こんばんわーきんぐ、龍聖でございます。
今年も300日を越え、いよいよ60日ちょい。
モータースポーツは最終戦を迎えたり終えたり
するジャンルもございます。泣く者もあれば
笑う者もある。それがスポーツですね。ミ☆
様々なドラマを見つつ、今月最後のカーニュースステーション、始まりますよ~。
今回は輸入車の話を中心にお届けしていきまする。
最初の話題は、輸入車もコンパクトカーが注目される中、コンパクトカーとは縁のなさそうな
あのメーカーがついにコンパクトカーの発売を開始しました。
【シボレーから新コンパクトカー『ソニック』を発表】
「ソニック」は北米で展開されるゼネラルモーターズ(GM)のシボレー・ブランドの中で
最もコンパクトなモデルとして登場します。
ボディサイズは全長4050×全幅1740×全高1525mmと「ホンダ・フィット」などに近いサイズ。
本国では5ドアハッチバックと4ドアセダンが設定されるが、日本で販売されるのは5ドアのみ。
右ハンドル仕様となります。
エンジンは無鉛レギュラーガソリン仕様の1.6リッター直4DOHC。
これに6段のトルクコンバーター付きATを組み合わせ、燃費は11.3km/リッター(10・15モード)、
10.9km/リッター(JC08モード)と発表されています。燃費は決して良いとはいえませんね。
価格はベースグレードの「ソニック」が189万円、ホイールがアルミになるなど装備が充実する
「ソニックLT」が198万円の2グレードが選択可能。
すでに発表されている「シボレー・キャプティバ」と同様に、ソニックはGMの北米、欧州、韓国など
開発拠点が共同で開発した世界戦略車と位置付けられているこのソニック。
北米では2010年1月のデトロイトショー、欧州では同10月のパリモーターショーで発表された。
北米と日本では「ソニック」の名で販売されるが、その他の市場では旧モデルの「アベオ」の名が
引き継がれているそうです。
ライバルとの差別化は、スポーティで個性的なデザインを採用するだけでなく、安定した
走行性能を実現するなどして行われました。GMジャパンの石井澄人社長は、「ソニックは
斬新で大胆なスタイルを好む若々しいユーザーにとって魅力的な、グローバルアメリカンブランドと
してのシボレーを具現化したクルマ。メインストリームセグメントの潜在ユーザー向けた、
新しいシボレーのラインナップとなる」と述べています。
あのシボレーがコンパクトカーを発売するとは…という印象はぬぐえませんが、今の時代
コンパクトカーも重要なメーカー戦略の一環となってきています。
エンジン・サイズ共にダウンサイズが叫ばれる中、このソニックはVWポロのような質実剛健で
低燃費なのが売りとは別の路線でスポーティー風なスタイルと走りで魅力を引き出していく
手法を取っていると言えるでしょう。
このクルマは韓国GMの意見が反映された部分も多く、世界的には意外と強い韓国車の
良さが取り入れられている感じです。
実際、ポロよりも20~30万円安い価格設定は全体的な韓国車の考えに似ています。
かつて日本が世界に挑む時に歩んだ手法で、今逆に日本車にとって脅威となっている
韓国車でもあったりするので、日本での顧客がどうかはいささか不明な所はありますが、
コンパクトカーの中では稀有な6ATやフィットやヴィッツが持っていない斬新なスタイルは
選択する理由としても十分成し得るモノであるかもしれません。
GMディーラー自体あまり縁がないだけに試乗とかはなかなか出来そうにないので、
評論家が乗った感想はぜひ知りたい所ですね。ミ☆
お次の話題は、特別仕様車ですがおもしろそうなクルマがあるのでそれらを紹介します。
【ルノールーテシアの特別仕様車・ルーテシアS発売】
今回の「ルーテシアS」は、内外装に独自のドレスアップが施された特別仕様車です。
基本のボディーカラーは、フランス国旗のトリコロールにちなんで、青(ブルー・エクストレーム・
メタリック)、赤(ルージュ・ビフ)、白(ブラン・グラシエ)の3色を設定。
これに、真っ白なアロイホイール、ドアハンドル、センターコンソール&トリム、
スピードメーター&タコメーターが組み合わされます。
青と赤のモデルは、さらにフロントエアインテークの下部とリアスポイラー、サイドミラーが
ホワイトで塗られ、ルーフとボディーサイドには「S」ロゴ入りのホワイトデカールが貼られます。
ボディーカラーが白のモデルのみ、それらパーツとデカールの色はレッドになります。
そのほか、以下の点が、既にラインナップしている「ルーテシア」との相違点。
・「S」ロゴ入りのファブリックスポーツシート(ヘッドレスト固定式)
・ベンチタイプのリアシート(非分割の可倒式)
・リアシート中央席のヘッドレストレス
・手動式リアドアガラス
・リアサイドおよびリアのプライバシーガラス
・マニュアル式エアコン
トランスミッションはMTのみ。価格は、「ルーテシア」(MT車)より24万円安い185万8000円。
各色10台ずつ、計30台の限定で販売されます。
輸入車はコンパクトカーといえども200万円以下というのはほとんどありません。
先に紹介したシボレー・ソニックはそんな現状にくさびを打つには十分な価格設定を持って
輸入車の敷居を下げてきました。
ルーテシアも本来の価格帯はポロとほぼ同価格の210万円から。
そんな中、装備は若干下がるものの輸入車本来の魅力をちゃんと残しつつ価格を200万以下に
して発売する事は私たち庶民でも輸入車に乗れる期待を抱かせてくれます。
この発想は日本車にはない考えではないでしょうか。唯一あるといえば、ヴィッツのG’sが
本来のRSよりも10万アップだけで17インチアルミやボディ強化等をするとは凄いなぁって
思ってましたが、実際はエアコンがマニュアルだったとか、しっかりと下げる所は下げてます。w
でも、輸入車って意外と余計な装備が多くて価格が上がってる部分も少なくないので、
こうやって余計な装備が減り価格が下がる事で購入出来る幅も広がると私は思います。
今回は特別仕様車ですが、思い切ってカタログモデルでもいいんじゃないか、とも思う。
最近ではプジョーもこういう特別仕様車を出しますが、そういう所から輸入車への敷居を
拡げる考えは賛成です。ベンツやBMWも本国じゃそういうグレードがあるんだから、
日本でもたまにはそういう仕様を出して庶民に素のベンツやBMWを味あわせて欲しいわ。
あ、タクシー仕様とかなら安いんじゃね。w
お次の話題は、Top Gearでは酷評されていた「中身はトヨタⅰQじゃん。」と言われた
本当に小さな高級車がついに発売開始を決めました。
【アストンマーティン・シグネット発売】
「シグネット」は「トヨタiQ」がベースのコンパクトカーだが、注文生産のかたちを取り、
他のアストン・マーティンと同様に豪華な作りが施されるのが特徴。
素材や色の選択肢が幅広く、顧客のカスタマイズの要望に対して高いレベルでの対応が
可能だそうです。ちなみに、欧州ではすでに2011年の半ばから販売されています。
今回の日本発売に際し、「ローンチエディション」と呼ばれる特別仕様車が2種類用意される
予定との事。「ローンチエディション ホワイト」は白を基調にまとめられた仕様で、外装は
スノーホワイトに塗られ、室内にはパールホワイトのレザーとダークカラーのアルカンターラを
組み合わせたシートが装着されます。それに対して「ローンチエディション ブラック」は、
外装がマジックブラックと呼ばれる専用カラーの黒で塗られ、ダッシュボードとシートも
黒いレザー仕上げとなります。
また、この2モデルにはメンズバッグブランド「ビル・アンバーグ」のラゲッジセットが付属。
黒いレザーに“テクニカルファブリック”という現代的な生地を組み合わせて作られており、
グローブボックスバッグ、ドアポケットバッグ、トラベルバッグ、ガーメントバッグ、トートバッグの
5点で構成されます。
この2種類の特別仕様車は、日本と香港合わせて50台だけ販売される予定です。
まさか、本当に出るとは思いませんでしたし、その価格が
475万円というのにも驚きです。
475万円あれば、正直アストンでなくても、ベンツCクラス・BMW3シリーズ・アウディA4が
視野に入る価格帯。それらで十分高級です。w
ⅰQが160万円からなので、ざっと約300万円が改造や内装の価格になる計算。
どんなに良いアフターパーツを付けてもここまで費用が必要なの?とも言えます。
この価格にいったいいくらアストンがマージンを取ってるの、とも感じます。¥
正直、食指は動きませんが、欧州ではこういう市場がしっかりとあるのはさすがであります。
日本でクーペや2ドアが売れないのは、こういった市場が確立していないからでしょうね。
使い勝手がいいか燃費が良いかだけが魅力の日本メーカーには真似できません。
そう考えると、私もコテコテの小市民的な考えが主流なんだなぁ、と反省する今日この頃。(汗
最後の話題は日本車の話題もしときます。w
【マツダ、新型SUV「CX-5」のディーゼル車を投入】
RX-8が来年終了するという事で魅力が下がりつつあるマツダですが、社運を掛けた
『
スカイプロジェクト』はマツダの復活に大きな局面を用意しつつあるみたいです。
エンジンだけスカイエンジンのデミオが予想以上に売れ、MCアクセラも出来が良いと評判。
そして、ボディから中身まで完全スカイプロジェクト仕様のSUV
[CX-5]が
発売されるのは間違いないのですが、その中のグレードにかねてからの噂であった
ディーゼルエンジンもちゃんとラインナップに入るとの事です。
パワーユニットは、大きく分けて直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」とディーゼルエンジン
「SKYACTIV-D 2.2」の2種類。日本市場ではガソリン車が主流だが、このたび後者の
ディーゼル車も発売されることが明らかになりました。
この「SKYACTIV-D 2.2」は、42.8kgm/2000rpmの豊かなトルクと、JC08モードで
18.6km/リッター走れる燃費が自慢。特に42kgもあるトルクは実に魅力です。
ディーゼル車用に新開発されたアイドリングストップシステム(i-stop)も備わります。
世界最速の0.40秒以内での再始動を実現したというアイドリングストップ、素晴らしい。
他車が採用しているリーンNOx触媒や尿素SCRシステムを使わずに、日本の「ポスト新長期」や
欧州の「Euro6」といった最も厳しい排ガス規制をクリアできる点は、他の輸入車メーカーが将来
日本にディーゼルを導入する際や現在発売されている日産・エクストレイルディーゼルとの
技術的なアドバンテージもあると言えるでしょう。
これで価格が250万くらいなら、エクストレイルディーゼルよりも50万安いので
相当魅力的なクルマになると思いますが、さて価格はいくらになるかな?
発売は来年春との事です。よって、エコカー減税には間に合わないません。
ですが、そkまで数が出るクルマでもないので、減税終了後の奮起要因としては
重要なクルマになる事は間違いないでしょう。
マツダによれば、「CX-5から日本市場にクリーンディーゼル車を順次投入する」とのこと。
したがって、クリーンディーゼルモデルのさらなるラインナップ拡大も予想されます。
特に、かつてはミニバンにディーゼルは定番だったのが、石○都知事のおかげで一気に
悪者にされディーゼル仕様が無くなって10数年。再び脚光を浴びる日がきそうです。
特に日本車メーカー第3勢力にとってはこのディーゼルがメーカーにとって大きな起爆剤に
なる可能性を秘めているだけに、今苦しいマツダにとっては大きなチャンスだと思います。
マツダはかつてカペラカーゴにディーゼルと搭載していた事もあるので、潜在的に
ディーゼルを受け入れるユーザーは少なくないはず。
このディーゼルをビアンテに搭載すればいいんじゃないか、と思いますが、マツダさんどう?
それなりに弱点は他社より多いビアンテですが、決して悪くはないクルマです。
これにディーゼルが搭載されれば、きっと今より3倍は売れるようになると思うんですがねぇ。♪
いや、新型の時なら大いに可能性があるかな。がんばれ、マツダ。
今宵は以上で終わろうと思います。
では、最後に恒例のクルマ動画でお別れです。
今タイでは洪水により国土の3分の1が水に浸かってるという非常事態。
タイに工場を持つ日本車企業も大打撃を被っております。
東日本大震災では震災の影響を受けず海外生産により生産停止を免れた日産・マーチですが、
ここにきてまさかのどんでん返しを食らうとは思ってもなかったでしょうね。(汗
そんなタイの事情が少しはわかる動画をチョイスしました。
冠水を避ける為に路肩に並べられた多くのクルマ達。
水が引くと思われるまでまだ1カ月はかかるとの見通しなので、まだまだ大変です。
今年は世界的に水難の相が出てるんでしょうか。(爆
最近のタイ事情はこんな感じ。
1日も早く水害が終息する事を祈るのみです。✝
次回更新は
11月11日の予定です。