普段雑誌なんかは全く読まないのですが、久しぶりに買って読んでみることにしました。
21年前発行が1冊、17年前発行が2冊とずいぶん昔で自分でもびっくりでした。
数日前に届いていたのですが、なんとなく昨日少しだけ読んでみて、なかなか興味深い記事を見つけました。7A-FEエンジンに関する次のような2つの記事です。
<記事1>
「また、7A-FE型のシリンダーブロックはストロークの延長に合わせて、シリンダーブロックのハイトを4A型より15.4mm高くしている。ちなみに4A/7A型のブロックは、81.0mmというボア径がほぼ限界で、各シリンダー間の肉厚は6.5mm。このシリンダーの間にも冷却水を流すために、このシリンダー間には3mm径のドリル穴が開けられている。」※1
まず、予想以上に余裕がないという印象ですね。
シリンダー間の肉厚6.5mmという数字には驚きました。たったそれだけですか!
さらにそこに3mm径の穴があいているとは。
量産エンジンでもこれほどシビアな世界だとは思ってもいませんでした。
<記事2>
「一方、新たにカリブに採用されることになったのが、A型シリーズのトップモデルである7A-FE型エンジン。7A-FE型はこれまで、カリーナ・リーンバーンのほかに、アメリカ使用のカローラ、ヨーロッパ使用のカリーナやセリカに搭載されていたエンジンである。」※2
カリーナ・リーンバーンと区別してあるので、普通の7A-FEは通常燃焼で間違いないなさそうですね。カリーナはともかくセリカに搭載されていたとは、ミスマッチな印象は拭えないですがMTだと使えるのでしょうか。
通常国内のトヨタ車の1800ccエンジンはS型が搭載されますが、海外では積極的にA型が使われる理由は何なのでしょう?
セリカはスポーツカーなので軽量なA型は向いていますし、ベースは4A-FEなので4A-GEのようにスポーティーなチューニングも十分可能だからでしょうか。
カリーナは、単純にコストが安く軽量な7A-FEは重宝されるのかも。
とにかくカリブ、ヨーロッパ使用のセリカと同じエンジン積んであるわけですね。
7A-FE型エンジン、面白い。
ちなみに、7A-FE型エンジン新品の価格を調べたら590,100円(税込み)でした。
参考文献
※1 GOLD CARトップ RV SERIES NO2 NEWスプリンターカリブ P55
※2 GOLD CARトップ RV SERIES NO2 NEWスプリンターカリブ P54
Posted at 2012/11/14 20:55:23 | |
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