■現在掲載中の日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員によるニュー BMW 3 シリーズ特集を見て、あなたがニュー BMW 3 シリーズに感じた魅力を3つ以上、書いてください。
※この記事は
ここが魅力的!ニュー BMW 3 シリーズについて書いています。
ちょっと前置き。BMWは,ホンダ直列5気筒を語る上でも抜きにはできない存在で,いつか1台欲しいと思っているクルマでもある。実際,父もBMWは「コンセプトだけは」大好きで,旧6シリーズはそのスタイルに惹かれ,不動車も含めて数台所有しているという有様である。(正直,邪魔と言いたくなることもあるが・・・)そのエンジンルームを開けると,右ハンドルドライバー側に傾斜された直列6気筒が載っている。そう,ホンダ直列5気筒のレイアウトは,このBMWのレイアウトと酷似しているのだった。アスコット・ラファーガが当時のBMW3シリーズをかなり意識して作られたことは,当時のムックを読んでも明らかである。そのBMWについて自分が語るなんて,おそらく初めてではないか。失礼無いよう留意したい。
私の感じた,新型3シリーズの魅力は,以下の通りである。
●iPhone5のような,「これこそ王道」という力の入れよう
iPadやiPodtouchを持ってみて感じるのは,やはりAppleの王道であり主力はiPhone5であるということだ。絶対にiPhoneよりも先に優れたCPUや新型コネクタを採用されたりしない。王道こそもっとも力を入れて作られ,もっとも先鋭的で,もっともニーズが広い。3シリーズはまさにこれに当たると感じる。そもそも2000rpmまでにトルク40kgmを発揮し,しかもリッター15を簡単に凌駕する,そんな化け物じみたエンジンを,こうも複数ラインナップするとは。正直直噴ターボだけでも充分話題になるところなのに,クリーンディーゼルやハイブリッドまで投入するあたりが尋常ではない。仮に,国産車でいうトヨタのマークXが,日産のスカイラインが,ホンダのアコードが,マツダのアテンザが,この3種類もエンジンを用意したらどれだけ驚きだろう。BMWは3シリーズを重要視していることの表れであると言える。そして私たちユーザーは,「3シリーズを買っておけば間違いない」という感覚を覚えるだろう。まさに,iPhoneのように。
●国産車と全く違う価値観,そしてそれが許されるブランドイメージ
最近思うのは,国産車のテレビCMで,自慢のクルマがCMで全く走行する場面がないものが多い,と言うことだ。もちろん,クルマである以上はきちんと走り,曲がり,止まるのだろうが,そのアピールをあえてせず,室内の広さや外観の魅力ポイントのみ(メッキグリルとか)を雄弁に語ろうとしている。ここだけで語るが,同じような,主旨を外したCMを化粧品や携帯電話でやったらどうなるかと言いたい。室内が広くても,結局それはデッドスペースでしかない。クルマを「室」ととらえている表れだと思う。
BMWのCMは,正直国産車を応援したいところであるが,敢えて言う。走行している。そして,走りについて言及している。逆に,室内の広さについて触れたことはまるでなかったように思う。「広いから売れる」という感覚ではない,ということだ。確かに値段もかなり違うが,同じクルマである。しかも,所有することのプレミアム感を随所に感じさせるあたりが興味深い。そもそも3シリーズはBMW[の中でも身近な存在だったはずなのに,今やかなりの高級車であること自体,ブランドイメージの構築を長年尽力してきた成果に他ならない。
●評論家がそれぞれ挙げるポイントから垣間見える,BMWならではの存在価値
当ブログは,そもそも3シリーズの評論家のレビューを見て感じた魅力を書け,という内容に従うべきものだった。まあそのまま受け止めれば定期テストの問題のようでもあるが,もう少し自分なりにも感じた部分があったのも事実だ。
最後の魅力は,まさにここ。5人の評論家のチェックポイントが,なかなか興味深いところにある。
まず,決め文句を見てみよう。「非凡(清水氏)」「集大成(石井氏)」「ブレない(河口氏)」「高次元(佐藤氏)」「周りを牽引(五味氏)」と,これだけである程度の概要がつかめる。人としても言われてみたい(笑)セリフの数々であり,それだけ魅力的であると言える。
さらに興味深いのは,それぞれの方々の推すポイントが,「複数のエンジンが用意,でもどれも良い」「他に比べる相手はいない」「基本の良さは変わっていない」というところ。あの600万円前後の価格帯にして「リーズナブル」と表現する方もいたくらいである。皮肉ではなく,こういった評価を集めること自体,国産車ではあまり見かけないのではないか。もっとも,新型アテンザにこそ近い期待を感じる今日この頃ではあるが,「一度運転してみたいなあ」と思わせるクルマである。
以上,長くなってしまったが,久々に酔っての勢いで書いてしまったので,さぞ乱筆乱文かと思うと大変恐縮ではある。正直,BMWには良いイメージだけではないものも感じているが(故障率とボディデザインなど),それについて言及するのはまたの機会にでも,と思う。
それにしても700万円か。自分の8期生は10年前に10万円で買った代物である。6期生に至っては2万円・・・・。うーん,世界が違いすぎる。
Posted at 2012/12/25 23:01:09 | |
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