
1996年の初代デミオに端を発するMAZDA2の国内生産終了について、2026年4月後半に報じられました。
【キープコンセプトは2世代目まで?】
2代目デミオ(DY)は、マツダの救世主とされた初代デミオ(DW)と同様のボディスタイルやパッケージであり、キープコンセプトの正常進化と考えられます。3代目デミオ(DE)は容量を重視しない形にREBORNされ、4代目デミオ・MAZDA2(DJ)はそのスタイルを引き継いだと言えます。

同社の過去の車種を思い起こすと、「キープコンセプトによる3世代目」はあまりなさそうです。
○2代目アテンザ(GH、2008年)は、初代(GG、2002年)からキープコンセプトと考えられます。3代目(GJ、2012年)は大型化してハッチバックを廃止しており、別カテゴリーへの移行と言えます。
○5代目ファミリア(BD、1980年)のキープコンセプトとして、6代目(BF、1985年)が登場しました。7代目(BG、1989年)は、3ドアハッチバックとセダンは進化形にも見えますが、5ドアはクーペスタイルのアスティナに変わりました。

アクセラ(BKとBL)、カペラ(GCとGD)なども同様に見えます。キープコンセプトはせいぜい2世代であり、「1世代目は新スタイルをシンプルに実現し、2世代目ではこれを踏まえて上質化を目指すが重量増」が一般的です。販売面では、1世代目より2世代目の方が地味なことが多かったようです。
4代目デミオ(DJ)は、小型ディーゼルエンジンもあって3代目より注目を集めたように思います。一方、さらなる正常進化車種の登場可能性は低かったと思われます。
【DJ型の位置付け】
マツダDJ型(デミオ/MAZDA2)は、途中の仕様変更をはさんで3期に及んでいます。2014年登場のデミオが第1期、2019年の車名変更から第2期、2023年1月の仕様変更から第3期です。次の写真は、第2期(マイカー)と第3期(
車検代車)です。

第1期は、ほかの車種とデザインの志向を共通化しつつ、最小モデルとしての性格分けを狙ったようです。第2期では車名が変わり、より大きな車種との共通性を意識したエレガンス志向に変更していますが、正常進化の範囲内とみなすこともできます。第3期ではデザインを変えてカジュアルに振っており、
大きな路線変更です。12年と長きにわたるモデルライフですが、中途でここまで路線変更する例はあまりなさそうであり、名前まで変えた意味もわからなくなります。
私の好みは第2期だったので、マイカーはこの世代にしました。気分は少しだけプレミアムコンパクトです。
当初のエンジンは、1.5L SKYACTIV-Dと1.3L SKYACTIV-Gの二本立てでした。モータースポーツ向けのハイオク1.5Lが登場したあと、SKTACTIV-Gの1.3Lはそっくり1.5Lに置き換わりました。この車重に1.3Lはやや地味であり、このディーゼルエンジンは必ずしも一般的ではない(
過去のブログ)ので、当初より1.5L版を中心に位置付けるのがふさわしかったと思います。
DJ型の位置付けは、国産コンパクトカーそのものです。開発の歴史を遡ると、DA型(フォードフェスティバ)やDB型(オートザムレビュー)に行き着くことになりますが、ユーザーの視点で見返すと、1980年代のファミリアハッチバック(BD、BF及びBG)の現代版と位置付けることができます。D系列の当初は国産コンパクトの中の小型カテゴリーであったようですが、現在はその主軸に位置付けられます。
【残念な点】
ファミリアハッチバックの現代版とも言える現行モデルの終了は残念です。国内にはまだほかにも類似サイズがありますが、特に残念なのはSKYACTIV-MT搭載コンパクトカーの終了です。長らく思案した結果としての「
MTの選択」がMAZDA2であり、わが「普段使いのMT車」として極上操作感の最適スペックですが、このようなMTが消滅に向かいます。

問題なければマイカーはあと10年くらいは乗れそうですが、わがアテンザの実績を踏まえると、これを超えると故障や不具合が増えそうです。そこまで長く乗ることを考える場合は、現時点で車両を更新しておくべきか否か、思案のしどころです。
Posted at 2026/05/05 00:23:14 | |
トラックバック(0) | 日記