王滝100㎞のスタート時間は早朝6:00と早く、しかもスタートの位置取りのために4:30頃からバイクを並べるようです。みなさん3:00~4:00頃には起床するのが普通のようです。
そうなると、会場から一番近い伊那市内のビジネスホテルに宿泊した場合でも遅くとも2:00にはチェックアウトし、起床は1:00くらいになるでしょうか。これでギリギリのタイムスケジュールですから、1時間余裕を持たせようとすれば起床は12:00頃になります。
なんか微妙な時間すぎて、ホテルに宿泊するメリットがあるのか悩んでしまいます。
ホテルは快適でリラックス出来ても、これでは睡眠時間が十分確保出来そうもありません。
こういった王滝村特有の状況があって、今回は久しぶりに車中泊をすることにしました。
それで、小豆島以来?使っていなかったルーフテントを久しぶりに使って寝ることに。
出発の前日は準備でバタバタと忙しいでしょうから、事前に一度ルーフテントを載せ、当日はスムーズに載せられる状態に是非しておきたいところです。
そして一週間前
ルーフテントを使うのは5年ぶりくらいでしょうか。
キャリアのセットの仕方も、屋根に載せる要領もすっかり忘れています。
キャリア類はしっかりとまとまって保管してあり、おかげでスムーズに取り付けることが出来ました。
ルーフレール付だと楽でいいです。
カッコだけではなく本当は実用的なルーフレール。
ルーフテントは外にシートをかけて保管してあり、5年も経てばそれなりに汚れ、劣化もします。
本当は物置に保管できればいいのですが。
大変見苦しいのでキレイに洗って、その後は雨をはじくようにWAX掛けを実施。
けっこう大きいのでそれなりに大変でしたが、まあまあキレイになりました。
つや消しホワイトになっていて、理想の光沢を出すにはあと3回くらいWAX掛けが必要かな。
FRPみたいな素材で、写真ではキレイに見えますが実際はその程度の状態です。
ようやく、ルーフテントをカリブの屋根に載せ、ルーフをポップアップさせて室内の状態を確認。
5年ぶりくらいなので中の状態が心配でしたが非常にキレイでした。
『中で変な生き物とか生活していたらどうしよう…』、そんな心配は一切無用でした。
中の状態は、買ったときとほとんど変わりありません。
雑巾でかるく拭き、大きなごみを手で拾い、掃除機をまんべんなくかけて終了。
外に保管していても密閉がしっかりしているのでよっぽど大丈夫だと思いました。
金具の固定などの要領を確認後、もう一度ルーフテントを車から降ろし、一週間後までこの状態で待機させておきます。
一週間後のレース前前日の午後にルーフテントを載せました。
おかげで、取り付けは非常にスムーズに行え、他の準備に専念できました。
でも、一人だとけっこう重労働なのです。
廃棄物のコンテナの回収車のように、自動で載せられたらいいのに。
それか、自分で『ぴょんっ』て載ってくれると助かります。
サスのダメージが心配なので、そのときはそっと載ってね。
いつもダンボール上でずって移動させているので、マジョリーナのロゴ「N」が剥がれかけていてちょっと残念。いつかはこうなることは覚悟はしてはいました。
これも買ってから もう14年くらい経ちますが、概観はまあまあキレイでしょうか。中古で15万くらいでしたが、まだ七泊程度しか使っていないので、元を取るにはもう少し使いたいところです。
歳をとったせいか快適なホテルで宿泊することが増え、このルーフテントを使う機会もほとんどなくなっていました。一時は処分することも検討しましたが、今回のように極たま~に使いたくなるのでなかなか手放せません。保管の煩わしさもあり、気軽にレンタルが出来ればそれが一番理想的なのですが、現実は使いたければ個人で所有するしかありません。
頻繁に必要になれば、こんどはハイエースなどの車中泊向きの車が欲しくなり、そうなればようやく処分しても困らなくなるでしょう。
ルーフテントはベッドの上で布団に包まって寝る感覚でいられます。これは凹凸のある車のシート&車内では絶対に味わえないでしょう。さらに、通気性を配慮した室内空間の造りで室内の温度調整が容易で、季節に応じて快適に過ごすことが出来ます。たとえば、真夏でも風通しがいいので日陰などで快適に昼寝が出来ました。
快適さでは当然キャンピングカーには負けますが、ノーマルのハイエースやキャラバンクラスなら、ルーフテントも負けてはいないと思います。ルーフテントには厚み10センチ以上のマットが床一面にひいてあり、ここが快適さの重要なポイントになっています。
テントでもそうですが、寝ることに関してはまず完全にフラットになり適度にクッション性があることがポイントで、床の状態が快適さを大きく左右します。その次に室内空間の広さや通気性が重要になってきます。
このルーフテント、本来はランクルとかに乗せて砂漠を移動するような状況で使うためのものみたいです。砂漠や荒野のような危険な場所では、地面ではなく車の屋根の上で寝られるという安心感は絶大でしょう。砂漠以外でも、車が停められればどこでも宿泊できるので、使い方次第ではとても便利だと思います。
この歳になると、カリブの荷室とかで寝られる自信は全くありません。まず寝られないでしょう。
しっかりと睡眠をとらないと翌日のレースに響きそうで、体調が悪ければリタイヤも有り得るような今回のケース。どうしても車中泊しないといけない状況だったので、ホント頼りになります。
会場はテント禁止なので、もしルーフテントが無かったら… レンタカーを借りるか、宿に泊まることになりそうです。一人の場合レンタカーは割高になるのであまり現実的ではありません。近くにはキャンプ場か苦手な民宿しかなく、伊那市内のビジネスホテルに泊まることになるでしょうか。