今年の冬は寒さがとても厳しいですが、幸いなことに積雪や凍結ほとんど無く、寒さ以外では比較的平穏な生活がおくれ、その点では助かっています。
2017年師走、そろそろ6ヶ月サイクルのオイル交換時期が迫っており、いつ実施するのがベストかタイミングを見計らっていました(前回は7月3日に実施)。
2017年12月29日。この日も早朝から冷え、最低気温は氷点下でした。
朝食後、寒いのを覚悟で本日オイル交換を実施することを決断。
フロントガラスは一面に霜がびっしり、そしてボディにも少々。メーターの温度計で外気温0℃でした。こんなに寒い状況でオイル交換を行うのは過去に経験がありません。人生初です。
モチベーションが高いのか?正月休みで浮かれているだけなのか?
使用オイルは今回も定番の「シグマパワークリーンスペシャル5W-40」。
コストパフォーマンスに優れたお気に入りのマルチグレードオイル。
最近カストロールが同じ粘度のオイルを\1,980で販売していますが、
今のところ使ってみる気はありません。
なぜか「アーマーオール」も写っていますが特に深い意味はありません。室内の保管庫から外の物置にオイルと一緒に運ぶ途中で、たまたまこの場に入り込んでしまっただけです。
オイル交換を実施するこの日まで、ゲージの下限いっぱいの際どい状態まで辛抱して乗り続けてきました。これぐらいの残量でもオイル警告灯(油圧)は点灯しませんでした。
どちらかといえば心理的な不安の方が大きいです。
心理的不安に打ち勝つには確固たる理論だけでは不十分で、特に多走行車や素性の知れない車などはエンジン内部の状態をある程度把握しておくことが必要でしょうか。
今回は古いオイルを出来るだけきれいに抜き取るために車体後部をジャッキアップしました。
はたして、どれ程の効果があるのかは疑問ですが、やらないよりはマシでしょう。
実際、古いオイルはこれだけ抜き取れました。
このように、ゲージの下限ギリギリといっても、エンジン内には相当量のオイルが残っており、具体的にどれ程残っているのか興味深い。実際に把握しておくと後で役に立つと思います。
今回はパッキンもしっかり交換しました。
さすがに0℃だと手がかじかんで我慢できなくなるので、定期的に部屋に入ってファンヒーターで手を温めたりして、なにかと作業効率は悪いです。
廃油を缶に移し替える際も、オイルが硬いために通常よりも時間がかかり、作業効率が悪い。
ジョウゴの先端にゴミよけの網があり、そこをオイルが通過する際に抵抗になっていました。
寒い、寒い、寒い、寒いよー。
新品のオイルの重さですが、ヘルスメーターで3.8㎏。
缶の重さを約0・4㎏と想定し、差し引くと4Lで3.4㎏なので、オイルの比重は0.85です。
抜いた古いオイルの重さは2・2㎏でした。
缶の重さを差し引くと中身が1・8㎏なので、ゲージの下限いっぱいでも 約2.1L残っています。
ゲージにオイルが全くつかなくなった段階で、残量は残り半分といったところでしょうか。
6ヶ月で約半分の1.9L消費しています。
もしこのまま無交換で走り続ければ1年でほぼ空になる計算です。
前回交換時が223,699kmで、今回が230,014kmなので、この6ヶ月の間に6,319km走りました。
約6,300km走って1.9Lオイルを消費しているので、
1,000kmで0.3L消費したことになります。
このペースでは13ヶ月でオイルが空になる計算なので、現在の6ヶ月サイクルの場合は一回オイル交換を忘れただけでも危険だと言えます。
23万キロ走ったエンジンでもオイルの消費量はこの程度で済んでいます。
無理すれば6ヶ月の交換サイクルも可能ですし、割と普通だと思います。
これまでエンジンオイルは徹底して、指定グレードのもので一番安いものを使ってきました。
指定グレードのものであれば、実績のある、一番エコノミーなオイルで十分です。
オイルの指定グレードを守り、定期的に交換し続けていれば、内部に不純物を堆積させることもなくオイル経路をクリーンに保てるので、まず大丈夫です。
交換後は3.5L入れてこんな感じです。
オイル交換後はやっぱり気持ちがいいです。エンジンの調子も良好。
20年前の車で、これまで23万キロ以上走っていますが、エンジンに関しての不安は全くありません。ATもこれまで好調です。やはり、車本来の耐久性からすれば大した走行距離ではないのだと思います。海外の中古車市場では普通に流通している走行距離ですから。
今回のオイル交換作業ですが、外気温0℃とかなり寒くてもオイル交換はちゃんと出来ますが、作業効率が悪くなるので暖かい日の方が絶対いいです!仕事じゃないなら寒い日にわざわざいじるもんじゃありません、車。集中力が低下したり、手がかじかんでミスも起こりやすいので、オイル交換程度の単純な作業にとどめておいた方が無難でしょう。
何事も安全第一です。