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2018年08月31日 イイね!

続・カリブで久しぶりの遠出。




1:00過ぎに起床。2:30にホテルをチェックアウト。
深夜のこんな時間に車を走らせるのも最近では「王滝」くらいでしょうか。

ゆとりのある速度で走っても松原スポーツ公園には3:40には到着出来ます。


早朝5:00頃 松原スポーツ公園

出場したのは昨年に続き 100km です。

4:30からバイク整列。昨年の順位と同じ200~300位に並べ、同時にダッシュでトイレに向かう。
バイク整列時が一番トイレが空くことに最近気がつき、おかげで待たずに入れました。

スタート直後のパレード区間は落車が起きやすいので、一番端をリラックスしながらも慎重に走る。
林道の登りに入ってからも密集した状態が続くので、周りのペースに合わせ、しばらくは我慢しながら走ることを強いられる。

ほとんどの方は秩序優先で、辛抱しながら絶妙な距離を保って走っているのですが、そこに強引に割り込んでくる身勝手な人が毎回必ず数人いて不愉快になります。

落車の一番の原因はこのような強引な割込みでは?大変危険です。

遅いのに全く譲ろうとしないというか、右側をずっと走っていたり、周りがあまり見えていない方がたまにいて、集団全体の流れが極端に悪くなる状態も危険だと感じます。

CP1までの密集した状態は非常に走り難く、自分本来の走りが出来ないので、何とかならないものかと毎度思いながら走っています。きっと、皆さんそうも思いながら走っていることでしょう。

明らかにスタート順は前方が優位で、実力以上にオーバーペースの方も多いと感じるのがこの前半。結局体力勝負なのでCP1までにふるいにかけられ、以降、ようやく各々のペースで坦々と走ることが出来ます。

自分の中ではCP1までは我慢の区間で、それ以降が本当の自分の実力だと考えます。
実際、区間順位もぐっと上がり、順位差の変動も小さくなっていき、最終的にリザルトに現れます。

リザルトの区間順位からは色々な要素が読め、後でとても参考になります。下りが得意か苦手か、持久力があるかないか、総合力が高いか低いか、などなど。

総合順位の割にCP1までの順位が良くない方は、スタート順が悪かったり、走りがジェントルだったり、ともかく基本的にペース配分がしっかり出来る方だと思います。

とにかく実力だけではどうしようもないのがCP1までの区間。参加者数が多すぎるのが根本原因なので解消は難しいでしょうが、もう少しスタートの並び方やパレード区間の走り方を工夫すれば多少はスマートになりそうな気もしますがねえ。

整列のための早起きも、貴重な時間がもったいないと思います。

こういった理由から、前からスタートしたがるのが「王滝」で、バイク整列は名物にもなっていますから、おそらく今後も簡単には変わらないだろうと、一応諦めてはいます。


昨年度2017年 ゴール後の様子

2016年9月から、もう4回連続出場になりますので、これまでの経験が多少は役立ってきています。
しかし毎回コンディションがガラッと変化するので、対応に苦慮することも少なくありません。

・2016年 9月

スタートからゴールまでずっと大雨で、終始水溜りや小川の中を走行しているような厳しいレース環境でした。周りの景色といえば白いモヤと山林だけで、どこを走っているのかまったく見当がつきませんでした。しかも後半はブレーキトラブルに悩まされ、下りはバイクから降りて押して歩く場面もあったりで、アドベンチャー感の高いとてもユニークなレースだったかと。増水した川を渡る場面では「これが王滝なのか!」と洗礼を受けた気分でかなり興奮しました。

・2017年 5月

天候に恵まれ、予想外の真夏のような暑さがとにかく印象的でした。結果、水分補給が不足し、後半はバテ気味で、終盤は本当にキツかったです。5月のコースは初めてだったので、終盤のあの坂は地獄のように感じられ、対照的にその後のゴールに向かう下りは極楽気分で最高に楽しめました。
5月は厳しいコースの分だけゴール後の達成感はありました。

・2017年 9月&11月

台風の影響でこれまた予想外の中止。しかも現地に行って初めて知るという失態を冒す。代わりの11月は極寒&タフなコースで、5時間の制限時間を知らずに、完走狙いでマイペースで走っていたら3周でタイムアウトという結果も想定外でした。「王滝」で初めて落車し、しかも3回もです。そのうちの一回は結構なスピードでかなり派手に転んだせいで数日体が痛くて大変でしたが、それよりも「この程度のケガで済んで幸いだった」という気持ちの方が俄然強く、改めて安全第一を心がける戒めとなりました。どんな状況であっても健康&安全を犠牲にしてはダメだと悟りました。

・2018年5月(今回)

過去のレースと比べても、今回のレースは絶好のコンディションだったといえます。想定外だったのは大幅なコース変更があったことで、前夜祭に不参加&単独で参加していることもあり、事前にコース変更を知らないままスタートしたのです。

今年は調子が良いこともあり、真面目に7時間を切るつもりで競技に臨んでいました。順調に進んでいた中盤辺りから単独で走ることが増え、見慣れない風景の出現にコースを間違えていないか不安になることが増えていきました。

不安になりながらも他の人に追いついては安堵することを繰り返していましたが、頭の中では??でした。決定的だったのは終盤に出現した長い舗装区間とトンネルの存在です。

なぜかトンネル内を徒歩で進む指示がスタッフから出され減速、ライトを持っていなかったので“あの凹凸の路面“の状態がまったくつかめず、徒歩でも不安に感じられる程の状態で、最初不満だった徒歩の指示も通過後は十分納得できました。

あのトンネルは危険過ぎます!最初はバイクに乗車したまま通過可能だったようで、長い直線の下り坂で相当の速度で進入していたでしょうから危険極まりなく、今回最も「王滝」らしさを感じたポイントでしょうか。

このように、危険個所が見落とされていたりすることが多々あるので、コース変更後の「王滝」は危険度が高いと個人的には感じています。特に2017年11月のループのコースではそう感じました。実際、私も3回も転びましたし、雪以外でも中々テクニカルなコースコンディションだったかと思います。

ともかくケガしないように個々が注意して走らないといけません。

今回は綿密に、昨年の区間タイムを参考に数分単位で7時間切りを目指して走行していたので、途中からタイムがおかしいことにも気がつき戸惑いも増していきました。心情的には、タイム短縮していたので嬉しかったのですが、何か違和感を感じ不安もありました。

結局ゴール直後にコース変更を知ることになるのですが、それまで終盤の登りに備え力を温存していたので、あの終盤には面食らったと同時にフラストレーションも溜まるあっけない幕切れでした。

例年の5月は終盤ヘロヘロになりながら最期の峠を越え、なだれ込むように一気にゴールへ下るという状況ですから、余力が残っての今回のゴールとは対照的過ぎて、その分満足感や充足感が少ないのでしょう。

このように、今年は大幅なコース変更があったせいでタイムがかなり短縮されています。
みなさん普通に30~1時間程度は短縮されているようです。


このような状況のなか、私はこんな結果でした。6時間10分台。
もし従来通りのコースであっても今年は7時間をギリギリ切れたのではないかと考えています。

根拠としては、コース変更のない中盤までの区間タイムが良かったこと、昨年と比べて全体の順位が上がっていること、先生を終盤にパスできたこと、なによりも走っていて調子が良くトイレ休憩以外ノンストップで走行出来たこと、しかも登りが楽に感じ全体的に余裕を持って走れていたからです。


昨年の5月の結果

昨年の5月は、暑いコンディションでタイムが伸び悩むなか、7時間を少しオーバーという結果でした。
7時間を切ることは出来ませんでしたが、大分手応えをつかみ、少し自信と余裕も出てきました。

今回、割と良い結果が出せましたが、反面、何だか競技そのものに少し飽きてきてしまいました。
タイムを目指してしまうと、やはり効率やペース配分の問題になってしまい、面白くありません。
CPも通過するだけで会話やドラマに遭遇する機会も一切ありません。

こんな心境に陥るとシングルギヤやファットバイクで挑戦したくなったり、他のより過酷な競技(100kmマラソンや100マイルマラソンなど)に挑戦したくなるのかもしれません。「王滝」の良い所は、色々なタイプのバイク乗りが集まっていて、裾野も広くて、競技志向だけに偏っていない点で、自分に合ったスタイルで参加出来る点です。

自分的には、飽き=成長は同義語だとポジティブに捉えています。
適応し、順応した自然な反応が「飽き」という状態で、次につながる第一歩だと考えます。

自然災害の影響で9月の「王滝」の開催が中止になりましたが、個人的にはモチベーションが低いままなので、何だかほっとしてしまいました。その後、再び開催の情報が追加されましたが、私は今年の9月は参加しないことを決めました。

色々理由がありますが、まず中止の決定が安易過ぎだったと感じます。「SDA王滝」は規模が大きく、色々な意味で影響も大きいので、中止は極力避ける方向で柔軟に対応していかないと状況をより悪化させかねません。千人規模の人々が各々スケジュールやコンディションを調整して臨んで参加しているのに、今回の中止の判断には配慮や熟考が欠けていたと感じます。実際に工夫すればこのように行えるのですから、中止の判断・決定が早すぎたと思います。

個人的には、予約していた宿もキャンセルしてしまったし、代わりの競技の詳細情報が遅くて困ったし、郵送でしか応募できないのも不便だし、決定的なのは地域行事の当番と重なっていたので、それなりの覚悟で競技に参加しないと当番の変更や交代をし辛かったことです。

こういった複数の要因が重なったことや、コースの魅力に乏しいことも理由ですが、核心は心情的に競技そのものに飽きてしまったことで、このタイミングで一休みしたいと心から思ったからです。


昨年度2017年 ゴール後 松原スポーツ公園への帰路

このタイミングで一旦体を休め、来年以降は何か新しいことに挑戦するかもしれません。
もしかしたら、このままズルズルと何もしないかもしれません。その時の気分次第です。

いつの間にか大きな負担になっていたようで、「王滝」に参加しないと気分的に随分と楽だということが今回よく分かりました。



そうそう、あれからチューブレスレディのエアー漏れがとても安定しており、前後まったく変わらないくらいです。昨年の11月に使ったままの状態でエアー補充だけでそのまま5月に使いましたが、一切トラブルなしで、ほとんど手がかからなくなりました「コンチネンタル クロスキング」。



筆不精なのでギリギリにならないとブログが更新できない状態が続き、ネタも貯まりつつ、時系列も不自然になってきております。なんとかしたいと思いつつもあっと言う間に一日一日が過ぎていってしまいます。

肝心の、カリブのATの状態、及びATFの漏れの状況ですが、また次回。
そろそろ、なにか進展がありそうな予感!

続く
Posted at 2018/08/31 21:19:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | カリブでお出かけ。 | 日記
2018年07月30日 イイね!

カリブで久しぶりの遠出。




久しぶりに、カリブで遠方へ出かけてきました。

昨年の「11月 王滝」 以来なので半年ぶりでしょうか。
今回の目的も「王滝」です。

ブログの更新も久しぶり。



前日も仕事で忙しく、準備が十分に行えなかったので出発当日は朝からバタバタしました。

箱ごとに衣類、工具、補給、と入れ分け、細かく分別する時間が無かったのでややアバウトに。
現地では小物一つ無くても困るので、忘れ物だけはしないように毎回気を遣います。
迷ったら一応持っていくことになるので、当日の天候や状況が読めると荷物が少なく済み楽です。

ペットボトルの水は洗車用で、現地でバイクを十分洗えないのが不便で毎度困っています。
現地に高圧洗浄機が一台あって、サッと1分でもかけられれば大変助かるのですが。



このように一人で使う分には必要十分なカリブ。

もう少し大きい車があれば便利だと思う反面、普段は持て余してしまいそうで無駄にも思えます。安全面はともかくとして荷室の使い勝手はとても良いので "道具" としては必要十分です。現在のライフスタイルが続く限りは丁度良いサイズなのかなぁと思います。

サイズ・荷室的にというよりも、荷室の床が低くてフラットという点でミニバンは魅力的ですね。

毎回、スペアホイールとして普段使っている手組ホイールも前後持っていきます。
軽量な決戦ホイールにチューブレスということで、ホイールのトラブルの可能性は拭えません。
前日に現地で軽く走ることになるので、そのときにも重宝します。



出発時間ぎりぎりまで少し寝て、その後出発。

高速移動が7割程で、高速道路は自分のペース(100km巡行とか)で一定の速度で走れるので楽です。一般道は自ずと前後のペースに合わせないといけないので疲れます。

最近私の地元でも、特に平日の昼間は高齢ドライバーが多いせいか車の運転はストレスが溜まります。田舎なので、平日の昼間はほんと酷いです。普通のことが守られていなかったり、出来なかったりするのが当たり前のようになってしまっていて、危機感を感じます。

「これが超高齢社会なのか?」と、車の運転を通して高齢化を最も実感させられています。

田舎は特に、車がないと生活出来ないので難しい問題だと思います。
超高齢化とモータリゼーションが絡んで厄介だと思います。

現状で効果的なことは

・スピードを出さない

・センターラインをはみ出さない

・車間距離をあける

・夜は運転をひかえる


特にスピードさえ出ていなければ、たとえ事故をおこしても重大にならずに済むので最も大事です。
ところがスピードのコントロールは意外と難しく、これが出来ているドライバーは少ないのが現状ではないでしょうか。エコカーは制御がより難しく、下り坂で暴走気味の女性ドライバーとかよく見かけ、自転車で走っていても怖いです!

おっと!話が逸脱しました。かなり不満が溜まっているようですが話を戻します。

現地に近づくにつれ、バイクを積んだ車を見かけることが増え、来たな!って感じがします。



予定通り昼過ぎに松原スポーツ公園に到着~。

この日は絶好の行楽日和で、現地もさわやかな気候で快適でした。
前日の雨で洗い落とされた空は空気が澄んで景色も最高でした。

さっそく受付を済ませ、ブースの出店をチェックし、そこで数点買い物をする。

ブースからの帰り道で電動MTBに楽しそうに乗っている人を見かけ興味が湧く。
「是非自分も!」と思い、もう一度ブースに戻りパナソニックの電動MTBに試乗させてもらう。



人生初の電動アシスト付き自転車がこのパナソニックのXM2でした。

乗った感想です

まず乗り物として純粋に面白かったです。

坂を高トルク低回転でグイグイ登っていくフィーリングは独特で、電動ならではのクセになる魅力があります。普通のMTBでは絶対にありえない登り方が出来てしまうので、まるでスーパーマンになったかのような錯覚が楽しめます。スタートダッシュ~登坂までは非常に快適でよく出来ていると感心しました。

反面良くなかったところは

スピードが上がって20~25kmを越えた辺りから電動アシストのリミッターが効き、一気にトーンダウン。車重24キロですからこれはXC MTBのざっと2倍の重量です。この重量を電動アシスト無しで進めるのは大変で、大きな走行抵抗として感じられ、走っていて気持ちよくありません。

これでは20~25kmを越えてしまうと、ただの重くて・進まない・疲れる自転車になってしまいます。

一番のネックは電動アシストのリミッターが効く速度域が低いことです。普段スポーツバイクに乗っているときの速度域は30キロ前後が多く、その感覚に一旦慣れてしまうと20~25kmというのは遅く感じてしまい、決して快適な速度域ではありません。

こういった感想をブースの営業に話してみると

法律の壁があって「そうせざる得ない」という感じでした。バイクとしては技術的に完成されてきているのに、法規制等の制約によって性能を発揮させられず、そのためにバイクの魅力がスポイルされ、やや中途半端な状況に置かれているのが国内の電動アシスト自転車のスポーツ部門という印象でした。

一方で電動のママチャリがそれなりに普及している理由もなんとなく分かりました。

ママチャリなら20kmも出れば十分でしょうし、それにあの登坂力、価格もかなり安くなっていますし。
根本的に、荷物や子供を乗せる機会の多いママチャリこそ電動アシストは必要で、スポーツバイクには不自然で似つかわしくないのでしょう。

XM2の価格が38万

いったい誰が買うのか思い浮かびません。

お金の価値観の尺度が一般人とは違う富裕層が下駄代わりにでも使うのでしょうか。テーマパークのアトラクションやリハビリ用とか、使い方によっては可能性を秘めた道具だとも思います。山間部の学生の通学用とかにもいいんじゃないでしょうか。昔、実際に、四国か九州でスクーターで通っている高校生を見たことがありますが、最近では学校の統廃合が進み山間部の学校は壊滅的状況になっているでしょうから、そんな需要も少ないのでしょうか。

普通の感覚ではまだまだ、重量と価格がネックです。重量で18㎏、価格で20万円以内が可能になればぐっと現実的になって来ると思います。買う買わないは抜きにして、おもちゃとしては面白いので、もし機会があれば、偏見や先入観なしで軽い気持ちで一度乗ってみてください。



結局その後、他の参加者と長話をしてしまい走りに行く時間が無くなってしまう。
しょうがないのでまず今夜の宿に向かい、その後に乗るつもりで出発。

これから今夜の宿、伊那市のビジネスホテルまで片道60分かけて向かいます。
残念ながら今年は、ほど近い木曽福島の三河屋がとれなかったのです。

前夜を快適に過ごしたいのなら伊那市のビジネスホテルも十分アリです。大浴場でリラックスでき、まったく混まない道路なので時間通りに移動でき距離の割には意外と楽です。

もう若くはないので、最近では慣れない車中泊で前日に全く寝れないことに身の危険すら感じるのですよ。慣れない環境のせいか、ホテルもそれ程十分に寝られるわけではないのですが、プライベートな空間と時間を確保できる分、実際に疲労が少なく感じます。

続く
Posted at 2018/07/30 20:47:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | カリブでお出かけ。 | 日記
2017年09月03日 イイね!

パナモリで大人のサイクリング ♪ 当日編




競技は朝7時から順次、チャンピオンクラス、女子、男子の若い順からスタートしていきます。

男子は10歳ごとにグループ分けされ、競技人口が多い40代だけは5歳ごとに分かれています。
参加者が特に多いグループはさらに300人程度に分け、少し時間を空けてスタートさせます。

40代だけで1200人、50代は900人と、若い世代よりもミドル世代が多いのが特徴です。
本当に元気なおじさん達が多く、今後ますます超高齢化社会になっていくのは必至でしょう。

去年は初めての参加だったのでバタバタしましたが、今年は2回目なのでまあ慣れたものでした。

・6時10分頃に荷物を預けに自転車で向かう(上着、着替えの下着、飲み物 食べ物)

・スタート1時間前からアップを始める (固定ローラー30分 実走15分)

・スタート10分前に会場に到着 (途中でトイレを済ませる)

・集団の中ほど歩道左側の位置に並ぶ(隅の方が落ち着きます)

スタート前から大体のコンディションは分かるもので、とりあえずタイムで80分を目標に臨みますが、今年の達成は難しいことは何となく分かっていました。

昨年よりもパフォーマンスは上がっていましたが、ここ1ヶ月くらいは夏バテのような症状が続き、心肺的にもスタミナ的にも悪い調子が続いていました。

年々、昔から強くはなかった消化器官が衰えてきているようで、今年は調整も思うようにいきませんでした。こういう微妙なコンディションが続くなかでどうやってパフォーマンスを出していくかは試行錯誤していくしかありません。こういう気持ちを抱えながら走るところが若い頃とは違います。

こんな想いで実際にスタート

スタート直後は様子見でマイペースを維持しつつも決して負荷は緩くはない。前半はマイペースが基本といってもタイムに大きく影響するのでギリギリの絶妙な状態を維持しながら走ります。

この前半で無理し過ぎると中盤から後半にかけて失速する危険があり、マイペース過ぎるとこんどはタイムが伸びません。全体を通してのペース配分がとても難しいコースだと走る度に毎回思います。

CP1通過のタイムが約22分とここまでは何とかジャスト80分ペースで進む。
心肺的にはこのタイムでも若干オーバーペース気味に感じられるくらいでした。

この後の傾斜がきつくなる区間辺りから徐々に余裕が無くなってくるがなんとか辛抱して走り続ける。しかしCP2手前でついに脚が攣り始めリタイヤが頭をよぎる。ここで張りつめていた糸が切れたかのように攣った脚を労ってペースダウン。タイム狙いから完走狙いへと作戦変更を余儀なくされる。

一度脚が攣ってしまうともう片方も必ず来るので、常にヒヤヒヤしながら走り、負荷もあまりかけられません。この状態に陥ったときに多少余裕がないと悪循環に陥ってアウト、失速してしまいます。後半からは28Tで走ることが多くなり、急斜面が続くとケイデンスも下がってギリギリの我慢の走りが続きます。こういうときに30Tが欲しくなる。この区間は脚が攣ってモチベーションも一気に下がる中での我慢の走りが続き、一番苦しい勝負所でした。

その後脚が少し回復してきたので完走の手ごたえも出てくる。そこからはまたタイムが気になりだし、残り3キロの表示が見えると後は全力で坦々と進むだけです。今年はゴール手前で余裕があり、去年以上に追い込めました。



そして、ゴール。

ストップウォッチのボタンを押しタイムを確認。下り待ちのギャラリーに見られるのがちょっとは恥ずかしいなかでのゴールですが、乗鞍のゴールは山岳ステージって感じがして格別の雰囲気です。

ゴール直後、再び脚が攣りそうになりバイクを降りた後に普通に歩けるか心配になる。とにかく
最後まで持ちこたえてくれてほっとしました。脚の攣りには毎回ヒヤヒヤさせられて困ります。



この日の畳平は天気サイコー。標高2800mでこの天気ですから。

この場所で、走り切った余韻に浸りながら、景色を見つつ着替えます。
気分がハイになっており、無性に誰とでもいいので会話したくなる。



並んでいるのは荷物運搬専用のマイクロバス。

バスの前に並んだ沢山のバッグの山の中から自分のバックを探し出すのですが、バッグが
「ドイター レースX」だったので、同じ色の同じものが何個もあって探す時に紛らわしかったです。
タグ以外に何か区別させる工夫も必要ですね。



非日常的で日本にいるような感じがしない不思議な景色。

まるで「ここは惑星0番地」みたいな、そんなSFの世界にいるような空気感。
サファリパークのバスと、それを見下ろす崖の上の猿人になったような気分。

どうやら高山方面からの観光バスは今日も普通に営業していたようです。

マイカー規制で、普段もこういった大型の観光バスかタクシーしか走れません。
おかげで普段から自転車で走るには天国みたいな場所になっている乗鞍。



4000人近く参加していたようですから畳平は人、人、自転車、自転車、の異様な光景。

人がこれだけ密集していると気持ちわるい。薄い空気がさらに薄くなりそう。



明日から仕事なので、下ったら表彰式などには参加せずさっさと帰ります。

道路が混雑する前にさっと抜けて、安全第一でのんびり帰ります。



『乗鞍』は上りは追い込んで楽しめ、下りの20㎞のダウンヒルも超気持ちいい。

しかも絶景、今年は最高の天気。写真を撮りながらの極上のサイクリングでした。



サイクリングの醍醐味が詰まった『乗鞍』。

大人のサイクリング最高 ♪

自転車に乗っていて良かった~ 気持ち良すぎでしょ~ 



今年のタイムは1時間23分台。
昨年より約1分30秒短縮、一応自己ベストは更新出来ました。

調子が良くないなりにはよく走れたし、実力は大体出し切れたでしょうか。
まあ、これが現在の実力です。タイムは正直ですから。

昨年よりもパフォーマンスが上がっているのは間違いないので、調子が良ければあと数分は伸ばせたかもしれません。今年は調整に失敗したのが悔やまれますが、失速せずに持ちこたえ、調子が良くない割に上手くまとめて自己ベストを更新出来たところは評価していいでしょう。歳を重ねると体力は衰えていく一方、こういった経験値は増えていくので、上手に工夫しながら衰えを最小限にしていけたらと思います。

引き続き来年も80分を切ることが目標です。そのためにはあと4分短縮する必要があります。

どうやってこの4分を短縮するか?



今回の決戦仕様のパナモリは8.9㎏と約9.0㎏あります。

仮に6.0㎏のバイクを導入したとすれば-3.0㎏と、これだけで数分短縮出来てしまいそうです。
それではなんだか面白くありません。それに伝統のある『乗鞍』は出来ればパナモリで走りたいという、ちょっと捻くれた想いもあります。

健康の観点からは頑張り過ぎるのも考えものです。やっぱり基本は健康第一ですから、結果の達成と健康とのバランス感覚も大事です。せっかく長生きしても健康でなければ有意義な時間は過ごせません。

健康第一で、機材に頼り過ぎないで、4分短縮。そして楽しむ。
これが私の方向性です。引き続き自分の好きなスタイルでやっていきます。



『乗鞍』が終わり、今年も充実感に浸りながら気持ちよく自宅に向かうことが出来ました。

ほっとしながらも、気持ちは既に3週間後の王滝に移っていました。
王滝のときもこの道を通るので… 

7時間の長丁場になるので、持久力をつけたり、MTBの重い漕ぎに慣れたり、走りを切り替える必要があります。MTBのペダリングは路面がフラットなロードとは少し違い、凹凸に応じた漕ぎのスキルが必要になり、これは実際に荒れた路面を走って体で覚えるしかありません。

体力が無い人ほど登りのスピードは遅く、失速しやすいので、よりペダリングスキルが重要になってきます。パワーがあれば勢いで登れたり、登りやすいですから、登りは強い人が断然有利です。

チューブレスタイヤ、ハイドレーションシステム、補給、サスペンションのエアー管理など面倒な準備も待っています。ロードに比べてMTBは準備が色々とあってほんと大変です。



こういったお出かけでいつも頼もしい「カリブ」。

初年度登録から20年経過、走行距離 226,452㎞で現役バリバリ。

ちなみに相棒のパナモリも1990年代のものです。
元祖ミスター斧のパナモリです。

Posted at 2017/09/03 21:49:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | カリブでお出かけ。 | 日記
2017年08月31日 イイね!

パナモリで大人のサイクリング ♪ 前日編




誰が名付けたのか、パナソニックのクロモリフレーム、略してパナモリ。

このパナモリのレーサーで大人のサイクリングに出かけてきました。
昨年も参加した『 マウンテンサイクリングin乗鞍 』 2017 です。



サイクリング前日の土曜日に受付を済ませておく必要があり、そのため前日朝に自宅を出発。

途中の中央道が事故の影響で一部渋滞し、予定より少し遅れた1:30頃に乗鞍観光センターに到着。車を駐車する場所とか、二回目なのでもう慣れたものです。この時間では会場は全く混雑せず、のんびりと過ごせます。

早速受付を済ませ、掘り出し物がないか出店ブースを一通り見て回る。格安の2000円ベストとオンヨネの1000円バンダナを購入。ヨネックスのブースではカーボンフレームについて担当の女性スタッフに少し話を伺いました。老舗のLOOKのブースはやる気があるのか?ってくらい静かでした。



その後、ヨネックスの隣のゴキソブースで森本さんのバイクを眺める。
このバイクで実際に明日走るそうです。

森本さんはフロントに32Tを使っていて、リヤのスプロケットは私とほとんど同じ12-25Tか12-28Tくらいに見え、34Tの私はちょっと考えさせられました。高ケイデンスで走ることは知っていましたが、エンジンの違いを考えたら私の方が大きいフロントギヤなんて、生意気で不自然です。

もしかしたら自分にはトリプル用の30Tとかがケイデンス的には丁度いいのかもしれません。
リヤ30Tも試してみたいし、ギヤ比については来年に向けて検討の余地はありそうです。

しばらく眺めていると、ちょうどタイミングよく試乗バイクが戻ってきたので、時間もあることだし軽い気持ちでバイクを試乗させてもらうことに。試乗前はスペックもよく知らずに普通のカーボンバイクだという認識でいました。

試乗から帰った後で知るのですが

\40万近いゴキソホイールと、同じく\40万の世界最軽量のカーボンフレームでアルテグラの電動コンポを使った、トータルで100万近い試乗車。これまで興味が無かったので敬遠してきましたが、初めて乗ったカーボンフレームのバイクがこれ!

「今乗ってきたバイクって、森本さんのバイクとほとんど同じものだったんだ~ラッキー♪」みたいな。



真面目に10分乗ったインプレです(事前にスペックを知らなかった分、冷静かつ客観的に分析)

初カーボンバイクの率直な印象は、一言で表現すると「プラスチックの自転車に乗っているような感覚」です。金属のクロモリやアルミフレームに乗り慣れていると全体の剛性感が感じられず、決して柔らかいわけではありませんがシャキッとした芯のある硬さが感じられない部分で本能的に「大丈夫か?」って身構えてしまいました。

自転車って体感的な乗り物なので、路面からのインフォメーションや全体の剛性感がガラッと変わってしまうとフィーリングだけではなく心理的にも不安になります。直前にヨネックスのブースでカーボンフレームのカットモデルのペラペラの断面形状を見たばかりのせいもあるかもしれませんが、金属フレームとはフィーリングと心理面で安心感がだいぶ違います。

振動吸収性が良いとかそういう快適性だけのレベルではなく、根本的に金属フレームとは全く別の性質に属する、プラスチック的な感じがプンプンしました。イメージに流されるのではなく、カーボン=基本的には強化プラスチックという本質は抑えておくべきだと思いました。軽いだけではなく金属とは性質が全く違う物体なのだと。

グループとしての仲間は、カーボン、プラスチック、塩ビパイプなどの樹脂系。
金属類のスチール、アルミ合金、チタン、ステンレス、マグネシウムなどとは根本的に違います。

走行時のフィーリングは決して気持ちが良かったり、スイスイ進んでいるような感じはしないのですが気がつくと実際は結構スピードが出ているような感じはありました。極端に軽いバイクのフィーリングってこんな感じになるのでしょうか。走行フィーリングは新鮮で独特でとても不思議な感じがしました。

走行する上での大きな欠点や不快な部分も特になく、ネガティブな印象もありませんでした。重量から想像するよりもずっとちゃんとしたフレーム・バイクでした。一番気に入らなかったのが実は電動コンポのフィーリングで、ワイヤー式に慣れているのでクランクを回しながらスパっと変速できないのが非常にストレスでした。

電動コンポを使うのも初めてでしたが、これは私には全く必要がないと感じました。現状のシンプルなワイヤー式で全く不満がないので、わざわざ高額な出費をして電動化させたいとはこれっぽっちも思いません。仮に無料だとしても、変なトラブルのリスクが増しそうで、やっぱり使いたくないです。

はっきりいって電動化のメリットが全然分かりません。

ゴキソホイールですが、普段乗っている自転車とは何もかもが全く違いすぎて、ホイールのフィーリングなんて全然分かりませんでした。せっかく高価なゴキソホイールを履いていたのに、ここはとても残念でした。普段のバイクで試乗しないとホイールのインプレにはならないでしょう。

ヨネックスの世界最軽量のカーボンフレームですが、競技専用のスペシャルフレームとしては十分アリで、決戦用限定の「ヒルクライム専用バイクとして使ってみてもいいかなっ」という気持ちにはさせてくれました。この控えめなデザインも私は結構好きです。機能美があって、競技車っぽくて、結構渋い。

森本さんの仕様は赤がアクセントで、戦闘的なポジションと相まってちょっとオシャレでカッコイイです。ホイールを見ていてもゴキソのデザインセンスはなかなかだと思います。

その後車で少し移動し、自分のバイクで45分程軽く走って調整。当日までの体調管理や調整は重要なので、念のために上手く行った去年と出来るだけ同じパターンで調整しました。



今夜は松本市内のビジネスホテルに泊まり、明日の早朝に戻ってくる予定で松本市内へ向かいます。

帰り際の対向車線の渋滞が酷くて、果たして受付時間内に間に合うのかとても心配になりました。すごい距離の渋滞が続き、自転車を積んでいる車も目立ち、受付時間大丈夫?って思いながら運転していました。

原因は明らかに工事区間の信号です。

事前に予測できた渋滞に対して、前もって対応しなかったことが問題です。
例年の交通量を考えればこうなることは必至だと、関係者は誰も思わなかったのでしょうか。

翌朝通ると、流石に誘導員を配置して丁寧に車をさばいていました。
前もってやってくれていれば… 



事前に予約しておいたビジネスホテルは今回初めて泊まる場所で少し不安がありました。
本当は昨年も利用したルートイン塩尻北が良かったのですが残念ながら満室でした。

どっちみち滞在時間は短く、早朝の4時にはチェックアウトするので、その間落ち着いて静かに過ごせられればいいのです。でも、とれない朝食はどんな感じなのだろうとつい考えてしまう…。



夕食は近くの『王将』で中華飯セットを頼み、食べきれない餃子はパックに入れて持ち帰る。
ホテルに戻る途中で朝食のパスタと野菜ジュースなどをコンビニで調達。

ホテルではユニットバスにお湯を張り、脚をマッサージしたりしながら入念に浸かる。

9時ごろには就寝。でも中々寝られない。3時起床予定も2時頃に一度目が覚めてしまうともう寝られない。結局睡眠時間は4時間程度か。それでも車中泊よりはマシに思えます。乗鞍高原は寒いし、熊もいるかも。環境が変わると排せつのリズムが変わってしまうので、いつでも使えるトイレが部屋にあるホテル滞在の意義は大きいです。

4時ジャストにチェックアウト。滞在時間11時間で一泊7000円ナリ。
乗鞍に出場するであろう年配の女性が一足早くチェックアウト。同じことを考えているようで、レンジで朝食を温めてから出かけていきました。同じくコンビニのミートソーススパ大盛りと王将のギョーザを温め、ボトルいっぱいに氷を詰め込んでから私も出発。王将のギョーザは楽しみ。

女性の出場者が結構多いという印象がある『マウンテンサイクリングin乗鞍』ですが、こういったところにも伝統を感じます。身近に乗鞍に出場するような強者の女性います?



のんびり走っても約1時間の5時過ぎに乗鞍の駐車場に到着。

スタートまでまだ2時間以上ありますが、これぐらい余裕があった方が無難です。この辺りは既に路上駐車でいっぱいで道幅も狭くなっており、自転車が増える時間に車で移動するのは大変危険です。

昨年利用した「いがやレクリエーションランド」周辺が今年は工事中で使用できず、しかたなく一ノ瀬園地周辺の座望庵前の駐車場を利用しました。結果的にはこじんまりとしていて、トイレも混まずに済み、試走もしやすくて、とても快適でした。

さっそくバイクを準備し、朝食のパスタをゆっくりと噛みながら食べる。
段々と緊張してきて、この緊張感がたまりません。

隣のモビリオの方は車中泊でした。「寝られましたか?」って聞いたら結構冷えるみたいで、防寒対策はそれなりに必要のようでした。車中泊に向いた車は最近の新車では非常に限られてくるので、そのために車の買い替えで困っている人は結構いると思う。15年前頃のモビリオスパイクやファンカーゴの時代が一番パッケージングが良かったと、ついぼやいてしまう私。

その点、ホンダはパッケージングに関してはよく頑張っていると思う。

VEZELもシャトルも荷室はフラットで広くて使い勝手は良さそう。中古のモビリオスパイクは現在でもあの広大な荷室は魅力を失ってはいないでしょう。

次に乗る車本当にどうしよう?



この道路でアップしましたが、景色も良く、清々しくて大変気持ちが良かったです。

自分の体調は微妙な感じでしたが、今年は天候に恵まれたことが救いでした。
この時期の乗鞍で天気の心配をしなくて済むことなんて滅多にないことでしょうから。


当日編へ続く
Posted at 2017/08/31 20:38:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | カリブでお出かけ。 | 日記
2016年10月16日 イイね!

雨天用の通勤バイクで王滝100㎞に出場!その④~ブレーキトラブルを分析する~




王滝のレース後は急いで自宅に向かい、着いたのは夜遅くでした。

今回の強行スケジュールで夜の山間部を久しぶりに走りましたが、地元の走り慣れた道と違って暗くて運転が怖いと感じました。若い頃なんてこんなこと全然感じませんでしたから、もう歳ですかね。

翌日は疲れていて何もしたくありませんでしたが、台風が近づいていたので早急にルーフテントを車から降ろさなければならず、朝から急いで作業に取り掛かります。

雨で使用したため生地が濡れたまま格納してあり、カビが生えると後々困るのでここはしっかりと乾燥させる必要がありました。



除湿機をルーフテント内に持ち込み、まず内部から乾燥させ、それでも乾きにくい場所をこんどは外からドライヤーを使って念入りに乾燥させました。カビ対策は、ここまでやれば多分大丈夫でしょう。



乾燥後、ルーフテントを車から降ろし、再び次回の出番まで壁に立てかけて保管しておきます。
梱包用のラップを巻いて、その上からブルーシートで覆いました。

片付けをやりかけたので、その後ついでにバイクを見てみることに。
まだこのときは、ブレーキに何が起きていたのか全然理解していませんでした。



リアホイールを外し、ブレーキキャリパーを下から除いた状態です。

これでブレーキレバーをしっかり握った状態で、パッドが摩耗し、段が大きくなり過ぎてローターの厚みを越えてしまっています。


フロントブレーキの状態。

パッドだけ取り外すと一目瞭然ですが、こんな感じで全くブレーキが効かない状態になっていました。なるほど、これでは握っても効きません。思いっきり握ると、なぜ少しだけ効いたのかも納得。

分かってしまえば単純なのですが、走っている最中は何がおこっているのか全く意味不明でした。


リヤブレーキの状態。

フロントと全く同じ状態で、もう笑うしかありません。

『この状態でよく完走できたなぁ』と、当時の状況を思い出してみると、感慨深いものがあります。



雨が降るとパッドの減りが激しいとは聞いていましたが、予想以上のスピードでビックリです。
『現実と結びついていない情報は役立たない』そんな言葉が頭に浮かびました。

減るスピードの尺度が、自分の経験と大きくズレていて、結果、情報が役に立ちませんでした。

今回のようなブレーキトラブルがなぜ発生したのか分析してみると
まず、レース本番の数日前にパッドを新品に交換していたので、安心して油断していました。交換後も練習で相当な距離を走っていたのにも関わらず、パッドの状態をまったく把握せずに本番に臨んでしまいました。しかも前日のファンランで20km近く走り、マジ走りで下ってもいます。

王滝の下りは勾配がキツくてスピードが出やすく、距離も100㎞と長かったので、今までに経験したことのない負荷がブレーキにかかり続け、さらに大雨で摩耗のスピードも早かったのでしょう。

もう一つの要因は、しっかりと準備していたのにも関わらず、大丈夫だろうと判断して携帯しなかったスペアのブレーキパッドの存在です。この判断も致命的で、考えが非常に甘かったと反省しています。たった少しの重量増を嫌ったのか、それとも雨に濡れるのを嫌ったのか憶えていませんが、もしスペアを持っていたら途中で交換でき、間違いなく違う展開になっていたでしょう。



ブレーキパッドの摩耗による段は今までもごく普通に発生していましたが、段が大きくなり過ぎてローターの厚みを越えるまで使ったことはこれまで一度もありませんでした。いつもその前にカッター等で削っていたので、パッドの摩耗が進み過ぎてブレーキが全く効かなくなったという経験は無かったです。

効きが弱くなるとパッドを削り、それで効きが回復していたので、ブレーキの構造そのもについてはあまり深く考えていませんでした。単純にパッドの当たり面の問題だと勘違いして理解していました。

「パッドが摩耗し過ぎてブレーキが効かなくなる恐れがある」というブレーキ構造をしっかりと把握していれば、今回のようなトラブルは事前に予防でき、万が一起こっても適切に対処できたでしょう。そもそも、スペアパッドを携帯しないという選択は絶対しなかったはずです。

こんな風になることを今回初めて見て、知りました。

日頃のメンテナンス不足が根本的な原因としてあり、それが過酷な状況で露呈した感じですかね。
この辺の認識の甘さが所詮スペアバイクという位置づけで、バイクを大切にしてこなかったつけが回ってきたのだと反省しています。やっぱりいろんな意味で、雨天用通勤バイクだったのです。



今回出場した『SDA 王滝100㎞』ですが、全体の印象は楽しくて、あまり苦しんだというイメージはありません。ただ、もう少し良い走りをしてF900を引退させてあげたかったというのが本音です。

皮肉なことに、雨天専用のバイクのくせに雨にやられた感じになってしまいました。

今後は新しいバイクに替えることも検討していきますが、今回がこんな結果だったのでもう一度F900でリベンジを果たしたいとい気持ちがあります。新しいバイクについては26インチと650Bの間でまだ迷っていて、世間の動向を伺いながら将来的にどちらが良いか冷静に見極めていきます。間違いないのは長年親しんできた26インチなのですが、今後のパーツの入手とかが心配なのです。既に高グレードの26インチホイールは入手が困難で、困っている方も多いでしょう。



こういった背景もあって、もうしばらくF900には活躍してもらいます。来年の参加に向けては、 まずF900をしっかりとメンテナンスすることから始めたいと思っています。
Posted at 2016/10/16 09:10:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | カリブでお出かけ。 | 日記

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