
9月のメカニカルアートカレンダーは、往年の名車の一台であるアルピーヌA110です。
では、早速車両の解説を♪
SPECIFICATIONS
全長X全幅X全高(mm)/3850x1550x1110
ホイールベース(mm)/2100
トレッド前/後/1315/1345
車両重量(kg)/770
エンジン形式/水冷直列4気筒OHV
総排気量(cc)/1605
ALPINE A110 1600S 1972年
50年代初頭、モータースポーツ発祥の地であるフランスの若い実業家、ジャン・レデールは、ディエップでルノーのディーラーを営みながら、4CV、5CVドーフィン、R8と、リヤにエンジンを搭載するルノーをベースにした少量生産スポーツカーの製作に没頭していた。
当初4CVをベースにしたオリジナルマシン、A106でミッレ・ミリアに参加したレデールは大成功を収め、その後の躍進に大きな弾みをつける。
そうして63年に完成されたのがA110である。
A110の流麗なボデーは、FRP製で軽量であり、空力的にも優れていた。
そのリアアクスル後方に、アメディ・ゴルディーニがチューニングした高性能エンジンを搭載した2シーターベルリネッタは、RRのトラクションを活かして、71年のモンテカルロラリーに優勝。
それを筆頭に数々のラリーで活躍し、最強のラリーカーの名を欲しいままにする。
しかし73年、アルピーヌは、自社資本の55%をルノー公団に譲渡し、ルノーの参加に入ることに。
更に76年、アルピーヌは完全にルノーに吸収される。
それまでアルピーヌを主体として行われていたルノーのモータースポーツ活動は、それ以降、ルノー・スポールの名で行われることとなった。
とは言え、その後もルノーのモータースポーツ活動はアルピーヌに居たメンバーが中心となり続けられてきた。
ルノー・スポール=アルピーヌは、ル・マンやF1にも参戦。
今でも、その濃い血は最前線で活躍しているのである。
なお、ここからは余談ですが、A110やアルピーヌが手がけた歴史的価値のある車両達…しかもラリーとかで大活躍したそのもののワークスカー等は、フランスでは国宝級とまで言われているのかは不明ですが、かなりの価値のあるものとして取り扱われているそうなのです…が、そのお宝を、海外に持ち出しているのは、殆どが日本人らしいです…^^;
と言う話を、ずいぶん昔に友人から耳にした事があります^^;
アルピーヌ乗りの皆さん…皆さんの乗っている車両は、フランスの宝らしいので是非是非大事に乗りましょう♪
Posted at 2007/09/01 23:43:04 | |
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