ばんばんこ~。
先週はエラーにより急遽お休みとなってしまった
『龍聖クルマちゃんねる」。
今日は今週のと合わせた合併号としてうpさせて
いただこうと思いますので、どうぞ宜しく。☆
まずは最初の話題はモータースポーツから。
先々週末はF1第13戦・ヘタリアGPが開催されました。レース後から時間が経ってるので
ダイジェストのみで。
勝ったのはルーベンス・バリチェロ。
異例の1ピット作戦を敢行し、タイムロスを減らす事に成功。追撃するマクラーレン勢をしのぎ
2位にもジェンソン・バトンが入った事で1-2フィニッシュも成し得て大量ポイントを獲得。
レッドブル勢が惨敗だったので、ポイント差も拡がり総合チャンプの座はブラウン勢の2人に
絞られてきた感もありますが、今年はまだ4戦あるのでもうひと波乱ありそう。w
3位は地元フェラーリのライコネンでした。
次戦は今週末、ナイトレース2年目になるシンガポールGPです。
続きましては富士スピードウェイで行われた「SUPER GT」第7戦の結果から。
勝ったのはNo.8 ARTA NSX(R・ファーマン/伊沢拓也)。
スタート直後の事故などいきなりの波乱で始まったレースは終始トップが入れ替わる戦いで
予選12位ながらじわじわと追い上げていき、最後にはGT-RとSCを追い越して優勝。
なかなか勝てなかったNSX勢に今期初の優勝を飾ったレースでもありました。
ちなみにGT300の方ではNo.81 ダイシン アドバン Ferrari(青木孝行/藤井誠暢組)が優勝。
この日はNo.11 JIMGAINER ADVAN F430(田中哲也/平中克幸組)との争いが最後まで激戦で
最終コーナーの逆転で優勝が決まるという大激戦で盛り上がったそうです。
次戦は大分のあるオートポリスで10月18日に開催です。
お次の話題は出る出ると言われて1年、ようやく出たパレットの64馬力バージョンが登場。
まさに
「パレット・スティングレー」 ともいえる外観で人気が出ると思います。
両ドアスライドドアで話題だったパレットもターボモデルはマイルドターボ仕様だし、外観も
タントカスタムほど派手でもなかっただけに、この「パレットSW」は販売数の増加に一役かって
出る事が出来るでしょうか?
標準モデルの方もCVT仕様のグレードの増加やミラココアのミラー型バックモニターとは
ちょっと違いますが、「バックモニター付CDプレイヤー」の設定で車庫入れのサポートグッズも
選べるようになったりと、標準モデルも使い勝手の良さをあげてきてます。
これでノンターボモデルも魅力が上がりエコカー減税車種としての選択肢に挙げられるでしょう。
お次の話題はトヨタが誇る大型SUVの1台でもある「ランドクルーザー」シリーズの一角である
「
ランドクルーザープラド 」がFMCを行い、4代目になりました。
ランドクルーザーはオフロード得意というのは有名な話ですが、7年ぶりのFMCになる今回は
それにオンロードに魅力も増やして便利で快適なSUVを目指したとの事。
全長4760×全幅1885×全高1850mmと先代とり一回り大きくなりロングボディ1本に統一。
代わりに5人乗りと7人乗りの2種類を選べるようにし、エアサス仕様も設定可能です。
エンジンはV6・4000ccと直4・2700ccの2種類ですが、いずれもレギュラー仕様になり、
これを機にトヨタのエンジンはレギュラー仕様を増やし、ユーザーの負担を減らすべく仕様変更を
どんどん増やしていくそうです。
兄貴分のランドクルーザーより200万円ほど安くて装備もなかなか良さげなプラド、
地方都市の郊外に住む方には特にいんじゃないでしょうか。
なお、これに伴いバブル期のSUV人気で多くのユーザーを獲得した「
ハイラックスサーフ 」が
販売終了になりました。
今でもその頃のサーフが町中を走ってますが、やはり時代の変遷の影響は大きかったようで
なおかつディーゼル規制でどんどんと人気が下降、ついに国内でのその役目を終える結果に。
結構有名なクルマでしたが、本気でオフロード走るにはパジェロに及ばすオンロード中心なら
ハリアーを選ぶ方が増えた今、サーフの存在意味が薄れてきたのは仕方のない事なので
しょうかねぇ。
では、ここで特集をば。
今売れる車は軽かハイブリッドカーばかりとも言える世の中になってしまい、普通車では
トヨタホンダ以外のメーカーが苦戦する中、ハイブリッド専用車のない日産も色々と苦労を
してるようです。今開発中のHBタイプのハイブリッドカーの登場が待たれる所ですね。
で、現在その日産の親分になるのが『
ルノー 』です。
そのルノーですが、日本での知名度は正直あるとは言えないと思います。
「ルノーのクルマって何がある?」
そう聞かれてポンポン車種が出る方はとても少ないでしょう。
そこで、そのルノーの車種を今日は紹介して、ルノーのクルマの良さを再確認してみようと
思います…が、まずその前に簡単にルノーの歴史を紹介します。
ルノーは1898年にフランス人技術者の
ルイ・ルノー により設立された自動車会社で、
最初はトラックをはじめとする商用車を主に販売する自動車会社でした。
ルノーが大きな自動車会社になった要因は、ルイ・ルノーの開発したあるシステムにありました。
【FR(フロントエンジン・リアドライブ)】
高級車やスポーツカーの代名詞とも言えるこのFR。実はルイ・ルノーがその原型を作ったのです。
今でこそFFが多いのですが、当時は画期的な駆動システムでどの自動車会社もこぞって
こにシステムを使い出したのです。なぜそれがルノーが大きくなる要因なのか?
それはこのシステムの特許をルノーが獲得していたからです!
そのシステムの特許料の収益がとても莫大で、その資金でどんどんと会社を大きくしていった
ルノーは、フランスでトップだった自動車会社「
プジョー 」を抜きフランス1になりました。
第1次世界大戦時は軍事車両にも手を広げついには戦車も作るようになり、更に航空機や
船舶にも事業を拡大。巨大会社にまで成長をしていきました。
ですが、第1次世界大戦が終わり、戦争特需が終わると手を広げた事業がどんどんと赤字に
なり、更にはドイツ車やイギリス車というライバルも増え段々とルノーの地位が下がり始めて
いきます。
そして、迎えた第2次世界大戦がルノーにとっては最悪の出来事となってしまうのであった。
きなさんも歴史で学んでいるので知ってるとは思いますが、第2次世界大戦においてフランスは
ドイツの負け占領されてしまいます。その時、戦車を作っていたルノーはドイツから睨まれていて
会社の存続が危ぶまれていました。そこでやむなくドイツに協力する事で会社の存続は
出来ましたが、その後連合軍によりフランスが解放されると今度はルノーはドイツに味方した
売国会社としてのレッテルで社長ルイ・ルノーが逮捕、やがて病死という不幸。
更にその戦いでルノーの主要生産工場が大打撃を受け生産能力が大きく低下。苦境に立った
ルノーは第2次世界大戦後、解放フランス政府により国営化でかろうじて会社の維持を果たす。
失意のルノーを救ったのが、士気の高い社員とこれまであまり力を入れなかった小型車の成功。
この「ルノー 4CV」というクルマの成功で復活したルノーは小型車を中心にラインアップを増やし
会社の立て直しをする事が出来ました。その後はFF方式の小型車と知る人ぞ知るミニバン
「ルノー エスバス」 の好セールスで会社は大きくなり、他メーカ-の買収が始まる。
その中には「ボルボ」も候補があり、結局合併はなくなったがその際に国営化から民営化に移行。
その4年後、みなさんもご存じの日産の買収劇がありました。
ルノーは民営化してますが、筆頭株主はフランス政府です。
現在の社長「カルロス・ゴーン」は初代社長ルイ・ルノーから数えて9代目の社長になります。
簡単にルノーの歴史を語っていきましたが、ここからはルノーの車種紹介です。
但し、ここで紹介するのは現在日本のルノーディーラーで買える車種に限らせていただきます。
まず最初は、今年新型が登場したルノーのボトムエンドに位置するコンパクトカー
『ルノー トゥインゴ』
数えて2代目になるトゥインゴは3ドアのみのラインナップ。
メイン排気量は1200cc。ターボモデルもあり。全長3600mm x 全幅1655mm x 全高1470mm。
価格はノーマルが198万円、ターボ仕様が240万円。
クルマは小さいが意外と室内はスペースがあり、3ドアながら使い勝手は悪くない。
ただ、ノーマル仕様の5セミMTは癖に慣れるまでは大変かも。イマイチ個性が少ない。
どうせ買うなら5MTで楽しめるターボ仕様か!?
お次はフランス本国では「ルノー クリオ」として有名なコンパクトハッチ
『ルノー ルーテシア』
3ドイアと5ドアの2種類をラインナップも、販売メインは5ドア。 エンジンは1600ccオンリー。
全長3990mm× 全幅1720mm× 全高1485mm。 ライバルはプジョー207か!?
豪華装備満載のイニシアル・パリもありますが、いかんせん価格が高い。
影の本命は倹価版のMT仕様か。w 価格は206万円~285万円。
続きましては、ルノーラインナップの中心車種でもある
『ルノー メガーヌ』
販売ラインナップ中バリエーションが1番多いメガーヌシリーズ。ワゴン・ガブリオレも選択可能。
本国では次期型がまもなく登場という事で、型の古さは隠せませんが、あのリアスタイルは
今でもインパクト抜群! かつてRSというターボモデルもあったが、現在は販売終了。
全長4240mm× 全幅1775mm× 全高1460mm。(HBモデル)
エンジンは1600ccと2000ccメイン。ターボはHBのみ。価格は250万円~410万円。
正直、次期型の方がかっこいいと思うので、ここは待ちかも。
お次はルノー初のSUVモデルの登場
『ルノー コレオス』
ルノー・日産・サムスンの3社合同開発のSUV。生産は主に韓国釜山。ルノー初のCVTでもある。
全長4525mm× 全幅1855mm× 全高1695mm。 かなりエクストレイルとカブる。w
したがって、輸入車では珍しいレギュラー仕様。価格は320万円~360万円。
最後に紹介するのが、正味ルノージャパンのドル箱車種である
『ルノー カングー』
先ごろ2代目にバトンタッチした新型カングー。初代の魅力そのままにレバルアップに成功。
全長4215mm× 全幅1830mm× 全高1830mm。幅と高さ、一緒なのね。w
先代はセミMTがありましたが、今回は普通のATになりました。まあ、実際セミATの癖が
日本人向けじゃなかったので、普通のATにしたのは正解でしょう。5MT仕様も健在です。
ただ、全幅がクラウンよりも広いのが日本の道路事情に合うかどうか?
価格はATが230万でMTが220万円。幅の制約がなければお勧め車種といえるでしょう。
ちなみに、初代モデルも買えます。(たぶん、在庫のみ)
このように通好みなルノーですが、その歴史が物語るようにコンパクトカーはなかなかいい出来に
仕上がってる車が多いと思います。あと、発売終了した「クリオV6」はマニア向けでしたね。w
その他の日本未発売車種には「ロガン」「モデュス」「ラグナ3」「エスバス」「サフラン」「マスター」
「ヴェルサティス」「トラフィック」がございますが、見る機会はないでしょうね。w
みなさん、このブログによって少しでもルノーを知ってもらえたのなら幸いです。
ルノーは先のF1でアロンソに勝たせる為にわざとクラッシュさせた事件で2年間の出場停止の
処分を受けましたが、それに執行猶予が付いたようです。クラッシュを指示したブリアトーレに
厳罰を処し結論としたそうです。
現在の経済情勢も含めると、このままF1撤退の可能性もあるかもしれません。
実際2年間レースに出ないと完全においてけぼりとなるのは間違いないでしょうし。
まあ済んでしまった事は仕方ないとして、来年からのF1はBMWもいませんし寂しくなりますね。
最後は恒例のクルマ動画。ブレーキテスト中のトラックに異変が!?
VIDEO
今回の合併号はこれにて終了です。 次回は10月2日の連載です。♪