MAZDA2のタイヤを新調したので、日曜午後にマイカー両車の比較ドライブをしました。先にアテンザに乗り、次いでMAZDA2の確認です。時間があいていた娘を乗せて、首都高速湾岸線、11号台場線、都心環状線など、おなじみの
回遊ルートをまわりました。
この日は都心環状線外回りで横転事故や追突事故があり、事故を見て通る車両で内回り線まで渋滞しました。狭い辰巳PAには速そうなクルマがたくさん来ていて、駐車に苦労しました。
高速ルート
高速道のエンジン回転数は両車ほぼ同じで、80km/hでは1900rpmを示します。
湾岸線は一般高速道なみに広く、速い流れです。ざらざらした舗装が部分的にありますが、タイヤを履き替えたMAZDA2ではロードノイズがだいぶ抑えられていました。スムーズな路面ではさらに気にならなくなり、エンジン音が聞こえてきます。両車とも同じ銘柄を履いていますが、タイヤが既に古くなってきたアテンザより、新品装着したMAZDA2の方が静かに感じました。
MAZDA2は強風が吹いても大して煽られることもなく、リラックスして走れました。硬めの足回りを反映して細かい上下動があり、アテンザの方がしなやかでした。
都心環状線など
MAZDA2の6MTでは、定速走行では55km/hあたりから、メーターパネルのギア・シフト・インジケーター (GSI)が「5→6」とシフトアップを促してきます。一方上り勾配では、GSIが「6→5」や「6→4」などと提案しますが、そこまでのシフトダウンをせずに済むこともあります。同じギア位置のままで走り続けるのは芸がないので、状況に応じて細かく予見的にシフトチェンジしていくと、6MTで走る都心部は操作がそれなりに忙しくなります。
当然のことながら、ATでまわる都心部は安楽です。相対的に低いシルエットのアテンザは、カーブでのハンドリングや身のこなしがより自然で、高架道路の継ぎ目も穏やかに越えていました。
フロントシート
いずれも違和感ないドライビングポジションですが、相次いで乗ると違いが見えてきます。シートを上げ気味にしているアテンザは、ボンネットとサイドショルダーが低めなので、視界が開けています。MAZDA2は少しアップライトな姿勢ですが、ウィンドウがさほど大きくないこともあって、ショルダーが高く包まれ感があります。クラッチ操作しやすいシート位置では、タイトでスポーティーな雰囲気です。ヘッドレストが前に出ているため、シートバックを少し寝かせる必要があるのは、ちょっと違和感です。
「正しいドライビングポジションのためにフロントタイヤを前出しした」とメーカーが主張するSKYACTIV世代のMAZDA2に慣れると、古いアテンザのブレーキペダルは少しだけ左に感じるので、微妙に左寄りに座りました。わがMAZDA2は上位グレードゆえに革巻きステアリングですが、使い慣れたアテンザのウレタン製ステアリングは意外に好感触です。
娘の感想
クルマにさほど興味がない娘に感想を求めました。
○どちらが静かかは、よくわからなかった。
○マニュアル車はショックがある。乗り心地もこっちの方が硬い。
○MAZDA2の(バケット型)シートは窮屈で、両腕を前出しさせられる。
そのほか、こんな感想を初めて聞きました。
○小さいころから同じクルマ(アテンザ)なので、これが基準になっている。よそのクルマに何度か乗ったが、SUVは大きくても中は狭いと思った。足が硬いクルマも多かった。うちのクルマは見かけより広いし、乗り心地がいい。
まとめ
MT最優先で選んだMAZDA2でしたが、高速走行でも違和感なく、ロングドライブにも問題なさそうに思いました。絶えずロードノイズに曝されるDE型デミオとは異なり、コンパクトカーながら遮音性がだいぶ向上したようで、古いアテンザより優れているかもしれないと感じました。6MTは効率よいドライブをしようとすると頻繁な操作が必要ですが、エンジンや車体の反応はダイレクトであり、安全な速度の範囲内でも操作感や一体感が楽しめます。このクルマで遠隔地へ出かける機会を作ろうと思いました。
ただ、タイヤを替えてマイルドになったとは言え、MAZDA2にはゴツゴツ感が伴いました。高速の安定感やハンドリングの自然さは古いアテンザの方が上で、路面からの反応もマイルドでした。同乗者がいるときはもちろん、単独でも高速道を中心に超ロングドライブをする場合は、こちらを選ぶことになりそうです。
Posted at 2024/05/15 19:22:02 | |
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