
気が付けば、とっくに12月に突入…^^;
すっかりと忘れておりました★
2007年1月からのスポーツカーやレーシングカーの数々の過激なマシン達のトリを務めるのは、ほのぼのシトロエンの2CV6 CHARLESTONEです☆
では、以下に解説を…
CITROEN 2CV6 CHARLESTONE (1987)
SPECIFICATIONS
全長x全幅x全高(mm)/3830x1480x1600
ホイールベース(mm)/2400
トレッド前/後(mm)/1260/1260
車両重量(g)/590
エンジン形式/空冷水平対向2気筒OHV
総排気量(cc)/602
シトロエンの副社長だったピエール・ブーランジェがある農村を訪れた際、異様な風景を目の当たりにした。
自動車が発明されて40年以上もの年月が経っているにも関わらず、その村の住人は手押し車で荷物を運搬していた。
ヨーロッパ屈指の農業王国であるフランスの農村地方では、自動車はまだまだ高嶺の花だったのが実際のところだったのだ。
シトロエンに帰ったブーランジェは命じた。
『
こうもり傘に4つの車輪を付けた車両を作れ。二人の大人と50kgのじゃが芋を積んだまま60km/h以上のスピードで走る事ができ、100kmの距離を5リットルのガソリンで走破出来ること。道が良くない場所でもバスケットに入れた卵が割れないこと。女性でも運転しやすいこと。価格がトラクシオン・アバン11の3分の1のこと。それらが条件だ』と。
そうして戦後間もない1948年10月にデビューしたフランスの国民的大衆車は、当時は495kgと驚くほどの軽量さを実現し、並外れた経済性を持たされていた。
また、ハイドロシステムやサイドシル下に置かれたコイルスプリングを前後に引っ張る独特の懸架システムなどにより、卵を決して割らない乗り心地の良さも両立。
蛇足になるが、フランス車の『ねこ足』を最初に実現したのが2CVなのだ。
しかしながら90年の7月までの実に42年間に渡って、様々な改良が加えられた2CVは、大きなモデルチェンジ無しに生き長らえ、
累計で385万5649台と言った驚くべき生産台数を記録することとなった。
TEXT=K.KAGA/illustration by Jiro Yamada
Posted at 2007/12/12 02:07:59 | |
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