クロスカブの納車が2020年8月20日。あっと言う間に2年が経過しました。
現状、クロスカブは娯楽・レジャー用というより、もっぱら生活に密着した生活必需品のような存在になっており、もはやカブ無しの生活は考えられません。
この2年間無事故無違反。転倒もありません。普段からジェットヘル、夏は短パン半袖のスニーカーで運転しております。いつも自転車では短パン半袖の半ヘルで乗っており、下りでは50キロとかで走っているので速度的にはあまり変わらないからというのもあります。
カブの長所は気軽さと機動性なので、その点でも気軽なスタイルというのはとても重要だと感じます。だからこそスピードは出さず50キロ巡行というのもあります。それに、バイクの重大事故の大部分がスピードの出し過ぎとの絡みだと認識しております。
現在でも「クロスカブ以外にもう一台バイクが欲しい」と思う時がたまにありますが、クロスカブがあることでバイクに乗りたい欲求を満たしつつ同時にスピード抑制も無理なくでき、「結果的に安全にバイクライフを楽しめているのかなぁ」と思います。経済性も含めてもろもろ、原付二種というのは良い選択だと思います。こういった思いは1年前と全く変わっておりません。バイク事故のニュースを見るたびに尚更実感させられます。
クロスカブ110は想定巡行速度が60キロ程度のバイクだと感じます。巡行速度50キロ前後でのツーリングを楽しめるような、そんな自制心のある大人の乗り物で、カブ主とライダーの違いはここ。バイクも車もスピードを出すのは簡単で自制して走るのが非常に難しい。
2年経過した8月末時点でのクロスカブの走行距離は11,878㎞。年間走行距離は約5,900㎞、月平均490㎞、1日平均16㎞。このペースで行けば10年乗ったとしても60,000㎞程度です。少なくとも10万㎞は乗るつもりなので、15年はかかりそう。一生付き合う覚悟でおりますが、ロータリー式の5速になったら絶対欲しくなるでしょう。
1年目の実燃費は平均68.9㎞/1ℓで、最高が75㎞、最低が61㎞で、時期によって14㎞の差があります。気温が高い方が燃費は良く、逆に寒い冬は燃費が下がります。計測法はシンプルな満タン法ですが、年間で35回前後給油し、トータルで誤差が解消され、かなり正確な数字だと自負しております。
2年目の平均も68.9㎞/1ℓで、最高が78㎞、最低が62㎞と、16㎞の差がでました。1年目との差が0というのは自分でも驚きましたが、やはりかなり信頼できる数字だと思っております。
特に燃費を意識した走りはしておりませんが、カタログ値よりも良い数値が出ております。「カタログ値:62.5㎞(2名乗車 60㎞走行時)」とあるように、カタログ燃費はタンデム時(60㎏程度の積載を想定)の数値なので、ソロで60㎞で走っていれば自ずと62.5㎞以上の燃費になるはずです。普段50キロ巡行なら69㎞/1ℓというのが目安で、燃費で巡航速度が大体知れてしまいます。
50㏄のカブの燃費が際立って良いのは(1名乗車 30㎞走行時)とあるように、30㎞巡行というのが最も大きな要因でしょう。
110㏄のカブシリーズも30㎞巡行すれば50㏄並の燃費が出るはずで、燃費に最も影響を及ぼすのは単純に速度です。
実用的な速度域は最低でも50㎞前後というのが実感で、それ以下で走るのは危険・ストレスも増え、あまり現実的な気はしません。なによりも原付二種のメリットを享受できないので110㏄を選ぶ意味もありません。エンジン特性による快適な回転域もあり、体感的にも50㎞巡行が一番快適だと思います。
車の流れ的には、実際は60㎞巡行をしたい場合も多いのですが、エンジンを労ることを優先して50㎞巡行に抑えているのが正直なところ。なので車を譲るためのハザードというのは非常に効果的で手放せない機能になっており、ハザードの有無と適切なタイミングで点灯する効果はてき面で、スムーズに安全に走行することにシビアにつながってきます。
Fスプロケは15Tに交換して1年ほど乗っておりましたが、現在はノーマルの14Tに戻しました。やっぱりノーマル14Tが一番しっくりきて、乗りやすい。15Tはノーマルのキビキビ感を少なからず犠牲にしており、もっぱら平地走行なら気がつかないだけで、山間部や積載するとその違いがよく分かります。
一方で、高速巡行を快適にしたいがためにスプロケを交換する心情は非常によく分かります。個人的にはスプロケ交換は15Tならギリギリ許容できる範囲で、16Tはありえません。
結局、2年乗ってノーマルが一番だと悟りました。ノーマル14Tのキビキビ感は素晴らしく、50㎞巡行で走るのが一番しっくりきます。
現状のクロスカブ(JA45)で十分満足しており、新型クロスカブ(JA60)は中々魅力的ではありますが、買い替えたいという程ではありません。旧型(JA45)ならではの長所もありますし、これまで追加したプチカスタムの恩恵で不満も解消されており、かなり使い勝手が良くなっているので。
【旧型クロスカブ(JA45)の長所】
①スポークホイール&チューブドタイヤ:ショック吸収性に優れオフロード向き。チューブレスタイヤはタイヤ交換が面倒そう。パンクリスクとトレードオフなのですが、自分でタイヤ交換出来てしまうと、「従来のチューブ式でもいいかな」って思う。黒のキャストホイールは見た目はカッコイイですね。
②ドラムブレーキ:常日頃から制動性能に不満が出ない速度域・環境(雨天は基本走らない)で走っていることもあり、ディスク化はランニングコスト・メンテ(ブレーキオイルの管理・交換)の面でデメリットに感じます。制動性能が良いのはディスクブレーキで間違いないので安全面では〇。
※余談ですが、自転車も同じで、ディスクは制動力とトレードオフでブレーキフルードの管理が面倒で、フルード絡みのトラブル(オイル漏れ等)も起きやすい。一方、Vブレーキのトラブルはほぼ皆無で、軽量で耐久性・ランニングコストにも優れる。なので山道をガンガンに走るMTB以外はVブレーキを好んで使っております。近年は26インチのリムが入手困難なのが悩みの種。特に軽量なリムブレーキ用リム。
③旧型エンジン:新型エンジンの特徴・性能は主に高圧縮比化によるもので、エンジン単体の耐久性は旧型の方が高そう。エンジン特性も高回転型なのは旧型で、どちらも一長一短あり、トータルではさほど差は無く、好みの差程度だと思っております。試乗したことは一度も無いので、実際に乗ると印象が変わるかも。
④カラーバリエーション:新型には無い原色(イエロー、レッド、白)は希少性が高く、カムフラージュグリーンも根強い人気で、中古車市場で価格が下がらない理由の一つでは。新型のカラーも魅力的で、好きなのはグレーとブルー。5万程度で外装交換可能なので、将来的に外装だけ新型のカラーに変更するのもありですね。
⑤その他、細かなパーツ:シート裏の白色樹脂とか、ヘッドライトガードの色とか、新型の方が安っぽい(コストダウン)ところもありますね。
こういった理由から、旧型クロスカブ(JA45)を好む方は一定数存在すると思われ、今後も中古車市場で高値が続くと予想します。メーター回りの充実は正直うらやましいので、これから買う方は新型(JA60)をお勧めします。
【8月の走行距離】
クロスカブ 729㎞ (先月 484㎞) (先々月 549㎞)
自転車 460㎞ (先月 468㎞) (先々月 482㎞)
カリブ 431㎞ (先月 386㎞) (先々月 237㎞)
合計 1,620㎞ (先月 1,338㎞ )(先々月 1,268㎞ )
8月の走行距離は①クロスカブ②自転車③カリブの順で多く、乗車日数は①自転車が最も多くて16日、続いて②カリブが15日、③クロスカブは12日でした。8月は乗車日数的には比較的均等に乗っています。クロスカブの走行距離が伸びた理由は、お盆休み期間中も含め、全般的に遠出が増えたこと。遠出と言っても週2回ペースでベイシアへ通うようになったのが主な要因。自転車は通勤がメインなので安定しております。カリブは出番が少ないですが調子いいですよ。
水道の水漏れの件(自力で漏水場所を特定後に業者に連絡して修理してもらうつもり)ですが、ようやくというか、一応漏水個所を発見出来ました。
この2ヶ月間元栓を小まめに開け閉めしておりましたが、残念ながら水道料金は前期(2ヶ月)とほぼ同じで通常の3倍の9,000円でした。どうやら前期は途中から漏水が発生したようで、それで3倍の料金で済んでいたようです。
ともかく「水道料金が勿体ないのでうかうかしていられません。」そこから本腰を入れて漏水個所を探し始めました。発見した時はまるで温泉の源泉を見つけたかのような嬉しさでしたよ。大変だけれでもその分発見した時の喜びは大きく、やはり宝探し的な面白さもありました。『漏水箇所の特定』。近々、別記事で書く予定。
現在は近所の水道屋さんの修理待ちという状況。自分で直してしまえば手っ取り早いのですが、水道料金の減免措置を申請したいので指定業者に修理を依頼&申請という形をとらざるを得ないのです。
新型『シエンタ』について
全体的に好印象です。まずデザインがいい。先代の妖怪ウォッチ的なデザインのクセがインテリア・エクステリア共になくなり、欧州車っぽくて、ファンカーゴ的でもあり、爆発的に売れるのは間違いないでしょう。問題は供給体制&納期の長さでしょうか。もし自分が買うならガソリンエンジンの最廉価 Xグレード5 人乗りですね。
最小回転半径はやや改善されたとはいえ少し不満。前輪とエンジンの位置が窮屈で限界なのでしょう。タイヤ&ホイールの大径化のネガティブな一面でもあります。いかつ過ぎないヘッドライト・商業車的な大型サイドバンパー・ファンカーゴっぽいテールライトのデザイン、なども好印象。10速シーケンシャルCVT採用もトヨタ車らしいスケールメリットを感じられお買い得感も高い。売れないわけがない。先代は数日借りて試乗済みで、全体の印象は把握しており、実用的でまずまずいい車だと思います『シエンタ』。そもそも5ナンバーの選択肢が少ない。
一方でノア・ヴォクシーのシャープ過ぎるデザインは苦手。新型カローラもそうですがヘッドライトやテールデザインがいかつい。ステップワゴンの方がやさしくて好き。