以前「カリブ」にデッドニングを施したのが13年3月なので、もう一年半以上経ちます。
施工後はそれなりに効果も感じられていましたが、半面、半信半疑な部分も確かにありました。このときはあまり深くは考えなかったというよりも、デッドニングで行おうとしていること自体が専門的なことなので、素人が行うと、この程度の作業になってしまうというのが本当のところだと思います。
そして、実は9月にデッドニングを外していました。施工当初から半信半疑であったということもありますが、きっかけは、リアの窓を開けただけで「こもり音」が感じにくくなる現象がとても不思議に思えたからです。そのことを考えているうちに、ニードルフェルトをフロアカーペットの裏にパンパンに敷き詰めていることが音を余計にこもらせているのではないかと、そう思えてきたのです。
確かにデッドニングの施工時は、音の振動を抑える「レジェ」と音を遮断するニードルフェルトの二つのシンプルな組み合わせを何の疑いもなく実施していました。そして音の遮断に関してはそれなりに効果は感じられたのですが、「音がこもる」という部分に関しては全く気にしていませんでした。
このような背景があり、9月にまずリアのニードルフェルトを全て外してみました。
そしてこの状態で一週間過ごしました。
やはりニードルフェルトは音を遮断させると同時に音をこもらせていたようで、外すと音がこもりにくくなり静かではないのですが不快感は減少しました。ワゴンボディは特に音がこもりやすい構造なので、デッドニングの施工時は音をこもらせないことが重要だと感じました。ニードルフェルトが音を吸収してしまい、外すことで音が逃げるようになり、こもらないということだと思います。それに、隙間が一切無いようなパンパンの状態も音をこもらせていたようで、音を逃がす隙間も大事ではないかと考えています。
その他では、静粛性で重要なのがリアシートをフラットにしないことにも気がつきました。
シートクッションそのものが音を遮断しているので、二列目シートは普通の状態が一番静かで、
フラットにしてしまうとフロアからの音や振動音が聞こえやすくなります。
とても効果が大きいので、不必要にフラットにさせない方がいいでしょう。
デッドニングは複雑で難しい専門的分野なので安易に施工するものではないような気がしています。
当時不快な振動音対策の最中で、原因が特定できない代わりに「デッドニングで解決したら」なんて安易な考えでの施工だったと思います。
そして、この中途半端な施工が音をこもらせ、振動音をより悪化(耳に聞こえやすく)させていたのかもしれません。
当時はガソリン満タンか少ないかで振動音が変化するのが分かり、これさえ気になっていましたから!「失敗は成功の元」と前向きに受けとれば、以前よりずっと車のことが見えてきているので、まあOKでしょうか。
リアに関しては二度とニードルフェルトを敷く気はありません。(フロントはまた別です)
音を遮断するメリットよりもデメリット(重量増、音がこもる、内装のパネルのクリアランスが小さいので無理がある)の方が大きいと感じられるからです。
ただ振動を抑える制振材の「レジェ」などは悪影響が少なくてそれなりに効果もありそうなので
「レジェ」を剥がそうとは今のところ思ってはいません。(剥がすのも一苦労ですし)
結局、音的にもノーマルの状態がやはりバランスがとれているということでしょうか。
現在タワーバーを外している理由もこの延長にあります。(一時的に外し、多分また付けます)
整備手帳 フロア・デッドニング 「リヤ」その①(当時の施工の様子が分かります)
https://minkara.carview.co.jp/userid/1648221/car/1223784/2273493/note.aspx
Posted at 2014/10/23 08:21:48 | |
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