
昨日まで仕事で今日からようやくGW。8連休と微妙。有給使って10連休にするつもりでしたが、先週から忙しくなりそんな状況ではなくなってしまう。
GWは一泊二日でビワイチ&大阪一泊の予定。
ビワイチは天気が心配…。というか、確実に雨なので予定変更しなくては!
先日、久しぶりにエンジン冷却水を交換しました。2013年6月に実施したラジエーターの交換以来ですから6年ぶり、走行距離では約7万km走っています。
https://minkara.carview.co.jp/userid/1648221/car/1223784/2374904/note.aspx
交換前に一度、ラジエーターキャップを開け内部の状態を確認しましたが、内部もクーラントも比較的キレイでした。これまでノーマルタイプのクーラントしか使用したことはありませんが、この程度の交換時期でも特にトラブルは起きません。交換時期2年推奨というのは、正直、交換時期としては少し早すぎのように感じます。
エンジン内部の経路の状態は見られないので実際の状況は分からないのですが、機能的な面で言えばこれまで全く問題がないのも事実なのです。
スーパークーラントの登場で冷却水の交換時期が飛躍的に延びましたが、これはクーラント液の性能の向上だけが理由ではなく、元々の交換時期がそもそも早すぎたという側面も少なからずあるのではないでしょうか。クーラント液の性能が急激に進歩するのも少し不自然な感じもします。
まあ、10年も乗らずに乗り替えるドライバーがほとんどなので、実質的にはLLCのメンテナンスフリー化ということなのでしょう。10年無交換というのも逆に私は不安です。長く乗るのなら心情的には5、6年で一度、しっかり交換したいところです。
そんな考え方なので今回もノーマルのクーラントを使用。ほぼ一番安いもので、希釈タイプ、色は赤。LLCの緑は何となく好きではありません。
20年ほど前まではクーラント液は普通に下水に垂れ流していましたが、最近はそんな時代ではなくなり、しっかり廃棄物として処分しなくてはなりません。それなので個人でDIYで行う場合はクーラントの処分がネックになり、処分が面倒でクーラントの交換作業を業者に依頼したくなる気持ちはよくわかります。
普通に考えれば、交換料金は作業時間に比例するでしょうから、安いところは短時間作業で簡易的で、しっかり作業すれば当然料金は高くなるでしょう。水でしっかりと内部の洗浄をしたいこともあって、昔からクーラント交換はわりと好きな作業です。
今回はそのクーラントの処分もまじめに、どれくらい面倒なのかやってみました。
まずクーラントの交換方法ですが、一回抜いて、水で4回洗浄してから新しいクーラントを入れました。必要なLLCは6.3Lなので2L原液を3倍希釈し、これで濃度的にもピッタリでした。
その結果、トータルでコンテナBOX+バケツ3杯分の廃棄クーラントが出ました。その内の2杯目と3杯目は相当希釈されていたので、これは処分するほどでもないだろうと判断し、さらに水で希釈後に駐車スペースの砂利に撒きました。
よって、廃棄処分の対象になるLLCはコンテナBOX+バケツ1杯分で、その量ざっと5~6Lといったところでしょうか。

一番最初に抜いたLLC 廃棄処分

水を注入&排出 一回目(バケツ内) 廃棄処分

水を注入&排出 二回目(バケツ内) 水でさらに希釈後に駐車場にまく

水を注入&排出 三回目(バケツ内) 水でさらに希釈後に駐車場にまく

水を注入&排出 四回目 そのまま駐車場に垂れ流し
処分方法はネコのトイレ砂を使い、燃えるゴミとして処理します。準備したネコ砂は7L。「これぐらいあれば大丈夫だろう」と漠然と購入しました。アマゾンで600円の商品。
我が家にネコはいませんし、昔飼っていた頃は本当の砂の時代だったので、ヒノキを原材料としたトイレ砂の性能も未知数でした。それで少し多めのものを購入したつもりです。処分に必要な具体的な量や比率がどこかに記載されてあれば便利だと思いましたが、本来の目的がネコ砂なので、それも難しいのでしょう。
実際の処分に入ると5~6Lのクーラントに対しては何となくトイレ砂が少なすぎると感じました。それで、自然蒸発させ体積を減らすことにしました。

天気が良い日はカーポートの屋根の上

天気に不安がある日はカリブのルーフ上に移動
4月の最高気温は20℃程度。雨天は1日だけで、17日後には3分の一にまで減り、最終的に1.7Lで自然蒸発は止めました。このあと不安定な天候が続きそうだったからです。気温が高い夏場ならもっと早く蒸発するでしょうし、クーラント交換は水温の上がりやすい夏がベストです。

蒸発させる前

17日目で約3分の一に減り色も濃くなる

2Lのペットボトルに移し計量(約1.7L)

軍手で混ぜながら適当な比率をさぐる

夜9時の作業ということもあり若干湿っています

レジ袋(2重)に入れ、翌日の燃えるゴミに出して無事完了!
今回クーラントの容器としてコンテナBOXを使用しましたが、これは物置にあったものを利用。日当たりがよく邪魔にならない場所が確保可能ならば、クーラントの処分は日数はかかりますが放置するだけなのでとても簡単です。
臭いや見た目やスペースの問題があるので、アパートや集合住宅だと少し大変かもしれません。オイル交換程度のDIYが行えることが最低条件でしょうか。
ネコ砂の代わりにオイル処理BOXを使うことも検討しましたが、水と油では性質が大きく異なるので、実際どうなるのか分からなかったのです。そういった理由で少しコスト高になっても確実なネコ砂を選びました。
ネコ砂は最終的には7Lで十分で、3分の1ほど余りました。
これは廃油の処理にでも使います。
次回からはネコ砂は5Lくらいでいいでしょう。もし足りなくなっても、その状態のまま乾燥させられるので困ることもないでしょう。今回の作業結果から、ネコ砂の必要量はクーラント液の3倍が目安かと。
クーラント交換はしっかりやると数時間はかかる作業です。自分で納得のいくまで行うのがいいです。一度しっかりやっておけば次の交換は4~6年後で必要十分だと個人的には感じます。
今回の総費用 計 1400円 作業時間 約2時間
・クーラント 2L 800円 (3倍で希釈 6.3L必要なので濃度的にもこれで必要十分)
・ネコ砂 7L 600円(3分の1余りました。オイル類の処理に使う予定)
まとめ
・世間一般で認知されているクーラントの交換時期は個人的には早すぎだと感じます
・クーラント交換は単純作業で時間はそこそこかかるので個人で行うDIY向き
・クーラントの処分はネコ砂等を利用すれば簡単(ネコ砂はクーラントの3倍必要)
・自然蒸発の日数次第ではネコ砂を使わなくても処分は可能かも
・敷地が無いと希釈したLLCの処分に困りそうです