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2022年03月19日 イイね!

無題

無題まだスピードメーターの自主検証と若干の追加作業が残っているミニカですが、さすがに同じ内容で引っ張り続けるのにも飽きてきたので少し話題を変えて、2021年11月の車検時に起きていたトラブルについて。


かなり前から目に見えて傷んでいたミニカのラジエーターが、とうとう限界を迎えて漏れました。


30年以上前の新車装着品という事はまず無いでしょうが、少なくとも私が管理するようになった2007年以降に交換暦は無いラジエーター。

個人的にはずいぶんと長い間「そろそろやばい」と思いながらずっと放置してきた印象だったので、改めてこのブログ内の記事を軽く見直すと11年前の記事で既に冷却系の劣化をほのめかす一文があり、少なくともその頃には劣化(あくまで外観上での)を認識していた訳で、そこからでも十分持ったと言えますが…

とは言え、日頃目に付かない樹脂製ロアタンクは既に軽度の破損をしており、パテ修復でだましだまし使っていたのが実状でした。


また記憶は曖昧ですが、2015年だったか2017年だったかの車検時に調べた時点で、H20系用の既製の新品ないしリビルト品は既に入手不能になっていてワンオフ以外に選択肢が無かった事、タンク破裂やコア不良のような致命傷にもならなかった事とでズルズルと先延ばしにし続け、結局限界まで使い倒してしまったと。


幸いにもソフトランディングな終わり方をしてくれ、クーラント漏れもリザーブタンクが空になった時点で気づいたのでエンジンへのダメージはありませんでしたが…

これはこれで、純正ラジエーターホースの絶版によって交換したSAMCO汎用ホースの接合部からの水漏れが以前から頻繁に起きていたせいで、クーラント臭への無頓着やリザーブ液減少にも疑問を持たない習慣化が背景にあったため、車検で指摘されるまでラジエーターが逝っているとは思いもしなかった訳です。



そしてそれより更に1年前の2020年11月。
オドメーター距離にしてわずか4,000㎞手前には、この登り坂に弱い非力なポンコツで富士スピードウェイまで乗り込み夜な夜な道志みち越えを敢行するなど、ラジエーターの状態を考えればかなりリスキーな事をやっていました。

もしもこのタイミングで壊れていたらとてもFISCOでウナギを食っているどころの話じゃありません。
2020年は新型コロナの影響諸々で収入が激減する等金銭的にも精神的にも相当しんどかったので、それこそオーバーヒートを起こすような壊れ方でもしていたら最悪直しきれずに車ごとオシャカだったかも知れませんし。

…よくぞ1年後の車検入庫まで耐えてくれたものです。

なかなか旧車とは呼ばれない程度の年式といえど、普通の車と同じように走れるコンディションを維持するにはやっぱり気を抜いちゃいけないんでしょうね。



さて、すんでのところで命拾いしたので、さすがに腹を決めてワンオフ新製します。

今回作成依頼をしたのは愛知の石原ラジエーター工業所さん。

仕様については銅コアのノーマル品を踏襲して、銅コア単層の真鍮タンク仕様。
当初はオールアルミ化で鼻先を軽量化できないかとも考えましたが…

・素材としての熱伝導率ではアルミは銅の6割~3割程度(材種により)なので、純正銅コア同等の放熱カロリーを維持するにはコア増しが必須
・比重は銅の1/3程だがコア増し前提では軽量化効果は薄くなり、一方で製作費は嵩むばかりで費用対効果の面で割に合わない
・根本的にサイズが小さいので、素材置換による軽量化効果がそもそも出にくい

等々、軽用というサイズの都合と街乗りオンリーという使用条件から、安直なアルミ化は金が掛かる割にメリットを十分に引き出せないと判断して、無難な仕様に留めました。


…未練がましく本体色はシルバーにしてますけど…


しかしお陰でSAMCOホースも相まって、手を入れてる感はずいぶんと出ました。
一応冷却性能はノーマルより若干向上しているとの事なので、過剰にならない程度の余裕になってくれれば良いですね。

実際の水温変化にどれだけ影響が出るかは通風具合や運転条件によっていくらでも変わってしまうので何とも言えないですが、今の所1月~2月に冷え過ぎる事も無く、後は夏場にどのくらい温度上昇を粘れるか、ファン稼働時に素早く下げられるかという所でしょうか。


ちなみに、SAMCO汎用ホースは先にも書いたとおり接合部から漏れる事がとても多く、特にこのミニカでアッパーホースとして使っているフレキシブルホースがかなりの曲者。

自在曲げに対応するためホース素材に内包されている金属コイルがホースバンドの締め付けに対しては邪魔になるせいか、追加メーター用のアタッチメントのようにパイプビードが比較的小さい管への締め付けの相性がすこぶる悪く、何度増し締めしても漏れ出してしまうのです。

なので、これを機に1本物で引き直してアタッチメントを撤去。
追加メーターの水温センサーはサーモスタットケースに移設して対応します。



最終的に今回の車検では、ラジエーター以外にも他の欠品部品への対応検討も重なって、新車から31年にしてとうとう入庫中に車検切れを起こして有効期間が変わる事になりました。

まあ、こういった年式になれば遅かれ早かれ起こりうる事態だったでしょうし、結果として公道復帰は出来てるんだから問題ありませんが…





いや、公道復帰はしたんだけど…


ラジエーター本体より、まさかのこいつの方がよっぽどめんどくせえとは…

Posted at 2022/03/19 11:38:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニカ | 日記

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