
自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
菊池桃子さんは、大の愛犬家であることを公表しています。10代の頃から、犬がいない生活はしたことがなかったといいます。
公式ファンクラブMOMOCANS’向けに開催されているオンラインでのトークライブでも、たびたび愛犬のヨークシャテリアを抱いて登場していました。夕方に始まったライブでは、ご飯の催促で鳴き声が絶えなくなり、その流れで終了したこともありました。彼女の愛犬家ぶりは、ファンの誰もが微笑ましく思っており、きっと一度くらいは、あの犬になってみたいと妄想したことでしょう。
つい最近、その大切な愛犬が亡くなり、数日間にわたって何度も号泣したという報告が、ご本人から発信されました。「喪失感がとにかく大きい」とのことでした。桃子さんの心痛には、計り知れないものがあり、悲しい気持ちになりました。
実は、ファンとしての自信が揺らぐのは、桃子さんが危機に陥ったこういうときです。佐野元春は、名曲「TONIGHT」の中で、「君の身代わりに、その深い悲しみを背負うことはできないけれど」と歌いあげていました。奇しくも、桃子さんは、ご自身の「アイドルを探せ」で、「代わりになり傷つきたく思う」と歌唱しています。まさに、そういう心境になります。桃子さんが喪失感に苛まれる一方で、自分のほうは、桃子さんになにもしてあげられない無力感が沈殿する深い沼へ沈んでいきます。
気分を変えるために、床屋へ向かいました。1ヶ月後に、桃子さんとイベントで会える予定があり、髪を整えておこうと思いました。MOMOCANS’のSNSで愛犬の他界を知って以来、コメントを入れていませんでしたので、その悩みもありました、――ひどく落ち込んだ桃子さんを、なんと慰めればいいのだろうか。
床屋には、AMラジオが流れており、放送局や番組内容を確認する間もなく、自分の順番になりました。カットとシャンプーが終わり、背もたれが大きく下方へ傾いて、眠気を催し始めた刹那の出来事でした。
「こんにちは、菊池桃子です」
店内に流れるクリアな音声に身体が思いきり反応してしまいました。
理髪師が至近距離でカミソリを構えており、瞠目した様子でした。
「なっ、なにかありました?」
まさか菊池桃子のCMに反応したとはいえませんので、「ごめん、ごめん」と適当にごまかしました。
脳内に、「やしきたかじん」が降臨してきました。
――やっぱ好きやねん。
このあと、床屋での出来事等を記し、桃子さん宛てに送信しました。
実録は、以上です。
ここで、「どぶろっく」師匠の登場です。
――もしかしてだけど、引きこもったら俺との接点が途絶えてしまうから、悲しみこらえてSNSをやってるんじゃないの~。
真心がつかめるその日まで、Someday。
Posted at 2025/10/18 08:48:14 | |
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