
我が家を建ててくれた一条工務店が、創業地である静岡県浜松市への恩返しとしてビックリ仰天な事をするみたいですね^^/
こう言う事をしようとすると、やれ偽善だ!何か裏が有るに違いない!等のやる気を失わせようとする誹謗中傷が行き交うのが常(騒ぎ立てるのは、大抵当事者と大して関係ない方々・・・)ですが、素直に凄いと思いました。
以下に、中日新聞+に掲載されていた一条工務店・社長のインタビュー記事を見つけたので貼っておきます。
・・・自分が住む場所も海に面した地域ですので、今回の一条工務店の防潮堤への寄付に良い方向で影響を受けた地元の企業が出てくることも期待したいものです。
流石に一条工務店の様に、一社でまかなえるものでは無いのでしょうが・・・(>_<)
◆防潮堤速やかに整備を
巨大地震による大津波に備え、遠州灘沿岸に防潮堤を整備してほしいと、三百億円を静岡県に寄付する住宅メーカーの一条工務店(東京都江東区)。宮地剛社長(64)が二十二日、創業地の同社浜松本社で本紙のインタビューに応じ、巨額の寄付をする経緯を明かした。「目的に沿って、速やかに整備を始めてほしい」とも語った。
-寄付を決めた経緯は。
東日本大震災の一カ月後、創業者と被災地を視察した。静岡にも地震、津波、原発事故の危険があり、次に起こる被害を減らすことが重要だと感じた。沿岸整備に詳しい大学教授とともに地震のシミュレーションをし、どれだけの堤防が必要かを調べた。三百億円あれば沿岸の一七・五キロに高さ約十五メートルの防潮堤を造ることができると判断した。
-なぜ県への寄付なのか。
当初は防潮堤を造って寄贈する発想もあった。ただ、河川や道路があるので、国と県、市の許認可が必要になる。環境団体にも配慮しなければいけない。専門家からも「早くても十年はかかる」と聞いた。県が主体になるならと、お金で協力することにした。
-三百億円の拠出は。
グループ二社の営業収益から出す。内部留保を取り崩す可能性もあるが、すべてキャッシュフロー(手元資金)で出すように努力する。社員に還元するべきではという意見もごく一部にあったが、顧客や地域住民からは驚きと称賛の声が寄せられた。
-会社としてのメリットは。
県から仕事を受けようとしていると疑う声もあったが、何もない。創業地への恩返しと考えている。上場企業にはできない地域貢献のやり方だ。他の地域や県で篤志家の動きが広がってくれれば。
-県の予算執行に不安はないか。
詳細な使い方は県の地震被害想定に基づいて県が決めることだ。お金は出しても口は出さない。ただ県、浜松市と三者で協議する形になっている。無駄金にならないようチェックはしていきたい。
(聞き手=経済部・白山泉、報道部・原昌志)
Posted at 2012/07/04 01:07:50 | |
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