今年はなぜか体の調子が良いです。自転車に乗っていて特にそう感じます。
それで、今年は少し真面目に自転車に乗り、体力のジャンプアップを狙っています。
それに、いつの間にか自転車通勤も10年目に突入していました。
そういえば… まだ走っていない場所がたくさんあるなぁ…と。
元気な今のうちに走っておきたい場所がまだまだたくさんあることに気がつきました。
以前は、体力が衰え、諦めてしまい、前向きなモチベーションもあまり湧いてきませんでしたので走りたい場所が出てきたというのは良い傾向だと思っています。
そんな心境を背景に、衝動的に『マウンテンサイクリングin乗鞍』にエントリー。
『スポーツエントリー』経由で、抽選ではなくネットで簡単にエントリー出来たのも大きな理由です。
人気のイベントで、抽選だとガチでエントリーしている方々に申し訳ないのでなんか遠慮してしまいます。
それで、『マウンテンサイクリングin乗鞍』を想定し、5月末に向かったのは長野県の松本市。
乗鞍ではなく激坂で有名な美ヶ原に行きました。まずは、美ヶ原を走っておこうと。
両方とも距離は約20kmとほぼ同じ、勾配は乗鞍の方が緩いですが その代わりに標高が高く酸素が薄いので条件的にはほぼ互角のようです。
この日はバリバリの通勤車を準備し、この状態で17㎏あります。
耐久性重視のクロモリフレームで鉄のキャリアやバックなどを装備し、基本的に頑丈なパーツをチョイスしているのでこの重量になります。
まずはサイクリングペースで、景色を楽しみながらのんびりと走るつもりでのチョイスでした。
結果、これで登ろうとは美ヶ原を舐めていました。
当然… 美鈴湖までの激坂区間が、ほんと地獄で…
スプロケットが通勤仕様のクロスのままで、ギアが足りませんでした。
地獄を見ましたブロロロロー!マジで、トラウマになりそうです『美ヶ原』。
それでも、がんばって、ノンストップで走り、かなり追い込んで走っていましたが…
長くまっすぐな急坂の途中で脚が攣り、完走も危ぶまれる状態に陥ります。
足は着きたくなかったので一旦Uターンして、少し下りながらマッサージを施し、ごまかしながら脚の様子を伺います。
ここからは追い込むのは止め、完走ねらいのゆっくり走に切り替え作戦変更です。
90分シッティングのみだったので、ハムストリングへの負荷が大きかったようです。
残り区間は体重をのせるダンシングを超多用し、ごまかしながら慎重に走りました。
ほんと、際どかったですが、なんとか無事にノンストップで走り切ることが出来ました。
山頂では出し切った感じMAXで、凄い充実感でした。
初対面の他のサイクリスト2人と自然と打ち解けて話が弾んだのは同じ苦労を共有したからでしょうか。もちろん2人とも軽そうなレーサーで、一台はヒルクラ仕様のようで特に軽そうでした。
約22㎞、ひたすら坂を登り続け、2時間ですか…。
普通の感覚では到底理解不能な世界でしょう。
速い人は1時間ですから、速度の次元が違います。
良く言えば個性的、変わった人が多い自転車乗りの世界。
ある意味、『あなたの知らない世界』が待っています。
『いつかレーサーで必ずリベンジにきます!』と言いたいところですが、既にトラウマになっていて『美ヶ原』が苦手になっています。怖いです。しばらく来ることはないでしょう。
『マウンテンサイクリングin乗鞍』級の坂がどんなものか分かり、『本気で練習しないとダメだ!』と心に響くような貴重な経験になりました。
『完走できるのか?俺』。
レース本番まで3ヶ月の出来事でした。
※写真は全て下りで撮影
Posted at 2016/09/21 06:51:37 | |
トラックバック(0) |
カリブでお出かけ。 | 日記