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2012年12月20日 イイね!

初代カリブ(AL25-G)前期型。



先日、愛知県にある「トヨタ博物館」へ行ってきましたが、一番の目的は歴代カローラではなく、実はこの初代カリブAL-25Gでした。

この初代カリブはフェンダーミラーの前期型です。塗装の光沢を見れば保存状態の良さが分かります。おそらく、現存するなかで最も状態の良いAL-25Gでしょう。

私がカリブに興味をもったのはAE-95Gの登場後なので、AL-25Gは過去に何度も見かけたことはありますが、じっくり観察するのは初めてでした。

初代カリブを最近は全く見かけません。中古車もほとんど出回っていないようなので、車両の入手は難しそうです。個人的には所有したい願望はあるのですが、マイカーとして所有するには難しそうで、セカンドカーとして維持できるような環境にないと手がだせない車ですかね。



実物を間近で見た率直な感想は、パッケージングがすばらしく今でも十分通用する実用性・快適性がありそうで、古さをあまり感じさせません。

ハイルーフがとても印象的で、広い室内と外観のデザインに貢献し、同世代のカローラワゴン(E70G型)と比べても際立った特徴になっていてとてもカッコイイ。

ラゲッジスペースも十分実用的な広さがありそうで、大人4名乗車+広いラゲッジスペースという標準的なワゴンのスタイルが既に存在し、現在のワゴンとの違いはほとんど感じません。
パッケージング自体は現在でも十分通用すると思います。



リアのバックドアは三代に渡ってしっかり受け継がれた場所なので、機能もデザインもそっくりです。
いわゆる「おむすび型」のバックドアで、ここを見ると「やっぱりカリブだ~」ってうれしくなります。

個性的なツートンカラー、これもカリブらしい所ですね。

前後の巨大な黒いバンパーとサイドバンパーも三代に渡って受け継がれていますので、AE110系カリブでも、黒いバンパーのタイプがカリブらしくて個人的には好きです。
初代カリブの前後バンパーは人が座れそうなぐらい本当に大きい。



フロントフェイスは独特の存在感&かっこよさがあり、ミリタリー的というか、軍用車に近いシンプルかつワイルドな印象です。「メガクルーザー」や「ハマーH1」のフロントフェイスに似たものを感じます。

そして、グリルに「TOYOTA 4WD」のロゴがでっかくあり、4WDであることがカリブのアイデンティティであることを示唆しているかのようです。

フロントフェイスのワイルドな感じは二代目カリブAE-95Gには受け継がれていきますが、残念ながら三代目カリブAE110系には受け継がれませんでした。

三代目AE110系のデザインはかっこいいのですが、全体にワイルド感が失われ丸みを帯び、都会的に洗練されたデザインになりました。初代が持つ4WDらしいワイルド感が失われ、「カローラワゴン」により近づいていきました。

AE110系でも前期型はフロントグリルにワイルドな雰囲気が若干残っていましたが、後期型は面影がまったく見られなくなりました。こういったデザインだけを見ても、三代目カリブは初代が持つ4WDらしいワイルド感が失われ、「カローラワゴン」により近づいていったことが分かります。

三代目カリブで失われていったカリブ本来が持っていた4WDらしいワイルドなアイデンティティは、RAV4に受け継がれていったようにも見受けられます。
最新のRAV4(ヴァンガード)を見ても、ワイルドな4WDのワゴンという印象が強く出ていて、フィールダーの都会的なワゴンという印象よりも、はるかに初代AL-25Gが持っていた「カリブらしさ」を感じます。



スバルの「レオーネエステートバン4WD」が現在の「アウトバック」に受け継がれて進化したように、初代カリブAL-25GがRAV4(ヴァンガード)に進化してきたようにも映ります。

カリブはグローバルな「カローラ一族」として知名度と影響が大きく、4WDワゴンの草分け的存在と言われることもありますが、4WDワゴンの元祖は「レオーネエステートバン4WD」だと思います。

最近のRAV4(ヴァンガード)と「アウトバック」を見ていると段々と似てきて、ライバル車のようにも見受けられます。歴史的に見てもこの二台は4WDワゴンの草分け的存在として因縁の関係ではないでしょうか。



トヨタ博物館へ行った一番の目的は初代カリブ「AL-25G」を見ることで、初代カリブが持つ「カリブらしさ」を実際に見て確かめたかったのです。

やはり初代カリブAL-25Gの「カリブらしさ」を受け継いでいるのはカローラフィールダーではなくRAV4(ヴァンガード)だと思いました。
この二台、製造も同じ「トヨタ自動織機」ですし、AL-25Gと初代RAV4が二台並んで展示されていたのも偶然ではないでしょう。

AL-25Gも魅力的で、実物を見てますます好きになりました。
大きなガレージに三世代のカリブを所有し、乗り分けるという生活を一度やってみたいですね。
維持管理を考えると、現実的なのはAE-95Gまでですかね~。

(※愛知県にある「トヨタ博物館」で特別企画展(創立75周年、TOYOTA75)が行われています。(2012年10月20日(土)~2013年4月14日(日)まで)
この中の、ゾーン4(ライフスタイルとクルマの多様化)で展示してあります。)
Posted at 2012/12/20 23:55:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | スプリンターカリブ | 日記

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