龍聖のブログ一覧

銀河西暦４９８５年（帝国歴６８５年）、銀河系は５つの国に分かれていた１つは太陽系を中心とする地球連邦、パルメテウス星系を中心とするパルメシア共和国、ギルガメール星系を中心とするギルドラド惑星共同帯、銀河の辺境を領土に持つ辺境銀河連合、そしてこの物語のメインとなる銀河の中心部に広大な領土を保有する神聖エルディア帝国の５国で銀河系は構成されていた。
この物語は、神聖エルディア帝国の栄枯盛衰に関わる１人の軍人の物語である。

　ここエルディア兵器科学研究所では、いつものように軍の兵器の開発や改良が日夜行われていた。そして今日も新型戦闘機の最終テストを行っていた。
「さあ、この戦闘機のテストも大詰めだな」
「ああ、なんとか期限に間に合ったな。」
「中佐がいなくなると寂しくなります。」
「まあ、いつまでもここに居れるとは思わなかったが、結構居れた方だと思うぞ。」
「また、エースのお手並み拝見！ってヤツですか？」
「３年もブランクあったら、もう次のやつらの時代だ。」
「またまたぁ～。」
「おい。おしゃべりはその辺にしとけよ！」
「り、了解。」

管制室と中佐がいつものようにおしゃべりしてたが、さすがに検査官がしびれを切らしたようだ。
「よし、ではテストスタートします。」

皆が中佐と呼ぶその人物の名前は「ライオネル・ハラピー」階級は中佐。
父はかつて「エルディアの蒼龍」と言われた名将「ディスティバ・ハラピー」上級大将の息子にあたるのだが、ある事件の為その歴戦の評価は全くの無関係なモノとされてしまったのだ。その事件とはライオネル・ハラピーの母「さゆり・ハラピー」の人種に関係あったのだっだ。彼女は過去に地球との戦いで捕虜になった女性士官だった人物で、捕虜の確認の際にディスティバ・パラピーが彼女を見て一目ぼれしてから色々アタックしてその実が結ばれた訳だが、軍上層部がこれを良しとする訳がなかった。将校と捕虜が結婚するなんて帝国建国以来ありえない事だし、元来「エルディア人は崇高な人種で、銀河はその崇高なるエルディア人によって統治されるべき！」との思想が蔓延している為その結婚が祝福される訳がなかったのだが彼は自分を貫いて結婚をした。当然式は挙げれなかったがささやかにふたりが結ばれたのだった。

そして数年後、ライオネル・ハラピーが生まれる訳だがその後は様々な出来事がありながらも現在はエルディア兵器科学研究所で技術開発主任兼パイロットとして３年間従事してきたのだった。

だが、ここにきて再びライオネル・ハラピーは前線に戻る旨の辞令を受け取ったのだった。

「なんとか、これだけは無事にテストが終わったな。」
テストが終了して帰還したハラピーはそうつぶやいた。
「これでまた前線に行かれるのですね。ここも寂しくなりますよ。」
整備主任がそう言うと、ハラピーは
「まあ、いつかは呼び戻されるとは思ってたが３年もここにいたせいで腕は鈍ったからなぁ…」とつぶやいた。
「中佐以上の腕を持つ人なんかいませんよ。」
「お世辞でもありがとさん。ま、今度は指揮する側で戻るようだからそう自身が出撃する事もないだろう。」
「気をつけて行ってきてくださいね。」
「ああ、あるがとう。整備主任も体に気をつけて。」
「はい、中佐。」

そして、２日後ハラピーは次の赴任地バルリーナ星域に駐留する第１１艦隊に向けて出発したのであった。

時代は再び波乱の時を迎えようとしていた。





…という話を作ってみました。
「ひとりでクルマ座談会」も終わり、この１週間の休息の間に次のネタとして自作小説を書いてみようと考え、ひとつは上のスペースオペラ的な作品ともうひとつが

【１年中、桜が咲いているとして有名な桜ヶ丘市に会社の転勤でやってきた「鷺ノ宮龍聖」と
その街で出会う女性たちとのハートフルラブコメ】

も考えたのですが、ラブコメ系は京アニ巧者や痛車の方も多い目の肥えたここみんから仲間の方々の前ではヒンシュクを買いそうだなと思い企画は立ててはきましたが、たぶんボツ。

まあ、上の話ものんびりやって行こうと思ってますが、反響があったらラブコメもやってみようか…いやいやこれは敷居が高いな。（スペースオペラでも敷居は十分高いですけどねｗ）

ま、そういう訳でこれから秋に向けてクルマはなかなかいじれませんのですが読書の秋でもいじろうと思ったんでやるだけやって逝ってみます。（笑）

それじゃ、そういう事で。(^-^)/