スラマッソレ~、龍聖でございます。
国内自動車業界においては、震災で
色々な影響を受けてきましたが、海外は
基本的に関係ないので、新型がぞろぞろ
出ていますが、そろそろ国内でも
復帰の目処も立ってきてます。
そんな訳で、今週は新車の話を多めにお届けします。
先週も簡単に言いましたが、延期していたプリウスの派生車種がやっと登場しました。
プリウスα
見た目はプリウスワゴンって感じです。上級グレードに7人乗り仕様が用意されます。
プリウスに積載能力をアップさせたらこんな感じですかね。w
ボディサイズは、素のプリウスよりひとまわり大きなサイズです。
(全長×全幅×全高=4615×1775×1575mm、ホイールベース=2780mm)
3列シートの7人乗り仕様車と2列シートの5人乗り仕様車が用意されています。
インテリアは、座席数のみならず、左右対称なインストゥルメントパネルやセパレート式の
センターコンソールなどデザインもプリウスと異なるものにする事で高級感を持たせてます。
心臓部は1.8リッターガソリンエンジン(99ps、14.5kgm)を電気モーター(82ps、21.1kgm)が
アシストする「THS II」(トヨタハイブリッドシステムII)で、基本的にプリウスと変わりませんし、
駆動方式も同様にFFのみです。ただ、ワゴンによる重量増に対処すべくギア比の変更などを
する事で、出足のもたつきなどを調整しています。
7人乗りの方はスペース確保の為電池をリチウム電池にする事で対処。5人乗りの方は
素のプリウスと同じニッケル電池です。燃費は、カタログ値でリッター31kmだそうです。
後ろに行くにしたがって45mmずつ高くなるシート、プリウスより拡大された2列目のニースペース
さらに、縦横10cm近く拡大された開口部など、使い勝手のよさも自慢だとか。
(フル乗車時の)荷室容量も、7人乗り仕様で200リッター、5人乗り仕様で535リッターを確保。
更に後半の座席を倒すことでスペースを広げられるのはもちろん、床下にも予備の収納
スペース(60リッター)が設けられる。
遮音材や吸音材の配置を改めたり、樹脂製の大型パノラマルーフを用意するなどして、
快適性を追求したのもポイントです。
その代わり、価格は最低でも235万からで、7人乗りの最上級だと331万にもなります。
燃費だけでプリウスαを選ぼうと思う方は、よく考えてとどまって欲しい。
3列目は見ての通り快適とは言い難いシート。
カタログ燃費こそ30kmとなってますが、実際は20kmちょいくらいだと思われます。
330万出して7人乗りを考えるならノア・やヴォクシーの方がいいでしょうし、
もっとこのプリウスαそっくりのクルマがトヨタにはあるじゃないですか。
そうです、
ウィッシュです。
プリウスαと同じヒンジドアの7人乗りワゴンで、寸法も
プリウスα 全長×全幅×全高=4615×1775×1575mm、ホイールベース=2780mm
ウィッシュ 全長×全幅×全高=4590×1720×1590mm、ホイールベース=2750mm
大きさもほぼ一緒です。ウィッシュは基本5ナンバーなので幅がちょっとプリウスαの方が
広いと思われますが、室内寸法だと5cmしか違いません。
一方、ウィッシュのカタログ燃費はリッター16km。
実質は10~12kmだろうと思うので、プリウスαの半分でしょう。
では、燃費差を計算してみると、約リッター10kmウィッシュが余計にかかるとして
年間10000km走るとその差はガソリン1000リットル差。
今が約1リットル150円として年間15万円。
今度は装備の方です。サイドエアバック・VSCはどっちも標準装備。
プリウスαのGで300万円。ほぼ同グレードに相当するのがウィッシュのSで209万円。
どっちも1800ccで、若干装備の有無はあるが、それを考慮して価格差は約80万円の差。
年間15万円で差を埋めていくとして、約5年と3カ月でその差が埋まる計算にはなります。¥
さて、ここからは個々の考えになりますが、順調にいけば最初は高いけど、乗れば乗るほど
プリウスαの優位性が見て取れる計算になるので、プリウスαの方がいいんじゃね。
って感じにはなりますが、実際はどっちが特になるんでしょうかねぇ?
あ、忘れてましたが、プリウスαは月販3000台の計画ですが、すでに相当数の予約が
入ってるので、今から注文を掛けても1年近く待たなければならないらしい。(爆
このプリウスα、1年待ってまで買う価値があるクルマであろうか?
まあ、ヴィッツの顔を持つプリウスαに魅力がどこまであるかわかったものではないが…。
まあ、クルマ代に300万も出せないおっさんのひがみと思って下さいな。w
では、次の話題に。
国産車はまだ元に戻るまで時間が必要ですが、輸入車の方は非常に元気です。
特にアウディの勢いは、恐ろしいまでです。
先日ボトムサイズのA1が出たと思ったら今度は
A7ですって!?
A7はその名の通り、A8よりも小さくA6よりも大きいクルマでA5同様4ドアクーペのような
スタイルをしています。完全にベンツCLSクラスやBMW5グラツーの対抗馬でしょうね。ミ☆
ボディサイズは全長×全幅×全高=4990×1910×1430mmです。
ボディの骨格部にはA8のアルミスペースフレームではなく、独自のスチールモノコックを採用し、
ドア、ボンネット、テールゲートなどのアウターパネルや、フロントサスペンションアッパーマウント
などがアルミとなります。アルミの使用率はボディ全体の20%以上にのぼり、全スチール製と
比較した場合、約15%軽量に仕上がっているそうだ。
インテリアでは、ダッシュボードデザインにアウディの他モデルにも見られる「ラップアラウンド」と
呼ばれる手法が用いられています。これはベルトラインがダッシュボード上面で水平にキャビンを
取り囲み、ドアトリムへつながるものになってて、ヨットのベルトラインをモチーフにしています。
高品質なミラノレザーシート、タッチパッドと8インチの大型液晶モニターを備える最新世代の
「MMI(マルチメディアインターフェイス)」「BOSEサラウンドサウンドシステム」を標準とするなど、
装備は充実しています。まあ、879万円もするのでナビくらいは標準でないと、ね。w
搭載されるエンジンは、300psを発生する3リッターV6直噴スーパーチャージャー付きガソリン車。
これまでの主力エンジンだったV8・4200ccエンジンからアウディなりに考えて作られた
ダウンサイズ用のエンジンで、A8やA6にも搭載される事から、今度の主力エンジンと
しても、期待されて作られたのでしょう。
これにデュアルクラッチトランスミッション「7段Sトロニック」と、軽量化とレスポンスの向上を
実現したクラウンギア式センターデフを採用したクワトロ4WDシステムが組み合わされます。
また、スタートストップシステムやエネルギー回生機構も搭載され、環境性能にも配慮が
払われています。
これにアウディのラインナップは上からA8・A7・A6・A5・A4・A3・A1にQ5やSシリーズを
加えると、トヨタとまではいかないまでも日産やホンダ並みのラインナップです。
今ではベンツ・BMWに肩を並べるまでの高級車を持つようになり、利益も結構儲けてるん
でしょうねぇ。¥ アウディ、恐るべし。
最後の話題は、アウディとは提携関係にあるフォルクルワーゲン(以後VW)から
VWの中核車種がFMCしました。
VW・パザードがワゴンのヴァリアントと同様に新型になりました。
ゴルフより1クラス上の車種になるパサードですが、現在の日本の状況を考慮して
ゴルフなどで定評の1400ccシングルターボのみの搭載です。
従来は直列4気筒の2リッターやV6の3.2リッターエンジンが用意されていましたが、
新型パサート/パサートヴァリアントでは、排気量わずか1.4リッターの直噴ターボエンジンで
最高出力122ps/5000rpm、最大トルク20.4kgm/1500-4000rpmと控えめなエンジンです。
これに7速DSGを組み「ブルーモーションテクノロジー」という低燃費技術を
取り入れた事で10・15モード燃費は18.4km/リッターを達成し、エコカー減税対象モデルと
して発売されます。来年の3月まではエコカー減税があるので、それまではこれだけで売り
その後にバリエーションを増やす考えなのでしょう。
新型パサートのボディサイズは全長×全幅×全高=4785×1820×1490mm。
ヴァリアントの場合は全高が1530mmとなるが、実はこのサイズは旧型と同一で、
2710mmのホイールベースも同じです。つまり、新型パサート/パサートヴァリアントの
基本部分は旧型からのキャリーオーバーで、ゴルフ5からゴルフ6に変わった際と
同じ形ですね。
このクルマのサイズで122馬力の1400ccターボで走りは大丈夫なのか?
まあ、VWには5m級のミニバン・シャランがありますが、これでも1400ccの
ツインチャージャーで156馬力と考えると、過不足ない走りは出来そうです。
感覚としては、2500ccのクラウンロイヤルに乗る感じと思えばいいのでは
ないでしょうか。要は、優雅にゆったりと走るクルマと考えれば非常に良いクルマでは
ないかと思います。
実際、内装は4ドアHTであるパサードCCと準じた内装を持つので、高品質な内装を
持っています。更に、遮音フィルムをラミネートしたフロントウィンドウの採用や、
ダッシュボードやドア内張りに遮音材を施すことで静粛性をアップした結果、高級感が
増す形にもなっています。
また、フォルクスワーゲンとしては初めて、ドライバー疲労検知システムを全車に搭載。
原則100kmまでしか走れない日本において、飛ばす必要性を考えなくていいのですから
このパサードは人間がワンランクアップしたような優雅さを持てるかもしれませんね。
海外の自動車市場は元気で、特に韓国・中国は非常に元気です。
韓国車は日本では売れませんでしたが、ソナタなんぞアメリカではカムリ・アコードに迫る
勢いだそうです。実際、今のソナタの型を見ると先代までの地味さは消え、しっかりと主張を
示したデザインになってます。
ちょっとカッコいいウィンダムって感じもしますが。w
中国はまだパクリの印象が大きいけど、本気度が違うのと資本力が大きく、既存の自動車
メーカーの買収による有名ブランドの獲得が脅威だと思います。
すでに有名どころでは、ボルボが買収されました。日本ではマツダを狙ってるという情報も
聞きますので、チャイニーズマネーが日本の自動車業界にも迫ってくる可能性は
そう遠くないかもしれませんね。¥
今回は新車紹介をお届けしましたが、次回は前回より始めようとしてるカー用品の情報なども
含めて色々と話をしていこうと思いますので、宜しくお願いいたします。
では、最後はクルマ動画でお別れです。
さっき、中国の話をしましたが、チャイニーズマネーの恐ろしさはここでも身受けられます。
先週行われた上海サーキット上での中国人オーナーたちが集うスーパーカー祭りに
表れた多くのスーパーカー達です。ミ☆
どんだけ、スーパーカー持ってるんだ中国人。¥
では、また来週。(^-^)/