こんばんわーきんぐ、龍聖でございます。
10月より節電対策による木金休業も終わり
通常通りの土日休業も戻りましたね。
まあ、中には平日休みも悪くないなぁという
意見もありましたし、土日の通勤はすいてて
電車でも座って通えるといったメリットもあると
聞いてます。
でも、土日のイベントやオフ会に参加できなかったというデメリットがあった事で、クルマ好きな
方には元に戻って良かったという事が多いでしょうね。w
まあ、今は製造業ではない私があれこれ言っても、所詮当事者からは他人の目である事は
否めないので、この話はここまでにしますかね。(汗
では、龍聖のカーニュースステーション、始まりますよ~。(^-^)/
今号は数値的なデータを中心にお届けいしていきます。
最初は、新年度といわれる4月から9月までの半年間、どのクルマが売れたのか数値で
見ていきたいと思います。
奇しくも、東日本大震災の影響が如実に出るであろうと思われるだけに興味深いです。
【4~9月期 車名別新車販売ランキング・ベスト30】
まずは、1~10位までを。
車名(メーカー) 上半期台数 前年比
1位 プリウス(トヨタ) 113211台 66.8%
2位 フィット(ホンダ) 99850台 110.9%
3位 ヴィッツ(トヨタ) 58947台 86.6%
4位 セレナ(日産) 40776台 99.7%
5位 デミオ(マツダ) 33594台 88.3%
6位 カローラ(トヨタ) 32951台 54.6%
7位 フリード(ホンダ) 27847台 54.6%
8位 マーチ(日産) 27340台 100.7%
9位 ラクティス(トヨタ) 27191台 120.6%
10位 パッソ(トヨタ) 23849台 54.0%
1~10位は大きな変動がありませんでした。
そんな中躍進したのが「マツダ・デミオ」。スカイアクティブをひっ下げて、ハイブリッドでも
ないのにリッター30kmというインパクトが絶大で、前年比こそ下げてはいますが絶対的な
台数の率は非常に優秀です。先日スカイアクティブになったアクセラが年末辺りまでに
どこまで盛り返すか実にん楽しみでもあります。
あと、意外なのが「トヨタ・ラクティス」。
一時期は新車効果が薄れ始め売れ行きが落ちかけていましたが、プリウスの代替え販売と
シエンタが無くなった代替え販売で台数を伸ばし、ベスト10復活を成し遂げました。
「トヨタ・ヴィッツ」と「日産・マーチ」は本来こんな台数ではいけない車種なのですが、
どちらもモデルチェンジに失敗した車種である点では一致しております。
何が失敗かというとフィットに比べて格段に落ちた質感とハイブリッドの有無ではないでしょうか。
とにかく、ヴィッツとマーチの質感の落ちは正直『許すましき人類。くコ:彡』といいたい。w
ヴィッツは欧州での販売もある中で、この質感は『やる気ゼロかよっ!』と言いたいし、
マーチは海外生産故のケチっぷりを絵に描いた代表のような見た目。もう語る事なし。
パッソも同類で同罪ですが、まだ安いので勘弁してやろう。w
お次は11~20位です。
車名(メーカー) 上半期台数 前年比
11位 ノート(日産) 23445台 68.5%
12位 ヴォクシー(トヨタ) 22091台 58.7%
13位 ステップワゴン(ホンダ) 18703台 43.2%
14位 ノア(トヨタ) 18411台 56.8%
15位 キューブ(日産) 17957台 66.1%
16位 ジューク(日産) 17261台 127.7%
17位 ウィッシュ(トヨタ) 16995台 58.2%
18位 ソリオ(スズキ) 16740台 - %
19位 スイフト(スズキ) 14808台 64.6%
20位 ティーダ(日産) 14224台 59.3%
11~20位は若干ランキングに変動がありました。
まずはミニバン決戦の中で、ステップワゴンがヴォクシーよりも下の順位にいる事。
トヨタはノアとヴォクシーの兄弟車であるから言うなれば2倍の台数差があって普通なのです。
それがほぼ同数というのは大問題です。今ホンダで利益が出せる車種はフィットとミニバンしか
無い中、ステップワゴンがこれでは本末転倒じゃなイカ。
まあ、大震災後の生産回復に予想以上の時間がかかった事も要因ですが、とにかく
このままではホンダも日産との2位争いどころか3位定着になっちゃう恐れがあるよ。
今元気なですが、キューブは実の所見た目こそファニーですが、使い勝手やシートの出来等
ちゃんと作られている事が認知されたのか、安定した販売をしています。これも販売では
失敗した欧州での販売が、逆に欧州で売るべく作られた質感等にプラスに働いた結果では
ないでしょうか。ティーダはモデル末期ながらマーチよりも売りやすいのかな。w
スズキのⅡ車種は仲良く18位と19位に。スイフトはアイドリングシトップ機能を追加して
まだ間が無いのでその効果が台数に反映されていない面はありますが、やはり先代と
あまり変わっていないスタイルと後席の狭さの為、後席の狭さが似たようなデミオと比較して
燃費等と比較して競合に負ける事が多いようです。
まあ、スズキは来年ワゴンRのFMCで忙しいでしょうから、現行スイフトはマニア受けする
車種としてはそれなりに売れるでしょうが、今のままで終わりでしょうね。
それよりも、ソリオの方がはっきりとしたコンセプトがあるので、売りやすいかも。
でも本音を言うと、もうちょっと外見がカッコ良ければもっと売れるクルマなんだけどねぇ。w
では、最後は21~30位を。
車名(メーカー) 上半期台数 前年比
21位 エクストレイル(トヨタ) 11884台 68.9%
22位 CT200h(レクサス) 11857台 - %
23位 レガシィ(スバル) 11357台 75.9%
24位 インプレッサ(スバル) 11072台 85.6%
25位 ラフェスタ(日産) 10977台 192.6%
26位 マークX(トヨタ) 10715台 57.5%
27位 シエンタ(トヨタ) 10567台 64.1%
28位 プレマシー(マツダ) 9960台 61.9%
29位 エスティマ(トヨタ) 9594台 39.3%
30位 クラウン(トヨタ) 9361台 46.1%
ここはあまり大きな動きはなさそうです。
その中で、レクサス唯一の量販車種であるCT200hが大健闘しています。
完全ハイブリッドという面ではプリウスと重なる所があるし、何にしても実はプリウスも
何だかんだで割高なクルマでして、内容によってはCT200hとそう価格が変わらない
場合もある為、それなら質感や乗り心地の良さでレクサスを選ぶ人も少なくないそうです。
あと、驚きなのがシエンタ。
ご存じのようにこのクルマ、ちょっと前まで製造中止になった来るまで先ごろ復活したばかり。
数値こそ前年比割れですが、9月だけで言うと前年比200%とかなり頑張ってます。
あと、ラフェスタVSプレマシーの本家VSOEM車対決ですが、日産の勝ちです。
実際、最近私自身も街中で見るのはプレマシーよりもラフェスタの方で、しかも圧倒的に白。w
奇抜なスタイルよりもオーソドックスなラフェスタに軍配が上がってる様で。(汗
スバル勢が仲良く23位と24位に。
インプレッサは在庫販売になったので、もう新型が目の前です。
これまで1500ccだったのが新開発の1600ccエンジンになるという事で、自動車税は
上がりますが馬力と燃費も上がるという事で、損して得を撮る形なようだ。
スバルもマツダ程じゃないけど、今後エンジンは燃費対策もされた第3世代にスイッチして
いくようです。STIも1600ccターボになると噂されてますが、そうなると念願のWRC復活も
視野に入ってるのでしょうか。そう考えるとワクテカである。w
マークX・クラウンはセダン不振の中良く健闘してるといえます。
ですが、どちらも次期型から大変革をすると思われるので、これまでのFRが好みなら
現行型を買うべきだと思いますね。
まあ、この半年を数値で見ると、こんな感じになります。
この中で不安な事がホンダの勢いがなくなりつつあるのと、この中に三菱が1台もない事。
実際、三菱は自社ブランドがふがいなく、D:2に続いてD:3までもがOEM車として
登場する始末。しかも、日産のNV200がベースと、1世代遅れたモデルを新型で
出さなければいけない現状はゆゆしき問題であるといえます。
次期コルトは出るようですが海外生産で価格対応せざるを得ない状況だし、中堅を担うはずの
ギャランフォルティスも泣かず飛ばず。RV部門もアウトランダーは末期モデルに近いし
RVRもさほど盛り上がるクルマじゃない。i-MiEVは頑張っているけど、EKワゴンはそろそろ
選択肢にも上がりづらい状況。
とにかく三菱は抜本的改革が必要でしょう。日産からフーガをOEMしてる場合じゃないよ!?
そしてホンダも、ステップワゴンの勢いが鈍りオデッセイが泣かず飛ばす、ストリームが
頑張るもウィッシュとの差は歴然としてる。アコードはデカ過ぎるは高すぎるわで、外見は
良いと思うが、同じ値段出すならマークX買うよ。w
軽自動車は今後刷新されるクルマは相当気合を入れてる様なので、まあ出てからチェックかな。
ここからは、来年3月のエコカー減税終了までの間、どこまで台数を確保出来るか?
国内外問わず全メーカーが激戦必至でしょう!?
そういう意味では自動車業界は必見ですよ。
では、お次の話題。
次も数値的データの話ですが、今度はメーカー別です。
【9月メーカー名別新車販売ランキング】
メーカー 登録車 軽自動車
トヨタ 131072(0.7) 216(-)
日産 53427(▲7.7) 14674(1.9)
ホンダ 43422(1.6) 12091(▲15.3)
マツダ 17409(8.4) 4950(9.2)
スバル 9074(▲12.5) 8450(▲13.8)
スズキ 7369(35.5) 46085(▲5.3)
三菱 6479(▲13.5) 9843(▲10.6)
レクサス 5770(59.9) -
いすゞ 4583(▲13.7) -
日野 4514(51.5) -
三菱ふそう 3109(12.7) -
UDトラックス 1024(63.3) -
ダイハツ 333( ▲61.1) 52092(▲14.0)
その他・輸入車 26205(16.8) 1(83.3)
合計 313790(1.7) 148402(▲9.1)
総合計 462192(▲2.1)
9月は上半期決算ということで、各メーカーやる気多めで頑張った結果、台数は
去年並みかそれに近い成果が出たようです。
注目は第2位争いを日産が制した事。
これまで長きに渡りホンダが単独2位をキープしていましたが、ここにきて日産が
巻き返してきた結果がこの順位を呼んだのではないでしょうか。
レクサスはCT200hの好調で一気に台数を伸ばしてきています。
下手をすると三菱は台数でレクサスよりも下になる恐れがあるだけに、要注意ですね。
最後の話題は、ついに伝統の灯が消えるのでは?と思われる出来事がありました。
【RX-8が来年の6月末で生産終了】
「RX-8」は4ドア・4シーターのスポーツカーという画期的なコンセプトと、“レネシス”と
呼ばれる新設計のロータリーエンジンが注目を集め、ロータリーエンジンファンのみならず
幅広い層から人気を博したモデルで、発売は2003年4月。ここまで8年もの間作られてきた
世界唯一のロータリーエンジン搭載車ですが、2012年6月で生産終了を発表しました。
今回の生産中止に伴い、マツダのラインナップからロータリーエンジン搭載車が姿を消すことに
なった訳ですが、山内 孝代表取締役会長 社長兼CEOは「生産は終了するが、ロータリー
エンジンがマツダの魂のひとつであることに変わりはない。マツダは今後もロータリーエンジンの
研究・開発を継続していく」とコメントしています。
ただ、現状の世界状況を考えると、今後マツダがロータリーを存続させるほどの体力を
持ってるとも思えないのも事実。このまま消えていく可能性も少なくないでしょう。
生産終了に先立ち、マツダは2011年11月24日にRX-8の特別仕様車「SPIRIT R」を
1000台限定で発売する事も発表しました。
これがRX-8の最後の特別仕様車になるでしょうが、このパターンはRX-7と同じ気も。w
RX-8の「Type RS」(6MT)と「Type E」(6AT)がベースで、専用シートや専用塗装を施した
アルミホイールが装着され、ベース車ではオプションだったカーテンおよびフロントサイド
エアバッグが標準装備になります。価格は6MTが325万円で、6ATが312万円。
この特別仕様車の発売後は、RX-8のラインナップは同車と「Type G」(6AT)に整理されますので、
車種整理も兼ねてます。
寂しい限りですが、これも2002年の排ガス規制以来の一つの時代が終わりを告げる
意味でもあるのでしょうかねぇ。
では、今宵はこれにて終了といたします。
では、最後におまけ動画をご紹介。
今回は、おもしろ映像です。w
1輪無くても結構走れるもんですね。w
そういえば、昔こんなのもありましたね。
星野さんもビックリだったでしょうね。w
次回更新は
10月28日の予定です。