毎日毎日猛暑が続いて暑いですね。
突然ですがホンダのカブを買っちゃいました。まさかバイクを買うとは全く想像しておらず、自分でも心境の変化に驚きます。車も含めて初めての新車です。
悪魔のささやき or 天使のほほえみなのか？
それは今後の使い方次第でしょう。
購入の動機ですが、コロナ以前からライフスタイルが変化してきており、車移動でなければならない必要性が減っていました。一人で行動することが多いので、車での移動は本当に無駄が多いと以前にも増して感じており、そんななか、コロナ騒動が起き、三密を避けられる人気の少ない場所を探し回ったり、見つけた手頃な場所で運動・散歩・気晴らしなどするようになり、それが段々定着してきました。
それで、機動性&積載性があって狭い道路も苦にならず手軽に乗れる、足代わりになる『カブ』に魅力を感じたのです。駐車に気を遣わない点と狭い道路が平気なのは車には無い大きな魅力です。燃費の良さも助かります。
それと改めて、偉大な『カブ』の魅力を再認識したというのもあります。まったく時代遅れではなく、むしろシンプルで合理的で、庶民的で常に生活に密着し続けてきた素晴らしい乗り物です。
正直、かっ飛ばして走りたいとかは全然なく、バイクは全く興味ないです。
ジェントルな『カブ』がいいんです！
ネットでの情報収集は楽しく、ますます欲しくなってしまいます。2週間ほどかけ冷静にじっくり検討し「これはもう買った方がいい」と心の中では購入を決断。一度現物を見てから最終決定することにしました。
早速見に出かけるも、お盆休み期間中だったので目当てのホンダドリームが休み。せっかく遠出してきたこともあり、県外の現物を置いてある店まで出向いて実物を確認し、後日改めてレッドバロンで契約。全国展開しているショップの方がなにかと便利だと判断し、あまり良い印象はありませんでしたがレッドバロンにしました。昔は整備の評判が悪く、対応もアバウトなことが結構ありましたから。
今回久々にバイクと関わることになりましたが、80年代に比べてバイク人口が減り経営的に厳しそう。バイクの価格も随分高くなり、それなのに動力性能は昔の方が優っており、大排気量車以外はマイルドなのがトレンドのようですね。ホンダ系のディーラーなんかは立派な店舗が増え、個人経営の店は活気が減った感じで、一方、自宅兼店舗のようなマニアックな小さな店が増えましたよね。
バイクの新車購入はシンプルで楽です。選ぶのは色だけ！当初、納期が2ヶ月後という状況でしたが、幸い他店に在庫があり10日後に納車可能で助かりました。２か月後なんてもう秋で、すぐに寒くなってしまいますから、全国展開ならではのチェーン店の恩恵を受けられました。ホンダ系のディーラー、連休期間中休み過ぎでは？サービス業なんだから、交代で出勤するとかしないとユーザーは不便極まりないと思う。その点ではレッドバロンは評価できます。
自賠責3年入って、ナンバーは自分で取得し、値引き等は一切ナシで36.7万。ヘルメットも納車時に購入し、38万ほどを現金で支払う。オイルリザーブは不要と判断したので、今後のオイル管理は自分で行っていきます。このバイクとは一生つき合うつもりなので、小排気量の空冷単気筒ということもあり、オイル管理はカリブよりもシビアに行っていくつもりでいます。
役場でのナンバー取得は簡単で10分程度で済みました。しかし費用が無料というのはちょっと意外で驚きました。必要な所からはしっかり徴収した方が健全な財政運営につながると思いませんか？役所仕事って「なんだかなぁ」って利用するたびに思うこと多し。
納車当日は電車＋徒歩だったので、慣れない電車移動&コロナ&暑さということでかなり疲れました。常にマスク着用の公共交通機関利用はほんと大変です。特に夏。
そもそもバイクに乗るのも20年以上ぶりですから、緊張&期待感&懐かしさがミックスして、朝から変なテンションでした。カブに乗るのもほぼ初めて？かな。
買ったのはクロスカブ 110 緑。ほぼ一目惚れで、他の色の選択肢はあり得ませんでした。ハンターカブCT125よりもクロスカブCC110の方が好みです。緑と黒で統一されたカラーと相まって見事かつ控えめに『クロスカブ』を主張し、お洒落で渋い。
このタイミングでクロスカブを買ったのは、国産（熊本工場製）というのも理由の一つで、品質のみならず、景気刺激策的な動機もあります。F1などでホンダが頑張っており、ホンダ車を買ってあげたい気持ちは以前からありました。
リーマンショックの時もそうでしたが、景気が悪くなると積極的に必要な物を買うように心がけています。買うのは必要なもので、無駄なものは買いません。
納車後、自宅までは遠回りしながら、カブに似合うローカルな道をツーリング気分で走る。前評判通り乗りやすくて運転していて楽しい。「クロスカブいい！」というのが第一印象。運転も直ぐに慣れ、２0年以上のブランクがあっても全然平気でした。
道中の峠道で休憩。（この峠バイクで走るのは30年以上ぶり）
前から見るとオフロード車っぽく、後ろ姿はまぎれもなく『カブ』。
VWビートル的なリヤフェンダーにかけての曲線美がかなりイケてます。
あくまでも『カブ』なので、マフラーもノーマルの位置のままが好き。
デザインはほぼ完成されており、余計なカスタマイズは極力しない予定。
あくまでも実用性重視で、必要なモノだけをシンプルに取り付けていきます。
エンジンむき出し、空冷単気筒、シンプル故のカッコよさを醸し出しています。
このBMWのRシリーズ的雰囲気が好きなのでアンダーガードも基本的にはナシ。
ランニングコストを含めての『カブ』なので前後ドラムブレーキがいいんです。
トラディショナルな空冷単気筒のレシプロエンジン。キャブからインジェクションへと進化しつつ、時代の最先端にも負けていません。しかも操る楽しさも併せ持ち、走って楽しい。
現在の走行距離2５0㎞程度。まだ慣らし運転中なので50キロ以上は出さないようセーブしつつも、田舎ならではの様々な場所を走っており、1,2速の登坂力&走破性や乗りやすさからは非凡なポテンシャルを感じています。
車重が軽く動きも軽快で、全体の重心バランスがいいのかトライアル車的な扱いやすさがあり、エンジン特性もフラットで扱いやすく、コーナーワークも良くて、サスの感触もしっかりし頼もしく、致命的な欠点は特に見当たりません。
ブレーキの効きは、遊びを極力無くし、リアブレーキを意識して使うことで、さほど不満なく乗れるようになってきました。ハンドル位置も前に少しずらし、ポジションにゆとりを出しました。
速度控えめですが、マウンテンバイクと同じ場所はほぼ走れてしまうという感じです。舗装路の超激坂の上り下りは得意で、2速でグイグイ上っていきます。探検やポタリング、買い物、通勤、高速以外はなんでも使えるオールラウンドなバイクという印象。シートには姿勢よく座っている感じになり、ポジションが楽で全然疲れず、リラックスして運転できるのが非常にいいです。
ふらっと旅に出たくなる、不思議な魅力のあるバイクです。
とりあえず小豆島やしまなみ海道へ行ってみたい。
そのうち北海道や九州にもと、夢が膨らみます！
二輪業界はコロナの影響はほとんど無いという話で、業績は堅調のようでした。ハンターカブの人気がかなり高く、クロスカブも好調みたいです。44万円と34万円の決して安くはない『カブ』が売れているという事実。実際に自分も買ったし。
『カブ』シリーズにはサブカルチャー的な魅力・勢いもあり、自分のようにリターンライダーの受け皿だったり、ちょっとしたブームというか、新しいバイク文化として定着しそうな予感もします。カブ独特の美的センスを理解してしまう最近の女子も凄いですね。
通勤はこれまで通り自転車です。健康&体力維持は重要なので、やみくもにバイクや車に乗らず、状況に応じて柔軟に乗りこなすのがカッコイイ大人なのです。
使い勝手と機動性は抜群で、しかも燃費が無茶苦茶良くて、既に車に乗る機会が激減しております。雨が降らないこともあり、10日以上カリブに乗っておりません。ハイブリッドカーなんて眼中にないくらいの低燃費（リッター５０~６０㎞）なので、5年程でバイク代が回収できてしまいそうな嬉しい予感。
実際、この燃費性能は凄いインパクトあります。
エコカーよりも『カブ』の有効利用の方がずっと合理的だと思う。
こんな感じでカリブとカブの二台体制になりました。
これで楽しく残りの人生を過ごせそう？かな。
