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2011年12月29日

F30 新型3シリーズ320d、320i、328iのどれを選ぶか

F30 新型3シリーズ320d、320i、328iのどれを選ぶか 来年2月11日(土)には、いよいよ新型3シリーズ、F30が世界同時発売されるが、日本では、オートックワンcarviewwebCGなどに続々と海外試乗記が発表されている「328i」のみの発売となりそうだ。

その数ヶ月後には「320i」も発売となるが、それと同時 この秋※1 に「320d」が日本にもデビューするという噂がある。ヨーロッパでは、ディーゼル乗用車はすでに5割を超えているという。東京モーターショーには「X5 xDrive35d」(本国では「30d」)が展示されたが、「320d」の日本発売こそが、BMWのディーゼル導入の目玉となることは間違いない。

(※1 まだBMW Japanによる正式発表はないが、2012年10月頃に日本発売という情報がある。)

そこで今回は、同じ3シリーズと言っても、それぞれ独特に個性の異なる「320d」、「320i」、「328i」を比べ、特に、最高出力が同じ135kW(184ps)となる「320d」と「320i」の違いを見ながら、これら三車種のどれを選ぶかを考えてみたい。

主要諸元 320d 320i 328i
サイズ 全長×全幅×全高 = 4,625×1,800×1,440mm (全幅は日本仕様車)
ホイールベース 2,810mm
トレッド1,530(前) / 1,570mm(後) 1,520(前) / 1,560mm(後)
タンク容量 57L 60L
車両車重 1,505kg1,500kg 1,560kg
エンジン 直列4気筒ディーゼルDOHCターボ (N47D20異種型) 直列4気筒ガソリンDOHC ターボ (N20B20B) 同左 (N20B20A)
総排気量 1,995cc 1,997cc
内径/行程 84.0 / 90.0mm 84.0 / 90.1mm
圧縮比 16.5 : 1 11.0 : 1 10.0 : 1
最大出力 135kW〔184ps〕/4,000rpm 135kW〔184ps〕/5,000rpm 180kW〔245ps〕/5,000rpm
最大トルク 380Nm〔38.7kgm〕/1,750-2,750rpm 270Nm〔27.5kgm〕/1,250-4,500rpm 350Nm〔35.7kgm〕/1,250-4,800rpm
ギア 8速AT
変速比 1速~後退 = 4.714/3.143/2.106/1.667/1.285/1.000/0.839/0.667/3.295
ファイナルギア 2.813 3.154
P/Wレシオ 8.18kg/ps 8.15kg/ps 6.37kg/ps
加速 7.6sec (0-100km/h) 6.1sec (同左)
燃費 4.4-4.5l/100km = 22.7-22.2km/l 6.0-6.2l/100km = 16.7-16.1km/l 6.3l/100km = 15.9km/l
走行費 5.5-5.6\/km (124.4\/l) 9.3-9.6\/km (154.4\/l) 9.7\/km (同左)
CO2量 117-118g/km 139-144g/km 147g/km
減税・補助
予想価格 510 470万円 450万円 570万円

上の表を細かく読み取るまでもなく、タイトル画像のdyno(出力特性)グラフをチラ見しただけで、「328i」の圧倒的優位は明らかだ。その短所はと言えば、燃費、走行費、CO2排出量、減税・補助、そして価格だけで、つまり、「328i」は動力性能は最も優れるが、経済性・環境性は最も劣る、ということになる。

けれどももちろん、経済性や環境性が切実な問題であることは、改めて言うまでもない。標準装備が多少豊かであったとしても、「328i」の 予想価格「560 価格「570万円」は本体のみのベース価格だから、これにM-Sportパッケージや19インチ・ホイール、それにヘッドアップ・ディスプレイなんてオプションも欲しい…などと考え出したら、ため息混じりのCO2と価格はどんどん上がっていく。

そこで出番を迎えるのが、耳慣れた「320i」と、新たで未知の領域を含んだ「320d」である。そもそも、BMWのディーゼル乗用車とはどんな車で、ガソリン乗用車とはどのように違うのだろうか。それを考える一つの手段として、下のようなdynoグラフを作ってみた。タイトル画像の一部を拡大して、さらに比較のために愛車120iカブリオレのエンジン(現行のE90/91/92-320iの前期型と同じN46B20B)のデータも加えた。



このグラフを見て、皆さんはどう思われるだろうか。

「やっぱりディーゼルは回転数が低いから面白くないなぁ」 =上限が4,000回転しかない…
「だけど最初はトルクもパワーも328iより上だなぁ」 =常用域の2,000~3,000回転までが凄い!
「新しいガソリン・ターボは古いNAに比べると随分進歩したなぁ」 =320iが最も自然で楽しい?
「だけどガソリンでも5,000回転で頭打ちじゃ面白くないなぁ」 =ターボ・エンジンのデメリット…
 (※ カタログ値では上限5,000回転だが、レブリミットは6,400回転とみなしてグラフを描いた)
「やっぱり変なオプションを削ってもパワーの328iだな」 =最高の4気筒ターボが欲しい!

私はこんなことを考えながら、じっとグラフに見入ってしまう。

しかし、以前も書いたことがあるが、「エンジン音や加速感さえ良ければ、ドライバーの感覚にとって、エンジン回転数は絶対値ではなく、拡大や縮小が可能な相対値に過ぎない」という思いがある。具体的に言えば、「320d」の赤ラインは、運転の感覚上そのまま右に1,000回転くらいは引き伸ばせるし、そうすることで「320i」を大きくしのぐトルクの分だけ、「320d」が優位に立つのではないか、と思うのだ。

「320d」のメリットは他にもある。ちょうど「328i」に勝っていた「経済性・環境性」が、同じように「320i」に対しても勝っている。特に優れた燃費と、軽油・ガソリンの価格差が重なる「走行費」の差は二倍に近い。また、優れた環境性能によって、「減税・補助」はおそらく最大となるだろう。ディーゼル車は、エンジンや機構の複雑化のために「予想価格」が「320i」より高いが、「減税・補助」によって価格差は相殺されると思われる。ため息も減って、排出ガスとともに環境にも優しいというものだ。

現代のディーゼル・エンジンは、特にBMWの技術(CM動画)によって、騒音や振動、排気などの欠点が最小限に抑えられている。停車中やアクセルを踏み込んだ時のエンジン音にはいくらか難はあるが、そのデメリットを抑えて余りあるメリットに満ちているのではないか…そう考えることで、この「320d」という、日本には新たで未知の存在を歓迎したいと思う。


※ その後試乗した、F30-328iのインプレはこちら、320iのインプレは こちら 、320dのインプレは こちら


※ 1/15追記 … RANちゃんさんの資料提供、kuribaaさんのご要望により、BMWの最近の2リッター4気筒ディーゼル・ターボエンジン搭載車6種のグラフを追加した。比較参照のために、ガソリン・エンジン搭載車3種(モノクロのライン)も描き加えた。


グラフの「M47D20」エンジンは、正確には「M47TU2 D20」(出典はこのサイト)。最大出力は120kW(163ps)/4,000rpm、最大トルク340Nm(34.7kgm)/2,000rpmで、グラフ凡例の「M47-320d」つまりE90/91-320d(2005~2008)の他にも、E87-120d(2004~2007)、E60/61-520d(2005~2007)などに搭載された。現行の「N47D20」型の先代にあたる。

これ以外の5つのカラー・ラインは、すべて「N47D20」のバリュエーションだ。これだけ出力が異なるのは、「123d」以上がツイン・ターボ、「320d」以下がシングル・ターボのツイン・パワーという機構の差による。ここで言う「ツイン」とは、低回転域と高回転域の2ステージを指しているが、グラフをよく見ると、やはりツイン・ターボはそれぞれのステージでの働き方が明瞭だ。なお、ALPINAの「D3BiTurbo」と重なる実力を持つ「525d」のエンジンは、つい最近、F20型125dにも積まれると報道された。おそらくF30型3シリーズにも採用されるだろう。日本での発売を期待したい。
* 「X3-20d」は旧型E83のもので、新型F25には、グラフ中の「320d」と同じエンジンが積まれている。


※ 1/30および4/9および6/6追記 … BMW Japanのサイトに新型3シリーズ(320i、328i)の詳細が掲載された。その内容に従って上記表の一部を修正した。
ブログ一覧 | F30/31 3シリーズ | クルマ
Posted at 2011/12/29 23:59:05

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この記事へのコメント

2011年12月30日 0:30
BMWの4気筒ディーゼル、是非入ってきて欲しいです!回転を上げずにブーストに乗ってグイグイ加速するディーゼルの走りは、一度味わうとやめられません。。。
コメントへの返答
2011年12月30日 0:36
もげ.さん、こんばんは!早速のコメントありがとうございます。
回転を上げずにブーストでグイグイですかぁ…なんだか楽しそうですね(^^)
もげさんには、MTなどで一つのギアだけで加減速が自由自在とブログで伺ったのが忘れられません。
320dが実際に走ってみてどんな感じなのか、試乗できる日がとても楽しみです!
2011年12月30日 0:55
こんばんは。出張で松本のホテルからです。
320iと320dの比較については、実際に悩む可能性があるだけに、真剣に読ませてもらいました。
320dの価格設定が未知数ですが、スペックを冷静に判断すれば、320dは非常に魅力的ですね。6気筒との比較ならまだしも、4気筒ターボとの比較であれば、音、エンジンフィールともディーゼルが決定的に劣るということも無いと思うので、320dに軍配をあげるのが理性的な選択であるように思います。
但し、イメージ、リセール、整備(ディーラーに整備のノウハウがない)など、心配が多いのも事実。試乗キャンペーンなど、BMW JAPANが販売に相当力を入れないと、人気を得るのは難しいかな。
そもそもF31に320dを用意してくれるか怪しいので、期待せずに様子を見ていたいと思います(^O^)/ 調子の良いE91-325iから箱替えさせるのは、相当困難ですよww
コメントへの返答
2011年12月30日 1:26
boughさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
この年末に松本出張中とはお忙しいですね。お疲れ様です…。
E91-325iから乗り換えとなると、普通は328iとなるわけですが、おっしゃるとおりそれが直6ではないという最大の欠点によって、旧325i並の代価を支払ってまで328iを買いたくはないと考えますよね。
私自身、かねて「次は6気筒!」と願っていたので、4気筒ターボ置き換えの風潮の中、大げさに言えば生きる希望を失ったような気持ちでいました。しかし、逆に考えると、「6気筒神話」の束縛から逃れたようなもので、そういう目で見ると、すでにヨーロッパでは定評があって、トヨタも欲しがるBMWのディーゼルが魅力的に浮き上がってきます。
音やエンジンフィールの比較対象が4気筒ターボというのも、ちょっと笑えちゃいますが、ディーゼルには絶好のチャンス到来ですね。
整備に目を付けるとはさすがですね。先日ディーラーに行った時、サービスマンがディーゼル受け入れの体制作りに大わらわだと言っていました。
日本ではディーゼルに風当たりが強いという風潮を考えると、私の予想した価格は高すぎたかも知れません。320iプラス50万円と踏んでいましたが、結果500万オーバーは避けてくる可能性がありますね。そうなると、iDriveあたりを削って320iと同程度の価格にしてくるかな…これは結構期待できるかも!
または逆に、最近のBMW Japanの大変悪い傾向で、トルクの高さから323dなんて名前を勝手に付けて、高値で売り出すかも…そんなことをやったらBMWの未来は暗いですけど。
F30は魅力あるボディ構造の他にも、色んなギミックが満載で面白いですが、3シリーズ直6をすでに持っている人は、逆に今の車を大事にした方が良いとも思いますね。
2011年12月30日 3:43
320dに一票! って、とても買えないんですけどね(笑

ディーゼルとターボって相性いいらしいですね、それにしても320dのトルクはすごい!!
確か、34GT-R、ランエボが280psで400Nmくらいでしたよね、100馬力さなのにトルクが同じ、恐るべきエンジンです。 回転数が低いのだけが残念ですか、ディーゼルターボなんでどうしようも無いですもんね。

ちょっと日本のディーゼルの受け入れが遅かったですよね

BMWディーゼル導入記念に熱力学の単位落とさないように頑張ります(笑
コメントへの返答
2011年12月30日 17:03
kazcarz777さん、こんにちは!コメントありがとうございます。
kazcarz777さんはまだお若いので、これから色んな楽しい車が選べると思いますよ~(^^)
ディーゼルにターボを付けたのが、つい最近のことだと思っていたのですが、よく調べてみると、BMWのディーゼルって、結構前からターボ化されていたんですね。
http://www.bmwheaven.com/database/engine.php
によると、4気筒では、1999年にM47エンジンがE46の320dに搭載されたのが、最初のターボ化みたいです。その時は85kW/265Nm程度だったのが、E60の520dに去年まで載っていたバージョンでは、120kW/320Nmまで上がりました。6気筒だともっと古くて1991年からありますね。
それからターボにもいろいろあって、低回転用と高回転用の2個あるツイン・ターボと、1個だけど低高回転の2ステージで分けて働くツイン・スクロール・ターボ(ツイン・パワー・ターボと呼ばる)があって、材質や技術の進化と共に出力を上げて燃費を下げているみたいです。
日本車も、かつての280ps規制時代には、その上限まで競争で開発されたターボ車が全盛でしたね。私は残念ながら乗ったことがないのですが、パワーの出方はどうだったのかなぁ。BMWの最近のターボの売りは、NAみたいに全域にわたって効く感じですね。
ディーゼルの上限はどうしても4,000-5,000回転くらいですが、328iだと34GT-Rやランエボ並の実力はありますね。グラフを見ると、BMWのエンジンは、いかにもECU制御で抑えている感じです。
で、話を320dに戻すと、ホントにすごいトルクですね!筑波や本庄を走るくらいなら、335i並のタイムは出る感じです。富士だと引き離されるでしょうけど(笑。
ヨーロッパでは、ポストEU6規制に向けて、ハイブリッド導入が必須みたいですね。BMWもトヨタと提携するだけのことはあります。逆に日本ではこうやって導入されてくる新しいディーゼルに、得意のハイブリッドの組み合わせができるようになると、ますます強いでしょうね。マツダなんかが頑張りそうですね。
お正月明けは定期試験の時期ですね。勉強ついでにブログ記事にしちゃったらどうでしょう?
2011年12月30日 7:28
320dの噂を僕も耳にし、どんなフィーリングなのかとても興味を持っています。
2750回転以上はパワーの方が高くなっていますが、大きなトルクの方がパワー感があり回してもパワー感が無いように感じるのではないか!?なんて予想しています。
と言いつつも、試乗でフィーリングなど試してみたい気持ちで一杯です。(^^)
コメントへの返答
2011年12月30日 19:00
ita-320さん、こんばんは!コメントありがとうございます。
そうですか、ita-320さんも噂をご存じなんですね。本当に320iと同時発売になると、乗り比べも含めて試乗が忙しくなりますね(^^)
グラフのことですが、これはエクセルで描きました。基本的にはトルクの数値しか入力していないのです。パワーは「回転数×トルク÷9.5488÷1000」の計算結果だけです。トルクとパワーをエクセルにグラフで描かせる時に、左側のトルクのメモリと右側のパワーの目盛りは自由に設定できます。だいたい見やすいところに決めました。
ただ、ガソリン・エンジンだと見やすい目盛りの組み合わせが、ディーゼルの場合はトルクがガソリンより大きいので、パワーグラフとの高さの差が少なく見えますね。
ディーゼル・エンジン車は、以前記事に書いたように、RANちゃんさんのALPINA D3 Biturboを運転させてもらったことがありますが、エンジンを「回す」という感覚で運転するとギクシャクしちゃいます。普通に軽めにアクセルを踏んでいるだけで、ススーっと進んでいって十分速いんですね。まあ、RANちゃんさん号はサブコンでかなりパワーアップして335iより速いと思いますが(汗。
335iといえば、ちょうど335iと320iとの運転感覚の違いと似ているんじゃないかと思います。335iだって、普通に走る分には320iみたいに回さないじゃないですか。そんな感じ。
…なんて感じで色々想像すると楽しいですね!発売、試乗が楽しみですね~!
2011年12月30日 15:46
年末の締めにふさわしい力作、楽しく拝読いたしました。

320dが登場したら、早速試乗に行かないといけませんね。

さて、ターボで過給して低速トルクを増し、それによって回転数を抑え、燃料消費量を抑制するという考え方においては、320iが320dに勝る要素は何もないと思います。

実際に欧州での売り上げ台数を見てもそうですし、この分厚いトルクによって安楽極まりない高速走行が予想できます。

昔のディーゼルは出力では劣っていましたが、なんとガソリン車と同じなんですねえ。
時代も変わったものです。

320iが勝るとすればイニシャルコストぐらいじゃないでしょうか。
私のような走行距離が少ない者にとっては、320iの方が総経費は少ないと思いますが、この凄まじいトルクの魅力は抗しがたい。

ところで、比較表を拝見していて気付いたのですが、328iだけトレッドが狭いですね。
オフセットの少ないホイールのオプション設定が前提にでもなっているのでしょうか?
コメントへの返答
2011年12月30日 20:07
Osaka-nさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
年末になっちゃいましたね。記事を書きながら、お正月休みの暇な時に読んでもらえればいいなぁなんてことも考えていました(笑。追記でもうちょっと内容を膨らませようかと思っています。
320dだなんて、なんだか新鮮な響きですよね。私の120iカブリオレは、本国ではもっと色んなエンジンバージョンがあって、「135i」カブとか、ほかにも「123d」カブというのがもの凄く魅力的なのですが、それはともかく、320dの日本登場って、それと似たときめきを覚えます。
ディーゼル・エンジンの仕組みについて、私は漠然とした知識しかなかったのですが、320dの本国データや、今度のF30の件で、ぼちぼち調べ初めて、最近少しわかってきました。と言っても、ターボと相性がよい、とか、ガソリン・エンジンより一般に出力が低い、とか、Osaka-nさんに教えてもらって、改めてその理由を調べ直す程度ですけど(汗。で、答えを書くと、ターボと相性が良い理由は、圧縮比が高いから過給に耐えやすい、で良いでしょうか。それから、同排気量のガソリン・エンジンより出力が劣るのは、丈夫なピストンなどでエンジン全体が重くてロスが大きいから、で良いでしょうか…こんど、そのあたりを整理した記事も書かないと。
そんな目でグラフを見てみると、本当に現代のディーゼル・エンジンは凄いですね。2,000気圧とかいう、ガソリンの直噴とは桁違いの燃料噴射圧が環境や動力性能を押し上げているようですね。他にも色んな技術が駆使されているようで、調べるほどに、この凄い「BMWのディーゼル・エンジン・オーナー」になりたくなってきます。ちょうど6気筒エンジンへの憧れに似て。
それからディーゼル車の走行感覚についてですが、日頃120iに乗っていて、この日本では、速度違反に注意することは多くても、パワー不足で悩むことは少ないです。つまり、200ps超のパワーが本当に欲しいのは、実はそれを生み出せるトルクが欲しかったのじゃないかと思いました。そうなると、過大で不要なパワーがなくても、十分なトルクを持つディーゼルの力の出方は、日本で日常的に楽しいのではないかと思います。
それからイニシャルコストの差ですが、いくらディーゼルのランニングコストが安くても、あまり距離を走らなければ、大きなメリットが出ませんね。でも、減税や補助金で、イニシャルコスト自体の差が少なくなりますから、この問題もクリアできるのではないかと思います。
…と長々とディーゼルのメリットを並べ立てて、ついつい328iや320iを選んじゃったりして(笑。とにかく試乗が楽しみですね。
トレッドの問題ですが、前後でそれぞれ12ミリ、11ミリ違いますね。改めて本国カタログを調べてみると、320i/dは205/60R16、328iは225/50R17が標準なので、その差からでしょうかね。しかし、18インチや19インチを履けば、320i/dの方がツラは合うようになりますね。E90にはそんなことがなかったと思いますので、ちょっと不思議ですね。
2011年12月30日 19:33
相変わらずの力作楽しく拝読しました(*^^*)
何せ4発4台の私ですから気にならない訳はありません(笑)
ピークパワーが少し高いよりトルクが厚い方が乗っていて速さを感じる?ので320dは確かに気になります。
後はフィーリングでしょうが、あのトヨタも欲しがるぐらい良く出来ているBMWのディーゼルエンジンですから期待できるでしょうね。

幸い、5年経っても今の愛車にゾッコン(古い)なので、まだまだ悩む時間が十分あるのが幸いです(*^^*)
取り合えず発売されたらまず乗ってみます!
コメントへの返答
2011年12月30日 20:38
Mさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
わたしたち4発愛用者としては、昨今のBMWの、直6から直4ターボの変化は、喜ばしいことはあっても、それほど悲しくもないというものですね(笑。
おっしゃるとおり、ピークパワーが問題となるアウトバーンとか広いサーキット場を走るのでなければ、トルクの厚さによって、ディーゼル車の方が日常的に速いと思います。
フィーリングは、試乗してみないとなんとも言えませんし、その結果についてどう感じるかは人それぞれでしょうけれど、一般的に言えば、エンジン屋のBMWが自信を持って世に送り出しているものなので、かなりのレベルじゃないかと思いますね。トヨタが欲しいのはフィーリングじゃないだろうとは思いますが(笑。
冗談はさておき、ヨーロッパの将来的な環境規制の厳しさは、ハイブリッドを絶対的に必要とするほどのものなので、BMWとしても早急にハイブリッド技術を利用したいのだと思います。トヨタが欲しいBMWのディーゼル技術が日本向けなのかどうかはわかりませんが。
Mさんは5年でしたかね。私も3年目の車検を終えたばかりなので、あと2年は様子が見られますね。M-Sportを含めて、F30の主要なラインナップが出そろって、新しいモデルイヤー情報が入ってきた頃…狙い目ですかね(笑。
2011年12月31日 0:19
若干ついて行けない領域のデータに感じてしまいますが近年の車に対する評価はやはりドライバビリティーではないかと思います。個性や刺激はそんなドライバビリティーが担保され任意にドライバーが求めた時に顔を出す。そんな味付けや基本性能が要求されているように感じます。まさにECOとファンの高次元での両立ですね!ひと昔前の感覚だと硬派に掛けるとか也有されますが実際にステアリングを握ると多くの方の価値観が変化、進化して行っている。タイムなどはさておき車という存在がまた一歩も二歩も前進していると思います。

私が望む形態は昔ながらの形態に近いですが今の進化は正しいと思います。

ただ車とくにスポーツに特化した車両にはもっとエネルギー感をダイレクトに味わえる性能があっても良いと思う今日この頃です♪
コメントへの返答
2011年12月31日 13:18
HSBさん、こんにちは!コメントありがとうございます。
いつも関心を持ってコメントいただいて、ありがとうございます。私の車への興味関心がどういう方向にあるのか、自分自身もよく把握しきれないのですが、動く感覚というものを、ギアの比率やエンジンの力の出し方で、しかも数字やグラフになって見えてきて、できればそれが乗った感じを想像させるようになると面白いなぁと思っていますが、なかなか難しいです。GT5なんかは、セッティングと動作のフィードバックで、やっぱりそういうことが随分わかりやすいですね。
「ドライバビリティ」を改めて調べてみました。HSBさんのコメントの方がずっと詳しく深いですが、とっても興味深い言葉ですね。ひとくちに運転性能、と言っても、実際はいろんな人がハンドルを握ってアクセルを踏むので、ある人は車のある性能を使い切って、別の性能はよくわからないで、別の人は、その逆になったり。あ、ECOかスポーツか、というのもその例ですね。そういえば、新しい3シリーズには、そういうモードの使い分け機能も搭載されています。これもそういうドライバビリティの奥行きを深めるための発想ですね。
WTCCを一時よく見ていたのですが、BMWのライバルのセアトにディーゼルターボ車があって、すごく速いなぁと思いました。2Lの4気筒の可能性も、本当に色々あって面白いですね。
2011年12月31日 0:26
こんばんは。

最新のガソリンターボは多分エミッション性能などを考えて、どのエンジンも5000rpmまでで意図的にエンジン性能を抑えているようにも見えますね。パワーカーブやトルクカーブの自然さでいえば120iカブリオレのNAエンジンの方が、不自然さがないように見えます。

ディーゼルについては、レブリミットがガソリンターボの半分くらいだと仮定しても、ピークトルクの落ち始めが少し早いように感じます。ディーゼルといえども、排ガス規制による影響は大きいようにも思いますが、是非日本にも導入してもらいたいものですね(笑)
コメントへの返答
2011年12月31日 13:45
bogeyman_hさん、こんにちは!コメントありがとうございます。
まったくおっしゃるとおりで、グラフを描きながら、目標のパワーに合うように、トルクの数値を微妙に修正したりして、我ながらわざとらしいなぁと思っていたのですが、ふと気付くと、今やECUによって燃料噴射タイミングを制御しているような時代ですから、実はBMWのエンジニアも、私と同じようなことをやってるんじゃないかと思って、ちょっと唖然としました。これがカムを使ったピストンとの連動タイミングみたいな昔風の作り方なら、そんな小手先の変化じゃなくて、製造や設計そのものの技術力の目一杯で、性能をたたき出していたのでしょうから。
このグラフを書いてから、325iのエンジンのグラフも重ね合わせてみたのですが、明らかに320iの方が上回っていました。唯一、パワーピークを5,000回転で頭打ちにすることで、なんとか325iに届かないように作っているだけです。
(このグラフは後で追記しようと思っています)
ディーゼルにしても、このN47D20には、150 kW (204 PS)、160 kW (218 PS)という、さらにパワーの高いバージョンが二種類もあります。
http://de.wikipedia.org/wiki/BMW_N47#135_kW_.28184_PS.29
http://www.bmwheaven.com/database/engine.php
↑こんなところで色々見ることができますが、燃費より出力重視にエンジン性能を振り分けている感じです。
2011年12月31日 17:39
いつも楽しいブログ、参考になります。X5-35dはX5-35iの40万円高で発売されるらしいので、もし320dが日本に導入されるとしたら、ジャスト500万円かもしれませんね。

お乗りになって実感されたかもしれませんが、ディーゼルエンジンはトルクの発生レスポンスが自然吸気のガソリンエンジン並に鋭いので、ターボ同士の比較でしたらガソリンエンジンよりレスポンスが良いかもしれません。320iはディーゼル的なパワーカーブを描いていますから、実質的な速さは320dが上回る可能性がありますね。

ディーゼルエンジンのトルクピークまで盛り上がる感触は、自然吸気エンジンのパワーバンドに入った時の感覚に近いと思いますので、その辺りを計算に入れて運転すれば、ディーゼルエンジンなりの楽しさはあると思います。

取りあえずフロントは替わりましたので、リアも交換した頃に再度チエックでしょうか(笑)。

個人的にはツインターボの325d(218馬力版)を希望です。これがあれば、ActiveHybrid3は要らないと思います。
コメントへの返答
2011年12月31日 23:00
RANちゃんさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
X5-35dって35iより高いのですか。本国ではどうなってるか調べてみます…
35iが55,200ユーロ、30dは54.500ユーロ、今日のレートで円換算すると、35iは549万円、30dは542万円でした。やっぱり「30d」という名前が値を適正化していますね。ところが日本では…35iの値段が798万円。とすると、「35d」は848万円ですね(爆)。日本は名前も値段も価格設定も全部メチャクチャですね。呆れてものが言えません。
というか、X5のメチャクチャさからは、320dの価格予想も難しいですね…。私は320iプラス50万円くらいかな、と踏んでいます。もちろん、安いに越したことはないですけどね!
ところで、この記事を書くに当たっても、RANちゃんさんのD3BiTurboに乗せていただいた経験は、とても大きかったです。もしそれがなかったら、ガソリン・エンジンに比べて回転数が半減に近いこの320dのグラフを見て、あまり積極的な気持ちにはなれなかったと思います。繰り返しになりますが、3,000回転と3速キープの運転が、とても面白かったです。まあ、320dはRANちゃんさん号のパワーには大きく及びませんが…。
320iとの0-100km/h加速の7.6秒が同じなんですが、その7.6秒がどんな競走になるか、容易に想像が付きますけど、面白いですね(笑。gifアニメあたりで描けないかなぁ。
日頃愛車に乗っていて、パワーどころか、トルクピークにさえ達するような運転は少ないので、320dのようなトルクの出方は、日常的に非常に楽なことが、これも容易に想像できますね。
再チェック、しかもワインディングの登りなんかがとても面白そうです。楽しみにしておりますので、よろしくお願いします(^^)
N47の25dバージョンは凄いですね~。しかしActiveHybridがいらなくなっちゃうということは、335i非導入と同じ理由で、日本には持ってこないかもしれませんね…と言うよりもそれ以前に、X5の「35d」という欺瞞的な命名と値付けを見ていると、320dが適正な名前や価格で日本に来るのか、ちょっと心配になります。まさか本国の「320d」は日本では「325d」なんて名前になったりして(汗。
2012年1月1日 22:04
お久しぶりです。3年ぶりに日本の正月満喫してます。車ない生活2年半過ぎました。日本へ一時帰国するたびにレンタカー借りようかなと思いつつ、親父へ譲った軽自動車で我慢してます。昨年、別会社と契約した時に、一時帰国条件変えました。今回は、1か月日本滞在してます。相変わらず、詳しく細かく書き込みしているのでじっくり読んでしまいました。
コメントへの返答
2012年1月3日 13:32
VANOSさん、こんにちは&お久しぶりです!コメントありがとうございます。
お元気そうで何よりですが、車なしで二年半とはカー・マニアとしてはすごく大変ですね…。異国でレンタカーを借りる想像をするようなお気持ち、よくわかる気がします。でもBMWなんか借りると高いでしょうね。代車だったらタダなのにね。軽自動車といえども乗り慣れた車のハンドルを握っていると、少しは楽しいでしょうかね!
会社変わったんですね。VANOSさんの夏頃のブログにも書いてありましたね。新しい職場はいかがですか。この一ヶ月間はこちらで休養できるのでしょうか。
私の方は昨年秋頃からやっとブログに集中できるようになって、いろんなことを書いていますが、今はF30デビューがとても面白いですね。なんとかの手習いみたいに車のことを調べています(汗。
2012年1月3日 17:42
相変わらずウフッ♪

ディーゼル(特にBMWの)にすごく興味津々ってことが、最近のブログでよ~~~~っく分かりました♪

確かに直6NAがなくなり、F30では直6が入ってこない予定(当分はか?)。

となると直4ターボかディーゼルターボかっていう選択になりそう(ディーゼルの入ってくるタイミングが不明だが。。。ってF30自体正式コメント無いですけどね(笑))

文章やグラフから読み取ると。。。
ってスパグラさんが書いているからいいか(笑

つまり、、、ターボエンジンであることを考えるとディーゼルの方が有利な点が多いみたいですね。

あとはフォーリングと経済性、動力性能のバランス、というかどこに自分の興味をフォーカスするかでチョイスが決まってきそう。

私自身はディーゼルエンジン車って乗った事無いので、ネガティブな面しか思い浮かばないんですが、最新の・しかもBMWのディーゼルエンジン。興味はありますね。

・・・スパグラさん、F30-320dが出たら、買っちゃいそうですね!

結局買うに1票!!!(爆
コメントへの返答
2012年1月30日 2:50
E30-325さん、こんばんは!コメントありがとうございます。
そうですね~、確かに最近になって、急にディーゼルに興味が湧いてきました。元をたどれば、F30のニュース・リリースの中に、320dとそのEfficientDynamicsEditionがあって、もし日本に来ると面白いなぁと思った頃からです。その後、RANちゃんさんのD3BiTurboを運転させてもらったのも大きいですが、なにぶんそれはALPINAなので、ノーマルの320dが出たとして、それに試乗してみないと、本当のところは何とも言えませんが。
それから、おっしゃるとおりで、F30を選ぶとすれば、直4ターボのガソリンか、ディーゼルかという選択肢しか無いんですね。どーせ直4ならディーゼルでもいいか、みたいな、投げやりな気持ちも(笑。
記事の本文中にリンクした、BMW USAのCMビデオは、E30-325さんに教えてもらったものです。ありがとうございます。「Changes」という曲は懐かしのDAVID BOWIEで、音楽も良いし、映像の構成も演出もうまいですね~。このCMのおかげで、特にアメリカでの、そしてこれからの日本での、ネガティブなイメージが払拭されるように、BMWが頑張っていることがよくわかります。
D3BiTurboと言えども、停車中や後続して来る時などには、ディーゼルっぽい音が聞こえてきました。ところが、車内には、ちょっと吹かした時の良い音だけしか聞こえてこないんですよ。それに何よりも、力の出方、車の動き方がすごくスムーズなので、驚きました。要するに気持ちが良いんですね。まあ、やっぱりそれはALPINAだからかもしれませんが、320dでも、そこそこはいけるんじゃないかと期待はしています。
1カブにはとても満足して大好きで、車検も通したばかりでなのと、F30の、しかも320dの発売はまだ先だと思いますので、たとえ買い換えるとしても、だいぶ先だと思います。でも、エストリル・ブルーのMspoの雰囲気がもの凄く格好いいので、いつまで我慢できるかな(笑。Mspoの発売は320i/dよりさらに後で、夏以後のようですね。
いずれにしても、とにかく328iでも何でも、まずF30の実物に試乗したり、よく見てみたいですね~。日本版カタログや、オプション価格表なんかも、見るのがとても楽しみです。
それはそうと、こんな感じで色んなエンジン・グラフを描いているうちに、他にも面白い発見がいくつかありました。たとえば、E90-325iのグラフと、なんとF20-120i(本国では118i)のパワー・カーブと途中まで重なるとか。それから、F30-328i/320iが5,000回転で頭打ちに作られているのは、明らかに後期モデルでパワー・アップして、330i/325iに換えるであろうことが読み取れるとか。もしかしたら、この頭打ちから上の部分は、ハイブリッド併用で伸ばしてくるかもしれませんが。ActiveHybrid3の情報が、私にはまだ無いので、何とも言えませんが。
しかし、こんな風に色々調べてるのも楽しいです(^^)
※1/30追記…BMWのCMのアーティスト名を間違えていたので訂正しました。済みません(汗。
2012年1月5日 17:18
ブログ記事そのもの、また、コメントのやり取りも含めてじっくりと読ませていただきましたが、ちょっと私には難しいです(笑)

ただし、、4発同士の比較論や、4発か6発かの話を最近読み込んでいくにつれて、そんなにもBMWの6発というものはいいやつなのかと、、、今更ながら思い始めております。 いまのクルマを購入するときに、とりあえず6発のもありますよと、、、かなりお買得なクルマも紹介されたりもしましたが、あのときはエントリーモデル的な320に落ち着いてしまいました。。(笑)

まぁ、いずれは4発のディーゼルが国内でも登場するのでしょうから、その時は試乗ぐらいはさせていただいて、時期に買い替えのときのための勉強はさせていただきたいですね。 ただ、そのメンテナンスについては、また、それでなくとも輸入車、イコール、壊れる、みたいなイメージを妻が思っているものですから、ディーゼル車(いすゞ、ジェミニだったかな(笑))の経験がある妻でも、(BMWのディーゼル車となると、国内ではメンテナンスをしていなかったわけですから)ちょっとネガティブになるでしょうね、もしもディーゼルを選ぶとしたら。
コメントへの返答
2012年1月6日 14:31
横浜すみれっ子さん、こんにちは!コメントありがとうございます。
記事やコメントのやり取りまで丁寧に読んでいただいて、ありがとうございます。内容は私にも難しくて、かろうじて水面上に首を出して、溺れないように泳いでいるような感じです(汗。
BMWの6発と4発の比較論は、BMWを話題にする人たちの間では、以前からしばしばおこなわれていますね。もちろん「シルキー・シックス」というBMWエンジンの金科玉条のイメージで、6気筒が最高という結論になるのですが。でも、私自身も2台のBMWともに4気筒です。次は6気筒、と思っているうちに、消えてしまいました。これには正直まいりましたね~。
以前記事に書いたことがあるんですが、学生の頃、元帝国海軍の機関士だったっていうバイク屋のおじいちゃんが、BMWのエンジンをオーバーホールできるのは自分だけだ、シルキー・シックスは凄い、って言ったのを聞いて以来、なんとなく憧れていました。
でも、私もエントリーだと思って最初に買ったE91-320iが、エンジンももちろん良かったですけど、それ以上に、車全体として素晴らしい味わいを持っているのにものすごく感動して、BMWの魅力ってエンジンだけじゃないと思いました。その辺は横浜すみれっ子さんも同じ感覚をお持ちじゃないかと思います。
6気筒に対する4気筒のメリットは、燃費とエンジンの軽さとそれによる回頭性の良さがありますね。あ、それに価格(笑。ディーゼルにもやはり6気筒と4気筒がありますが、今のところ、3シリーズに設定確実なのは320dだけです。今はターボで出力を上げられるので、仮に「325d」なんてのが出たとしても、同じN47D20エンジンの異種版になると思います。しかしそこでも、やはり4気筒のメリットは生きると思います。それにディーゼル・エンジンでの6気筒/4気筒優劣論争はさすがにまだ見たことがないです(笑。もうそういう時代じゃないでしょうしね。
BMWの各ディーラーでは、すでに年末あたりから、ディーゼル・エンジンの受け入れ、整備の態勢を整えるのに必死になっていると聞いています。発売の頃にはだいぶ整っているんじゃないでしょうか。まあ、もちろん私自身、試乗してみないことには最終的にどう感じるかはわかりませんが。
2012年1月7日 9:37
ウィーン在住で、ディーゼル320dに実際に乗られているみんカラお友達のブログを参考情報として。。。
http://minkara.carview.co.jp/userid/1215696/blog/23503196/
コメントへの返答
2012年1月7日 16:03
横浜すみれっ子さん、こんにちは!たびたびコメントありがとうございます。
ご紹介ありがとうございます。この方のブログは以前私もちょっと拝見したことがあったのですが、この記事をしっかり記憶していませんでした。
60km/hまでと、80km/h以上の感覚が違う車のように異なる、ということですね。とても興味深いです。F30の場合は8速ATになるので、また少し印象が変わるかもしれません。
それで思い出したのですが、「BMWディーゼル520dツーリング(F11)と台湾生活」というブログをなさっている方を検索で発見しました。同じN4720Dエンジンなので、興味深く拝見しています。街乗りの燃費はさほど良くないというのは、ウィーンの方と同じですね。私にもまだまだ不明なところが多いので、試乗車や日本版カタログが出るまでの間、あれこれ勉強してみます。
今日はディーラーに行ってきました。F30-320dのことをちょっと聞いてみましたが、320iと同時という程すぐには売り出さないかな、という感触でした。まだ当分想像が楽しめそうです(笑。
2012年1月15日 2:22
素晴らしいbmwディーゼルの記事、
とても興味深く読ませていただきました。
ありがとうございます。

かつてのいすゞのインタークーラーターボ(asuka)から始まって
vw JETTA CLD TURBO 1985
vw JETTA cld turbo 1989
vw JETTA GLD TURBO 1991
メルセデスベンツw124 300D turbo 1993

とディーゼルターボばかり5台乗り続けて居りますが、
6台目の
e90 の320dに出会ってから・・・世界が変わりました。
レスポンス、トルク感、スポーツステアリングフィール、どれをとっても
申し分ありません。
何と言っても・・ガソリンスタンドに行くのが・・楽しいですね~(笑)
電子制御になって素晴らしく燃費も向上しました。

近く、2008年のe83 x3も我が家にやってきます。

間違いなく・・ディーゼル良いですよぉ~

ホントに・・・正規輸入されるんですか?

楽しみですねぇ~


コメントへの返答
2012年1月15日 18:25
kuribaaさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
お褒めの言葉、どうもありがとうございます。実際にBMWのディーゼル車に乗っている方からそう言っていただくのは、想像混じりで書いている自分には恐縮です。
それにしても、そんなに以前から色々なディーゼル車に乗ってこられたのに、320dがそんなに素晴らしく感じられるとは、一体どういうことなんでしょうね?
私はハンドルを握るのが苦にならないという程度の車好きでしたが、2006年に初めて320i、しかも重いツーリングに乗ってから、同じように世界が変りました。以来、今に至るまで、きっとこのままずっと、車の趣味から離れられない身となってしまいました。それほど、BMWのエンジンや車の動き方が、圧倒的に違うと感じられて、しかもそれが、素晴らしく好ましいものだったんですね。
そんな自分の経験を思い返してみても、kuribaaさんがおっしゃるように、ディーゼル車歴の中でも、やはり、BMWが抜きんでて素晴らしいとは、本当にどうしてなんだろう?と改めて思います。
X3のディーゼルも楽しみですね!そういえば、また私の話で済みませんが、E91-320iに乗り換える直前の車が、三菱のチャレンジャーというV6の3.5リッターで、35kgm、245psという、それまでの車人生で最高の出力でした。しかし…自分の感覚がおかしいのか、腰が押されるような加速感は150psのE91の方が上でした。それだけでなく、ハンドリングも剛性感もロールやピッチの無さもアクセルのレスポンスも何もかも、E91が抜きんでて上でした。車ってこんなに違うのかと唖然としました。また話がそこに戻ってしまいました(汗。だから、X3のディーゼルって、さぞかし面白そうだなと、私なりに思います。
BMW Japanによる、日本でのBMWのディーゼル車の展開は確実で、最初はX5-35d(実は30d)からですが、年内に、多くの車種にディーゼル車がラインナップされる見通しですね。とても楽しみです。
2012年1月15日 8:13
連投失礼します。

エンジンカーブの曲線グラフ、一目瞭然で素晴らしいですね!

お時間あるときで結構ですが

ディーゼルエンジンの比較、なんてのも是非見てみたいですぅ~

うちの2006 E90 320dのエンジンはM47N2

2008 E83 2.0dのエンジンはN47

これに最新のN47D20とか

D3のエンジンカーブなどを比較すると


どんな変化があるか?見てとれますね!(笑)

よろしくお願い致します!
コメントへの返答
2012年1月15日 18:38
たびたびコメントありがとうございます。大歓迎です(^^)
グラフの方もほめていただいてありがとうございます。結構ハマってます(笑。
実は、D3BiTurboも含め、N47D20エンジンのさまざまなバージョンのグラフは、某RANちゃんさんの指示により作ってあります。
でも、M47TU2 D20(という名前らしいです)のグラフはまだ描いたことがありません。
それからN47D20O0(X3搭載版はこの名前らしいです→http://www.bmwheaven.com/database/engine.php を見ています)のグラフも、本当に全種類描き込んで這いません。私にも興味があるので、ちょっとこれからやってみたいと思います。
それから、最新情報ですが、ドイツ本国では、新型F20の1シリーズに、125dを設定したようです。これはN47エンジンの最高峰で、すでに525dには搭載されているものですね。となると、日本にも「325d」実現の可能性も出てきました。ただ、このエンジンの環境性能は、新型の120dや320d版よりは若干劣ります。このあたりの記事も、これから書こうと思っています。
2012年1月15日 20:21
たびたびの連投、失礼します。

「年内に、多くの車種にディーゼル車がラインナップされる・・」
へぇ~~~それは・・ディーゼルFUNとしては・・・夢のようなお話です!

メルセデスベンツジャパンが、320CDI で日本市場を切り開くのに苦労して居るのを見て
BMWはおよび腰(様子見)だったはずなのに・・・方針転換なんですね!
VW、AUDIグループも、日本市場へのクリーンディーゼルの投入は消極的だし・・・

「日本市場に於ける「クリーンディーゼル」はどうなるの?」って心配して居たので・・

とても嬉しいニュースです。

最近のディーゼル車の飛躍的な進歩はBOSCHが開発した超高圧のインジェクターによるものです。
かつての・・分配式機械式噴射ポンプとは・・・比べ物にならない進化を遂げて居ます。

けして「BMW」だけが優れている訳でもありません。
「VWやAUDI」も軽快なエンジン作ってますし、
もちろん、メルセデスも素晴らしいエンジンを多数お持ちです。

ただ、私がこだわったのは・・高出力過ぎて「重量の重い6気筒ディーゼル」は
はたして?この日本に必要か?というものです。
あの・・・アルピナでさえ4気筒にこだわったのですから・・何かがあるはずです!

いよいよ楽しみですねぇ~~~
4気筒ディーゼル!

「は~~やく♪来い~~来い♪4発クリーンディーゼル」ってところです。

昨年、那須高原で行われた「クリーンディーゼル体試乗会」では・・
某女性モータージャーナリストが・・・

E90 335dは・・もうお化けだって言ってらっしゃいました。
日本の道には・・320dで充分なのかもしれませんよ!
コメントへの返答
2012年1月15日 23:53
いえいえ、コメントありがとうございます。ようやくグラフを追加することができましたので、ご覧ください。
追記にも書きましたが、ターボ・チャージャーが2つか1つかの違いが大きいですね。ツイン・ターボはやはりコストが嵩むらしく、F30の320dではシングル・ターボのVG式ツイン・パワーが採用されています。このVG式応用の進化や、エンジン細部の見直しなどによって、N47エンジンでは、トルクとパワーの出し方が効率的になっているかと思います。
BMWによる日本市場へのディーゼル投入は、本当に嬉しいですね。kuribaaさんのように、独自にBMWのディーゼル車に乗っておられる方にはひとしおのことと思います。
前のBMW Japan社長のヘスス・コルドバさんが「イメージに合わないから導入しない」と明言していましたよね。ところが、今やトヨタとディーゼル/ハイブリッドの技術交換をする時代で、これからは国産車も日本でのクリーン・ディーゼルを売り出すでしょうから、BMW Japanとしても、方針転換せざるを得ないでしょうね。
そもそもBMWは、EU6以後のさらに厳しい規制には、4気筒へのダウンサイジングだけでは到底対応できないので、いずれ全モデルのハイブリッド化は必至でしょうね。
BOSCHのコモンレールですね。数千気圧とかいう、想像を絶する噴射ですね。私は車の仕組みはにわか勉強で、もともとよく知らないのですが、そういうお話を聞くに付けて、だんだん高機能のディーゼル・エンジンへの興味が強まってきました。BMW車のオーナーはBMWエンジンのオーナー、という誇りのようなものが、今まではシルキー・シックスのガソリン・エンジンだけだと思っていましたが、こうして、考え方や見方が広がってきた気がします。
ディーゼル・エンジンは重いですね。ところが、F30ではわずか5kgばかり、ガソリン車を上回る程度なんですね。これは凄いことだと思いました。
E90-335dがお化けですか。ちょっとパワーを調べてみますと…セダンじゃなくてクーペのE92の現行型が210kW(286ps)、580Nm(59kgm)ですね。このトルクは、乗用車としてはちょっと想像がしにくいです。あ~M5クラスですかね(汗。でも、アウトバーンがない日本では、これを最高速到達時間には生かせないので、やはり320dくらいで、街乗りや山道、高速道での軽い加速感で味わいたいものです(^^)
2012年1月16日 1:07
早速グラフ載せていただいてありがとうございました。あれだけの力作が人目に触れないのはもったいないですから(笑)。出来ればF20型1シリーズのガソリンエンジンとの比較も出来ると(爆)。

125dが本国デビューする事から、325dのデビューも間違いないと思われますが、待ち遠しいですね。ハンドリングと加速、燃費を両立する楽しい車になっていると思います。

しかし、ここまで来れば、シトロエンのようにディーゼルハイブリッドにした上で可変フライホイールも装備して「ActiveHybrid325d EfficientDynamics Edition」にしてくれると完璧ですね。そうすれば「満タンで1500Km!!」も夢ではないかもしれません。

これだけN47が高性能化してくると、次期ALPINA D3Biturboの出来も気になってしまいますね。
コメントへの返答
2012年1月17日 1:20
RANちゃんさん、こんばんは!再度のコメントありがとうございます。
また、追記にも書きましたが、123dやお乗りのALPINA D3BiTurboや、ほかにも様々なデータをご提供くださってありがとうございました。
それから、今日はグラフに、F20ではないですが、335iはじめ3種のガソリン・エンジンのカーブも描き加えて、掲載のグラフを更新しました。
既存の525dに加え、125dのデビューも確実となった今、間に挟まれたF30でも、325dのデビューは確実ですね。日本での発売と、おかしな名称変更が無いことを期待したいです。
シトロエンではもう出しているのですか。ポストEURO6では、100g/kmを大きく下回る規制が予定されているので、そうなるとディーゼル+電気のハイブリッド化は必須でしょうね。その結果が満タン1,500kmというのも、冗談でもなくなりますね。あまり走らない人だと、ガソリン(というか軽油)スタンドの使い方を忘れそうですね(笑。
N47の変化は凄いですね。2007年デビューとは思えないですね。
2012年1月16日 12:33
いやぁ~早々にグラフ作成、ありがとうございます
厚く御礼!です。
「525d」って凄いエンジンなんですねぇ~
1500回転でマックストルクとは・・・参りました(^◇^)
とても解りやすいサイトのご紹介も感謝です。
ただ、うちのは6ATなのでさらに・・出力が低く設定されていそうです。
ありがとうございました。
E90の320dやE83のX3 2.0dのエンジン、いろいろ調べてもなかなか解らなかったので
これですっきりしました。
123dのマニュアルを買い逃したのが・・悔やまれます。(笑)

325dの・・・エンジンは素晴らしいんでしょうが、ハンドリングと乗り心地や
その他のパフォーマンスを含めると
アルピナのD3の方が・・たぶん上質!って想像出来ちゃいますね!

エンジン特製だけでは語れない物がたくさんありそうです。
M3のように・・脱ランフラットで登場すれば、話は別ですが、あの足廻りはアルピナでなきゃ出来ない技の様な気がします。

125dや、325dが日本デビューするとしたら、是非、脱ランフラットでお願いしたいところです。






コメントへの返答
2012年1月17日 1:48
kuribaaさん、こんばんは!たびたびのコメント、どうもありがとうございます。
グラフ描きは面白いので、すでに色々なバージョンを作ってありました。早速その一部を掲載したのですが、実は先ほど、ガソリン・エンジン3種も加えたものに描き直しました(サイズも少し大きくしました)。
525dって本当に凄いエンジンを積んでいますね。1,500回転からピークというのは、カタログにそう書いてあるので、グラフも直線的に描きましたが、実際はその少し前からピークに近い曲線となるはずなので、トルクやパワーの上り勾配はさらに急じゃないかと思います。
紹介したサイトはちょっと更新が遅れていて、リアルタイムな情報が無いのが欠点ですが、このM47D20は、あちらでもたくさんのFANがおられるようで、エンジンの図解が詳しいのに驚きました。ガソリンでもそうですが、概して「M」型のエンジンは良いものが多いですね。
123dのエンジンは、RANちゃんさんによると、D3BiTurboの元となったもののようです。ALPINAの力は、それをここまで引き上げているのだから、素晴らしいと思いますね。しかし、今やBMWは525dに、そしてF20の新型1シリーズでも、125dという名前でこれをバージョン・アップしました。最新版だけに、おそらく環境性能もより高まっていると思います。こういう進化も本当に凄いですね。
ALPINAについて、最近面白い話を聞きました。どうやら専用のホイールが柔らかいそうです。つまり、バネやショックだけでなく、ホイールまでもが、あの独特の猫足を作り出しているらしいです。ALPINAホイールには通常のエア・バルブを用いずに、ホイールのリム上の小穴から直接空気を入れいていますが、その理由と関係があるようです。
私は最近脱RFTして、今までのRE050A-RFTから、その後継となるS001の非RFT版に履き替えましたが、慣れてくると固さが似ています(笑。そうなるとますます、最新のS001-RFTとの差はあまりないのではないかと思います。実際、このみんカラ上でも、多くのモニターさんから、大好評の記事が上がっています。ただ価格がまだまだ高いこと、サイズのラインナップが限られていることが欠点ですね。
2012年1月16日 13:56
またまたの連コメ、申し訳ありません(↑の方と波状攻撃ですね)。掲載のグラフ、拡大表示して見ると、トルクなどの微妙な違いが更に分かり易くなっていて、非常に参考になります。


ところで、5シリーズのカタログを読んでいて気が付きましたが、4気筒の525dのエンジンにはなんとVTGまで組み込まれていました!123dとALPINA D3 BiturboにはVTGは装備されていなかったはずですので、525dになって装備が進化したようです。6気筒のN57型のツインターボ版にもVTGが採用されていますね。いままで2ステージツインターボ勢は低速側のターボでレスポンスを稼いでいたのが、VTGも採用になってトルクの立ち上がりが更に強烈になり、高速側も余裕が出来たためパワーも上がったのではないでしょうか。


グラフで525dのエンジンだけ、低速側が一直線にトルクピークまで綺麗に立ち上がっていたのでちょっと不思議に感じていましたが、これで疑問が解消しました。という事は、ALPINA D3 Biturboのエンジンと比べてもレスポンスも優っている可能性が…悔しいです(爆)。


しかし、525dのエンジンになって、不思議な事に圧縮比は1:16.5に上がっています。従来の123dとD3のエンジンは1:16.0だったのに、ちょっと不思議ですね。ディーゼルエンジンのトレンドとしては低圧縮比の方向に進んでいるのに、ここだけは疑問です。520dのようなシングルターボ系のエンジンはもともと圧縮比が1:16.5だったので、シリンダーヘッド回りを共用化してコストダウンしている可能性もありますね。この辺りはさすがにBMW標準車、といったところでしょうか。でも、そのために123dとALPINA D3 Biturboで打ち止めかと思われた4気筒ツインターボが5シリーズにも1シリーズにも採用されたのでラッキーですね。


ちなみに、現行のE90でも320d、330dにはBluetecのオプションがあってEURO6はクリアーしているようなので、F30型の日本導入に際しても特に問題なさそうですね。是非325dも期待したいです。
コメントへの返答
2012年1月17日 3:51
波状攻撃ありがとうございます(笑。それぞれ視点が違うので頭の切り換えになります。
先ほどの更新で、さらにグラフの拡大率を上げました。ただ、123dやD3BiTurboは、ほぼ正確にデータを転写できましたが、そのほかは最大値をもとに想定したグラフになってしまっているので、おおむね傾向がわかる、という程度かと思います。とはいえ、ピーク・トルクやパワーがわかると、そこから求められる直線は、いくら自然な形にアレンジしようと思っても、自由度はそう高くはないことが、グラフを描きながらわかりました。特にピーク・トルクが帯のように長く続いて、右下がりも緩やかなエンジン(右下がりのカーブはピーク・パワーから逆算できるのも面白いです)は、パワーの上がり方がとても良いですね。まあ、そのくらいのことはグラフにしなくてもわかる話ですが、やはり可視化すると比較も容易になって面白いです。
VTGについて、メールでご教示いただき、ありがとうございました。「Variable Turbo Geometory」の略語だったんですね。私の理解では、これはVG式ターボのBMW風の表現だと思っています。ただし、それはシングル・ターボを2ステージで働かせるための機構で、いわゆる「ツイン・パワー」のディーゼル版のタネですよね(ガソリン版ではツイン・スクロール式)。
ところが、RANちゃんさんがご覧になったそのカタログに記されていたという事は、これがツイン・ターボにも用いられていた、ということになるので、いわば、クワトロ・パワーという感じになるのでしょうか。そうなると、エンジンの仕組みもさらに複雑になるし、重量もコストも上がりそうですが、さすがにパワーの出方がグンと良くなりますね。それが525dのトルクやパワーのカーブによく表れていますね。
グラフを見る限りでは、ターボによる低速トルクの立ち上がり方は、ガソリン6気筒の335iが抜きんでていますが、この525dに至って、ようやくそれに近い立ち上がりとなりましたね。しかもトルクピークは335iよりさらに50Nm高いので、すでに1,500回転以前にしてパワーも525dが上回っていますね。335iのパワーが再度逆転するのは3,500回転以後ですが、ディーゼルにはむしろシフト・アップ・タイミングを迎える頃なので、特に8速ATでは大きな差は開きにくいことが想像できますね。何よりも、4気筒ディーゼルが6気筒ガソリンに勝るとも劣らないという事自体が、驚きですね…とグラフを見て思うわけですが、すでにRANちゃんさんのALPINA D3BiTurboで、それを実際に体験させていただいているわけですが。
圧縮比ですが、123dとその改良版のD3BiTurboが16だったのは気付きませんでした。320dでもこの525dでも、確かに16.5ですね。圧縮比を上げれば、パワーも上がりますが、ガスが汚れますね。ということは、BluePerformanceなどの浄化装置でしのごうという考えでしょうかね。
このオプションについてですが、F30の本国版カタログでは、EU6対応のために、320dのEfficientDynamicsEditionにだけ用意されています。他の316d、318d、320dには設定が無くて選択できないのです。これはどういう意味かなぁ。いずれにせよ、窒素酸化物系の規制が厳しい日本では、当然最初から装備されてくるでしょうね。千ユーロもするので、これは日本の本体売価に反映するでしょうね。
2012年1月16日 21:39
たびたびの、連投、失礼します。

改めて、このグラフのトルクカーブを体感すべく、代休だった本日、片道1時間のショッピングに
一般道を走らせてきました。
只今、帰宅したところです。(^◇^)

ディーゼルの6ATの場合ですが、
信号の多い一般道では1500から2000回転でどんどんシフトアップしてゆくので
実用域は1500から2000回転が一番多用する回転域でした。

うちのM47D20でも、充分満足なトルクバンドなのに・・
新しいN47 のエンジンたちは・・もっと太いトルクカーブなんですね!
通常の一般道を走るのに・・これだけのトルクカーブがあれば、どのエンジンでも
快適そのものだと思います。
こんなエンジンに乗り続けたら・・
もう、ガソリンエンジンには戻れなくなっちゃいますよ~~

それにしても・・・325dとD3 Biturboのトルクカーブは凄すぎる・・・
コメントへの返答
2012年1月17日 18:56
いいえ、こちらこそありがとうございます。車話は大好きですから、大歓迎です(^^)
kuribaaさんのブログにコメントもしましたが、貴重な320dでの一般道運転の回転数調査とは、とても興味深いお話で、ありがとうございます。
このグラフの元となったエクセルの計算では、kuribaaさんの320dで1,500から2,000回転というと、42~71kW(57~97ps)くらいでした。ところが、E90-320iだと28~41kW(38~56ps)しかないので、たとえば320iで100ps(←この部分、最初「100kW」と間違えて書きました。すみません)出そうと思ったら、3,400回転は必要となって、それだけで約2,000回転アップですね。
私の120iは、156ps版なので、さらにそれよりもトルクが低くて、通常運転で2,000から3,000回転くらい、ちょっと加速したいと意識すると、3,500回転(73.2kW≒100ps)までは普通に行きますね。だから逆に、勇ましく回して走る感覚が楽しめるとも言えますが、うるさいし、燃費は落ちるし、CO2は吐くしで、大変です(笑。そんなようなことがわかるようにと、このグラフにガソリン・エンジン搭載車を3つ加えました。
先日、RANちゃんさんのD3BiTurboを運転させていただいて、それは素晴らしいALPINAの味付けも、もちろん加わっての上のことですが、3,000回転までの間で、自由自在に走り回れるディーゼル車の魅力に取り憑かれました。そんなBMWのディーゼルを、日頃愛用されているkuribaaさんが羨ましいです(^^)!
2012年3月28日 20:02
こんばんは
低回転からトルクで走る感じ 試乗車で良いから味わいたいです
できれば、MTで。
日本でクリーンディーゼル売れるといいですね
コメントへの返答
2012年3月28日 21:35
エンジニアリングさん、こんばんは!コメントありがとうございます。
320dの320Nmって、他のガソリンエンジンと比べると凄いですよね。ドイツ車というか、BMWの場合は、そういう数値が本当に車の動きとして体感できるだけに、とても楽しみです。
(私は以前国産SUVで350Nmを体感したはずなのですが、まったく記憶に残っていません)
320dの日本発売はほぼ確定的ですから、いずれ試乗車で味わえると思います。
MTも出ると良いですね。320iには今もMTの設定がありますから、もしかしたら、ディーゼルでも出てくれるかもしれませんね。
クリーン・ディーゼルは、ようやく国産メーカーも、また本腰を入れてきそうですから、これからおいおい増えていくと思います。この燃油高ですから、人気が出るかもしれませんね。

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