えー、いつまで続くか分かりませんが、とりあえずV1のカテゴリを作ってみました雷帝王です。今日はチューリップ畑で撮影をしてきました。今回持って行った機材は・・
・Nikon D40+AF-S 50mm F1.8
・Nikon1 V1+10mm F2.8
です。D40に関しては別にやりたいと思いますが、まぁとにかくV1って覚えることが多々あり、とりあえず今持ちうる知識をフルに動員して撮影してみた感想を述べたいと思いますが・・とりあえず作例をば・・
まぁ若干トリムしてますが・・トリムしないとみんカラでは画像貼れない為、ご了承下さい。
さて・・とりあえずカカクコムっぽくカテゴリ別に感想を述べたいと思いますが・・
デザイン:
EVFの突起がV1の特徴だけど、やはりオリやパナのミラーレスのデザインと比べるとダサい・・もとい、無骨なイメージ。
画質:
1000万画素相当のC-MOSだが、意外と好印象。少なくても1マソ前後のコンデジよりは良好だと思う。フラッシュが無いので露出を駆使しなくてはならない所もある。例えばD7000・D5100系の1600万画素センサーと比べる(余り意味が無いけど・・)と、シャープネスはかなり掛かっているものの、画質的にちょっと塗り絵(粉?って感じw)っぽい。露出のばらつきは多少あるように思えるが、まぁD40やらD90よりはマシかと思う。最近のNikon Dの性能が良すぎるので、そう言う面でも損をする部分があるかもしれないが・・
Picasa編集前提なら、暗部もそこそこ粘るし、ノイズも無いわけではないが自然。但し、オリジナルの味付けがちょっと独特な為、明るさを持ち上げると色が変わりやすいので程々にしておかないと・・
操作性:
V1は試験的な要素もあり、PASMなんかをメニューで選ぶ必要があるが、もともと「ボタン一つで撮影」する機種であり、必要なのはAF-S置きピンで構図を変える程度、それから露出、絞りやシャッタースピードなどは網羅している為、気に入らない人は気に入らないと思うが、所詮は「フルオートミラーレス」と考えるべきと思う。V2はそこら辺が大幅に改善されたが、ニーズとしてこの割り切り方はNikonの回答の一つなのだろう・・と勘ぐってしまう。
バッテリー:
まだ充電1回目だが、D7000と同じバッテリーなのでかなり持つのは間違いない。平均400枚程度持つみたいなので、これは及第点だと思う。
携帯性:
いつも思うのだが、「何を基準にして携帯性を比較するのか?」このスタンスが良く分からん。デジ一だとV1は間違いなく携帯性は良いし、スリムコンデジから見るととても悪い。ライバル機と比べても多少ごつさを感じるが、薄すぎるとホールド性が悪いので、このサイズで個人的には良い。パンケーキ装着で300g程度あると思うが、これで携帯性が悪いの、重いのと言う人はコンデジで満足できると思う。
機能性:
1インチセンサーはぶっちゃけ画質としては中途半端感全開だが、この機種はそれを求めるものではないと思う。このモデルの最大の特徴は「AFが爆速」であり、撮影してもとてもブレ難い。そう言う面では唯一無二の性能を誇る。
フラッシュが無いので、先述した通り、露出を変えるしかないのだが、露出の変え方は、後ろのボタン+ジョグダイヤルみたいなもので変えていくので、そこら辺のレスポンスは慣れるとよいかもしれない。Nikon Dに慣れていると他所のメーカーのコンデジに見えるだろう。Fボタンはモードによって役割が変わるが、ぶっちゃけ連写しか用途が無く、Fにした意味が分からない。
液晶:
3型92万ドット液晶・・D90と同等のものかどうかは分からないが、晴天時は見づらい以外はかなり綺麗なプレビューが観れる。EVFはα55相当のものだが、ぶっちゃけこれは不要かなーと思ったりする。その代わりバウンス対応のフラッシュをつけてくれたほうが良いかも!?なんて思ったりするw EVFは綺麗だが、中途半端なサイズなのでファインダー越しに撮影しようと余り思わないのが難点。
ホールド感:
重量とサイズは悪くないが、グリップ自体、ただの突起物しかないので、それを加味しても100点満点中60点くらい。ただこれはカスタムが可能なので、自分色に染め上げるのもよいかもしれない。
総評:
色々書きましたが、21800円と言う価格で考えると素晴らしい
ミラーレスアドバンストカメラであり、確かにホールド性・機能性・写り・・どれをとってもデジタル一眼には劣るし、意外と撮影に対する機能は一杯一杯感がある。
チューリップを撮影していると、被写体自体がビビッドなのでデジタル一眼ではやや辛い面(色飽和)もあるが、さすがにここはEXPEED3なので、再現性はかなりしっかりしている。シャープネスに関しては文句ないし、AFだけはどのメーカーよりも優れていると断言できる。この機能を持ったデジタル一眼をNikonが冗談でもだしてくれたら多分そこそこ良いものが出来るだろうと思う。(ソニーさんが作っているが、Nikonのエンジンと操作性を併せたら・・と思うとちょっと野心的なものが出来上がると思う。まぁ・・作んないと思うがw)
今回10mm F2.8のレンズなんだけど、これはチューリップには余り向いてないかな~とは思った。30mm程度のマクロレンズの発売を希望する。F2.8でも満遍なく改造するので、風景やポートレートには向いていると思うが、チューリップはタムキューを経験すると、それ以外考えられなくなるほど中毒性が高かったりするので・・ま・・なにはともあれ、レンズの拡充は急務だろう。
結局、色々モードを試したが・・このカメラに関して一つだけ言えるのは・・
「カメラ任せで、Autoで撮影するのが一番綺麗」
だと思った。AFの食いつきがいいし、マグネシウム合金の筐体は剛性が高く、結構ラフに撮影してもブレ画像は殆ど無かった。ミラーショックが大きいD7000でだいぶ鍛えられた感もある(w)けど、D7000を経験していると全然対したことなく、ブレのない画像を量産できる。これはミラーレス全体のコンセプトだと考えるのだが「極力失敗しない撮影。誰もが簡単に撮影できる」と言う根本的なコンセプトを見事に具現化していると、そこだけは感心する。
例えば・・デジ一で、一生に一度の子供の七五三を撮影するとする。当方なら・・仮にD7000を使っていても必ず保険として連写するのだが、世の中そうそうカメラにそう言う知識を持つ人は多くなく、大概が「シャッターボタンを押せばちゃんと写る」と言うのがカメラと考えているだろう。私もその一人だが、確かに、デジタル一眼+手振れ補正付きレンズは、ある意味保険としては有効的ではあるだろう。まぁそれでもなまじ画素数が多い事や、設定が多々ある為、絞り一つとっても・・ブレを量産する事の方が普通なのかもしれない。
って事でNikon1のコンセプトなのだが、そう言う面ではAFの性能を試作段階であるV1からだいぶ特化させてある為、最低でも撮影で酷く失敗することは無いと思う。つまりカメラとしては、本質的なところをしっかりと押さえてあるカメラだと思う。
量販店では、そう言う「デジタル一眼のメリット」は教えても、デメリットと言うものを教えるスーパーバイザーはまず居ない。居るとすると既にクビになってるだろうけどw カメラは、ちゃんと撮れて当たり前と言い、実際にデジタル一眼で高いシステムを買って撮影しても、手振れを量産する家庭もあり、結局コンデジに戻る家庭もあるかもしれない。そう言うリスクを考えると、V1のように「オートで撮影するのが一番写りが良い」ってカメラの方が、重宝されて然るべきだと思う。そう言う面では、嘘偽りの無いカメラでは無いかと思う。
個人的にカカクコム評価ですると、まぁ☆5つに対し、☆4つ位かな?費用対効果を考えると☆5つ上げたいけど、そこまでじゃないんだよなぁw けど、この値段でこのシステムと言うのは、ミラーレス業界でも驚異的ではないかと思う。
今日はここまで!
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Nikon V1撮影記 | 日記
Posted at
2013/04/27 23:38:08