次は今度こそFC3Sを買う!
と、心に決めていた。
あの斜め後ろから見た時の姿は昔から思い入れがあって、たとえ人に何と言われようと、
自分のキャラクターを象徴できるようなクルマはこれしかない!
と、思っていた。
当然ながら、とっくに「
旧車」の部類であり、維持していくのも大変なのは解っていたが、
所有するなら今しかない!と、思っていた。
今年の4月辺りから知り合いのクルマ屋さんに業者オークションで探して頂いていた。
・色はクロ
・なるべく高年式
・なるべくノーマル
自分も同時進行でマフラーを探し始めていた。
マツダスピードの隔壁消音式マフラーとスポーツ触媒の組み合わせが
たまらなくカン高くて乾いた音がするらしい。
当然ながらパワーよりもフィーリングを追求する方向で考えていた。
…
…
…だが、しかし…
状態の良さそうなものは一向に見つからず…
やっと見つかっても、出品者側の希望落札額に届かず断念したり…
そんな最中、大先輩であるKGY氏から、
悪魔の囁きとも言える提案を頂く。
それがまさしく、
オートマのFDだった。
[スポーツカーのオートマ車を購入する利点とは何か?]
それはズバリ…
・MT車に比して、状態の良いタマが大半を占める。
・人気が無いから同じ状態のMT車の半額以下で購入できる。
この二点に尽きる。
マニュアルのようなギアシフトができないというデメリットもあるが、FDに限っては、その辺のワインディングならすべて2ndホールドで行けるらしい。
極めてハイギヤレシオであることと、MT仕様車よりも低速トルク重視に味付けされた出力特性が相まっているらしい。
実際、KGY氏も格安で程度の良いAT車をベースに現在の34スカイラインを制作した経緯がある。
元々乗っていたR32GTRの車体劣化とアテーサシステムの故障を機に、RB26とマニュアルミッションをを高剛性ボディ(4ドア)に乗せ換え、公認もしっかり取得している、こだわりの6気筒FR車である。
このメゾットならチューニングベースにする・しないにせよ、
FCよりも安くて状態の良いFDを購入できる可能性が高い。
早速、クルマ屋さんにFCと同時進行で探して頂く…
条件はFCとは対照的で、
ラグジュアリースポーツ。
悪い言い方をすれば
ミーハー路線。
・色はシロ
・AT
・4型以降
・サンルーフ付き
・なるべくフルノーマル
・程度は勿論「上」~「極上」
…
…
…
そしたら…
すぐに見つかってしまった。
そして大いに悩む。。。。。。
FDは別に嫌いな訳じゃない。むしろFCの次、2番目くらいデザインは好きである。
状態も悪くないからFC程は修理等で頭を悩ますことも少ないだろうし…
自分は良くても、世間体を考えると、FDの方が圧倒的に有利だし…
散々悩んだ挙句、「このくらいで買えるのなら…」という額を提示し、クルマ屋さんに競って頂いた。
その額というのも、とてもFDなんか買えなさそうな冗談のような額だった。
提示額の小ささから、僕はまだまだFCに未練があったのは確かだ。
そして…
…
…
クルマ屋さん:「もう後戻りはできませんよ??」
俺:「はい????????」
後日、
なにわナンバーのラグジュアリーカーと対面した。
FCを所有できなかったという寂しい気持もあるが、結果的にFCよりも安い相場で、よっぽど状態の良い優等生クンが手に入ってしまった。
気持も切り替わって
ラグジュアリースポーツを満喫する今日、この頃…
Posted at 2008/10/18 02:07:10 | |
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セヴン購入秘話 | 日記