当方だいぶ前からみんカラで映画レビューってのをやってたのですが、以前振り返ると2013年7月・・だそうです。と言うか、以前がワイスピのEURO MISSIONで、スカイミッションの上映もあったのに、書かなかったんですねー。スカイミッションに関しては故・ポール・ウォーカーが最後に出た映画なので、思ひで補正もあり悪評がつけられない事もあるかもしれません。(つまり、映画云々は別としてそう言う目でしか観れない・・と。)
でまぁそんな感じで2年半ぶりとなる映画レビューなのですが、当然これって感じのスターウォーズEP7なのですが、この間上映に行ってきました。
- 続・スカイウォーカー一族の伝説 -
・・・まぁそんな感じです。今の所、今作の主人公のレイの身内がはっきりしないので名言は避けますが、まぁラストを見た感じだとやはりスカイウォーカーの血筋ではないかと思います。つか、強すぎ。ライトセーバー無しでも倒せるんじゃないか的な強さです。
ストーリー云々は置いといて、まぁ感じるのは主人公はジェダイの資質を持っているのは明らかなのですが、それが意図的に封印されているという感じです。ミレニアムファルコンの操縦かんをいきなり握ってファーストガンダムのように拙く操縦するのではなく、なんとなく分かる的な超人。どっちかと言うとVガンダムのウッソに近いですねw
新しいダークサイダーとしては、カイロ・レンと言うダースヴェイダーっぽい長身の悪役がいますね。物語後半で・・前作の主要人物のあの方とあの方の子供と言う事が判明。ただ、本人はまだダークサイドに目覚めたばっかりで、たまにライトサイドからの妨害を受けているという設定。所々随所に基○外っぽい演出がありますが、まぁ正直弱い。まぁフォースに迷いがあると実力を出し切れないので、おじいちゃんはオビワンにやられたわけだけど・・私の予想では多分次作最後でライトサイドに復帰して、3作目でシスを倒すってシナリオが見え見えな感じです。
- 穴に落ちたキャラは、大抵死んでないw -
今回、超主要キャラのあの人が実の息子に刺されて穴に落ちてしまいます。まぁもう高齢なのでこれで終わりって事もありかと思いますが、意外と穴に落ちてもスターウォーズの面々は死なないってのは本流。
ルークも5作目で穴に落ちて・・結局レイアに助けられるシーンがありますね。実はダースモールも外伝でオビワンに真っ二つにされた後、実は生きていたと言うスピンオフがあります。だから十分生きてる可能性はあるかと思います。となると某パルパなんとかさんも怪しいものですねぇw
- エンディングの謎 -
物語の大筋としては、何故か失望して行方不明になったルークを探すってのがあります。これは、ちょっとネタバレですが、カイロ・レンをその両親から預かって、ジェダイにすべく訓練していたのですが、その時に暗黒面の誘いを受けて堕ちてしまった。暗黒面に入る事を止められなかった自分の不甲斐なさから失踪したと言うお話なのですが、何故か自分がどこにいるか的なログを残して失踪と言う意味不明な設定。最後に主人公は眼前にいるルークを見て・・どう思うのだろうと言うのもありますが、ルークのあの顔を見ると、やはり因縁がある・・ような気がしてしまいます。(逆に言うと、レイは○○と○○○の娘ではない・・と思う。そうかもしれんが・・作中でもそんな感じがする。EP8で明らかになるでしょう。)
- これは、スターウォーズではない! -
・・・今回、監督がJJエイブラムスになったのだけど、JJと言うと最近は新約スタートレックとM:Iシリーズが有名。だからそう言う知識を持って新たなスターウォーズを観ると、なんとなく困惑してしまう部分がある。言ってみれば「ルーカスの色」が無い。
言わば、「スタートレック風スターウォーズ」と言う印象を受けたのが私の感想です。今回、ルーカスはクレジットにはあるけど、殆ど監修させてもらえなかったみたいだから、こういう作品になったのだと思うけど、思えば幼少時にルーカスのスターウォーズに育てられたような私から見ると、全くの別物のような気がする。
EP1のファントム・メナスも最初は酷評だったが、EP2からの伏線回収するやいなや、やはりルーカスの作品と思えた(ルーカスの作品にやっと映像美が追いついた!って感じ)のだけど、もはや映像としては飽和状態であり、あとは映画の持つ作風やテイストをいかにして出すか?って所が、今回の残念な所。クリーチャーもレスペクトしている部分があるとは思うが、やはりパペットとしての手作り感が希薄で、どうしてもスタートレックの延長線上と感じてしまう。
- EP8が正念場 -
・・・EP8での伏線回収次第では、駄作となる可能性もあるのだが、やはりスターウォーズはスターウォーズとしての雰囲気をファンは楽しむものであり、それは他の映画よりも特別で普遍的なものなんじゃないかと思う。リブート作品なら何やってもまぁ映画の出来で評価されるものかとは思うが、ものがスターウォーズと言う既に神格化されたような作品でマニアの固定観念を満たすものを作るとなると、やはり辛いのではないかと思う。これが「スタークルーズ」と言う作品で2005年公開と言うものであるなら、一定の評価は得られただろうと思うが・・
まぁなんにしてもEP8である程度評価が固まる作品だと思う。
- 今更ながら・・ -
個人的なスターウォーズの名場面は2と5の最後である。割とマニアはここを選ぶことが多いが、個人的な感想をば。
EP2のクローンの攻撃はアナキンとパドメの「禁じられた恋」の暗示と、クローン軍の躍進と言うエンディングなんだけど、実はこれってEP5のルーク・レイア・C3PO・R2D2がそのまま、アナキン・パドメになったような感じでオマージュになっていると思う。両方とも腕を切り落とされた後に、EP2だとダース・ティラナス(ドゥークー伯爵)とEP5はヴェイダーとあまりにも強い敵にどう立ち向かうか?って所で終わるのがかえって想像を掻き立てて良いと思う。勿論人によっては中途半端と評する人もいるのは分かる。そしてEP3とEP6のOPでは、全く違う所から始まったり(EP3のドゥークーは冒頭でアナキンに殺されるが・・)
この、「溜め」があって続編が光るって作り方がルーカスの映画だと思う。勿論何度も見直して味わうするめのような伏線もそうだが、やはりシナリオの流れに関してはルーカスにしっかりとダメ出しをしてもらいたかった。
- 伝説的な映画の続編として・・ -
今は批判的な意見の方が先行しているのであれだが、前も書いたけどスターウォーズと言う冠名が無かったら一定の評価は出来る。なんつったって、ヒットメーカーであるJJ監督ですから・・ただ・・スターウォーズとしてみたら内容が薄いのは否めないかな?時間もやたらと長くて飽きそうになる事もしばしば・・
あと、音楽なんだけど、今回は心に残る音楽がほぼない。スターウォーズシリーズは必ずと言っていいほど作品一つ一つに音楽のテーマがあり、次作で使いまわすものの、今回はと言うとあまり印象に残ってない。まぁライトセーバーも今回は「ちゃんばら」レベルなので、次作で修行して・・ってのに期待はしている。
個人的にはファントム・メナスを最初に観た時には「こんなんだったっけ?」って思ったけど、シスの復讐の時にはファントム・メナスの評価がぐんと上がった。そういう映画になるかどうか・・今の所5分5分じゃないかと思っている。まぁなんにせよスターウォーズの正統な続編が出てきたことに喜びを感じはしているので、あとはファンを唸らせるような展開を期待してます。
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そうそう、そう言えば新約スタートレックの3作目が今年夏に出ますが、これは楽しみ。今年もスタートレック・ビヨンドとキャプテン・アメリカ3作目(実質上アヴェンジャーズ2.5)とX-MENアポカリプスは観に行きます。
Posted at 2016/01/03 19:25:21 | |
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