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2018年11月10日 イイね!

そろそろ12月の車検の準備を始める。




12月の車検が近づいてきたので、先月から、暖かい日を選んで少しずつ準備を行っています。

もう何回目のユーザー車検になるでしょうか?2012年が最初でしたので、今回でもう4回目になります。何だか緊張感が年々薄れつつあるような気がします。でも当日は緊張するでしょうね。

今年は、「近々車を乗り替える可能性が無くもない」という微妙な状況なので、そこら辺を考慮して極力「後整備」にし、それで車検後に今後の見通しや状況に応じて整備していくというスタイルにします。なので今年の車検整備は従来よりも簡素で、その分負担も少ないでしょう。

それにしてもカリブの中古車、少しずつ価格が高くなってきておりちょっと手が出し難いです。
3代目すら普通に50万近いので、これなら買い替えるよりも修理して乗り続けた方が経済的だと思います。個人的な尺度では35~40万くらいがボーダーラインでしょうか。それに4WDの比率も低く、排気量も1.8は少ないという状況で、気に入った個体を見つけるハードルはグッと上がってきているように感じます。

初代と2代目は既に希少性が高く、且つ実用性を兼ね備えていることから、今後はますます手が出し難くなると予想。それに連動し、3代目の価値と価格も上昇していきそうで、特に4WDは希少価値が出てくると思います。

好きなのはデザインが秀逸な2代目ですが、総合的な車のポテンシャルでは間違いなく3代目に軍配が上がるでしょう。初代も大好きですが、維持管理のハードルはグッと上がり、希少性が高いゆえに乗るのももったいないとさえ思えてきそうで、車の性格と合わせても日常の足として使うには不向きで、初代は既にコレクター車に分類していいでしょう。立派なガレージのある裕福な方がセカンドカーとしてオシャレに乗りこなすのがいいでしょう。

初代カリブが似合いそうな有名人(お金持ち)は誰?
ベネディクト・カンバーバッチとかハリソン・フォードが乗ってたらオシャレに見えるよね。

まあ、旧車っぽくなってきたということでしょうか、三代目カリブも。

毎回、車検のタイミングの前後になると目を付けていたカリブの中古車が売れてしまいます。こういったことも乗り替えが進まない要因の一つだと思います。今後は、本気で買い替えるつもりなら、気に入った個体を見つけたら車検のタイミングを待たずに買っておいた方が確実でしょう。でも実際は、そういう時に限って車の調子が良かったりするので、なかなか決断が難しいのですよ。

それに、人は必ず心変わりするものなので、未来についてはなかなか確信が持てません。

色も同じものはまず出てこないでしょうし、修理して乗り続ける価値は年々上がってきている気がします。12年前は、2年車検付きで20万で買えたのになぁ。もうそんなに経つんだねぇ、自分でもびっくりです。

前置きはこの辺で、つまり、こんな、やや複雑な心境のなかでの車検準備なのです。



まずは、車検とは関係ありませんが切れていたメーター球の交換から。
パーキングブレーキの警告灯が切れていたので交換しました。

以前から、薄々と、なにか物足りない気がしてはいましたが中々気がつきませんでした。確かにそこそこ使用頻度は高いので切れてもおかしくはない場所ですし、走行中は点灯しないので切れていても気がつき難いのも納得です。



カリブの取り扱い説明書も久しぶりに見ました。たまに役立つのであった方がいいです、取説。

⑪が球切れのブレーキ警告灯です。



カリブのセンターコンソールBOX内には常にこれだけ常備してあります。

メーター球の予備もしっかりありました。

ヒューズはほとんど使った記憶がありませんが念のため。
昔の車はもっと頻繁ににヒューズが切れたような記憶がありますが気のせいでしょうか?
たまたま、自分がそういうボロ車に乗っていただけ?

初代ワークスはよく切れたような記憶が…。なぜかこの車、夏はオーバーヒートもしやすかったなぁ。
思いだしていると新型ワークスが欲しくなっちゃいます。運転が楽しそうでいいなぁ。



サクッと外して交換。

これまで何回も外している場所なので手慣れたものです。



点灯確認後、元の状態に戻して無事完了。

このように、トラブルに対処しやすい点も同じ車に永く乗り続ける大きなメリットです。
乗り替えるとまた一からスタートになりますから、勉強にはなりますが大変です。

その点でも、カリブは知り尽くしていると言ってもいいくらいになっていますから楽なのです。



続いてプラグ交換です。

前回は2016年10月9日(217,597km)に交換しているので、ピッタリ2年での交換になります。
まだまだ使おうと思えば使えるでしょうが、安いものなので消耗品と割り切っての定期交換です。

ノーマルプラグ以外使いませんので、一本300円程度で、送料込みでも1400円程で済みます。



前回交換したプラグが保管してあったので、今回交換したプラグと ざっと外観を比較してみました。

しっかり番号を書いておいたので気筒ごとに比較できました。



細いボールペンが2016年、太字のマジックが2018年交換のプラグです。

ざっと感想です

・全体的に焼け方は良好で、エンジンの状態は良好でしょう

・気筒ごとに焼け方のクセが見られ、若干の気筒差があることが分かる

・ワッシャの潰れ加減に差が見られる

・同じ一本のプラグでも焼け方が均一ではない(2018年の3番プラグが特に顕著)

プラグの焼け方でエンジンの状態がほぼ判断できてしまうので、まずは正常でほっとしました。



プラグワッシャの潰れが均一ではないのは、回転の角度よりも締め付け加減を重視するからで、ネジ穴とプラグとのクリアランスに差がある限りは仕方がないことだと思います。実用上でも、たとえワッシャの潰れ方に差があっても、トルク管理がしっかり出来ていればそれで十分だと考えます。

やはり、シリンダーのネジ穴をダメにしてしまうのが一番怖いので、今後も同じ方法で、安全第一で慎重に締め付けながら作業するでしょう。滅多にやらない作業なので締め付けの感覚を忘れてしまい、そこがやはり不安になるのです。仕事などでしょっちゅうやっていれば何てことはない作業でしょうが、滅多にやらないとプラグ交換は割と緊張します。



続いて、日課のようになっているトランスファーからのATF漏れの確認&処置。
こちらは相変わらずで特に変化はなく、悪化もせず、漏れが止まる気配もありません。

その流れで、リヤ下回りを点検中に嫌なものを発見してしまう。

マフラーにやや大きめのシミが数滴付着しており、触ってみるとオイルでした。
ニオイからもギヤオイルだということがすぐに分かりました。



どこから漏れているのかも直ぐに分かりました。

リヤデフの前部にあるコンパニオンフランジのシールからのオイル漏れです。



プロペラシャフトが回転し、同心円の放射状にオイルが飛び散っていくので場所が非常に分かりやすいです。マフラーにはオイルが焼き付いたような模様が出来ており、てっきり溶接の跡だと勘違いしていました。

一度きれいに拭き取って様子を見ていましたが、やっぱり、街乗り程度でも漏れてきます。

車検直前になってのリヤデフ(コンパニオンフランジシール)からのオイル漏れはタイミングが悪く、精神的にちょっとキツイです。トランスファーからの漏れ対策のこともあり、今回の車検を通すのはなかなか大変そうで、なんか急に緊張感が出てきました。一応予備のデフを持っているのが救いでしょうか。

もう、「手頃なカリブの中古車があればすぐにでも乗り替えたい」そんな心境です。
幸い?売れてしまって無い!



ここにきてシール絡みのオイル漏れが続いていますが、これは決して偶然ではなく、シール類の寿命がきていると考えるのが自然でしょう。ベアリングの耐久性も凄いですが、このシール類の耐久性も大したものだと思います。

ベアリングは金属ですがシール類の素材はゴムです。ベアリング同様にシールも、地味で目立ちませんが重要で過酷な場所に使われることが多く、それで20年、24万キロ、無交換ですから。

シール類の交換は交換作業が困難なことも多く、工賃も高額になりやすいので、状況次第では車の買い替えをも左右するとても重要な部品です。一般の人は10年10万キロ以内で買い替えることがほとんどなので関係のない話になりますが、私のように、古い車に長く乗るようになるとシール類の耐久性がとても重要になってきます。

ゴム製品なので高分子化学の技術発展と共に進歩し、今後も新素材の開発等に伴ってより発展していく可能性のある部品だとも思います。しかし、常にコストの問題が障壁になってくるでしょうから、そこら辺のバランスで安くて高性能なものが採用されていくのでしょう。そう考えるとオーバースペックというのも無駄に思え、現在採用されている性能で必要十分な気もします。

理想を言えば、新車の購入時にオプションで耐久性の高いシール類をチョイスとかできるといいのですが、とにかく世知辛い時代ですから、夢のまた夢のような話ですね。

車検は12月中旬の予定なので、後一ヶ月ちょっとしかありません。
がんばってなんとかしなければ!!

P.S 
まったく関係ありませんが、「シエンタ」のマイナーチェンジはとても良いと思います。
個性的なデザインはともかくとして、シートアレンジや荷室の魅力が増し、より使える車になりました。なによりも、ユーザーのニーズをしっかり反映しているところに好感がもてます。個性的なデザインは私の世代ではギリギリセーフですかねぇ。やはり、インパネデザインはハイエースやマークXが好みで、外観も含め総合的には、信頼性の問題をかかえてはいますが先代のカングーの方が好きです。
Posted at 2018/11/10 10:26:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリンターカリブ | 日記
2018年10月16日 イイね!

リスローンRP-44519投入、その後。




リスローンRP-44519の投入から一月半が経過し、その間に約1,500㎞走行しました。

商品ラベルには「添加後、400㎞以上走行すれば、オイル漏れが基本的に止まります。」と記載され、既にその3倍以上走行していますが現在のところ効果はまったく見られません。

繰り返しますが、これまでのところ効果はまったく見られません。



一応念のために補足しておきますが、「効果が見られない」と「商品に効果がない」はまったく別のことだという事です。

とりあえず「私のケースでは効果が無かった」ということで、必ずしもこの商品がダメだとは限りません。もしかしたら他のケースでは効果があるのかもしれません。

今回の漏れのケースでは内部の状況も不明で、そのために予想・推測を元に対策をとってきました。漏れの原因がはっきり判明している訳ではないので、今回使ってみて効果が見られなかったからといって必ずしも「商品自体に効果がない」とは断言できません。

本当は内部を開けて見ないと漏れている原因箇所や詳細はハッキリしないはずです。
もしかしたら本当は、シールやパッキン以外の原因で漏れているのかもしれません。

漏れ止め剤の使用には、こういうあやふやな状況が付きまとうことが多いと考えられ、そのせいで商品の効果の有無も今一ハッキリしないケースが多いのが現状ではないでしょうか。

そもそも、内部を開ける余裕があれば、ついでに原因箇所の処置も済ますでしょうから。

簡単に内部を開けられず、構造も車種ごとに多様で、原因箇所の特定や予想はそれなりの経験を積まないと難しいと思います。



リスローンRP-44519投入前と投入後を比較してみるとこんな感じです。

1,600km.というのは通常の2ヶ月分の走行距離に相当し、既にペーパータオルの吸収力の限界を越えてしまっています。それなので通常は、少なくとも一ヶ月毎にはペーパータオルを交換していました。この月は乗鞍遠征が2度重なり、通常の倍以上走ってしまいました。

それでもこの程度のATFの漏れではゲージに反映されず、ATFの減少にはまず気がつかないと思います。元々ATFは膨張率がとても高く、温度に対しての増減量も大きいので、正確な量をつかみ難いですし。

リスローン投入後はそれぞれ、200km、250kmごとにペーパータオルを新品に替え、漏れ具合を観察していましたが、ほとんど変化は見られず、ほぼ投入前と変わらないという印象でした。

もしかしたらですが、若干ですが減り方が緩やかになってきたかもしれませんが、ごくわずかなレベルですので「変化なし」としておきます。漏れが悪化してきたということは絶対ないです。



漏れ止めのペーパータオルは、このようにガムテープで固定させるだけなので簡単です。
毎月一回、下に潜ってこれを行っておけば、あとは普通に車を使えます。

目立つので12月の車検時には上手く誤魔化さないといけません。
漏れる場所は直径数ミリの新円の穴なので、簡単に誤魔化せるとは思っていますけど。



漏れている場所がAT本体とは別のユニットであるトランスファーからということもあり、もしかしたらATFの経路の関係などから漏れ止め剤が行き渡るのに通常よりも時間が多くかかり、その分効果も遅れて現れる可能性もありました。

これまでまったく効果が見られないので、そういったことも考慮しながら経過観察を継続することに。

そしてブログの更新も遅れがちになりました。



9月25日現在、やっぱり漏れは止まりませんでした。

若干ですが、漏れが緩やかになってきたのかも?と感じなくもないので、引き続きこのまま経過観察を続けることに。



10月13日現在、やっぱり漏れは止まりませんでした。

緩やかになった兆候も特になく、10月13日現在でも効果はまったく見られません。

期待はしていませんが、ATFの交換を少し先延ばしし、もう少し経過観察するつもりでいます。

漏れ以上に心配していたATのトラブルは、幸いこれまでのところ起きていません。
もうじき24万キロになりますが、これまで好調で助かっています。

漏れが改善されなくても、今すぐ困ることはありません。しかしATに不具合が発生してしまうと車が使えなくなり、同時に、即座に修理か乗り替えか選択を迫られ、これは大変困ります。

現在は、漏れを十分コントロール出来ているので、これまで通り普通に車を使っています。



先日、こういう道を久しぶりに通りましたが、やっぱり4WDだと安心ですね。
過去にFR車でスタックした苦い経験があるので、進入する前から警戒してしまいます。

カリブなら大きな水溜りの感覚で普通に通過できてしまいますが、それはやっぱり4WDだからです。

もし2WDだったなら諦めておとなしく引き返したでしょうか。この先にもっと酷い状況の場所があるかもしれないと考え、もしそうなったらバックでこの場所を戻る破目に…と想像できますから。

国内の未舗装路も随分と少なくなってきました。大抵、道路の幅は狭いので、サイズ的には軽ぐらいが丁度よくて、カリブが限界かなぁ。こういった場所では軽トラやジムニーが実用的なんだよなぁ、実際は。こんな感じで、中々4WDと5ナンバーサイズへの未練が捨てきれないので困ります。

実際、年に数回とか数年に一回とかとても役に立つ場面に遭遇するので、その度に考えが改まってしまい、今回もまさにそうでした。乗鞍へ行く途中の古いトンネル群も道幅が狭いので、毎回通るたびに思います。昨年の「11月王滝」の遠征時も4WDが頼もしかったなぁ。

こういった経験がある度に、それに連動して、このままカリブに乗り続けるメリットもあるのかなぁと、心境が変化します。塗装の劣化、ATFの漏れ、それ以外は好調という微妙な状況ではありますが。



とりあえず、このまま12月の車検は通すつもりでいます。
Posted at 2018/10/16 13:51:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリンターカリブ | 日記
2018年09月08日 イイね!

エンジンオイル&エレメント交換 2018年6月30日




最近はブログの更新が月イチになってしまっております。
そのせいで、出来事と記事の時間的ズレが大きくなっており、ネタも少し貯まっています。

この不自然さを、ここらで頑張って解消します。

まず、6月30日にエンジンオイルとエレメントを交換しています。



今回は前回の交換からぴったり6ヶ月経過してから交換しました。

ご覧のようにゲージの下限ギリギリですが、前回の交換時に残量を正確に把握したので、今回は余裕で過ごせました。 https://minkara.carview.co.jp/userid/1648221/blog/41006667/

ゲージ下限でも2L以上残っており、急勾配の坂を長時間走らない限りは大丈夫でしょう。
急勾配の坂ではオイルパン内のオイルも傾斜し、吸い上げ&排出にムラが生じそうで心配です。



使用オイルは今回も「シグマパワークリーンスペシャル5W-40」。

とにかく安いモノタロウのエレメントも定番です。

結局パッキンは再利用し、新品は使いませんでした。



オイルは下抜きで。

上抜きの方がキレイに抜き取れると分かっていても、やっぱり下抜きが楽なのです。

そういえばオイルチェンジャーは最近使ってないなぁ…。



モノタロウのエレメントを使い続けてきましたが、これまで特に問題はありません。

定期的に、私の場合はオイル交換2回に一回の頻度で交換しています。

単純作業ですが、パッキンへのエンジンオイルの塗布&締め付け加減には気を付けます。



ゲージ下限ギリギリでもこれだけ残っています。

重量と比重を根拠にした計算上では2.1L残っています。



新油は3.7L入れてゲージでこれぐらい。

その後、先月に残りのオイルをエンジンに入れたばかりです。

面倒だったので、フィラーキャップを外してジョウゴを挿し、直接オイルを追加しました。



オイル交換後は毎度調子よく感じます。

オイル交換は車のリフレッシュとしても維持するモチベーションとしても良い気分転換になります。

オイルの減りに関してですが、エンジン始動後の暖気時間が減り方に影響するように感じます。
暖機時間を短縮したらオイルの減りも緩やかになったように思うからです。

ただ、適切な暖機時間はエンジンとATでは少しズレがあるように感じ、ATは若干長めの方が良いように思います。数分で温まってくるので問題ないのですが、油温が低いせいだと思いますが走り始めはオーバードライブに入らないようにATが制御しています。

暖機時間が短い場合、いつも同じ場所を通過する辺りでオーバードライブに入りだすので、正常かどうかのバロメーターにもなっています。暖機時間が長い場合は最初からオーバードライブに入り、AT的に走りもスムーズに感じます。

「シグマパワークリーンスペシャル5W-40」の製造・販売についてですが、メーカーのHPに商品が記載されていないことで今後販売が継続されるか心配されている方もいるようです。

数年前に自分も同じような心配をし、直接問い合わせたときは「廃止する予定はない」とおっしゃっておりました。それから数年が経過し、その間現在まで製造・販売は継続されており、その頃と現在とではほぼ同じような状況が続いております。

この状況を踏まえると、今後大きな変化が起こる可能性は低く、今後もしばらくは継続・販売されるだろうと考えています。HPに記載していないのはメーカー側に何か意図があるのだと考えています。

総走行距離 235,550km.
Posted at 2018/09/08 09:31:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリンターカリブ | 日記
2018年09月06日 イイね!

ATF交換 & リスローン RP-44519 投入




「5月 王滝」後も、8月に入ってからは乗鞍まで2往復しており、結構な距離を走りました。乗鞍へは山間部の下道を多く使い、暑さも厳しかったのでATには過酷な条件だったと思います。

9月現在、基本的に車の調子は良く、普段の街乗りのみならず、高速を使った遠出でも全然平気です。特にエンジンは好調で、アイドリングも安定しており、エンジン関係のトラブルで車が止まってしまうような不安はまったく感じません。

一般道~高速道路を常識的な速度で走行する分には、10万キロ程度の中古車とほぼ同じ感覚で乗っていられます。現状、故障やトラブルが心配で外出を躊躇うということは一切なく、中古車で購入した12年前とまったく同じ使い方をしており、その頃と大きな違いは感じません。燃費に関してもほとんど変化は見られません。( 2018.09.01現在 走行距離238,000km. )

このように、基本的にごく普通に安心して乗っていられますが、車の劣化については時々感じます。

「登り坂でダイレクト感や力強さが無くなってきたなぁ」と、やはり動力性能の低下を走行負荷の高い場面で時々感じます。その他では、前進からバックに移行するときに少しガタ(ATの)が出てきているのが気になります。変速に関してはスムーズでショックもなく、普通に気持ちよく走行できており、高速道路でも追い越し時は楽に120~130kmは出せます。

劣化のほとんどは、低速走行で10%以上の勾配を上るような場面に限って感じることがほとんどで、具体的には「すずらん高原」や「乗鞍高原」クラスの坂になると劣化を感じます。決して速度が上がらないということではなく、以前に比べてヘタリやパワーダウンを感じるということです。高速道路での坂は勢いがついているせいかあまり感じません。それ以外の劣化はボディ関係がほとんどで、ビビリ音とか振動とか塗装です。

このように基本性能はしっかりしており、細かなところを気にしなければまだまだ十分使えそうなので、漏れの症状が軽い今のうちになんとかしておきたいところです。

これまでを時系列で振り返ってみると

4月15日 ピットワーク NC81 投入

5月20日 「王滝」遠征 王滝村往復&伊那市往復


6月2日 なぜか一時的に漏れが極端に少なくなる

この頃なぜか、ATFの漏れが治まったかのように見え、少し期待がもてました。
反面、理論的には治まるはずがないと思っていたので、この結果に少し混乱してきました。


6月13日 再び漏れが増え、以前の状態に似てくる

約一週間後の6月13日の時点で、やはり少し漏れが増え出し、決して治まっていないことが分かる。漏れの量やスピードは若干改善されたような気もしますが、基本的にはあまり変わっていません。

「漏れが治まらず やや期待外れの結果で残念」というよりも、前回一時的に治まったように見えたことの方が理論的には辻褄が合わなかったので、「やっぱり」という少し安堵した心境と、「これで治まればラッキー!」という淡い期待が崩れて少し残念な気持ちもありました。

その後も、引き続き経過観察を継続。


7月12日 一ヶ月でこの程度の漏れ 

一か月後の7月12日の時点で漏れの量はこれぐらいになっており、ほぼ以前と同じ量です。
4月15日のNC81投入から既に3ヶ月経過しており、そろそろ結果を判断していいでしょう。

この結果から判断できることは

・ATからのATFの漏れは治まっておらず、ピットワーク NC81投入前と大きな違いは見られない

・唯一の違いは、漏れ出したオイルの色が変化してきたことで、茶色→赤色と色の変化は明らか

・NC81投入によって、漏れの量に変化はなく、色に変化をもたらした、と判断できます



今一度、トランスファー内部の基本構造を確認してみると、NC81の投入はギヤオイル側に行ったので、たとえ完璧にギヤオイル側のシール漏れを防いだとしても、ATF側のオイルシールからの漏れは防げないことが、構造的に分かります。

漏れ出したオイルの色が 茶色→赤色へ変化してきたことは、NC81の投入によってギヤオイル側のシール漏れが治まり、トランスファー内部でギヤオイルの漏れが治まった結果と考えるのが自然です。それ以外思いつきませんでした。

茶色→赤色と色の変化を根拠にNC81の効果はあったと評価していいでしょう。

ここからは予測になりますが、やはり今回のATからのオイル漏れの原因はオイルシールの劣化によるもので、トランスファー内部でギヤオイルとATFオイルが一旦混ざり、その混ざったオイルが外部に漏れだしていたと考えられます。

当初、漏れ出したオイルが外観的には茶色に見えたので、ギヤオイルが漏れ出していたと単純に判断してしまいましたが、実際はトランスファー内部でギヤオイルとATFの両方が同時進行的に漏れ出していたと考えられます。

今回のケースでは、ギヤオイル側とATF側の両方のオイルシールへの漏れ対策が必要になってくるでしょう。現時点は、とりあえずギヤオイル側の対策は行い、そこそこの改善が見られたという、ちょうど中間点のような状況で、今後はATF側の漏れ対策が必要なのは明らかで、疑問の余地はありません。

リスクもあってこれまで躊躇っていましたが、これでATFの漏れ止め剤を迷うことなく投入できるということです。

漏れ止め剤の投入にあたってはATFの交換と絡んでくるので、今回は三回に分けてATFを交換する計画を立てました。2回目の交換時に漏れ止め剤を投入し、その一定期間の後に漏れ止めの効果の有無に関わらず3回目のATF交換を実施する予定です。これは、出来るだけATF以外の残留物を排除し、少しでもATトラブルのリスクを回避させるためです。1回目8L、2回目4L、3回目8L、合計20L交換する計画です。



7月12日 早速1回目のATF交換。生憎の天気でしたが、気にせずに実行。

第1回目の今回は残っていたガルフを処分したかったので合計8.4L交換となりました。



シンプルにATオイルパンのドレン穴からの下抜き。



下抜きでは4L程度の排出が限度なので2回に分けて実施しました。



衝動的にリスローン(ATFの漏れ止め剤)を投入したくなりましたが、冷静になり衝動を抑える。

もしかしたら今回のATF交換後に変化が見られる可能性もあるので、まずはATFの交換のみ。
新油効果で漏れの症状が治まったとか、逆に増えたとか、念のため、そういうことを考慮しました。



交換後のテスト走行では、たった8.4Lの交換でもダイレクト感が増したのが分かります。

第一回目のATF交換は無事終了しました。


8月30日 2回目のATF交換

いよいよATFの漏れ止め剤 リスローンを投入します。

正式名称は トランスミッションストップリーク剤 RP-44519 。
もう、買ったのはいつだったか忘れてしまいました。

実際に投入する前の心境ですが、なぜか故障のリスクの怖さはほとんどなく、もしこれで漏れが治まればラッキーという期待感や好奇心がほとんどで、使うのが楽しみで仕方ない、そんな感じでした。

少し前はあんなにリスクを恐れ、投入を躊躇っていたのに、人の気分や考えなんてコロッと簡単に変わってしまうのでまったくアテになりません。



商品説明には「400km.以上走行すれば、オイル漏れが基本的に止まります。」と、頼もしい言葉!
硬化したオイルシールの機能回復を促す商品だろうと、解釈しています。

なので、もしそれ以外の原因でオイル漏れが起きていればオイル漏れは止まらないだろうと、素直に諦められます。漏れ止め剤の価格も安いですし。車も古いですし。



一本325ml入りなので4回に分け、予め80mlを900mのATFに混入し、その後にAT内へ注入します。ATFを325mlだけ抜き、そのままリスローンを丸ごと一本入れるという方法は、さすがに怖くて出来ませんでした。



商品は飴色でATFよりも少し粘度が高いです。



ATFとは混ざりやすそうだったので、特に棒などで かくはんはしませんでした。
容器を手で持って数回ぐるぐる回しただけで済ませました。

やはりATFは扱いに気を遣うので直に接触は避けたかったのです。



ATFの注入はゲージの入り口から。

このように周辺はATFでべちゃべちゃになります。



投入後も特に不具合は発生せず、ひとまず安心しました。

2回目のATF交換及びリスローンの投入は無事完了です。
後は400km.走って効果を確かめるだけです。



400km.走るには通常では約2週間かかり、9月15日頃には効果が表れ始めるでしょうか。
楽しみです。

この“漏れ”がカリブの今後の運命を大きく左右するかもしれません。
Posted at 2018/09/06 15:34:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリンターカリブ | 日記
2018年06月02日 イイね!

トランスファーオイル交換 & NC81投入




「みんカラ」らしく車ネタが続いております。

「トランスファーからのオイル漏れ対策」の続きで、このタイミングで、買っておいた漏れ止め剤を実際に使ってみることに。まずは無難にトランスファーのギヤオイルに「ピットワークNC81」を投入。



NC81の効果を最大限に引き出すためにも、取説の指示通りギヤオイルも新品に交換。

しばらく無交換だったのでリフレッシュも兼ねてですね。



抜いたギヤオイルは、主観ですが結構汚れていました。

トランスファーの場合、汚れていても、オイル量さえ確保していれば最低限度の機能性は保たれているような気がします。デフもそうですが意外と高温になるので、まず冷却機能が重要で、そのためにも指定グレードと量を守ることが大前提だと思います。

オイルの劣化よりも漏れによる量の減少の方がずっとリスクが高く、「無交換でも量さえ確保してあればいい」というメーカー側の根拠もきっとここにあるのでしょう。



今回の作業で使った道具・小物類。特別なものは不要で、あり合わせの物で十分間に合いました。

新油をレベルゲージの穴から注入するので、先端の細いジョウゴは必要不可欠です。



今回NC81はこれだけ使用し、残りはエンジンオイルにでも使ってみるつもりです。

指定量の最大よりもやや少な目を選択し、効果よりも若干リスク回避寄りの判断です。



予め、ギアオイルにNC81を混ぜておき、後に注入します。

結果的には、ギヤオイルの量は修理書の指示量では多すぎて後で抜くことになりました。
指定量より少なめにし、後で追加調整した方が楽でしょう。

古いオイルが全て抜けきらず、多少は残ってしまうからこうなるのでしょう。



最大限の効果を発揮してもらうためにも、六角レンチを使って念入りに混ぜ合わせました。

ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる。 ぐるぐるぐる。



注入はレベルゲージの穴から。

オイル粘度が高く、穴も細いので、そこそこ時間がかかりました。



トランスファーオイルのリフレッシュの効果は全く体感できません。

レベルゲージの色・つや・香り・で満足しておきます。
古いオイルの汚れを見た後なので満足感はそこそこあります。



交換から10日後の様子です。距離では約250km.走行。

早くも漏れ出したオイルに変化が見られました。

べちゃべちゃがあまり感じられずサラサラ感があり、外観も臭いも普通にATFという感じがしました。
漏れだした量も少なくなったような気がします。



交換から一ヶ月後の様子です。距離では約800km.走行。

漏れ出したオイルの状態は10日前とほぼ同じで、引き続き さらさら感があります。

ATFゲージのオイルと比較してみても ほぼ同じものという印象で、
漏れ出したオイルはATFでほぼ確定です。

漏れに対してはティッシュ一枚で一ヶ月持ちます。
その程度の漏れなのでゲージに変化は反映されません。



投入前はこのような状態だったものがNC81の投入後はこうなりました。



・以前はATFにギアオイルが混入、その為にべちゃべちゃし、それが漏れ出していた。

・NC81投入によってシールが復活、ギヤオイルの漏れが治まり、べちゃべちゃが消えた。

・現在漏れているのはATFで ほぼ確定。




今回の結果から、当初私はこのように判断し、NC81の効果はあったと考えていました。

しかし、何となくしっくり来ないので、もう一度考え直してみます。



当初漏れ出していたオイルは果たして何か?という根本に戻り、べちゃべちゃ感の原因が本当にギヤオイルの混入にあったのか、疑いを向けます。

ATFと、ほぼ同じ性質のパワステフルードを使って検証しましたが、べちゃべちゃ感はオイルの量によっても生じることが分かりました。今回の結果からは、べちゃべちゃ感は量によって、色の違いは単に汚れ、ということも考えられます。

この汚れがギヤオイルという可能性も十分あります。

当初、ギヤオイルにATFが混ざり、それが漏れていたと考えていましたが、ATFにギヤオイルが混ざり、それが漏れ出したという表現の方が比率的には正しいように思います。

もしそうならば、ATF全体がギヤオイルの混入によって汚れている可能性があり、ATF自体の劣化も問題になってくるでしょう。確かにゲージを見てもそれなりに汚れていると思います、ATF。

ここへきて少し混乱してきました。

ATFとギヤオイルが混ざっている可能性があることを頭に置きつつも、現時点では一旦、以前に漏れ出していたオイルの詳細は不明ということにしておきます。重要なのは漏れの改善なので先に進み、漏れ解決後にはこの混乱が晴れることを期待します。

現在はっきりしているのは、漏れているのが ほぼATFであること。
そして、漏れの量が減少してきているような気がします。
それなので今後漏れが収束していく可能性を含んでおり、少なからず期待感があります。

NC81の効果も「検証段階でまだ不明」ということにし、もう少し経過した後に判断を下した方が良いでしょう。今後副作用が現れる可能性もあり、そこも一応頭に置いておきます。

しばらくはATFの漏れる量に注意しながら、引き続き経過観察していきます。もう一つの、AT用の漏れ止め剤(リスローン)の投入にはリスクもあり、今後慎重に判断していきます。

現時点で考えていることですが

ATへの漏れ止め剤の投入後は、漏れの効果の有無に関わらず、一定期間後には新油に交換するのがAT全体へのリスク回避につながると考えます。そのためには漏れ止め剤は古いATFに投入し、一ヶ月~数ヶ月後には再びATFを交換したいところです。しかし取説では新油への交換時に投入するように記載されているので古いATFへの投入は効果を弱める可能性もあります。そうなると勿体ないですが、漏れ止め剤にも新油を使うのが一番確実でしょう。どちらにしろ、投入のタイミングとしては数ヶ月遠乗りしない時期が理想で、そうなると9月の「王滝」以降、もしくは年末の車検後になりそうです。

実は、古い車なので少なからずリスクが付きまとうATF交換はもう行わない予定でいました。しかし今回の件によってATFの劣化が心配になってきたので、ATFの交換を近々実施したいと思うように考えが改まってきました。

このような状況のATですが、最近、高速道路を使った遠乗りの予定があって、そこで高速走行や長距離走行に耐えられそうか実際に確かめてきました。目的地は松原スポーツ公園です。

続く
Posted at 2018/06/02 15:35:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | スプリンターカリブ | 日記

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