わんばんこ~、龍聖でございます。
久々のクルマブログですね。w
エコカー減税も終わり、中国情勢も悪い為
予想通り日本車の苦戦がニュースになってます。
でも、クルマ自体に罪はないのです。
冷静になって欲しいですね。
では、始めていきます。
まず、最初の話題は軽自動車市場でスズキ・ダイハツに後れを取ってたホンダの逆襲劇の
第3弾ともいえる車種が発表されました。
【ホンダ N ONE 誕生!】
みなさんは「N360」というクルマをご存知ですか?
1967年に発売された「N360」。既存の軽の平均より5割以上も強力な31psを発生する
空冷2気筒SOHC360ccエンジンを搭載、最高速度115km/hという性能は800ccクラスに
匹敵したクルマでした。しかも31万3000円という価格は、ライバルよりはるかに安く
人気を誇ったクルマがN360でした。
あれから40年。w
ホンダの軽自動車への想いはどこへいったのか?と最近までは思われてました。
だが、ホンダは軽自動車への執着を忘れてはいませんでした。
1年前、「N BOX」を出したときからホンダの軽自動車業界での逆襲が始まりました。
Nシリーズと称して新たなホンダの軽自動車戦略が始まり、「N BOX+」が第2弾。
そして、今回の「N ONE」が第3弾です。
「N BOX」で実証された、センタータンクレイアウトとミニマムエンジンルームで圧倒的な広さを
誇るNシリーズの革新プラットフォームに、全高1610mm(4WDは1630mm)の安定感のある
台形フォルムの軽量高剛性ボディーを構築。クラストップの室内有効長を達成するとともに、
居住空間と荷室スペースを最適なバランスに設定。ゆったり足が組めるスモールカー以上の
後席ひざまわり空間を確保しながら、荷室には20リッター入りのポリタンクが縦に4個積載できます。
テールゲート開口部の地上高はクラスでもっとも低いため荷物の積み降ろしが楽で、
荷室の床下にも収納スペースを用意。さらに振動・騒音対策を徹底して静粛性を追求、
日常の使い勝手のよさとロングドライブでの快適さを両立した快適ツアラーパッケージとなっています。
シャシーも専用設計で、ロングホイールベースのもたらす優れた直進安定性に加え、
サスペンションのスプリングレートの前後比率最適化により、ピッチングを抑えたフラットで
スムーズな乗り心地を実現。サスペンションの専用チューニングやステアリングギアレシオの
最適化などによって、リニアなハンドリングも達成。乗り心地、操縦安定性ともにスモールカーと
同等以上のツアラー性能を身に付けてます。
パワーユニットは「N BOX」でデビューした新型の660cc3気筒DOHC12バルブエンジンを
さらにリファインしたもの。特に推しているのが、コンセプトにも掲げられた「ダウンサイジング過給」を
うたったターボエンジン。上級グレード専用のハイパワー版ではないという考え方から、
「Tourer(ツアラー)」と呼ばれるターボエンジン搭載車はベーシックグレードにも設定されているが、
実はこの発想も「N360」から継承したもので、かつて「N360」が火をつけた軽の高性能化の波に
乗って、続々とライバルがエンジンをチューンし、派手に装ったスポーツモデルを追加した。
それに対して「N360」は、「T」シリーズと呼ばれるツインキャブレターの高出力エンジン搭載車を、
スポーティー仕様のみならず全グレードに用意したのである。
最高出力64ps/6000rpm、最大トルク10.6kgm/2600rpmを発生するこのターボエンジンは、
1.3リッター級を上回る走りとJC08モードで23.2km/リッターという低燃費を実現。
いっぽうNA(自然吸気)エンジンも58ps/7300rpm、6.6kgm/3500rpmというクラストップの
数値を誇りながら、全車にアイドリングストップシステムを備え、燃費はリッターあたり27.0kmを
達成している。トランスミッションは全車CVTで、市街地走行で多用されるアクセルペダル
中間開度での加速度特性を大幅に向上。ターボ車は1.5リッター、NA車は1.3リッター級の
加速度特性を実現したという。また、スイッチひとつでエンジンやCVT、エアコンなどを協調制御して
燃費向上に貢献する「ECONモード」を全車に備えています。
安全性能もクラストップレベル。コンパティビリティー対応ボディーで衝突安全性能に優れ、
サイドカーテンエアバッグと前席用i-サイドエアバッグの装着車を設定。
またVSA(車両挙動安定化制御システム)とヒルスタートアシスト機能、軽では初となる急ブレーキ時に
ハザードランプを高速点滅させ後続車に注意を促すエマージェンシーストップシグナルを
全車に標準装備しています。
エクステリアとインテリアも質感と個性を重視している。「One's MINI TOURER」のコンセプトのもと、
ユーザーの好みに合わせて選べるよう11色のボディーカラーを用意し、凝った仕上げの
2トーンカラーもラインナップ。飽きのこない、居心地のよさを目指したインテリアはクラス最大級の
大型ベンチシートを採用、2トーン仕上げのインパネにはタコメーターを含む3眼メーターが
全車標準装備。メーカーオプションとして、スマートフォンのナビアプリとの連携機能、
Bluetooth接続によるハンズフリー通話やワイヤレス音楽再生、さらにリアワイドカメラも
備えた高機能オーディオが設定されています。
長く愛されるデザイン、大人4人がくつろげる居住性、快適な高速クルーズを約束する
走行性能を高次元でバランスさせ、既存の軽はもちろん1.3リッター級のスモールカーをも
超える新しいベーシックカーを維持費の少ない軽規格内で完成させたと胸を張る「N-ONE」。
開発担当者から「軽規格の優遇のある『フィット』と考えていただければ」という大胆な発言が
飛び出したほどの自信作であるとアピール。
独自の価値を提案したNシリーズのブランドアイコンとして、軽ハイトワゴンおよび
「スズキ・ラパン」や「ダイハツ・ミラココア」などの個性派軽のみならず、同門の「フィット」らが
覇を競うコンパクトカー市場をも侵食して新市場を創出し、Nシリーズのブランド盤石化を図るという
大きな使命を担っています。
バリエーションは基本となる「N-ONE」と専用の内外装を持つ「N-ONE Premium」に大別され、
それぞれに装備の異なる2グレードを設定。さらに各グレードとも2トーンカラーが選択可能で、
エンジンはNAとターボ(Tourer)、駆動方式はFFと4WDの双方が用意されます。
価格は「N-ONE G」(単色、FF)の115万円から
「N-ONE Tourer・Lパッケージ 2トーンスタイル」(4WD)の170万7750円までとなっています。
かつての「N360」は、クルマとしての出来に加えて、F1にも参戦しているホンダのスポーティーな
イメージと、既存の軽にはないフレッシュな感覚が特に若者層の圧倒的な支持を獲得して
軽ブームを巻き起こした。「N-ONE」もそれにあやかって、およそ40年ぶりに軽ナンバーワンの座を
奪回しようというわけだが、その狙いやいかに?
さて、お次の話題はデータ編。
2012年上半期の売上台数をチェックしていきます。
【2012年4~9月度 国産普通車名別新車販売台数】
車名(メーカー) 台数(前年同月比)
1位 ・・・ プリウス(トヨタ) 150468(132.9%)
2位 ・・・ アクア(トヨタ) 131040( - )
3位 ・・・ フィット(ホンダ) 101635(101.8%)
4位 ・・・ ヴィッツ(トヨタ) 51833(87.9%)
5位 ・・・ セレナ(日産) 48843(119.8%)
6位 ・・・ フリード(ホンダ) 48805(175.1%)
7位 ・・・ カローラ(トヨタ) 41480(125.9%)
8位 ・・・ ステップワゴン(ホンダ) 34988(187.1%)
9位 ・・・ ノート(日産) 32972(140.6%)
10位 ・・・ デミオ(マツダ) 29483(87.6%)
上半期はエコカー減税の恩恵があった分、全車種エコカー減税対象車種ですね。w
新型車種としてはカローラとノートが対象ですかね。
いずれにしても、軒並み前年比アップですが、去年が東日本大震災の影響を受けてましたので
楽観的に前年比アップでも喜べないのが実情。(汗
しかし、プリウスはよく売れてますなぁ。完全にかつてのカローラのポジションを
獲得したと言っても過言じゃないですよね~。♪
では、引き続き9月の販売データも。
【2012年9月 国産車全車名別新車販売台数】
車名(メーカー) 台数(前年同月比)
1位 ・・・ プリウス(トヨタ) 20291(▲33.5%)
2位 ・・・ アクア(トヨタ) 20239( - )
3位 ・・・ ワゴンR(スズキ) 20891(28.6%)
4位 ・・・ N BOX(ホンダ) 19914( - )
5位 ・・・ ノート(日産) 18355(約320%)
6位 ・・・ ミラ(ダイハツ) 15761(5.6%)
7位 ・・・ タント(ダイハツ) 13558(11.2%)
8位 ・・・ フィット(ホンダ) 12511(▲55.3%)
9位 ・・・ ムーヴ(ダイハツ) 11240(▲0.7%)
10位 ・・・ アルト(スズキ) 9127(16.0%)
こちらは大きく変わっています。
まず、新型で登場したワゴンR、ノートがランクの上昇に一役買っております。
ワゴンRは%こそ前年比3割増ですが、今やライバルともいえる「N BOX」を抑えての
3位は立派ですね。ノートもタイ製を嫌われるかと思いましたが、マーチのような事はなく
これまた「N BOX」に肉薄する台数を獲得しています。
アクアが出る前は打倒プリウスでもあったフィットが驚きの8位。
そして、ヴィッツに至ってはベスト10圏外に。(爆
軽自動車がベスト10の中5台もランクインしているのを見ると、軽自動車の全体比率が
明らかに上がっているという事でしょう。
一時は不安視されていた軽自動車の税金アップも野田政権のゴタゴタで、今のところ
それについての進展はなさそうで、ひとまずは安心でしょう。
それだけに、軽自動車の売れ行きが良く、あとはミニバンかハイブリッドカーばっか売れる現状。
日本人のクルマに対する感覚が明らかに変動した結果だと言えるでしょう。
燃費が良いクルマしか売れないのは、今の日本の経済事情が良くない証拠でもあります。(汗
環境問題もあるとは思いますが、それでクルマを選んだ人は少ないはず。w
いずれにしても、日本車の置かれた状況は非常によろしくない。
問題ありきの中国に頼っていた経済状態も、これを機に帰るといいんじゃないかな?
タイなんか日本に好意的だし。w
タイはタイでも台湾は、以前ほど日本寄りではない。油断めされるな。
今回最後の話題も新車の話。
元気の無い三菱ですが、先のミラージュに続いて販売促進のため、FMCしたクルマがあります。
【三菱・アウトランダーが2代目に】
三菱のSUVラインナップは、以前ほどではないが今も重要車種であるのは変わってない。
パジェロミニ、パジェロイオが無くなり、今はRVRとパジェロとこのアウトランダーの③車種。
アウトランダーを始め、三菱のSUVはロシアで大人気です。
なので、この2代目アウトランダーも1番最初に発表したのはロシアである。
日本では存在感が薄れつつある三菱もロシアでは好印象な自動車メーカーなんだってさ。w
エンジンは2000cc(FF用)と2400cc(4WD用)の2種類。
エコカー減税は共に50%減税と控え目ですが、対象にはなってます。
まあ、今回のアウトランダーは来年出るプラグインハイブリッドの方が注目らしい。
でも、価格は高いでしょうから、売れるのは価格が手頃な2000ccでしょうけどね。¥
新型アウトランダーは、先代と同じ2670mmのホイールベースに、
全長4655×全幅1800×全高1680mmのボディーを載せ、旧型とほぼ同寸だそうだ。
それでいて、ボディー骨格に高張力鋼板を多用(先代型の約45%から約51%に拡大)、
シートパネルを薄くできる曲面デザインを採用することで、先代と比較して100~110kgの
軽量化を果たしました。2リッターモデルの車重は1440kg、2.4リッターのそれは1520~1530kg。
って事は、エンジンやボディはキャリーオーバーってことですね。w
軽量化は評価出来ますが、その代償が安全装備の欠落では困りモノです。
しかし、 ニューモデルの目玉技術として、「e-Assist(イーアシスト)」があります。
2.4リッターモデルの「24G Safety Package」(278万7000円)「24G Navi Package」(310万円)に
搭載されるもので、先行車に追従する「レーダークルーズコントロールシステム」、
衝突直前に自動でブレーキをかける「衝突被害軽減ブレーキシステム」、
そして「車線逸脱警報システム」の3つで構成される最新安全システム。
ボディ剛性が軽量化で微妙に下がってもぶつかる事がなくなるようにすれば問題なし、かな。w
ロシアを始め世界各国で売られるようになったアウトランダー。
見た目の派手さはないが、質実剛健を絵に描いたように現れたアウトランダーの印象は
そのままに改良して出てきたような感じですね。
苦しい三菱の台所事情をこのアウトランダーは救ってくれるでしょうか?
今宵はこの辺りで終わりにいたします。
10月はクルマの話をあまりしなかったので、今月はもうちょっとするようにしますね。
では。(^-^)/