが手元が見えにくくなるので池田は外しました.

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 整備書に従って全バラします.プレス機でシャフトからギアも抜きますが,カウンターシャフトの3速(2速と一緒に抜く)がなかなか抜けず,部のいつホースが破裂してもおかしくないプレス機では怖かったのでハンマーで打ち抜きました.じわじわ力かけるより衝撃(インパクト)ですヨ,やっぱし

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 その結果シャフトの端のねじが圧縮されて太くなってしまいダイスで修正する羽目になりました!ナットをかませておくべきでした!!!

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 それぞれのギアのシンクロの摩耗具合を確認します.各歯の欠け,シンクロナイザリングのキー溝の寸法等確認しましたが,素人目には1,2速のスリーブの内歯が丸まっているだけで他はすべて正常でした.せっかくなので1,2速のシンクロナイザリング,ハブ,スリーブを交換しました.

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 1速側のスリーブですが素人でもわかるほどボロボロです.ジムカーナで1速にぶち込むとギャーギャー鳴っていたのはコイツなんですね.

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 1速ギアです.チャンファーのところは特に摩耗が見られません.他のギアもこんな感じでした.シンクロナイザリングと接触するテーパーになっているところ(コーン部)はツルツルだとダメという意見もネット上で見られた(僕もそう思う)のですが整備書には特に記載がなかったのでそのままにしました.

 1,2速のハブ&スリーブを買うと品番が変わっており(品番24400-63870から24400-63872 なんの車種かは不明)シンクロナイザリングが1個ついてきました.単体で1,2速のシンクロナイザリングを購入していたので(1速品番24431-60B00,2速品番24431-63B20),見比べて歯の並びからしてついてきたのは2速のだと思い込んでいました.が,作業を終えた今考えるとハブとセットにするなら普通入りずらくなる1速じゃないでしょうか.

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 今まで使っていたリング.右が1速,左が2速.2速は外すときに歯が1つ欠けました.

 シンクロナイザリングは品番は変わらずとも新しい形状に更新されることがあるようで,1速のリングは古いのも新しいのも同じ形ですが,2速のリングは新旧で歯の並びが違っていました.そして古い1速と2速のリングは歯並びが同じ(違いはキー溝の幅が2速の方が広いこと).さらにハブについてきた疑惑のリングは新しい2速のリングと歯並びが同じ.

 つまり疑惑のリングは新しい2速と同じ世代の1速で,単体で買った1速のリングは旧世代の新品だったということが考えられます.今更ですが!

 憶測ですが,1速のリングが形状変更と同時にハブとセットになった際,形状が変わっても新旧互換性があるため古い1速リングが使われることは無くなったもののなぜか新世代に置き換えられずに在庫として残り続け,かつての品番から1速のリングだけを買おうとすると旧世代のものを買ってしまう,まとめると2速は形が変わっても品番同じなのに1速は形が変わるとハブ&スリーブとセットになり,品番も変わるみたいです.(憶測,推測,妄想です!)
 
 もしそうだとすると1速に旧1速リング,2速に新1速リングを組んだということになります.なんだか書きながら精神衛生上悪くなってきて今すぐにでもミッション開けたくなってきましたが,モーターランドを問題なく走れたのでヨシ!逆に紛らわしい新1速リングを2速用として調教してやるぜー!

 写真だとわかりにくいですが,スリーブの外周部で,シフトフォークとスリーブがかみ合うところが手前,リバースギアがその奥にあるので疑惑リングがあるのは1速側です.新1速説,濃厚です.

 また,こちらのウェブサイト様の情報,考察をもとに1速ギアにシンクロナイザリングを押し付けるバネ(品番24436-76G00)を導入しました.この他の記事も旧規格ワークスに通じる部分が多く大変参考になりました.ありがとうございました

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 Keiの部品みたいです.試しに使ってみます.

 あとは元通りに組みます.プレスでギアを圧入する際、どこまで圧入すればいいか分からなくなるかと思いましたが,どういう仕組みか正しい位置に来るとバコンと手ごたえがあります.また,カウンターシャフトのデフ側のテーパーベアリングが手で抜けるほどスルスルで,圧入じゃないと軸がやせてしまうと思うのですが予備ミッションを確認してもスルスルなのでそういうものなんだと思います.

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 手で抜けます.

後編に続く

池田
Posted at 2022/02/05 15:13:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年01月29日 イイね!

SSRメッシュ リム組み換え

SSRメッシュ リム組み換え

 ご無沙汰しています.池田です.最近大会の報告ばかりなので久しぶりに作業したこと書こうと思います.



 今回したのは池田の大好物,SSRメッシュのリム組み換えです.スズキの軽の旧規格車に新規格のショック,ナックルを組んだ際に生じる若干のフロントトレッド幅短縮を補正するためにフロントのみオフセットの小さいリムに変えようというわけです.決してバチバチのハミタイにしてイキろうというわけではありません.



 用意したのは14/100/6J +2214/114.3/6J +9のフォーミュラメッシュです.これをニコイチして14/100/6J +9にします.

 


 8090年代はエンケイ,WORKRAYSをはじめ様々なメーカーがメッシュホイールを販売していたみたいです.実際その年代の車はメッシュが似合う!そんな数多のメッシュホイールの中でも池田はSSRが大好きです.ホイール中心部のデザイン,適度な粗さのメッシュが良いのはもちろん,エスエスアールという響き,ロゴもかっこいいです.



 SSRでもフォーミュラメッシュ,リバースメッシュ,EX-Cメッシュ等ありますが,互いに互換性はあるんですかね?池田はリスクを背負いたくないので段リムのフォーミュラメッシュで揃えました.



 閑話休題,まずピアスボルトを外します.普通の六角レンチとスパナがあれば外せます

 


 リムとディスクは圧入されているので,裏から当て木をして割と容赦なくぶっ叩きます.万が一歪むとめんどくさいので叩く位置を変えながらできるだけ外側をバコバコします.


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 外れました.



 PCD100のディスクは赤い塗装の上に黒いラバースプレーが塗られていたのでシンナーで剥がしました.


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 ここで+22+9のリムとディスクを比較します.


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 +9のリム.61mmです.



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 +22のリム.48mmです.



 リムのディスクとの合わせ面の高さの差は13mm,ディスクにはPCD以外の寸法の違いは見られなかったので,SSRメッシュのオフセットはリムで調整されていることが分かります.



 せっかくなのでディスクをゴールドに塗装します.SSRのゴールドはブロンズっぽいような,黄土色みたいな,メタリックのダンボールみたいな色をしています.できるだけこの色に似せたかったので下地をラッカー艶消し黒にして上塗りを悩んだ末これにしました.


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 しかし金のスプレーなので当然「金です」と主張するようなザ・金色になってしまいました.ダンボール色にはなってくれませんでした.


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 左が今回塗ったもの,右がSSR純正ゴールドです.使っているうちに汚れていい感じになることを期待します.ソフト99のホイールカラー ゴールドはこれよりも明るい金らしいです.



 リムにディスクを組みます.ネット上の先駆者様にならいピアスボルトより長いボルトを4本使って均等に締めていくことで圧入しました.


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 鬼の深リムw



 ピアスボルトはM8の規定トルクの12.5Nmで締めました.ねじロックは80本も塗るのはめんどくさいので塗ってあった痕跡がなかったので塗りませんでした.フランジナットなので緩むことはないかと思います.



 最後にバランサーでバランスをとって完成です.すべて0gでバランスをとれましたが,バランサーで回転させるとどれも目視で振れがあるように見えました….まあ目の錯覚ということにしましょう.実際に走ってみてハンドルがとられるようであれば何かしら対策を考えます.


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 最後に,もし同じことをされる場合は自己責任でお願いします.見ていただきありがとうございました.


池田

Posted at 2022/01/29 20:38:56 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2021年12月05日 イイね!

2021/12/4,5 全日本学生ジムカーナ

2021/12/4,5 全日本学生ジムカーナこんにちは!伊藤です。

12月4,5日に鈴鹿で行われた全日本学生ジムカーナのご報告です!

本来は8月下旬に行われる予定でしたが、今年は緊急事態宣言発令のため延期となり、12月に開催となりました。
しかし、MUACは例年通り9月から代替わりを行ったので、新広報の伊藤が投稿致します!
よろしくお願いします。




さて、今回はこちらの車両で参加しました!









間違えました、こっちでした。



上の赤いヘンテコな車より、こっちの方がカッコイイですね!!


ドライバーは谷村、住田、瀬音です。



こちらが前日練習走行のコース図になります。

筆者は全日ジムカーナは初参加なのですが、思っていたよりシンプルだなぁという印象を受けました。






そしてこちらが本番のコース図です。
前日練習に比べて一気に複雑になった気がします。

当日。。。
朝5時に学校に集合し、マックスバリュを経由し、鈴鹿へと向かいます。

こちらは前日練習の日の朝の写真なので、積車が写っていますが、積車と部車は鈴鹿に置かせてもらったので、決勝当日の配車はCR-Z、ラパン、ステップワゴン、サンバーです。

そして鈴鹿サーキットに到着。
夜中に少し雨が降ったようで、路面は少し濡れていましたが、始まる頃にはほぼドライになっていました。



いよいよ決勝がはじまります。
緊張しますね。




三重大の第一走者はブッチョ(部長)でおなじみの谷村さん。(;^ω^)

緊張しているはずなのに、そんな素振りを一切見せず、クールに振る舞う姿に尊敬しました。
走りの方ももちろんクールで、この複雑なコースを華麗に走り切り、しっかりとタイムを残します。




続いて第二走者はかずきさん。
朝からずっとコースを覚えるのに必死で、慣熟走行の時に撮った動画を早送りで見ていました。

そしていよいよ出走…の直前にトラブル発生!

なんと、ヘルメットのバックルがDリングのタイプではないことを出走前のチェック時に指摘されたようです。

慌てて代わりのヘルメットを手配するも間に合わず、失格になりかけました。
しかし、前日練習の時には指摘されなかったため、運営側の不手際もあったということで、出走が認められました。



谷村さんのヘルメットを借りて再出走です。

一時はどうなるかと思いましたが、入念なイメージトレーニングの成果もあり、無事完走できました。




そしてラスト、第三走者は瀬音さん。

選手の事前情報(?)に普段は個人車のNBでドリフトをしていると書いてしまったために、リアが流れるたびに実況者にイジられながらも、安定した走りを見せてくれました。




この全国の舞台で全員が1回目から完走できるのはさすがだと思いました。

タイムを残せた安心感もあり、2回目も問題なく全員が走り切り、タイムを更新していきます。
先輩方の現役最後の最高の走りを見れたことにとても興奮しました!


結果は団体26位でした。
来年はこれを越えれるように現役一同で頑張っていきたいと思います!





最後に…
今回観戦に来てくださった先輩方をはじめ、応援していただいた皆様、本当にありがとうございました!!


(伊藤)
Posted at 2021/12/15 15:11:41 | コメント(0) | トラックバック(0)
2021年10月03日 イイね!

2021/10/3 全中部新人戦

2021/10/3 全中部新人戦初めまして。初投稿の伊藤です。
10月3日にダイナランドにて行われた全中部新人戦のご報告です!


今回は三重大学として、伊豆(康成)、栗井(係長)、伊藤(後期)、古谷(ゆうくん)、藤原(道長)が出場しました。
※()内は部内での呼称
(古谷くんだけあだ名がなかったので僕が勝手に考えときました)

ロードスターで大会に出るのは2回目ですが、今回のメンバーは、部車での練習もできておらず、初めて大会に出場しました。中でも、道長とゆうくんはそれぞれつい最近免許取得、AT限定解除をしたばかりです。

当日はいつも通り1時に大学を出発しました。


配車はレガシィ、積車、ステップワゴン、エッセの4台です。
マックスバリュ、クレール平田、トンネルが見え隠れするコンビニ、道の駅白山文化の里長滝で休憩し、ダイナランドへ向かいました。


現地は雲ひとつない快晴で、とても良いコンディションで走ることができました。

出場した5人全員が午前に練習走行2本、午後に第一、二ヒートの計4本とたくさん走れるのが新人戦の特徴です。



特に大きなトラブルもなく、先輩や部員同士でアドバイスし合い、良い雰囲気で大会を終えることができました。

結果は、8校中5位でした。
全体的にミスコースやパイロンタッチが目立ち、それぞれが思うようにタイムを残せませんでした。今回の各々の反省を生かして、練習していきたいと思います。

今回は集合記念写真は厳禁ということで、集合写真はありません…。




追記:例年8月に行われる全日本ジムカーナが今年は12月(予定)に延期になりました。それに向けて部車作りの方も引き続き頑張ります!

(伊藤)
Posted at 2021/10/14 16:18:37 | コメント(0) | トラックバック(0)

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「S15シルビア トランク修理 その3 フィッティング(?) http://cvw.jp/b/1476796/42105645/
何シテル?   10/25 00:43
三重大学自動車部です。 自動車部の日常を中心にお知らせしていこうと思います。 今、三重大学自動車部では部員を大募集してます。 免許や車、知識がなく...
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【覚え書き】左フロントハブベアリング交換距離28万9674km 
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2023/04/09 16:37:34
やっぱり貼ってしまった。 
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