年が明けてしまいましたが、昨年末に行ったユーザー車検の続きです。
以前と変わらず、毎日普通に車に乗っていますが、オイル漏れに関しては根本的に解決した訳ではないので、これまで同様に気がかりなのは現在も変わりありません。
引き続き、漏れをコントロールしながら上手に付き合っていけたらと考えています。
車検に臨むにあたり、やはりデフからのオイル漏れ以上に心配だったのがトランスファーからのオイル漏れです。理由はとにかく大事になることが予想されるからです。
具体的に検討すればする程、トランスファーの脱着を個人で行うのはハードルが高いように思え、もし業者に任せることになればミッション本体を一度降ろすことになるかもしれません。
もし本当にそうなれば、ミッションさら交換してしまった方が利口でしょう。
それならばついでに…エンジンも、と、考えだしたらキリが無さそうです。
ともかく高額な出費になることは確実で、しっかり投資して大切に乗り続けるか、車を手放して乗り替えるのか選択を迫られるのもほぼ間違いないでしょう。
今後のトランスファーからのオイル漏れの状況次第では本当にそうなってしまうので怖いのです。
そして、肝心のトランスファーの処置はこんな感じで行い車検に臨みました。
漏れている穴の直径は1.7ミリくらい
途中で折るための切り込みの細工を施した爪楊枝。これを使います。
直径2ミリで先端がテーパー状になっており、かつ木材特有の堅さと適度な柔らかさのおかげで、ぎゅっと穴に押し込めます。外径1.7ミリの穴を塞ぐにはもってこいでした。
爪楊枝で穴を塞ぎ、さらに周辺をガスケットで覆い、これで一旦漏れを完全に止めました。
押し込んだ爪楊枝だけではオイルが漏れ出すので周囲を覆うガスケットは必要不可欠でした。
その周囲に黒の絶縁テープを貼り、さらに黒のスプレーで塗装し目立たなくさせました。
適当にやったつもりなのに自然な仕上がり具合には大満足で、気分は少しだけMAX渡辺。
そういえばガンダムマークⅡまだ作ってなかったなぁ。
このように念入りに処置したのは決して誤魔化したかった訳ではなく、目立たなくさせることが目的で、余計なトラブルを事前に避けたいという想いからでした。
結果、これで問題なく通り、一切指摘もされませんでしたのでこれはこれで良かったです。
そして車検終了後、2週間程後に爪楊枝を外してみたのですが、予想外の状況に戸惑います。
内部には相当量のATFが溜まっており、それがドバっと穴から出てくると想像していたのですが、まったくATFが漏れてきません。あれっ?何、何、とあっけにとられました。
やや困惑しつつも、その後の処置は以前通りペーパータオルをガムテープで固定という方法をとり、一旦様子を伺うことにします。それから数時間~数日かけ徐々に穴からATFが漏れ出してくるようになり、以前の状態に戻っていきました。
漏れが以前の状態に戻ったところで再び爪楊枝で穴を塞ぎ、それから一ヶ月後に外してみましたが、やはり穴からまったく漏れてきません。その後に数時間~数日かけ徐々に穴からATFが漏れ出してくるようになるのもまったく同じでした。
「もう爪楊枝で塞ぎっぱなしにした方がいいのではないのか?」と正直思いました。
でも、そう簡単にはいかないのです。
今回の現象については現時点でこんなことを考えています。
・ある程度内部に漏れ出したATFが溜まることで漏れ止め剤がシールに作用しやすくなり、漏れ止
め効果が高まった?
・もう一つ別の考え方としては、穴を塞いだことで一時的に気密性が高まり、その状態をきっかけに
漏れ止め効果が高まった。
・再び爪楊枝で塞いだ場合、もし内部にATFが溜まり過ぎてしまえば、こんどはシールを侵食し
双方のオイルが接触してしまう危険性があり、その見極めも難しい。
・気密性が高まり漏れなくなったことで、こんどはシールの隙間から双方のオイルが流入・接触しや
すくなることも考えられ、そしてこれが一番怖く絶対に避けたいこと。
2019年1月12日現在、以前通りペーパータオル&ガムテープで対応しています。
理由は上述通り、双方のオイル接触がやはり怖いからです。気まぐれなので気分次第では思い切って爪楊枝で塞いでしまうかもしれませんが、現時点ではこれが一番安全でベストだと考えています。
相変わらず漏れは続いており、ペーパータオルを交換する手間も必要ですが、双方のオイル接触の可能性は低いので大事に至る可能性も低いという観点からの安心感はあります。
ATFとトランスファーオイルの油量に注意してさえいればまずは大丈夫でしょう。
双方ともレベルゲージで簡単に確認可能なので助かります。
まだ車検からそんなに時間も経っていませんし、引き続きしばらくは様子観察を継続していきます。
ちなみに、リアデフからのオイル漏れは現在まで完璧に止まっており、一滴も漏れておりません。