久しぶりに、カリブで遠方へ出かけてきました。
昨年の「11月 王滝」 以来なので半年ぶりでしょうか。
今回の目的も「王滝」です。
ブログの更新も久しぶり。
前日も仕事で忙しく、準備が十分に行えなかったので出発当日は朝からバタバタしました。
箱ごとに衣類、工具、補給、と入れ分け、細かく分別する時間が無かったのでややアバウトに。
現地では小物一つ無くても困るので、忘れ物だけはしないように毎回気を遣います。
迷ったら一応持っていくことになるので、当日の天候や状況が読めると荷物が少なく済み楽です。
ペットボトルの水は洗車用で、現地でバイクを十分洗えないのが不便で毎度困っています。
現地に高圧洗浄機が一台あって、サッと1分でもかけられれば大変助かるのですが。
このように一人で使う分には必要十分なカリブ。
もう少し大きい車があれば便利だと思う反面、普段は持て余してしまいそうで無駄にも思えます。安全面はともかくとして荷室の使い勝手はとても良いので "道具" としては必要十分です。現在のライフスタイルが続く限りは丁度良いサイズなのかなぁと思います。
サイズ・荷室的にというよりも、荷室の床が低くてフラットという点でミニバンは魅力的ですね。
毎回、スペアホイールとして普段使っている手組ホイールも前後持っていきます。
軽量な決戦ホイールにチューブレスということで、ホイールのトラブルの可能性は拭えません。
前日に現地で軽く走ることになるので、そのときにも重宝します。
出発時間ぎりぎりまで少し寝て、その後出発。
高速移動が7割程で、高速道路は自分のペース(100km巡行とか)で一定の速度で走れるので楽です。一般道は自ずと前後のペースに合わせないといけないので疲れます。
最近私の地元でも、特に平日の昼間は高齢ドライバーが多いせいか車の運転はストレスが溜まります。田舎なので、平日の昼間はほんと酷いです。普通のことが守られていなかったり、出来なかったりするのが当たり前のようになってしまっていて、危機感を感じます。
「これが超高齢社会なのか?」と、車の運転を通して高齢化を最も実感させられています。
田舎は特に、車がないと生活出来ないので難しい問題だと思います。
超高齢化とモータリゼーションが絡んで厄介だと思います。
現状で効果的なことは
・スピードを出さない
・センターラインをはみ出さない
・車間距離をあける
・夜は運転をひかえる
特にスピードさえ出ていなければ、たとえ事故をおこしても重大にならずに済むので最も大事です。
ところがスピードのコントロールは意外と難しく、これが出来ているドライバーは少ないのが現状ではないでしょうか。エコカーは制御がより難しく、下り坂で暴走気味の女性ドライバーとかよく見かけ、自転車で走っていても怖いです!
おっと!話が逸脱しました。かなり不満が溜まっているようですが話を戻します。
現地に近づくにつれ、バイクを積んだ車を見かけることが増え、来たな!って感じがします。
予定通り昼過ぎに松原スポーツ公園に到着~。
この日は絶好の行楽日和で、現地もさわやかな気候で快適でした。
前日の雨で洗い落とされた空は空気が澄んで景色も最高でした。
さっそく受付を済ませ、ブースの出店をチェックし、そこで数点買い物をする。
ブースからの帰り道で電動MTBに楽しそうに乗っている人を見かけ興味が湧く。
「是非自分も!」と思い、もう一度ブースに戻りパナソニックの電動MTBに試乗させてもらう。
人生初の電動アシスト付き自転車がこのパナソニックのXM2でした。
乗った感想です
まず乗り物として純粋に面白かったです。
坂を高トルク低回転でグイグイ登っていくフィーリングは独特で、電動ならではのクセになる魅力があります。普通のMTBでは絶対にありえない登り方が出来てしまうので、まるでスーパーマンになったかのような錯覚が楽しめます。スタートダッシュ~登坂までは非常に快適でよく出来ていると感心しました。
反面良くなかったところは
スピードが上がって20~25kmを越えた辺りから電動アシストのリミッターが効き、一気にトーンダウン。車重24キロですからこれはXC MTBのざっと2倍の重量です。この重量を電動アシスト無しで進めるのは大変で、大きな走行抵抗として感じられ、走っていて気持ちよくありません。
これでは20~25kmを越えてしまうと、ただの重くて・進まない・疲れる自転車になってしまいます。
一番のネックは電動アシストのリミッターが効く速度域が低いことです。普段スポーツバイクに乗っているときの速度域は30キロ前後が多く、その感覚に一旦慣れてしまうと20~25kmというのは遅く感じてしまい、決して快適な速度域ではありません。
こういった感想をブースの営業に話してみると
法律の壁があって「そうせざる得ない」という感じでした。バイクとしては技術的に完成されてきているのに、法規制等の制約によって性能を発揮させられず、そのためにバイクの魅力がスポイルされ、やや中途半端な状況に置かれているのが国内の電動アシスト自転車のスポーツ部門という印象でした。
一方で電動のママチャリがそれなりに普及している理由もなんとなく分かりました。
ママチャリなら20kmも出れば十分でしょうし、それにあの登坂力、価格もかなり安くなっていますし。
根本的に、荷物や子供を乗せる機会の多いママチャリこそ電動アシストは必要で、スポーツバイクには不自然で似つかわしくないのでしょう。
XM2の価格が38万
いったい誰が買うのか思い浮かびません。
お金の価値観の尺度が一般人とは違う富裕層が下駄代わりにでも使うのでしょうか。テーマパークのアトラクションやリハビリ用とか、使い方によっては可能性を秘めた道具だとも思います。山間部の学生の通学用とかにもいいんじゃないでしょうか。昔、実際に、四国か九州でスクーターで通っている高校生を見たことがありますが、最近では学校の統廃合が進み山間部の学校は壊滅的状況になっているでしょうから、そんな需要も少ないのでしょうか。
普通の感覚ではまだまだ、重量と価格がネックです。重量で18㎏、価格で20万円以内が可能になればぐっと現実的になって来ると思います。買う買わないは抜きにして、おもちゃとしては面白いので、もし機会があれば、偏見や先入観なしで軽い気持ちで一度乗ってみてください。
結局その後、他の参加者と長話をしてしまい走りに行く時間が無くなってしまう。
しょうがないのでまず今夜の宿に向かい、その後に乗るつもりで出発。
これから今夜の宿、伊那市のビジネスホテルまで片道60分かけて向かいます。
残念ながら今年は、ほど近い木曽福島の三河屋がとれなかったのです。
前夜を快適に過ごしたいのなら伊那市のビジネスホテルも十分アリです。大浴場でリラックスでき、まったく混まない道路なので時間通りに移動でき距離の割には意外と楽です。
もう若くはないので、最近では慣れない車中泊で前日に全く寝れないことに身の危険すら感じるのですよ。慣れない環境のせいか、ホテルもそれ程十分に寝られるわけではないのですが、プライベートな空間と時間を確保できる分、実際に疲労が少なく感じます。
続く