ばんばんこ~、龍聖でございます。
正月にヒマだなぁ、と思った時、本屋に寄って
本を買ったりするのですが、今年は今後に
備えて『
月刊 自家用車』を買ってみました。
来年の車検までには次期愛車の選定に入ろうと
思ってますので、その研究の一環として、ね。ミ
☆
買うにあたって、別冊付録として付く【
国産・輸入車403車収録 オール型録】も
気になったのは言うまでもなかったりして。w
現在登場している車種に加え、今年FMCする車種も検討に入れると相当数になりますが、
まあ今年1年ゆっくり考えて行きたいと思います。
では、2011年最初のカーニュースステーション、始まりますよ~。
最初の話題は、年末に新型に変わった車種が2つほどございますので、そこを中心に
お届けしていこうと思います。まずは、トヨタの重要車種の1台でもあるこのクルマから。
打倒フィットなるか!? 3代目ヴィッツ、登場!
かつて、トヨタのコンパクトカーといえば『
スターレット』というクルマがありました。
KP61と言われたFRスターレットは実を隠そう私が初めて免許を取って運転したクルマでした。
20歳になるちょっと前、友人より「乗ってみる?」と言われKP61スターレットは、4mもない
サイズでFRである為室内は狭い事この上ないサイズでした。BMW1シリーズの後席の
狭さなんか可愛いモンです。w 同然5MTと言う事で、ぎこちないMTさばきで東京都高尾の
奥地までドライブに出掛けたのはとても懐かしい思い出です。
そのスターレットを国際戦略車として車名を『
ヴィッツ』と変更し登場したのが、
北斗の拳の世界観と同じ1999年に登場。欧州では『
ヤリス』と言われました。
ヤリスと言われて【ヤヌスの鏡】を思い出した私はどうぜおっさんですよっ。(爆
すみません、話が脱線しました。
初代ヴィッツは1000ccからスタートし、その後1300cc・1500ccとラインナップの幅を拡げ
当時、販売台数NO.1であるカローラを脅かすまでに至りました。
もちろん、この年の日本のみならず欧州のカーオブザイヤーも受賞しダブル受賞を果たす。
2代目は5年後の2005年に登場。
初代よりひとまわり大きくなった2台目ヴィッツは、初代が日本・欧州で販売されていたのに加え
オセアニアやタイ、やがては中国でも発売され、まさに国際戦略車の名にふさわしい販売展開を
していきました。
そして、今回3代目が登場する訳ですが、2代目で言われた「スタイルが女性向き」という
意見を踏まえ、今度は角を基調に男性にも受け入れやすいスタイルに変わりました。
ボディのサイズは、FF車で全長×全幅×全高=3885×1695×1500mm。
先代モデルに比べると、横幅はそのままで20mm低く100mm長く、ホイールベースは2510mmで
こちらも50mm延長されています。
サイズやスタイルが変わった事に加え、これまでヴィッツの代名詞の1つでもあった内装の
センターメーターが通常の位置に戻っています。
賛否両論のあったセンターメーターをやめた理由は、海外にあるようです。
海外ではあまりセンターメーターは受けがいいとはいえないようで、各国で売るようになった
ヤリスを受け入れやすくする一環として、メーターの位置を運転席前に戻したようです。
空間的にも、前後座席間の距離こそ変わらないものの、前席の背面をえぐれた構造とし、
後席のニースペースは35mm拡大。前席そのものの調整幅も上下60mm、前後10mm×24段に
出来、さまざまな体格のユーザーに対応出来る仕様になってます。
先代ヴィッツの後席は正直狭い(特に頭上は)ので、軽の方が広いわ、と思ってましたからね。
昨今話題となっている環境問題についても、ヴィッツはしっかりと対応されてます。
ほぼ全車種が「平成22年度燃費基準+25%」達成となり、同税制による自動車取得税と
自動車重量税の減税額が75%に引き上げられました。
1番の売れ筋である1300ccにはDual VVT-i仕様の新エンジンが採用されました。
1000ccと1500ccは先代のエンジンと基本一緒です。
そして、1300ccの中にアイドリングストップ機能を搭載したグレードも登場。
26.5km/リッターを誇り、ハイブリッド版ヴィッツが出るまでの繋ぎをしてくれる事でしょう。
個人的に気になる『RS』ですが、エンジンは先代と同じエンジンの改良版でエコカー減税には
しっかりと対応してますが、代償としてパワー感が不安視されます。
一見装備が良さそうにも見えますが、実際に現車を観た方の感想の1つに質感のダウンを指摘
されていたので、質感については実車を観て各人判断していただきたいと思います。
唯一MT仕様を残してはくれてますが、オーリスのMTとは違いMTはエコカー減税対象ではなく
MTも5MTのまま。ヴィットの6MTに比べて劣る面が大いにもかかわらず、そのフィットRSよりも
価格は高いと微妙感が漂います。Cパッケージという倹化版もございますが、これはCVTのみ。
「CパッケージはMTで出してナンボでしょう!?」
とツッコみたい気持ちです。w
しかも、MT仕様に用意されているヘリカルLSDはVSCのOPとの同時装着が出来ません。
今後VSCの標準化が決定した中でのこのOP設定にも大いに不満があります。
見た目が良くなっただけに残念な面が多くございます。
おそらく1年後あたりに登場するハイブリッド版の登場時にエンジンやOP設定などの刷新が
ありそうで、今RSに手を出すのはちょっと待った方がよさそうです。
それ以外の1300ccについては力が入っているようで、女性専用グレードもあったりして
クルマが気に入ったのであれば今買っても十分問題なく「買い」であると思います。
元々このクラスの値引きも新型としばらく経過した型とそんなに大きな差は出ないと思うので。¥
まだ発展途上の余地が大きくある3代目ヴィッツ。個人的見解から言うと『待ち』でしょう。
お次の新型は、車名は地味ですが、意外とこれはイケるのではないか!?と思うクルマです。
KAT-TUNもビックリ、新型ソリオ登場!
世間の一部がクリスマスで盛り上がってる頃、スズキよりクリスマスプレゼント的なクルマが
登場しました。その名も『
ソリオ』。
ソリオと言われて思い出すイメージといえば、「ちょっと大きいワゴンR」って感じです。w
その通り、ソリオという名ではなく『
ワゴンRワイド』と呼ばれていました。
ワゴンRよりひとまわり大きいサイズに1000ccエンジンを搭載したモデルでしたが、
中身はほぼワゴンRと同じで、ワゴンRの土台にちょっと大きめのボディを載せただけ。
このクルマで唯一話題になったのは、MCで1000ccターボである「XR」が登場した事でしょう。
この1000ccターボ、何気に100馬力を誇り韋駄天ターボとしてマニアに好評でしたが、
存在自体があまり知られていない為、付加パーツの販売がほとんどなかったそうです。w
しかも、この型はたった2年で次期型にスイッチされ、超マイナー車種の1台としてクルマの
歴史に名を残す事でしょう。いや、その名前さえ覚えられてませんから。w
2代目はワゴンR+と名を変え、今度はプラットホームも新たに作って発売されました。
この当時のスイフトが軽自動車ベースだったので、スズキとしては本当新規に土台を作ったと
言えるでしょう。
ワゴンRワイドが1997年から2年だけ作られ、新規に作られたR+が登場したのが1999年。
奇しくも初代ヴィッツの登場と同じ年である。
ソリオとして世に出てきたのは、2000年。一部改良の際に『
ワゴンRソリオ』として登場。
1000ccターボに変わって1300ccエンジンを搭載し、その後1300cc専用となる。
このワゴンRソリオも実に地味な存在でして、スズキとして1番力が入るワゴンRと比較して
どうしてもこれを選ぶ理由が思いつかない存在として徐々に忘れられていきました。
さらに世界戦略車として登場したスイフトにより完全に存在感が稀有になってしまいました。
スズキとしては、ソリオを今後どうするか悩んでいましたが、スズキのラインナップに足りない
モノは何か?と考えていった結果、満を持して登場したのが今回のソリオであります。
今度は大きいパレットとして登場した感が否めない新型ソリオですが、コンパクトサイズで
後席スライドドアのトールワゴンといえば、実はホンダ・フリードスパイクしかないのです。
軽自動車の発達によりトールワゴンで4人乗れるなら軽で十分だし、それ以上となれば
一応7人乗れるフリードかシエンタしかない状態。あるいは思い切ってセレナ等まで範囲を
拡大する形になります。5人乗れるトールワゴンってニッチゾーンだったのです。
そこに目を付けたスズキが新たにプラットホームを構築。最初パレットノプラットホームを
改良したモノかと思ったが、違うようです。w
でも、観た通り『
パレットワイド』的なデザインで登場しました。
まあ、わかりやすくてこれもいいと思います。
見た目はパレットっぽいけど、これが実によく考えられて作られてます。
大きさは先代ソリオよりちょっと長くなっただけで、幅も1700mmまで延ばさずに1620mmに
とどめる事で、取りまわしの良さが活きる。しかも普通車という事でいざという時には5人乗れ
普段4人乗る時は横幅が取れているので、4人がゆったり乗れる。横に人がいる感覚が
無い感覚というのが実に重要で、これで広々感が大きく変わってきます。
エンジンは現行スイフトでもおなじみの1200ccVVT付きK12B型(最高出力91ps/6000rpm、
最大トルク12.0kgm/4800rpm)を発生するエンジンに加え、副変速機を備えた例の新CVTを
搭載する事で、手頃ながらも使いやすい仕様に仕上がってます。
燃費もリッター20~22kmと上々。もちろんエコカー減税75%減税です。
この正月もCMでソリオのCMを良く観たと思いますが、あのスズキがCMにアイドルを使い
宣伝するというスズキとしては珍しい戦術で広告をしていってます。
外観がパレットに近いせいもあってか、内装もパレットそっくりです。w
大きく違うのが前席で、幅が広くなった分、センターにスペースが出来る事で横の広々感が
出た事と、この空間が車内での前後の移動を可能にするなど大きなメリットが出来ました。
価格は装備の有無で違いがあり139~174万円。比較としてだいたいパレットより10万円高と
思っていただければいいかな、と思います。
タントもいいなぁ、と思った時もあった私ですが、いざという時に5人乗れるスライドドア仕様の
トールワゴンで、総額200万くらいと軽ターボとほぼ同じ価格で買える強みは大きいと思います。
個人的評価は「優良」です。フリードスパイクも同じコンセプトでなおかつ遊び心もあるので
良いのですが、ちょっと装備を望むと価格が車体だけで200万円になるのと、OP設定で
VSCとスマートキーの両方を選べない不条理があるので、う~ん…と思っていた矢先の
ソリオの登場で、一気に候補の1台に上がってきてます。
このソリオですが、すでに三菱にもOEM販売が決定しております。
スズキはおそらくOEM販売も視野に入れていたので、気合の入ったソリオを作る事が出来たの
ではないか、と想像出来ます。スズキとしては、販売数増える事は嬉しい事でしょうし、その事で
量産数が増え製造コストが下げれる。一方の三菱としても、このジャンルのクルマを持っていない為
販売ディーラーとしてもソリオを販売できるメリットは大きくラインナップの強化が期待出来る。
いずれにしても、スズキ・三菱双方の利害が一致したとも言えるでしょうね。
このように、年末に新型になったトヨタ・ヴィッツとスズキ・ソリオが今年どういった販売数を
確保していくか、更にスズキのライバルであるダイハツがほぼ同じ時期に新型にスイッチした
ムーヴがスズキの脅威として存在する事は間違いないでしょう。
各社の動向を楽しみに見せていただこうと思います。
最後に、法的な規定で1つ大きな規定が決まったのでそのニュースを取り上げたいと思います。
横滑り防止装置(ESC)および
ブレーキアシストシステム(BAS)、義務か!?
国土交通省が道路運送車両の保安基準細目告示改正案をまとめ、みなさんの意見募集を
していく方針を決めました。詳しい事に付いては、「灯火器及び反射器並びに指示装置の
取付装置に係る協定規則」などの改訂が、国連欧州経済委員会(UN/ECE)自動車基準調和
世界フォーラム(WP29)で採択されたことを受け、国内基準に反映させていく。また、
横滑り防止装置(ESC)およびブレーキアシストシステム(BAS)について、安全性向上の
観点から装備を義務付けることも盛り込んだ法律の是非に向け意見を募集するそうです。
法規改定が決まった際には、ESCとBASの義務化は、新型車については2012年10月1日
(軽自動車は2014年10月1日)から、継続生産車については2014年10月1日(軽自動車は
2018年2月24日)からそれぞれ適用する予定だそうです。
横滑り防止装置については、なくてもいいという方もいるとは思いますが、ハイパワー車が増えて
いく現在においてその必要性は大きいと思います。個人的にもあった方がいいという考えです。
しかし、現在この横滑り防止装置は一部の車種で標準ですが、そのほとんどがOP設定です。
しかも、ほぼどのメーカーもサイドエアバック等との抱き合わせ設定です。
メーカーが安全装置として設定しているのなら、単独で選べるように設定しろよ!と言いたい。
これは特にトヨタ車に多いパターン。今回新型ヴィッツにOP設定された横滑り防止装置のOP
価格は単独OKで31500円。やれば出来るんじゃん、もっと早くからやってよ。¥
今後出るであろう車種に設定される際には標準にするか、OP化の際でもぜひ単独OP可で
なおかつお手頃価格でお願いいたしたしますよ。¥
新年最初のカーニュースステーションはこのくらいにいたします。
今年もこのように進んでいくと思いますが、暖かい気持ちで観ていただければ幸いです。
最後は恒例のクルマ動画でお別れです。
今回の動画は2010年クラッシュ場面特集です。ミ☆
いやぁ、どれも凄いクラッシュシーンですね。
マーク・ウェバーのクラッシュシーンはF1ファンのみならず驚いた事でしょう。
今年は、大きな事故が起こらないといいのですが…。
え~、今後も毎週月曜日にお届けしていこうと思う『龍聖のカーニュースステーション』。
正直、ネタ不足は否めないのですが、まあどこまでやれるかわかりませんし、内容は薄い本…
じゃなかった、薄くても頑張るよ。ミ
☆
では、また来週。(^-^)/