「スタミナラーメンさわき」に行ってきた

仙台に，にんにくで有名な食堂があります。
「スタミナラーメン　さわき」という名のそこは，かつては3店あったはずですが，今は減ってしまったようです。とりあえず場所だけは知っていたのですが，今日はたまたまエストで走り回っている途中に通りかかったので，勇気を持って入ることにしました。
東北大学に隣接するこの店は，学生さんが数多く訪れるそうなのですが，何しろ外観が怪しい印象。おまけにニンニクの量も尋常ではないと聞いていたので，興味はあるけど入る勇気がない状態でした。いよいよ入店。

とりあえず，普通に入店でき，普通に席に座り，普通に注文できました。

お昼をとっくに過ぎていたので，客も少なく，でもゼロでもない。
待つこと3分から5分，スタミナラーメンと半ライスが到着。
というかこの店はラーメンと言えばスタミナラーメンしかないのが売りでもあるのですが。

では，食べた感想を書きます。
これは，やばい。好き嫌いがある，という声は聞いていたのですが，私はもう初回からどっぷりハマりました。
麺は確かに緑色で，何かが練り込んであり，かみ応えもそこそこあります。
具は野菜盛りにしたおかげで，白菜の切ったものが多かったし，肉は少しだけしか入っていませんでした。それでも，私がハマったのは，ひとえにスープそのものです。味がないようであるようで，何だか味覚を忘れてしまったような感じで，嫌な感じが何もない。おそらく胡椒などの香辛料も効いているんだろうけど，箸を置かせない，そんな味。食べ始めるともうノンストップで，味を忘れている自分が，最後のスープまで飲み干させました。半ライスもちょうどよく，スープと交互に頂いたので感じましたがスープが結構濃いのかもしれません。半ライスを口にしたとき，それはそれで美味しく感じたので，おそらくそうだと思います。会津の坂内食堂や，仙台の瑞鳳殿近くのずいえんの塩ラーメンの味を思い出しました。味を感じないようで，箸が止まらない感覚。

550円のラーメンが，こんな魔力みたいな感じだったのは本当に久しぶりです。これはくせになるの，とてもわかります。大量のにんにくが，そのまま「うまい」に直結しているような感じもしますが，よくわかりません。

最後に，注意。ニンニクの量がおそらく尋常ではないので，帰りにどこかに寄ってブレスケアや牛乳，リンゴジュースあたりは必須でしょう。
もう一つ，クルマをどこに駐車したらいいかちょっと迷います。
もっと早く食べていればよかった。自分にはもおう大ハマリでした。