
クロスカブ(JA45)の走行距離が10,000㎞を超えました。8月で購入して2年になりますが、バイクにしてはなかなか早いペースで、通勤にはあまり使っていないにも関わらずです。完全にセカンドカー的位置づけで乗っており、生活に密着し、頼もしい相棒的存在のクロスカブ。
そして10,000㎞で4回目のオイル交換を実施。前回11月の交換から6ヶ月で3,000㎞走行と、きっちり3,000㎞での交換を維持。
オイル消費は皆無か、ほとんど気がつかないレベルで、まだまだ機関良好。
一発始動、エンストはまだ一度もなく、燃費も平均70㎞前後をキープ。
オイルは在庫してあった旧G1を使用。まだ残り3回分あり、1年半分キープしてあります。鉱物油の10W-30にこだわりたいので、旧G1が切れたらモノタロウを使うつもり。カインズは10W-40なので、多走行になったら切り替えるかも。
今回は忘れずにドレンパッキンをしっかり準備しておいたので、4回目にして初めての交換となりました。これまで一応はノントラブルで使えておりましたので、オイル交換3回を目安に交換すれば十分でしょう。
オイル交換後は特に変化は感じられません。車と違い手応えがないよ!オイルのせいなのか?or カブエンジンのせいなのか?ともかく、今後もオイルにこだわるつもりはありません。指定粘度の鉱物油を3,000㎞スパンで、ただ交換するだけ。エレメント交換はオイル交換2回に1回。
走行距離が10,000㎞を超えた、このタイミングで一度、Fスプロケを15Tからノーマルの14Tに戻してみました。
【Fスプロケ14Tに交換】
チェーンカバーと樹脂製のスプロケカバーだけを外してのスプロケ交換。
( キタコ 15T → 純正 14T )
肉抜きしてあるのがキタコ 15T。一応は熱処理してあるようですが、耐久性はホンダ純正の方が高そう。
1万キロ程度では目立った摩耗は見られません。
普段から50キロ巡行なのでその影響もあるでしょう。
チェーンの状態も良好。油切れもおこしておらず、汚れも最小限にとどまっている?初期伸びを過ぎてからはテンション調整はほぼ不要で、ほとんど伸びていない様子で、チェーンはまだまだ使えそう。
せっかくなので、ウエスで軽く拭いてチェーンルブを塗布しました。
今回、走行直後にスプロケ交換したので、熱でチェーンルブが普通のオイルみたいにチェーン全体にしっかり絡んでいたのを確認できました。噴射直後は粘度が高い&汚れるので多めにつけたくないこともあり、チェーン全体に均一に塗布できていないことがほとんどでしたが、走行すれば摩擦熱でしっかりチェーン全体にいきわたるのですね。
フルカバーの恩恵で周囲は全く汚れませんしチェーンも錆びにくいので、テンション調整と注油をしっかりやっておけばチェーンは相当長持ちしそうな手応え。ここはママチャリ並みかそれ以上に優れております。
【14T交換後のインプレ】
結論から言うとすごく良かった。
全体にキビキビ感がよみがえり、まるでパワーアップしたかのよう。特に顕著なのが登り坂で、これまで2速に落とす必要が度々ありましたが、それが不要になり3速と4速だけで走れてしまうので非常に楽です。しかも低回転から力強く加速がいいので50キロ程度の速度域ならアベレージスピードも速い。アップダウンとタイトなコーナーが連続するような道では速度維持が楽でかなり走りやすくなりました。いくら軽量とはいえ最高出力8PSと非力故、元々パワーでごまかせる走りが出来ないカブなので、この
全体によみがえったキビキビ感はカブにとっては非常に大きな差だと実感させられました。
エンジン・ミッション・スプロケ・タイヤ径、
これらを考慮したベストバランスがノーマルのスプロケ14Tなのだと認めざるを得ませんでした。
確かに高速度域では15Tの方が回転数を抑えられるので、その分確実に振動・騒音等の快適性は向上し高速巡行はし易くなりますが、
根本的にはエンジン・ミッション・動力伝達のベストバランスを崩しており、本来の動力性能を失っているのです。
ただ高速巡行を快適にする目的の為だけに…。そして、それが割と普通になってしまっている現実。平地ではこういった動力性能の違いは見えにくいですが、やはり登り坂や積載重量が多いと顕著に現れます。そしてノーマル14Tに戻した時のキビキビ感ったら!
なぜこうゆうことが起きるかと言うと、本来ビジネスバイクであるカブをレジャー目的で利用するようになってきたからで、カブは “ 働く車 “だという認識が薄れていたり・忘れられていたり・勘違いされているという側面が少なからずあるでしょう。
個人的な感覚では、
クロスカブJA45はせいぜい50キロ程度でトコトコ走らせるようなバイクで、一応は80キロ以上出ますが、そういう使い方を想定したバイクではないです。
郵便・新聞配達等をメインターゲットとしたバリバリのビジネスバイクの派生車で、レッグシールドを取っ払い、ホイールを17インチ化し、あとはデザインとカラーで一般・レジャー向けに仕立てただけです。エンジン・ミッションはそのまま共通なのですから、その素性・血統を変えられるわけがありません。
それなので解決策はズバリ!5速化以外ないでしょう。ノーマル14Tと4速ミッションはそのままに、オーバードライブ的な高速巡行用の5速ギヤを追加するのが理想的。そうすれば本来持つキビキビ感を失わずに快適に60キロ巡行が可能になるはずです。ここはいち早く5速化を採用したグロムが方向性を示しており、ハンターカブはかなり高めの価格設定なので、クロスカブと差別化させる意味でも「5速化しても良かったのでは?」と個人的には思います。
スプロケに関しては、今後も14Tのまま乗り続けるつもりでおります。15Tに比べて200~300rpmの回転差があり、たしかに振動等の快適性を維持すると速度では2~3キロ低下し高速度域では不利ですが、それよりも全体のキビキビ感と3速と4速だけで走れてしまう快適性の方がはるかに勝るのです。特に自分の場合はセカンドカーとして日常的に重量物を積載し、しかも田舎に住んでいるので山間部を走る機会も多いので尚更です。
もう一つ見逃せない要素が、新車直後と違いエンジンが回るようになっており、以前よりも振動が気にならなくなっていること。慣らし運転後2,000~3,000㎞辺りからエンジンが回るようになってきた実感があり、新車直後は確かに振動が気になりやすかった。
快適性のボーダー回転数が4,300rpm辺りなので、速度では平地で50キロを少し切る感じでの巡行になり、以前の速度を維持したい場合は4500rpm前後で走ることになります。やはり速度優先で、以前よりも200~300rpm高回転で巡行することが多く、今後燃費がどう変化するのか気になるところ。
【5月の走行距離】
クロスカブ 561㎞ (先月 441㎞) (先々月 554㎞)
自転車 571㎞ (先月 613㎞) (先々月 492㎞)
カリブ 185㎞ (先月 161㎞) (先々月 337㎞)
合計 1,317㎞ (先月 1,215㎞ )(先々月 1,383㎞)
5月の走行距離は先月と同様①自転車②クロスカブ③カリブの順で多く、乗車日数は①自転車が最も多くて24日、続いて②クロスカブが16日、③カリブはたった7日です。これだけ乗らないと定期的にバッテリーの充電が必要だと感じます。
うっかり『乗鞍ヒルクライム』のエントリーを忘れてしまい、今年は不参加決定。コロナの影響でモチベーションだだ下がりだったので、不参加でもなんか清々しいくらい。『SDA王滝』もどうでもよくなっており、その他のイベントも全般的に負担に感じられ、遠征・遠出・行事のすべてに対して億劫なのです。
最近は健康第一のんびりサイクリングが一番しっくりくる。定年退職後に自転車で日本一周するのが密かな楽しみ&目標なので、これが自転車に乗ったり体力を維持するモチベーションの原動力となっております。
カリブのボデーカバーの劣化が目立ってきたので新調。ついにフルカバーとなりました。しかも国産。やはり中華製の安物は材質に難があり、品質・耐久性共に良くありません。今回は高くても国産を選びました。生地がしっかりしておりつくりも丁寧で使用・満足感は高い。両側ドアミラーにゴムで引っ掛けるタイプで脱着もしやすくて気に入っております。