違うクルマの運転環境にもそれなりに適応できるようですが、それまでの適応感が簡単に消えるのは意外でした。
2台目デミオが納車されたので、息子のもとへ移すまでの間、半月ほど乗っていました。年度末の近所の大渋滞では煩わしさがありましたが、300km以上を高速で移動し、途中は家族4人で起伏ある道路を移動しても、快適に運転できました。その印象は4月6日のブログにまとめましたが、デミオの運転環境に適応できていたように思います。
その後自分のアテンザに戻ると、違和感がいろいろありました。体がデミオの運転環境に全面的に適応してしまったらしく、それとは異なるアテンザの運転環境に適応しなおす必要がありました。18年以上乗ってきたアテンザの運転環境への適応があっさり失われていたのには驚きでした。柔軟な適応力があるというべきか、底が浅かったというべきか・・・?
両車の性格の違いは、それなりにあります。
・エンジン:デミオ(DE後期15C 5MT)とアテンザ(GG前期20F 4AT)では、パワーウェイトレシオやトルクウェイトレシオはほぼ同等(わずかにデミオが良好)。いずれもMZRシリーズのエンジンだが、音はデミオの1.5Lの方が高周波数側の印象。
・アクセル感度:デミオは敏感で早開き気味。アテンザはSKYACTIV世代に似てリニアかつ穏やか。
・トランスミッション:デミオの5MTはギヤ比が低くダイレクト。アテンザの4ATのギヤ比は加速重視ではなく、ロックアップ(第4速のみ)を除くとダイレクト感は皆無。
・ステアリング:デミオは極めて軽い。アテンザは低速でもずっしりと重さあり。
・タイヤ:幅は195mmで同じ。デミオは偏平(195/45R16)のため堅く、ロードノイズ多め。アテンザのゴム厚(195/65R15)REGNOはマイルドで、高周波数側が抑えられた音質。
起伏の多い山間部では、デミオの5MTがダイレクトで軽快でしたが、渋滞の多い都市部ではアテンザの緩い4ATが安楽です。長距離は明らかにアテンザの方が向いていそうですが、高速ではロードノイズが大きめとは言え、ギヤ比の低いデミオの5MTも十分快適でした。
いずれもフルノーマルの旧世代車両ですが、それぞれのよさがあります。性格の異なる2台を持つのも悪くないと改めて思いました。
Posted at 2021/04/17 19:47:19 | |
トラックバック(0) | クルマ