2016年もあと数時間です。ほんと一年が過ぎるのがあっと言う間に感じられます。
気がつけば自分でも驚くくらいの年齢になっていて心情的に漠然と危機感を抱いてしまいます。
今月は、とりあえず目標としていた車検を無事通すことが出来、気持ち的にはずいぶんと楽になりました。自分のなかでのノルマは達成できたという感じでしょうか。
このノルマの意味ですが、「車をこれぐらい乗れば十分満足だ」という個人的な尺度で、来年で製造から20年、走行距離でも22万km走っているので、今後大きなトラブル等が起きて高額な出費が発生した場合でも、合理的に割り切って車を手放すかどうかの冷静な判断がしやすくなるでしょう。
現状では、調子が良いので30万キロとかも十分可能だと思っています。
現在の車の状態(20年、22万km)をまとめてみると
・エンジンとATの状態
至って良好で日常的な使い方では不満やストレスは無く、エンストもこれまで一度もありません。自然な経年劣化による圧縮低下によるパワーダウン&エネルギー効率の低下は測定機器で計測しなければ意識することはほとんどないレベル。エンジンに関しては定期的なオイル・エレメントとLLCの交換、ATに関しては定期的なATF交換を行っていればこれぐらいの耐久性はあるのでしょう。
寒くなるとアイドル回転が若干低くなるときがあります。回転が低くなると信号待ちなどで不快な振動が車内に発生する場合があるので、その都度「N」に入れてから「D」に入れ直すことでアイドル回転が上昇するのでこうやって対応しています。
・ボディやシャーシの状態
塗装や外観に関しては防錆技術が向上しているので定期的にWAX掛けを実施していればサビは全く発生しません。一部塗装のくすみが目立つようになってきたので、塗装そのものの寿命はガレージなしで20年くらいではないかと感じています。
比較的劣化を感じるのがボディの剛性で、荒れた路面やGがかかる状況で顕著に表れます。全般的に路面からの衝撃や振動をボディがうまく受け止めきれなくなっていて、乗り心地や静粛性が悪化してきています。サスペンションのショックをカヤバNewSRに交換後に特に悪化したという印象があるので、もしノーマルを使い続けていたならばもう少し状態は良かったのではないかと少し後悔しています。車を長く乗りたい方には出来るだけノーマルの状態を維持することをお勧めします。
乗り心地や静粛性がどうしても気になるようならノーマルのショックに戻すのが一番手っ取り早く、それでも気になるようならば静粛性の高いコンフォートなタイヤに交換するのがいいでしょう。
・電装類
全般的に耐久性が高く、ほとんど故障しません。ドアミラーの電動格納が右側がたまに調子悪くなりますが、数回繰り返せばちゃんと格納するので特に困りません。車速に反応するドアロックもいつのまにか機能していませんでしたが、手動でロックできるのでこれも特に困っていません。
・その他
4WD機構に関してはデフ・トランスファーオイルの量さえ満たしていれば他は全く気にしなくて大丈夫です。運転していても4WDであることを意識することはまずありません。逆に他の車に乗って走行安定性の違いを実感させられ、改めて4WDであることを意識することはあります。
オイル消費はそんなに酷くはないので、通常のオイル交換のサイクルを守っていれば補充の必要が無いレベルでほとんど困りません。走行距離が多い場合に補充が必要になり、その都度状況に応じて補充するかオイル交換を早めに行うかを選んで対応しています。
燃費も特に変わりません。エンジンやATの自然な経年劣化による燃費の悪化は極わずかだと考えています。燃費は冬とそれ以外の季節での差が結構大きくて、暖機運転が燃費に最も影響を及ぼします。
昨日、忘れていた車検のステッカーをようやく貼り替えました。
次は平成30年か… 平成元年になったのがついこの間のことのように思いだされます。
この間の車検時、ブレーキランプの球切れで引っ掛かってしまい、急遽近くのスタンドで右側を交換してもらいました。その時に左側用も買っておいて、今回ついでに交換しました。
一個800円と通常の3倍近い価格でしたが、フロントガラスの古いステッカーも剥がしてくれて大変助かったので、工賃のつもりで高いのを覚悟で買っておきました。
来年のカレンダーはこれでいきます。
「この世界の片隅に」カレンダーはアマゾンで注文してあって、さっき届きました。
映画「この世界の片隅に」は、たまたま上京していたので配給元のテアトル新宿で観てきました。
上映前に片渕監督や「コトリンゴ」さん「のん」さんの舞台挨拶が付いたチケットだったので大変人気で、残念ながら座席チケットが取れず、なんとか立ち見のチケットは確保できたので最初から最後までずっと立ちっぱなしで映画を観てきました。
立ち見で映画を鑑賞するのなんて何十年ぶりだろう?と記憶にないくらい久しぶりで新鮮でした。
そういえば、昔の正月映画とかスゴイ混雑していましたよね。シネコンになる前くらいの頃かな。
上映後、客席全体から拍手がわき起こりました。過去、映画の鑑賞後に拍手をする光景に遭遇したことが無く、これも初めての経験で驚きました。色々な意味で特別な映画なのだと思いました。
普段デスクワークがほとんどで数時間も立ちっぱなしということがないので、映画の鑑賞中から腰や背中が痛くて違和感を感じていました。その後も違和感がしばらく続いていましたがあまり気にはしないで普通に日常生活を送っていました。
そんななか、来年に向けて体力を向上させておこうと10年ぶりくらいにランニングを始めてみたのです。自転車で心肺機能は出来上がっているのでつい無理をしてしまい、そしたら体が悲鳴を上げて見事に故障してしまいました。体幹の筋肉を傷めてしまい日常生活に支障をきたす状況に陥っていました。12月初めの出来事です。
基本安静なので、ある程度体が回復するまでは車検の準備とかも一切出来ずに、ひたすら辛抱の日々が続きました。車検切れの日が近づいていたので少し焦りましたが、少しずつ回復していきギリギリ間に合って、なんとか最低限の作業を行いユーザー車検を実施することができました。
なので今年の年末はカリブのWAX掛けも油膜取りも実施していません。大事をとって最低限度のことしか行わず安静にしていることにしました。でもなぜか自転車は乗っても平気だったので、痛めてからも毎日乗って体力維持に努めていました。(医者には禁止されていましたが自己判断です)
そんな想い入れのある「この世界の片隅に」のカレンダー。
来年一年間、気を引き締める意味でもピッタリと思ってのチョイスです。