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2022年05月31日 イイね!

北緯40度

北緯40度 息子との交互運転のロングドライブは、2台目デミオです。未知の道路をMT車で走るのは、私にとっても楽しみです。

 国内第2の湖だった八郎湖が八郎潟干拓地となり、そこに作られたのが大潟村、というのは、はるか昔の小学生時代の知識です。息子も同様の時期に知ったようでしたが、現地は今回が初めてです。
 高速を降りて水路をわたると、干拓地北部を東西に走る大通りです。スケールの大きな平地を横断する道路はひたすらまっすぐで、木々と菜の花が続いています。道路の横には水路があり、その向こうには平坦な農地がはるかに拡がっています。国内ではあまり見ない雰囲気で、ふと「オランダで見た景色に似ている!」と思いましたが、干拓ではあちらが大先輩なので当然です。

 干拓地の中心部に、公的機関、住宅、店などが集まっています。その一角にある干拓博物館に寄って、基本的な知識を仕入れました。干拓の計画当時、技術協力を求めた先はやはりオランダでした。浅いとは言え広大な湖の水を抜いて、それを耕地化する過程は、なかなかたいへんだったようです。


 北緯40度と東経140度の交点が八郎潟干拓地にあることは、息子は小学生時代に知ったそうです。道標を頼りに耕地の真ん中を通る無舗装道を走って行くと、「交会点」に到着しました。ここはモニュメントが建っているだけの静かな場所で、まわりでは農業生産活動が粛々と行われていました。

 干拓地には、「大潟富士」がありました。これは地表から高さ3.776mの小さな山で、富士山のちょうど1000分の1の高さであり、頂上が海抜0mになるように作ってあるそうです。ここに登ると、干拓地が海水面より低いと改めて実感します。塩水湖の水を抜いて耕地にしたのですから、あたりまえです。豪雨時は排水がたいへんだろうと思いますが、それよりも中期的には「大津波が来たらどうするのか?」、長期的には「気候変動に伴って海面が上昇したらどうなるのか?」と心配になります。

 男鹿半島北西端の入道崎には、白黒の縞模様の灯台が建っています。店もありますが、連休直後の月曜午前なので、閑散としています。南に少し歩くと、ここでも北緯40度をアピールしていました。目立つところにモニュメントが立っていて、さらに南を通る北緯40度に導くように作られています。


 なまはげ館では、この地のなまはげ文化に接しました。男鹿半島も静かな地でしたが、下北半島ほどの「地の果て」感はなく、日常的な感覚の延長上で一周しました。
Posted at 2022/05/31 22:58:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年05月04日 イイね!

隅田川ウォーターフロント

隅田川ウォーターフロント 隅田川テラスがテレビ番組で紹介された翌日、娘の希望で隅田川下流域へドライブしました。テレビ番組で映ったのは両国やスカイツリーのあたりでしたが、お目当てはもう少し南にある中央大橋。首都高速9号線からは箱崎JCTの手前で左に見えます。ドラマのロケ地として使われているらしく、娘のお気に入りです。まずはクルマで中央大橋を往復し、その後は駐車してあたりを歩きました。

 関係機関のサイトには「隅田川テラスとは、堤防を補強する護岸基礎を親水施設として開放した場所です」とありますが、素人の目には「隅田川の堤防の内側に遊歩道を設けたもの」と映ります。幅が広いために空間に余裕があり、ジョギングや散策をする人を見かけます。川面に近い高さで静かなので、くつろぐ場所としても悪くありません。

 中央大橋の向こうにはタワーマンションが林立していて、リバーシティと名のついたタワーがいくつもあります。ここは、1980年代に大規模開発として注目されていた大川端であったとわかりました。地価が高騰したバブル期には、都心のウォーターフロント開発がもてはやされ、中には東京湾総埋立のような暴論もありました。特に大川端ウォーターフロントを報じる記事は多く、当時は内容をよく理解しないまま眺めていました。今ではウェブサーフィンするだけで、ここが石川島播磨重工業の跡地であり、官民共同の「大川端リバーシティ21開発事業」であったと知ることができます。

 その成果としてのリバーシティはきれいな人工的空間で、敷地内の歩道はゆったりしています。水辺の公園もきれいですが、北側にある石川島公園の北端がパリ広場と名付けられているのはご愛嬌です。これを見ると、都会の雑踏よりもウォーターフロントのタワーマンションを選びたくなるのも、わかるような気がします。

 一方、そのすぐ南には、佃煮店がいくつも並ぶ従来型の街並みがあって、タワーマンション群とのコントラストを感じます。さらに南には、もんじゃストリートもある月島が拡がっていますが、そこまでは足を運びませんでした。

 娘のリクエストによるドライブで、図らずもバブル期に聞いたウォーターフロント開発を思い出しました。
Posted at 2022/05/04 18:50:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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