
時間が前後してしまいますが,この話は8月5日のことです。
この日は,仙台では「花火大会」の日であり、
翌日からの「仙台七夕」の前夜祭というか開幕というか、とにかく盛り上がります。
逆に、地元の人からすると、花火を見て、七夕は混雑するのであまり行かないというのもあるかもしれません。
この5日は、代休をいただきました。
何を思ったか、自転車で街へ繰り出そう!という試みです。
今回は、3台の自転車の中でも、最近乗っていなかった折り畳みに乗ることにしました。
ドッペルギャンガーという、決して高価ではないメーカーなんですが、その鮮烈なカラーリングはなかなか魅力的。主要パーツをアップグレードしてでも、乗っている方々もいらっしゃるようです。
この日の仙台は、最高気温36.6℃を記録したとのことです。
仙台は比較的穏やかな気温の場所のはずなんですが、本当にこの2015年はすさまじい記録となりました。

Ingressというゲームをやりながら、仙台各所を回ります。
要所(ポータル)の多くは、寺院や石碑などの歴史的価値の高い場所なので、今まで気にせず通り抜けていたところを再認識させてくれました。

仙台の東照宮。本当は奥まで行きたいところなのですが、数か所目的地もありますので、先を急ぎます。

街中に入ります。仙台のバスは、赤白の宮城交通(民営)と緑の仙台市営の2種が主に動いています。さすがに花火大会の日ということで、少しずつ混雑してきたようです。
ここから、市街地を離れ、丘陵地帯へと駆け上ります。
・・・・というと格好いいんですが、実際は自転車。
水分補給を何度も行いながら、ゆっくり坂を上っていきます。
この炎天下のせいか、歩行者や自転車の人もかなり少ないです。

何とか上り切りました。
よい眺めです。もうこの時点でペットボトルは3本消費していました(笑)

こうして景色を眺める時間があるのはありがたいことです。
幸い、炎天下といっても風だけはそれなりに吹いていました。
仙台では有名な模型屋さん、ノダヤに到着。

素晴らしい先客がいらっしゃいました。S660が登場してもビートも全く色あせていないですね。それにしても手の込んだ外観です。大事にされている証拠でしょう。

某学校に野暮用で立ち寄り、再び街中を目指します。
今度は全部下りだぜ。うんもったいない(笑)

七夕の準備中の街中。午後に入り、次第に浴衣姿の人たちが増えてきました。
わずかですが、暑さも和らいだ印象です。

セミの声も、杜の都仙台だけにあちこちで聞こえてきます。
特にこういった公園は騒々しいほど。休憩しようと思いましたがあきらめました。
それでは、西公園へ移動します。花火大会のメイン会場となるエリアです。

次第に混雑を増し、自転車も押して移動しなければならない状況です。
もっとも、私は花火大会が始まる前に、行ってみたいところがあります。
また別の、山のてっぺんです。

美術館隣のコンビニ。特設売り場を設置し、さらに車はシャットアウト。なかなか見られない光景です。
この時点で、朝からペットボトル4本ほど飲んだかな(笑)
では、山越えの開始です。
まず一つ目の山のてっぺんに到着。

前にも訪れた、東北大学のクラシックカー保存館。コンビニが隣接されています。
ここまで上るのにまた1本、ペットボトルを消費。
なんて燃費が悪いんだ(笑)
そして、最終目的地へ。
仙台城址を下り、動物公園のある八木山へ向かいます。

なんと、車が大渋滞。
自転車なので、ゆっくりと追い抜いていきますが、それにしてもひどい渋滞。
ここまで降りてきて、ようやくその原因がわかりました。
みなさん、仙台城址へ駐車したいんですね。
確かに、そこからなら、仙台市街や、花火が一望できます。
混雑していることを想定して、徒歩とか自転車で来ればよいのに・・・とのんびり考えていました。もっとも、この炎天下では遠慮する人も多いでしょう。

最終目的地に到達。動物公園まで、上り詰めました。
といっても、標高は大したことはありません。
ただ、自分が自転車でどれだけ走り回れるかを試してみたかったというところです。
それでも、きょう一日走ってみて、これはこれで車やバイクでも味わえない楽しさや風景を味わうことができた気がします。
体調のほうは、大量に飲んだ水分のおかげもあり、特に問題ありませんでした。
結局この日だけで500mlのペットボトルを6本か7本飲みました。
最初はスポーツドリンクも飲みましたが、甘さからすぐに喉が渇くかんじで、最終的にはボルヴィックとか天然水でした。
自転車のほうは、小径だったことがなかなか良かったです。取り回しの良さや、ギヤ比が低速寄りで坂道が上りやすかった点など、今まで気が付かない良さが見えてきました。
もちろん、いろいろ改良点も見えてきたので、次の改造のプランを考えています。