夏の洗車は暑く、冬の洗車は寒いです。静かな晴天で、今後しばらくは好天続きとの予報の日は、絶好の洗車日和です。陽が傾くのが早い中、ジャンプー洗車だけしました。最近使用しているコーディング剤は長持ちするというので、今回は省略です。
2年半前に全塗装したボディはまだまだ綺麗です。傷やシミもほとんどありません。唯一ボンネットだけは、少しだけ水垢が気になります。全塗装前に最も傷んでいたのもボンネットでしたが、これは下からも熱せられるために劣化が早かったのでしょうか。
洗車していると当然ボディ各部が目に入ります。19年近くつきあっているので、熟知した形です。塗装が新しくなったこともあり、この車両単体を見る限りは、特に古さを感じることはありません。ところが、より新しいモデルと並ぶと、古風な印象です。
かつては、低く長いフロントノーズは、スポーティで格好いいものとされていました。バブル期のホンダ車(特にプレリュード)のように、ボンネットの低さを強調したモデルもあり、ヘッドライト、フロントグリルとも、低く薄いデザインが主流でした。
近年は、歩行者保護要件によりボンネットがあまり下げられなくなりました。ミニバンやSUVが増えていることもあって、フロントグリルは大型化する傾向にあります。今では、低く薄いボンネットデザインは、古さを感じさせる原因の一つになっています。
FF車はエンジン位置とトラクション保持の関係で、伝統的にはフロントオーバーハングが長めであり、フロントタイヤはボンネットの後ろ気味の位置にあります。これはFFとFRを外見から見分ける判断材料になっていました。特に2000年代後半には、プジョー407などフロントオーバーハングが巨大なものもありました。
近年はFF車でも、フロントタイヤの前出し、短めのフロントオーバーハング、フロントウィンドウの後退などにより、FR車に似たプロポーションが増えています。フロントオーバーハングを強調するFF車は、少し古い雰囲気に見えます。
GG型アテンザは、低めで長いフロントオーバーハングを持ち、結果としてホイールベースがさほど長くなく、いかにもFF的なパッケージです。このモデルは、米国でV6エンジンを載せていたこともあって、フロントオーバーハングが長めですが、上下左右とも絞り込んだデザインゆえに、重さを感じさせないスリムなスタイルです。とは言え最近の車種と並ぶと、どことなく古風な印象となっています。
Posted at 2021/12/22 23:57:40 | |
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