最近ようやく我が家にHDMI機器が付きました。当然PS3なんですが・・PS3とHDMIは切っても切れない関係で・・HDMIポートに挿すと、知っているとは思いますが音声もHDMIポート一本で賄えるという次世代の接続ポートなんです。
でも、液晶TVで繋げていて最近思うんですが・・
「HDMIって切り替えレスポンスが遅い」
・・これにはいろいろわけありのようですが・・今日はそれを解決すべく開発された「Instaport」ってのをご紹介します。
「搭載製品の累計出荷が1億台を越え、デジタル映像/音声伝送インターフェイスの標準といえる地位を占めるに至ったHDMI。薄型テレビの普及に伴せ、大画面/高画質化に対応できるデジタルインターフェイスが要求されていたこともあるが、それだけでなく、HD解像度の映像と音声を1本で伝送できる簡便さと広帯域の伝送能力、HDCPなどデジタルコンテンツ向け著作権保護への対応、PC用に一足先に普及していたDVIとの互換性など、HDMIの普及には多くの理由が挙げられる。
しかし、そのHDMIにも弱点と呼べる点がある。それが、HDMIポート間の切り替え速度が遅いということ。この問題は、ユーザーや小売店からも指摘されており、テレビメーカーも様々な手法を用いて高速化に努めてきた。
しかし、現在のHDMIでは、この高速化には限界があった。それを解消するのが、Silicom Imageが開発した「InstaPort」と呼ばれる技術だ。
InstaPortは、HDMIポート間の切り替え速度を改善する技術。従来は4~7秒ほどの切り替え時間を要していたが、これを約1秒までに短縮するという。
従来のHDMIでの切り替えを遅くしていた要因は、著作権保護技術「HDCP」の認証にある。HDMIではHDCPをサポートし、これによりBlu-ray Discなどのデジタル伝送の著作権保護を実現している。
従来のHDCPの扱いでは、入力ポートを選んだ段階でテレビ側で接続を認識し、ソース機器の出力設定を決定、HDCPの認証を行なっていた。この認証時に、出力機とディスプレイ側で鍵情報のやりとりを行なった後、映像の出力/表示が実行される。この相互の認証に多くの時間を要していたという。
対してInstaPortでは、テレビやソース側の機器を立ち上げた段階で、全てのHDCP認証をバックグラウンドで同時に実行。ユーザーが入力ソースを選択する時には、既に認証作業を終えているため、切り替えを高速に行なえる。そのため、InstaPortを導入することで、3~6秒程度の入力ポート切替時間短縮が図れるという。
InstaPortを実現するための必須条件は、ディスプレイ機器側に対応LSIを搭載すること。一方で、出力機器側は特別な対応をする必要はないという。」
・・・と言うわけでInstaport・・ちょっとすごそうな技術です。まぁ正直著作権保護とか認証とか言うのは消費者にとっては別に無くてもいい技術なんですが・・速くなるってのはいいですね。来年からInstaportに対応した機器がどんどん出てくるとの事なので・・地デジに切り替わる2011年頃には殆どの機器が対応している事でしょう。
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新製品ブログ | 日記
Posted at
2008/10/10 20:29:13