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2016年10月16日 イイね!

雨天用の通勤バイクで王滝100㎞に出場!その④~ブレーキトラブルを分析する~




王滝のレース後は急いで自宅に向かい、着いたのは夜遅くでした。

今回の強行スケジュールで夜の山間部を久しぶりに走りましたが、地元の走り慣れた道と違って暗くて運転が怖いと感じました。若い頃なんてこんなこと全然感じませんでしたから、もう歳ですかね。

翌日は疲れていて何もしたくありませんでしたが、台風が近づいていたので早急にルーフテントを車から降ろさなければならず、朝から急いで作業に取り掛かります。

雨で使用したため生地が濡れたまま格納してあり、カビが生えると後々困るのでここはしっかりと乾燥させる必要がありました。



除湿機をルーフテント内に持ち込み、まず内部から乾燥させ、それでも乾きにくい場所をこんどは外からドライヤーを使って念入りに乾燥させました。カビ対策は、ここまでやれば多分大丈夫でしょう。



乾燥後、ルーフテントを車から降ろし、再び次回の出番まで壁に立てかけて保管しておきます。
梱包用のラップを巻いて、その上からブルーシートで覆いました。

片付けをやりかけたので、その後ついでにバイクを見てみることに。
まだこのときは、ブレーキに何が起きていたのか全然理解していませんでした。



リアホイールを外し、ブレーキキャリパーを下から除いた状態です。

これでブレーキレバーをしっかり握った状態で、パッドが摩耗し、段が大きくなり過ぎてローターの厚みを越えてしまっています。


フロントブレーキの状態。

パッドだけ取り外すと一目瞭然ですが、こんな感じで全くブレーキが効かない状態になっていました。なるほど、これでは握っても効きません。思いっきり握ると、なぜ少しだけ効いたのかも納得。

分かってしまえば単純なのですが、走っている最中は何がおこっているのか全く意味不明でした。


リヤブレーキの状態。

フロントと全く同じ状態で、もう笑うしかありません。

『この状態でよく完走できたなぁ』と、当時の状況を思い出してみると、感慨深いものがあります。



雨が降るとパッドの減りが激しいとは聞いていましたが、予想以上のスピードでビックリです。
『現実と結びついていない情報は役立たない』そんな言葉が頭に浮かびました。

減るスピードの尺度が、自分の経験と大きくズレていて、結果、情報が役に立ちませんでした。

今回のようなブレーキトラブルがなぜ発生したのか分析してみると
まず、レース本番の数日前にパッドを新品に交換していたので、安心して油断していました。交換後も練習で相当な距離を走っていたのにも関わらず、パッドの状態をまったく把握せずに本番に臨んでしまいました。しかも前日のファンランで20km近く走り、マジ走りで下ってもいます。

王滝の下りは勾配がキツくてスピードが出やすく、距離も100㎞と長かったので、今までに経験したことのない負荷がブレーキにかかり続け、さらに大雨で摩耗のスピードも早かったのでしょう。

もう一つの要因は、しっかりと準備していたのにも関わらず、大丈夫だろうと判断して携帯しなかったスペアのブレーキパッドの存在です。この判断も致命的で、考えが非常に甘かったと反省しています。たった少しの重量増を嫌ったのか、それとも雨に濡れるのを嫌ったのか憶えていませんが、もしスペアを持っていたら途中で交換でき、間違いなく違う展開になっていたでしょう。



ブレーキパッドの摩耗による段は今までもごく普通に発生していましたが、段が大きくなり過ぎてローターの厚みを越えるまで使ったことはこれまで一度もありませんでした。いつもその前にカッター等で削っていたので、パッドの摩耗が進み過ぎてブレーキが全く効かなくなったという経験は無かったです。

効きが弱くなるとパッドを削り、それで効きが回復していたので、ブレーキの構造そのもについてはあまり深く考えていませんでした。単純にパッドの当たり面の問題だと勘違いして理解していました。

「パッドが摩耗し過ぎてブレーキが効かなくなる恐れがある」というブレーキ構造をしっかりと把握していれば、今回のようなトラブルは事前に予防でき、万が一起こっても適切に対処できたでしょう。そもそも、スペアパッドを携帯しないという選択は絶対しなかったはずです。

こんな風になることを今回初めて見て、知りました。

日頃のメンテナンス不足が根本的な原因としてあり、それが過酷な状況で露呈した感じですかね。
この辺の認識の甘さが所詮スペアバイクという位置づけで、バイクを大切にしてこなかったつけが回ってきたのだと反省しています。やっぱりいろんな意味で、雨天用通勤バイクだったのです。



今回出場した『SDA 王滝100㎞』ですが、全体の印象は楽しくて、あまり苦しんだというイメージはありません。ただ、もう少し良い走りをしてF900を引退させてあげたかったというのが本音です。

皮肉なことに、雨天専用のバイクのくせに雨にやられた感じになってしまいました。

今後は新しいバイクに替えることも検討していきますが、今回がこんな結果だったのでもう一度F900でリベンジを果たしたいとい気持ちがあります。新しいバイクについては26インチと650Bの間でまだ迷っていて、世間の動向を伺いながら将来的にどちらが良いか冷静に見極めていきます。間違いないのは長年親しんできた26インチなのですが、今後のパーツの入手とかが心配なのです。既に高グレードの26インチホイールは入手が困難で、困っている方も多いでしょう。



こういった背景もあって、もうしばらくF900には活躍してもらいます。来年の参加に向けては、 まずF900をしっかりとメンテナンスすることから始めたいと思っています。
Posted at 2016/10/16 09:10:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | カリブでお出かけ。 | 日記
2016年10月15日 イイね!

雨天用の通勤バイクで王滝100㎞に出場!その③~前日からレース当日~




いよいよレース本番です。

レース前日は早めに自宅を出発。エントリーだけならもっと遅い時間に出発しても大丈夫なのですが、当日はファンランに参加する予定で、その受付が11:30までだったのです。
それで、遅くとも30分前の11:00には到着する必要がありました。



カーナビ任せのルートは、突然こんな狭い道に遭遇。これぐらい狭い道だといつもなら敬遠していますが、迂回すると時間的に厳しそうだったので、この日はこのまま強行しました。

交通量が非常に少なかったので、狭い場所で対向車と遭遇することもなく、なんとかスムーズに抜けられました。



その狭い道を抜けると19号の交差点に出て、向かいのマックで朝食のおてごろマックセットを注文。
バペポ、氷抜きコーラ、アップルパイのセット。このセットはお手頃感があって最近よく利用します。

それほどお腹は空いていませんでしたが、後ほど、『このときに食べておいて良かった』という状況になるのでした。



19号は流れがいいです。ほとんど信号で止まりません。

はるか昔、この道を荷物フル装備のランドナーで走ったことがありますが、なかなか自転車で走るにはタフな道で、もう二度と走りたくはありません。地形的に厳しいだけではなく交通量も多く、車のロードノイズがうるさくて、自転車は音を遮るモノが一切ないので、一日中走っていて騒音でノイローゼ気味になったのを思い出しました。



10:30頃、王滝村 松原スポーツ公園に無事到着。

カーナビ頼りだったので湖の北側のルートを走ってきましたが、他の車はみんな途中で左折し湖南側ルートを走行していきました。なんか、早くも疎外感を味わったような気分でした。

後ろのドームが特徴的な松原スポーツ公園。普段このドームは何に使われているのでしょうか。
駐車場はけっこう広く、駐車出来ないということはまず無いでしょう。



ファンランに参加するので早速MTBを組み立て、準備します。

カリブの荷室はミニバン並に広大ではありませんが、車体がコンパクトな割には比較的広く、実用性があります。大抵のモノが積めたり、なんとかなってしまい、困るということがないです。

過去にカリブの荷室で寝たことは前期型の頃も含めて一度もありませんが、フラットになるので、背丈が低い人は脚を延ばして、高い人は脚を折り曲げて、それぞれ寝られないこともない広さです。もし本当に寝る事になったら、いくらフラットでも床に敷くマットは必須ですが。



これが王滝仕様の普段は雨天専用のF900。

シートポストに取り付けたトピークのダイナバックですが、ファンランの下りで講師について行ったマジ走りで一発で吹っ飛びました。普段の山中での練習では平気でしたが、衝撃に耐えられずにアタッチメントの根元が割れました。バッグの中には大事なモノも入れてあるので、これが本番じゃなくて助かりました。これだけでファンランに参加した価値がありました。

普段の練習とは速度域が全然違い、衝撃も大きく、バイクが壊れそうで心配になるくらいの速度で平気でかっ飛んで下っていく講師の走りに唖然。Fサスのストロークの差なのか?バイクを労り過ぎなのか?

このスピードで、講師のタイヤは『レースキング』くらいのノブが低いものを使っていて、さらに空気圧が1.6 bar程度とかなり低いのも驚きでした。そして、サスのストロークやバイクの性能はあまり関係ないと言っていたのも印象的でした。登り以上に下りはテクニックやセンスの差が出やすいようで、バイクにこだわり過ぎるよりも、メンテナンスやテクニック・センスにこだわった方がタイムに影響するのでは。



王滝の下りは速度がかなり速いです。普段のダートを走っている感覚が通用しません。

対向車を意識した普段の速度とは次元が違い、どちらかというとダウンヒルを下るような感覚をイメージして対策をとらないとダメですね。



前日の正午前の様子で、車はまだまばらで、駐車場は外から順に埋まっていきます。

夕方には中までぎっしりと車で埋まります。



午後4:00頃の様子。車中泊組みは大体この時間には既に集まっています。

車もバイクもバラエティ豊かで、結構意外性のある車も見かけました。
『こんな車でバイクが積めるんだ!』みたいな。車とかぶらぶら見ているだけでも楽しめます。

夜のパーティーに参加した感想です
食べ物は焼き鳥の屋台が一軒だけ出店し、他は一切なし。当然需要と供給がアンバランスで直ぐに売り切れ、食べたくても買えない状況でした。パーティーのオードブルもアルコールのつまみと菓子だけの貧素なもので、体に悪そうでほとんど口にしませんでした。なんかマンネリ気味のビジネス化した雰囲気的で活気がなく、どちらかと言えば白けているという印象でした。コース説明がなければ参加する価値がない、率直にそんな感じでした。実際、常連の方は結構参加していませんでした。『年々酷くなっている』とぼやく人も…。

私は、夕食は『部長コーヒー』のパスタを当てにしていたので、当てが外れ残念。5月だけなのか?

相当需要が有りそうなのに、飲食物の出店をしないなんて勿体ないって思いました。
それで、備蓄食料に余裕もなく、『朝マックで食べておいて良かった』と、そんな状況でした。



今夜の宿『 ホテル マジョリーナ エクストリーム』。BGMはみゆきさんのミラージュ・ホテルで♪
部屋は二階にあり、見晴らしが比較的良好。エレベーターはなくアルミ製のハシゴを使用。
禁煙室&土足禁止で、ネット環境なし。24H出入り自由。

室内ではほとんどの時間をアイポッドを聴いて過ごしました。

緊張からか、慣れないせいか、なかなか寝れませんでした。
しかも夕方に缶コーヒーを飲んでしまい、夜頻繁にトイレに起きてしまうという失態を犯す。

それでもいつの間にか寝ていたので、どうやら少しは寝ることが出来たようです。

3:00頃に起床。その時間には そろそろ周りもゴソゴソしだします。



スタート1時間前くらいの様子。
昨夜からけっこうな雨が降っていて、ルーフテントを雨天で使用するのは初めてでしたが、雨でも割と平気でした。さすがに生地が薄いテントとは大違いで、雨が中まで滲みてくることはありませんでした。入口の出入りで傘をさしたり、靴を脱いだりが面倒なだけで、後は快適に過ごせました。

昨日から二台横のバモスの人と仲良くなれて、初めてでしたが色々情報を聞け、おかげでスタート前もスムーズにいい場所を確保できました。現地で話し相手がいないと寂しいので、積極的に話しかけることは大事だと感じました。一人で参加している方が意外と多かったので、お互いに楽しい時間がずっと増えると思います。

レース当日は朝からけっこうな雨が降っていました。前日の予報では降水確率100%だったので、昨夜から既に雨の中を走る覚悟が出来ていたので平気でした。

レース中も最初から最後までずっと雨でした。この日の御岳の雨量は170mmと、大量の雨が降ったことが分かります。事前の情報では『雨になってもタイムは変わらない。むしろ路面が締まって走りやすく、涼しくて水分補給も楽』と聞いていましたが、実際の状況は全然違いました。路面は大量の雨で川のように流れていたり、深さが分からないような大きな水溜りが何箇所もあったり、常に水の抵抗を受けながら走っているような状況でした。涼しくて水分補給が楽というよりも、寒くて体を温めるのに気をつかいました。下りが特に寒くて、ペダルを回して体を温めていないと耐えられない程でした。

CP1手前でフロントブレーキが利きにくいというトラブルが早くも発生。
アタリを調整して再出発するも、結局フロントブレーキの利きは徐々に悪化しCP2付近でほとんど利かなくなってしまいます。頼みのリアブレーキも徐々に利きが悪くなり、CP3へ向かう途中で前後のブレーキがほとんど利かないという恐ろしい状況になっていました。状況が分からないので適切に対処することも出来ず、おもいっきり強くブレーキレバーを握り、信じられないくらいのゆっくりとしたスピードで下るのが精いっぱいでした。後ろからビュンビュンと追い越され、こんどは上りでその人たちを追い越すということをひたすら繰り返し、複雑な心境で走っていました。もう情けないの一言です。

その後も状態はさらに悪化し、どれだけ強くブレーキレバーを握ってもほとんど効きません。それまでは片足を地面にこすりつけてブレーキ代わりに使っていましたが、急な下りが続くと暴走し制御不能に陥るのでバイクに乗車していられなくなり、とうとう歩いて押しました。リタイヤが現実味を帯びて来て、『ずっと上りでもいい』本心からそう思っていました。

そんなスローペースでしたが、なんとかCP3に到着します。相変わらずの土砂降りでした。このままの状態で走りきるのは不可能と判断し、思い切って土砂降りの中バイクをひっくり返してブレーキパッドを分解してみました。とりあえずパッドの左右を入れ替えると弱いですがしばらくはブレーキが使えることが分かり、前後これを行って再スタートしました。スピードを控えれば急な下りでも乗車して走ることが出来るようになり、ここで完走はできそうな手応えがでてきました。しかし残り数キロのほぼ下りの区間で再び徐々に効かなくなってきて、途中からはスピードの制御が難しく非常に危険な状態で、集中して坂道を下ります。

最後はゴールまで持つのか非常に際どい状況でした。

そんな心境でなんとかゴール。ガッツポーズもなにもありません。
完走できた。ただそれだけでした。



リザルトは8時間オーバーでしたが、何はともあれ、初めての王滝を無事完走できました。
この日は半数以上が棄権かリタイヤという状況で、完走率は5割を切っていました。

大雨で過去に例のない厳しいコース状況だったようですが、致命的なブレーキトラブルを抱えながらの走行だったので、それどころではなく、むしろ気になりませんでした。
タイムロスも相当な時間になりましたが、それ以上に下りで全く実力を発揮出来なかったフラストレーションが大きくて、ただただF900に申し訳ないという心境でした。

もう、来年は絶対に出るしかありません。



これだけの負荷で8時間以上走る経験は久しぶりで、なかなかの充実感でした。ブレーキトラブルを抱えていたせいで結局最期まで追い込めず、足が攣ることも一度もなく、体力的には少し余裕を残してのゴールとなりました。

普段絶対に走れないようなコースを長時間走れて楽しいです。私は気に入りました王滝。

こんな状況で、今年のタイムは今一参考になりませんが、現在の実力では7時間を切るのは難しいでしょう。おそらく7~8時間くらいが妥当なタイムだと思います。

タイムはごく平凡でしたが、自分の現在の体力については予想よりも良いです。
これは率直に嬉しくて、それなりにくたびれていても まだまだ元気で行けそうな気がしています。

カリブもそれなりにくたびれていてもまだまだ元気で、私個人の状況と似ています。しかし、そこはあまり感情移入はしないで客観的に距離をとっていきます。カリブの最後は私の最後だと、そんな風にダブらせてしまうと車を手放せなくなりそうなので。

ただ、こうやって一緒に思い出が積み重なっていくので手放し難くなるんですよね、車って。
Posted at 2016/10/15 09:44:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | カリブでお出かけ。 | 日記
2016年10月12日 イイね!

雨天用の通勤バイクで王滝100㎞に出場!その②~カリブを車中泊仕様にする~




王滝100㎞のスタート時間は早朝6:00と早く、しかもスタートの位置取りのために4:30頃からバイクを並べるようです。みなさん3:00~4:00頃には起床するのが普通のようです。

そうなると、会場から一番近い伊那市内のビジネスホテルに宿泊した場合でも遅くとも2:00にはチェックアウトし、起床は1:00くらいになるでしょうか。これでギリギリのタイムスケジュールですから、1時間余裕を持たせようとすれば起床は12:00頃になります。

なんか微妙な時間すぎて、ホテルに宿泊するメリットがあるのか悩んでしまいます。
ホテルは快適でリラックス出来ても、これでは睡眠時間が十分確保出来そうもありません。

こういった王滝村特有の状況があって、今回は久しぶりに車中泊をすることにしました。
それで、小豆島以来?使っていなかったルーフテントを久しぶりに使って寝ることに。

出発の前日は準備でバタバタと忙しいでしょうから、事前に一度ルーフテントを載せ、当日はスムーズに載せられる状態に是非しておきたいところです。



そして一週間前

ルーフテントを使うのは5年ぶりくらいでしょうか。
キャリアのセットの仕方も、屋根に載せる要領もすっかり忘れています。

キャリア類はしっかりとまとまって保管してあり、おかげでスムーズに取り付けることが出来ました。



ルーフレール付だと楽でいいです。

カッコだけではなく本当は実用的なルーフレール。



ルーフテントは外にシートをかけて保管してあり、5年も経てばそれなりに汚れ、劣化もします。

本当は物置に保管できればいいのですが。



大変見苦しいのでキレイに洗って、その後は雨をはじくようにWAX掛けを実施。

けっこう大きいのでそれなりに大変でしたが、まあまあキレイになりました。

つや消しホワイトになっていて、理想の光沢を出すにはあと3回くらいWAX掛けが必要かな。
FRPみたいな素材で、写真ではキレイに見えますが実際はその程度の状態です。



ようやく、ルーフテントをカリブの屋根に載せ、ルーフをポップアップさせて室内の状態を確認。

5年ぶりくらいなので中の状態が心配でしたが非常にキレイでした。

『中で変な生き物とか生活していたらどうしよう…』、そんな心配は一切無用でした。

中の状態は、買ったときとほとんど変わりありません。



雑巾でかるく拭き、大きなごみを手で拾い、掃除機をまんべんなくかけて終了。

外に保管していても密閉がしっかりしているのでよっぽど大丈夫だと思いました。



金具の固定などの要領を確認後、もう一度ルーフテントを車から降ろし、一週間後までこの状態で待機させておきます。



一週間後のレース前前日の午後にルーフテントを載せました。

おかげで、取り付けは非常にスムーズに行え、他の準備に専念できました。
でも、一人だとけっこう重労働なのです。

廃棄物のコンテナの回収車のように、自動で載せられたらいいのに。

それか、自分で『ぴょんっ』て載ってくれると助かります。
サスのダメージが心配なので、そのときはそっと載ってね。



いつもダンボール上でずって移動させているので、マジョリーナのロゴ「N」が剥がれかけていてちょっと残念。いつかはこうなることは覚悟はしてはいました。

これも買ってから もう14年くらい経ちますが、概観はまあまあキレイでしょうか。中古で15万くらいでしたが、まだ七泊程度しか使っていないので、元を取るにはもう少し使いたいところです。

歳をとったせいか快適なホテルで宿泊することが増え、このルーフテントを使う機会もほとんどなくなっていました。一時は処分することも検討しましたが、今回のように極たま~に使いたくなるのでなかなか手放せません。保管の煩わしさもあり、気軽にレンタルが出来ればそれが一番理想的なのですが、現実は使いたければ個人で所有するしかありません。

頻繁に必要になれば、こんどはハイエースなどの車中泊向きの車が欲しくなり、そうなればようやく処分しても困らなくなるでしょう。

ルーフテントはベッドの上で布団に包まって寝る感覚でいられます。これは凹凸のある車のシート&車内では絶対に味わえないでしょう。さらに、通気性を配慮した室内空間の造りで室内の温度調整が容易で、季節に応じて快適に過ごすことが出来ます。たとえば、真夏でも風通しがいいので日陰などで快適に昼寝が出来ました。

快適さでは当然キャンピングカーには負けますが、ノーマルのハイエースやキャラバンクラスなら、ルーフテントも負けてはいないと思います。ルーフテントには厚み10センチ以上のマットが床一面にひいてあり、ここが快適さの重要なポイントになっています。

テントでもそうですが、寝ることに関してはまず完全にフラットになり適度にクッション性があることがポイントで、床の状態が快適さを大きく左右します。その次に室内空間の広さや通気性が重要になってきます。

このルーフテント、本来はランクルとかに乗せて砂漠を移動するような状況で使うためのものみたいです。砂漠や荒野のような危険な場所では、地面ではなく車の屋根の上で寝られるという安心感は絶大でしょう。砂漠以外でも、車が停められればどこでも宿泊できるので、使い方次第ではとても便利だと思います。

この歳になると、カリブの荷室とかで寝られる自信は全くありません。まず寝られないでしょう。
しっかりと睡眠をとらないと翌日のレースに響きそうで、体調が悪ければリタイヤも有り得るような今回のケース。どうしても車中泊しないといけない状況だったので、ホント頼りになります。

会場はテント禁止なので、もしルーフテントが無かったら… レンタカーを借りるか、宿に泊まることになりそうです。一人の場合レンタカーは割高になるのであまり現実的ではありません。近くにはキャンプ場か苦手な民宿しかなく、伊那市内のビジネスホテルに泊まることになるでしょうか。

Posted at 2016/10/12 06:59:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | カリブでお出かけ。 | 日記
2016年10月10日 イイね!

雨天用の通勤バイクで王滝100㎞に出場!その①~MTBを通勤仕様から王滝仕様へ改造~




王滝100㎞への出場は衝動的に決めました。

本当はずっと前から『富士チャレンジ200』に出てみたいと思っていたのですが、今年はなんとなく気乗りしませんでした。準備不足で完走出来る気がしなかったというのもありますが、走る意味を真面目に考えている間に『王滝100km』に気移りしてしまったという感じでしょうか。

ロードとMTBという違いはありますが、どちらも耐久系の競技で7時間くらいかけて走るところが似ています。王滝のタイムリミットは10時間と、『富士チャレンジ200』よりもハードルは低いように思えました。

『富士チャレンジ200』はサーキットをひたすら周回しての200kmなので、単調で退屈そうで、やっぱり面白みに欠けます。一方、王滝はアドべンチャー的な要素があって、ワクワク感があり、そこが一番違う所で出場の決め手にもなったポイントでしょうか。

『乗鞍』終了から3週間しか準備期間がないので限られたことしか出来ませんが、こんどは『王滝』へ向けて準備を進めます。

まず通勤仕様のMTBを王滝仕様へ改造です。



タイヤを通勤用のスリックからオフロード用のブロックタイヤへ変更。

タイヤはネットで新品を購入(コンチネンタル X-King ProTection 26x2.2 )

ネットの評判とコンチネンタルのタイヤコンパウンドが好きなのでこれを選びました。



多分、買ってから初めてのホイールハブのOHを実施。ハブはXT。

玉受けは虫食いもなくキレイな状態で一安心。さすがMTBのハブは耐久性が高い?



定番のデュラエースグリスをたっぷりと塗布。

次回のOHは何時になるのやら… なぜか弱気。

スペアホイールのデオーレハブも後日OHを実施。



続いて振れ取りを実施。

頑丈なのか、バランスがいいからなのか、ほとんど振れていませんでした。



決戦仕様ということで、今回はゴルフクラブ用の鉛テープを使ってホイールバランスを取りました。

バランス調整後は回転中の振動が減り、回転持続時間も伸びます。
一言で表現するとフラットに回るようになり、手軽なチューニングとしてお薦め出来ます。

やり方はこちらを参考に→ https://www.youtube.com/watch?v=c5aG-iquk0E



チェーンを新品に交換するのに合わせ、汚れていたディレーラーとスプロケットをキレイにします。

スプロケットは灯油を使い洗浄。ついでに他のバイクのスプロケットも実施。



ディレーラーのプーリーが先端が尖がるくらい減っていて吃驚!

そんなに走ったのか?と

もし、このまま使い続けていたらどうなる?

非常に興味深い。



15年前に買った自転車であることをすっかり忘れていました。
本当に月日が過ぎるのが早すぎます。

一応予備のプーリーはありましたがグレード的に安物っぽかったので、他の自転車に使っている同じディレーラーから一時的にプーリーを拝借することに。



そしたらこんどは、そのプーリーがキレイに割れていて驚愕!

こんな風に割れるのか?と

一日に二度も、ディレーラーのプーリーで驚愕させられるとは…

結局、しかたなく安物のプーリーを使うはめに。肝心な所で常日頃のメンテナンス不足が露呈。



続いてハンドルグリップを新品に交換。

王滝の下りは振動がすごいようで、手の負担を考えて、ささやかですがその対策です。

安くて、フィーリングもよく、結構カッコいい、お気に入りのリッチーのグリップは1,080円くらい。



そうそう、キャリアを取り外しました。

スチール製なので、これだけでかなり軽くなります。



ついでにヘッドショックのグリスアップを実施。

ブーツを開けると中に砂がぎっしり。ブーツカバーが破れているせいです。

新品のブーツカバー、高額なのでずっと交換を躊躇っていたけど、もう入手は困難かも。



ウエスでキレイに砂を取り除き、ニードルベアリングの摺動面にグリスを塗り、破れていたブーツカバーをホッチキスで縫合して完了。

ホッチキスは文房具用の普通のやつです。紙以外にも使えて意外と重宝します。



ワコーズのフィルタークリーナーで汚れを拭き取って完成。
見違えるようにキレイになりましたブーツカバー。

ちなみにこの年代のヘッドショックはもうメーカーではOHしてくれません。ショップに持っていっても敬遠されがちで、たとえ受けてもらえても修理費が高額になりがちなヘッドショック。そろそろバイクの交換時期かも、と真剣に考えています。

ホイールが軽量で漕ぎも軽い26インチのバイクが欲しいのですが… 
壊滅的状況で、この現実がいまだに信じられません。

MTB業界は規格の変遷が激しくて、しばらく離れていると全く付いていけません。
650Bとか若い頃ランドナーに使っていたタイヤサイズが復活し、響きが懐かしいよ。

まさか650Bの時代が到来するとは!25年くらい経つと確かに時代の変化を実感しますね。
オリンピックのマラソンや陸上のトラック競技を見ていてもそう思います。



ブレーキパッドは予備も含め4セット購入。タイミングを見計らって交換します。

過去色々なメーカーのブレーキパッドを試してきましたが、品質・価格・入手し易さでジャグワイヤーが最も無難でしょうか。



最後にハンドル周りの余分なものを取り外しスッキリ。

メーターと心拍計のみ、ベルもリフレクターもないレース仕様の完成です。



王滝仕様への改造は、ざっとこんなところでしょうか。
タイヤ交換しただけで、あとは消耗品の交換&メンテを行っただけですね。

このF900は元々XC向きのバイクなので余分なものを取っ払っうだけでもポテンシャルは十分高いと思います。完成車の状態で11㎏台、パーツ次第では10㎏台も十分可能で、アルミフレームのバイクとしては最新のものと重量的な差はほとんどありません。ヘッドショックは軽いのが取り柄ですし。

ただFサスのストローク60mmというのは荒れたダートでは若干不十分に感じ、ここは最低でも80~100mmは欲しいところです。まあ、Fサスが無いフルリジットよりかは断然マシですけど。

2001年当時、定価で20万以上する高級なバイクでしたが、試乗車の売れ残りで8万という格安で購入できました。好みが分かれそうな派手なオレンジ色というカラーのせいで売れ残っていた可能性が大ですが、私は嫌いではありませんでしたこの色。

当時は10万円以下の安いスペアバイクを探していただけで、キャノンデ-ルというブランドにも一切興味がありませんでした。やや緊急に必要になり、初めて入ったショップで即決し、そのままカリブに載せて持ち帰るという状況で、滞在時間わずか一時間足らずの出来事でした。

パーツのグレードが比較的良く耐久性があり、ハードテイルバイクはつぶしが利いて、地味に15年にわたって活躍してきました。今思い返してみると、いい出会いで、いい買い物をしたと思います。

これが "残り物には福がある" ですか?

スペアバイク→ たまに山道を走る→ スリックタイヤで街乗り用→ 真冬の凍結した道用→  雨天通勤用と、大体こんな感じで15年に渡って使われ、本当にご苦労様です。

ようやくXCレーサーに最も相応しい使い方が出来そうで、なんか引退前の花道を準備してあげられたような心境です。この流れで最期は王滝で殉職というのも悪くありませんが、そうなると私がリタイヤすることになるのでそれは困ります。
Posted at 2016/10/10 09:26:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | カリブでお出かけ。 | 日記

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